甘い甘い
フォークソングが流れて
いづこへ行く
青い車
ブルーカー
地獄の国は
もう通り過ぎた
お花畑つづく
一緒に乗ってきたハエも
超のんき
鼻歌も軽やか
涙を ...
マンションのゴミ捨て場で
逆さまになって袋に入れられ
君は私にタスケテと言った
色あせたドレスと破れた帽子
ビーズのブレスレットが悲しかった
何日かたって
明日はまた燃えないゴミの日
泣いて ...
それはなにもない
深い溝の底に ひとり
夜の国の兵士が闇色の
滾々と注がれてゆく若さの中で
ぽつんと座っていました
小さく切り取られた夜空を見上げると
この夜の三日 ...
あなたと出会えた事
ささやかで当り前の
時と共に薄らぐかも
しれないそんな奇跡
想いを抑えられず あなたを傷つける
その感情を持余し 涙が溢れてしまう
でも きっと
心が翼を広げ ...
コンビニのレジから
僕らのタクシーがあふれ出すから
春はまた息苦しい
行き先も告げずに乗ると
君の家を通過して
犬小屋の屋根を壊してしまう
料金を体温で支払う
少しのおつ ...
久々にハラピンの所へ行くと
焚き火をしている
煙がもくもくと空に消えていく
声をかけると
慌てて後ろに隠したものがある
あれはまさか
原稿用紙
ふざけんなよ
俺はハラピンを怒鳴 ...
月のしずかを詠むほどに
月を
寡黙に封じ込む
聴きそびれていたかも知れない
のに
細い肩には雲をのせ
風をたよりに
風さえも
去り
物云わ ...
あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
空虚な夜に 空虚なため息が
指輪の上に
あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
あなたの髪を撫でるために
列車にとび乗った記憶を ...
水道の蛇口を軽く捻ると
中から水がポタポタ流れ出てくる
「それは涙だ」
と誰かが呟いた
言われなくても分かっている
これは涙だ
それは音を立てて溜まっていく
洗面器の上の鏡に男が映っ ...
なぁ、明日に行きたいんだけど。
どうしたら良い?
いつまで経っても、今日なんだ。
明日なんて、ホントはないんじゃないの?
ユメでも見させて、明日はユメのまま。
明日は、明 ...
ココロ揺れた。
コロコロ揺れた。
何に揺れた?
青空、揺れた。
珈琲、揺れた。
月も揺れた。
星も揺れた。
ココロ揺れた。
コロコロ揺れた。
揺れ ...
ジョギングするために公園に行くと、駐車場にパトカーが三台停まってゐた。
ピンク色の小さな軽自動車を、ぐるりと取り囲むやうにして停まってゐる。
盗難車でも見つかったのか知ら。
時刻は午前六時。 ...
予定のない週末には雨が降らない
世の中では始終血の雨が降っている
どしゃどしゃと
希望のない終末では涙も流せない
君の中では終始あの日が繰り返される
かたかたかたと
予定のない週末 ...
{引用=
月の夜に
後ろから囁く
危うい光
地獄にも
天国にも
行きそびれたね
傷の深さに降りる
水晶の測量器
闇の奥で光るクリ ...
こぐまの尾、
ちかり、ちか、り
天空いっぱい夜は溢れて
地上で凍った吐息は
瞬く銀に吸い込まれる
星灯りの舗道に
靴音を響かせ
きみの声を思い出すと
辿る道程は冬の密度が融 ...
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
束の間の夢心をよぎる
街角でつがいの鳥の歌を聞く
アナタナシデハ/アナタナシデモ
啼くな鳥涙ながすなうつむくな
唇かん ...
定年後
趣味で油絵を始めた親父が
キャンバスに向かい
一枚の絵を描き直している
さっ さっ
と音をたてると
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に
絵具の匂いが満ちて ...
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう
ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う
ひとひらひ ...
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている
「せいかつのために詩を書いてるんだ」
試しに読ませてもらうと
{引用=「星」 作 ハラピン
星をひとつぶ食べた ...
あきらめました
あなたのことはもう
あきらめました
あなたのために燃やす炎は
もうどこにもないのです
私の前には荒涼とした冬野が
どこまでも広がっているばかり
ここにはあなたの影も
...
バイバイ
さようなら
過去は過去
思い出は思い出
今を見ましょう僕
バイバイ
さようなら
君のセンチな感情は
僕にはとっても良く分かる
悲しすぎて
辛すぎて
明るい歌しか歌え ...
君と別れて半年が経ちました。その間に何度も謝って、やり直そうと言ってきたけど、君には新しく良い人が出来たようだね。そこで、ここ何日間いろいろな葛藤があったけど、もう僕は諦めました。君のことじゃないよ? ...
二十三年間生きてきたのに
おめでとうのひとつも
満足に言えない
そのことについて
頬杖をついて考える
一人で
室内で吐く息は白い
ストーブは足元ばかりを熱くする
家 ...
百の{ルビ眼=まなこ}で見ることができたら
きっともっと自分の可能性に
気づくことができるのだろう
千の眼で{ルビ視=み}ることができたら
きっともっと{ルビ他人=ひと}の ...
おそろいのストラップには思い出がありすぎおもい はずしたいのに
親指の先から愛を打ちこんであの親指の返信をまつ
10×5cmほどの携帯が鳴れば行けるさ 100km先も
...
いつかの海の声を聞いた気がする
静かな青だった気がする
誰も何も言わなかった気がする
遠くを見ていた気がする
時々
切れて
繋がっていた気がする
空は境いが解 ...
解放だ!
我が 世界中の 土民の 家に
植樹せよ
解放だ!
私らの 掌は 小さい
余りにも 小さいので
上に 気付かない
孤独の 一次元上は 死ではないか?
植樹せよ
我が 世界中の ...
むかしむかしの
おおむかし
このあたりはジョーリングという
若い貴族のおおきな私園であった
ジョーリングにはヨニドナという
美しい妻があった
ふたりは清き心と身を持つ
神 ...
偽りを欲した時、私はまだ幼くて
月夜の美しさも、怖ろしく感じていたのでした
しかし幼いとはとても都合のよいことで
私はそれゆえに今よりも遥かに
残酷でいられたのでした
偽り ...
文学的ハードコアにとって一番高級な遊びは
もう死んでしまった文人の墓を詣でることさ
じいちゃんばあちゃんと同じように自分のルーツだった沈黙を見すえるのさ
「ニッポンゴ」はたった100年前に古文と ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
ターンバック
一絵
自由詩
1
07/1/12 21:25
幸せのかたち
weed &...
携帯写真+...
1*
07/1/12 21:22
三日月の詩
相馬四弦
自由詩
2*
07/1/12 21:09
誘われ
T’s
自由詩
2*
07/1/12 20:34
制度(タクシー)
たもつ
自由詩
19
07/1/12 20:11
馬鹿やろう
ふるる
自由詩
18*
07/1/12 19:21
月歌
千波 一也
自由詩
28*
07/1/12 18:57
泪で光が滲む前に
けんご
自由詩
2
07/1/12 18:39
洗面所の出来事
結城 森士
自由詩
10*
07/1/12 18:38
日々。
狠志
自由詩
1
07/1/12 18:30
ココロコロコロ。
〃
自由詩
4
07/1/12 18:25
ジョギング
三州生桑
未詩・独白
0
07/1/12 18:23
エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ
436
自由詩
4*
07/1/12 16:56
夜の雫
まどろむ海月
自由詩
9*
07/1/12 16:22
冬の夢かたり
銀猫
自由詩
21*
07/1/12 15:52
五羽の鳥
石瀬琳々
短歌
20*
07/1/12 15:00
窓辺の花
服部 剛
自由詩
14*
07/1/12 14:57
ひとひらひとひらと
ぽえむ君
自由詩
14*
07/1/12 13:44
せいかつのために
ふるる
自由詩
18*
07/1/12 12:28
冬野
未有花
自由詩
16*
07/1/12 12:06
明るい詩
kei99
自由詩
3
07/1/12 11:54
元彼女への正直な気持ち
〃
散文(批評...
1*
07/1/12 11:28
おめでとうの仕方
吉田ぐんじょ...
自由詩
24
07/1/12 11:12
眼
相良ゆう
自由詩
6*
07/1/12 9:13
電波にのって
歌乱亭カラス
短歌
5*
07/1/12 7:57
小春日和
ねなぎ
未詩・独白
1
07/1/12 6:30
柚子の木
奥津 強
自由詩
1*
07/1/12 6:27
*ドナとジョーの薔薇の園*
知風
自由詩
3
07/1/12 4:45
偽夜
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/1/12 3:06
文学的ハードコアによる正しい娯楽の提案
イダヅカマコ...
自由詩
2*
07/1/12 2:36
5825
5826
5827
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5860
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5862
5863
5864
5865
加筆訂正:
あんしんせぇ
/
かぜきり
[07/1/12 20:19]
もが抜けてたのでいれました。
7.08sec.