書けない御題を
前に置き
50題を歌にして
大きな声で歌うんだ
歌がなければ詩でも良い
大きな声で読むんだよ
大嫌いなあんな奴
お前のかあさんでべそだと
大きな声で叫ぶんだ
...
産まれつき金のラメに塗れてピカピカしていた
人の噂によると纏うピカピカは
俺が男から産まれた証拠で
母の全てを父が奪ったらしい
孤児が得たものは3LDkの砂場
暖かい地下室
...
あなたをすきになって
ことばにできないおもいをしった
あなたをすきになって
きもちのおもてとうらをしった
あなたをすきになって
しらないわたし ...
薄暗くて
静かで
エアコンがよく効いた
水族館で
きみは
狭い円柱状の水槽の中を
鰯の群れが
回遊し続けるのを
呆然と見つめながら
「なんか気持ち悪い」
って呟いた ...
そこのけ、そこのけ
彼女が通る
男前のあんたらも
富を振りまく殿方も
国を動かす権力者も
彼女の前に道をお作り
一人いれば可憐の花
二人そろえば羨望の眼差し、道が空 ...
バナナ♪
バナナ♪
バナナ ワニ♪
シガオ♪
シガオ♪
スガ シカオ♪
ワニ♪
男爵!
顎
説明!
可決、判決♪
カット、コマ割り、革命家
...
雪が来ないから だろうか
遠い対岸の君を思い出してしまう
風船のひもをつかむ かのように
手を繋ぎあった昼下がりのことも
雪虹を見た冷たい夕暮れも
私の影は黒いよね
青い光 ...
涙の影を追っかけて
バッタが海へ
笑顔の裏が知りたくて
クマは空へ
彼女の心を探りつつ
蚤は闇へ
不思議だね
自分が一番辛いと思ってる
不思議だね
丘の上には雲が流れ ...
君がくるぶしを噛んだら、透明な飴玉になったので、吐いて捨てた
ここの所は天気が良すぎる夜だから、天に向かって鳴らすべきだと思った
スピーカーを上に向ける。大きな文字たちが降ってくる
下降しな ...
ひとりきりの道がこわいの。
夜、さみしいと泣くたましいの声
漏れ聞こえないようにはりめぐらせた
はんとうめいの金網
あまえたいさみしさが引っかかって
ときどき血を流す((誰にも見えない。 ...
ほら夜の明かりがどろりと粘着質な桃色にひかっています。
あおいしろい灯り(今年の冬の流行色。有機照明のひとつにもなりはしない)が
一層この世界の汚さを浮き彫りにねえ。
きみのくちびる。粘着質 ...
そんなんで いいのか
もとめられている
ことばの うすさに
がくぜんとして
したを かんだ
しとしと
しとしと
あめのなか
めをとじて
ことばをつむぐ
あなたの
ことばは
ひかりと
やみをうむ
さむざむと
みるてれび
どこかにいたい ...
影が動いた
はじめまして、と
永遠に動くはずのなかった影が
信じる心など、とうの昔に捨てきった
祈る心など、とうの昔に燃やし去った
頼る心など、とうの昔に腐敗し消えた
哀しむ心 ...
音楽室の
Yちゃんの真新しい椅子の後ろに
Yちゃんの埃を被った椅子
その後ろに
Yちゃんの足が折れた椅子
その後ろに
ばらばらになった
Yちゃんの椅子
その向こうは
床が崩れて
そ ...
そうだ
あたしの右側にだって
風は吹くんだったわ。
風はずっと
左ばかりを流れるものだと
すっかり
あたしはずっと
風の隙間で生きてきたの
そんなことさえも
...
ときどき
夢を見る
宛先のない手紙が 今朝も玄関先で雨に濡れていた
拾い上げることなんてせずに
生温く灰色の空を見上げると
隣にいるプラスチツク製の幽霊が
不機 ...
たっぷりと綺麗なお湯を張り
たぷん、とそこへ身体を潜り込ませた
暖かな気持ち良さが
ほんのり心地よい
綺麗な
本当に綺麗なそのお湯を
手で掬ってみると
遠くの飢えたいの ...
おいおい
もう座るのかい?
さっき歩き始めたばかりじゃないか
歩いているだけだぜ
走ってなんかいないんだぜ
上り坂もなかったぞ
第一
ここは道の上だぞ
座るとこじゃないだろ
普段 ...
月に照らされ 蒼白く光を放つ雪に抱かれ
睫も凍った午前0時
指先はとうに痺れ かじかんだ爪先に雪の音
煙突から登る煙りは上昇を止め
瞬きもせず散りばめられた星明かり ...
あなたがいつまでも
空の切れ端と手を繋いで眠るものだから
私は枕元でやわらかい髪を撫でるしかない
頬を寄せれば懐かしい夏の匂い
あなたの瞳の色と
私の夜の海のような色はよく似ている
...
?…
その子供は「羽が生まれつきなかったから飛べなかった」と言うのですが、羽など誰にも見えるものじゃあない
。じゃあ、青年はその子に尋ねました
「君には他の人に羽があると思う?」
す ...
君を忘れたまま
月の記憶を辿る
緩やかに風に流され
意味の雫に濡れる
時は何時までも…
ずっと
ずっと…
忘れかけた浮遊の夢が天空から僕を貫いて
哀しみの海 ...
「皆、甘えてるんだよ」
と呟いたのは掃除のオバさんだったと思う。
二日酔いの抜けない朝方に
コーヒーを飲みながら
静かにこめかみを摩る
ゆっくりと
火を着けて吸い込むように
...
天井にうつる
白い光
水の影
不思議な
鳥のように
きょうも
君は元気だと
私に
教えてくれている
ラリアットをまともに喰らい
体ごと地面に叩き落とされた
追い討ちの腕拉ぎ十字固め
骨が軋む音が聞こえる
ギブアップ?まだまだ
タップアウトはしない
9カウントで粘り続け ...
闇夜
勇壮なる雷雲
其の塊は 他のかたまりの上に
覆い重なりては 雄々しく上昇し
其れらのうねりは なぜか荘重なるものを
醸し出している
(其の荘重さにたじろ ...
雨の日は雨のうたを
ころんだらころんだうたを
おきあがったらおきあがったうたを
うたおう
晴れたら晴れ晴れとしたうたを
お掃除したらお掃除のうたを
逢いたくなったら逢いたいってうたを
...
舞台の上に寝台
そこにひとつの意志が 表面に暈色をまとい
硬質な眠りを眠っている
舞台にはさまざまな役者が登場しまた去り
時に祭りのにぎやかさに溢れかえる
けれど意志は眠りつづけている
...
冬のわずかな雲の晴れ間に
恐ろしげな老いた腕
天を突きぬくかのような
手のひらに陽をつかむ
その爪にほんのり桃色の
マニキュアが色づく頃になれば
春はもうすぐそこで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空にあってよかった
あおば
自由詩
2*
07/1/28 1:21
父から産まれた
パノラマ音源
自由詩
0
07/1/28 1:02
すなお
逢坂桜
自由詩
12*
07/1/28 0:49
水族館
大覚アキラ
自由詩
4
07/1/28 0:30
ザ・女子高生〜最後のサムライよ〜
なかがわひろ...
自由詩
10*
07/1/28 0:06
説明怪獣 男爵顎プリン
緑茶塵
自由詩
1*
07/1/27 23:54
雪虹のワヤン
たりぽん(大...
自由詩
12*
07/1/27 23:47
空飛ぶスルメ
kei99
自由詩
0
07/1/27 23:40
飴
ピッピ
自由詩
4
07/1/27 23:37
あのね、本当はね
なつ
自由詩
1
07/1/27 23:36
食虫ぐろすぐり
R
自由詩
0+*
07/1/27 23:19
そろもん(絶句の話)
みつべえ
自由詩
3
07/1/27 23:11
あめのこえ
下門鮎子
自由詩
2*
07/1/27 22:59
鳥籠に影
し ん
自由詩
4*
07/1/27 22:48
Yちゃんが道を渡ろうとしている
片野晃司
自由詩
27
07/1/27 22:31
風の隙間
かとうゆえ
自由詩
4*
07/1/27 22:31
La cité des enfants per ...
Utakat...
自由詩
7
07/1/27 22:30
いのちのかなしみ
小原あき
自由詩
11*
07/1/27 22:29
おいおい
ぽえむ君
自由詩
7*
07/1/27 21:51
星光雪夢
彌月
自由詩
2*
07/1/27 21:51
かいがら、から
夕凪ここあ
自由詩
9*
07/1/27 21:46
情景、雨宿り
結城 森士
自由詩
2*
07/1/27 20:44
浮遊
流希-Яuk...
自由詩
1
07/1/27 19:55
甘味
ねなぎ
未詩・独白
1
07/1/27 19:47
亀はきょうも元気です
weed &...
携帯写真+...
1*
07/1/27 19:03
プロレスラー
1486 1...
自由詩
4*
07/1/27 18:45
稲妻
南 翔
自由詩
9*
07/1/27 17:49
なんでもうたおう
ふぁんバーバ...
自由詩
9*
07/1/27 17:20
劇 場 Ⅱ
塔野夏子
自由詩
3*
07/1/27 16:46
*つぼみ*
知風
自由詩
1*
07/1/27 15:57
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
5812
5813
5814
5815
5816
5817
5818
5819
5820
5821
5822
5823
5824
5825
5826
5827
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5830
5831
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5834
8.07sec.