帰り道
降りるバス停近づくと
ボタン押し競争いつもしたよね

黒板に
相合傘とか書かれてさ
笑われてたの、何年前かな




運命の恋だとずっと思ってた
ずっとずっと続 ...
                2007/02/10

頸のない手足と
頸のある手足の
ご神体があった

頸城 ...
ながいながい朝が来るのは
いつの日か
ながいながい夜に飽きるまで
厚いカアテンで
部屋はいつでも夜になってしまうような
家に住んで
塩素で掃除する
リズムなんて
乱されるためにあるよう ...
新しいページを開くと
本は一羽の白い鳥となり
窓の外へ
飛んでいってしまった
カーテンを揺らす
やわらかい風に吹かれながら
日曜日の公園へ集まる
たくさんの本たちのことを考えてみる
羽 ...
エレベーターの中で
「開」というボタンを押すと
涙が止まらなくあふれ出た
何かを受け入れるということは
何かを拒絶することと同じくらい難しい
一人またひとりと乗り込む人を
か細い指で支えな ...
貴方が嫌なのではありません

痛いのが嫌なのです


貴方がナイフを私に向けようと

貴方が嫌なのではありません

痛そうなのが嫌なのです


貴方が撃鉄に指をかけようとしても ...
あまり寒くない時期に

あまり寒くない土地で産まれ

あまり裕福でない家庭で育った僕は

生きる事に必死で強がりで

今日初めて死にたくないと思った


とても寒い時期に

...
モネよりも
ルノワールよりも
キスリングの絵が好きです

彼の描くミモザは
その小さい花の一つ一つが
どれも眩しいほど鮮やかなのです

それは美しい憧れです
あなたの目に
私はその ...
トンネルを抜けて
見上げた空を
鳥が渡っていく

白い鳥と黒い鳥

それぞれが
カギのように列を組み
重なり合いながら
私の頭の上を
過ぎていく

何人もの人が
立ち止まり
...
赤いおととが ひらひらと

右に左に身をくねり

赤いおべべは誰のため

水に弾けて凛と舞う


するりと冷たい{ルビ玻璃=はり}のなか

くるりと廻って裏返し

{ルビ ...
父親と車に乗る

エンジンのかかりは悪くてうるさい

追っ手などどこにもいないのに

ありったけの白煙をまき散らす

追っ手が来たって逃げようがないほど

アクセルの想い ...
何もできなかった自分なので
私は私に
何もしてあげられなかった
それでもその過去は
私の過去
何もできなかった過去であっても
大切にしておきたい

何もできない自分なので
私は私に
...
久しぶりの母からのメールは
「もうおとなりのうちの庭に梅が咲いたよ」だった
慣れぬメールをポツポツとうつ母の姿が浮かぶ
娘が梅の花に興味がないのは知っているはずなのに
伝えずにいられなかったの ...
ピンキーリングは幸運になれるのよ

そう言ってきみは嬉しそうに小指を揺らす
何か考え事をするときはいつもリングを触る癖
気づいてる?
こっそり何か隠しているときは
左手のリングを右手で ...
ぼくはみんなをカタチで見分ける
積み木も○△□
いろんなカタチ
カタチで分けた
その手のソフトが入ってるからね

最近友達ができたんだ
○みたいな子
△みたいな子
□みたいな子
そ ...
さかな

さかな

人知れず呟く


夏の終わりに

暑いミンミン蝉


プールサイドの君

ちらっと見て笑った


泳げないの?

たいした事ないよ

...
さいきん
足先がむずむずする
春は
あと何日でくるのだろう
車座になって
くちぶえの練習をして

それが時折
ふってくるのだ



うらはらに

さむいひが つづいて
...
木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう ...
悲しくなって遠吠えすると
風に乗って
色んな場所から返事を貰った

風が生まれるならそれは掌からだ
水面に翳すと波紋が囁き 
耳を澄ませばラピスラズリが唄う
冷たい指先で声を拾って
廃 ...
シャボン玉や

星がまあるいのは

それは

その形が一番安定していて

存在しやすいから

それなら僕は

ヒザをたたんで

角っこで

まあるくなっていたい
「いらいらしてんな。」
そう言ったのは友達。
「今日一緒に帰れない。」
そう言ったのはキミ。



鞄をベッドに投げつけるように置いて、
一人きりの部屋にうずくまる僕。

別に気に ...
手はいつも、ポケットの中。
ケータイと手をつないだまま。

淋しがりや。

あったかい、あなたの手。
あったかい、こころ。
あったかい、コーヒー。

手をつなごうか。
{引用=誰も ...
四角い硝子管の向こうで

きっちりとしたいい年のおじさんが言う

「地球が壊れています」と

隣で彼女が蜜柑を皮ごと貪っている

壊れていると思った

翌日 置手紙を残して彼女は消 ...
庭で子どもたちが泣いている
ちいちい ちいちいと泣きながら
翼をぱたぱたさせている
それだけで 私ももらい泣く
私は狂ってしまったんだと思いながら泣く

そして何を悲しんでいたのか わから ...
 路面が凍りそうなほど寒い朝
 彼は社長を迎えに行った
 自宅に着くと
 リビングのソファで社長が
 頭から血を流して倒れていた
 頭の中身は
 アンティークの柱時計に ...
蒲鉾がなくなったので、
あたしは買いに行く。
近くのスーパーは深夜まで開いている。
あそこの練り物はコンビニのよりも美味しい。
そう彼が言っていた。
自転車に ...
問1

生きる事 □ 死ぬ事
四角に入る記号はどれ?… >, =, <

問2

一番大切なものはどれ?

愛・夢・金・平和・金・命・自分・他人

問3

愛とは何か
10 ...
文化村通りを

僕は歩く

散開する人々

人々

人々

人々の群のなかを

自分を縫いつけるように

錯綜して

目的は

失せもの

探しもの

買い ...
悪夢と呼ばれた少女




眠れない日が始まって
眠ることに怯えだして
眠らないことを意識し始めた


「カラン」

...
崖っぷちでお父さんが寝ていた
風邪などひかないように
布団をかけてあげた
ああ、これは夢なんだな
と分かって目が覚めると
崖っぷちで寝ている僕に
お父さんが布団をかけてくれていた
細い腕 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
未練歌。かとうゆえ短歌0*07/2/10 0:30
2体のコビトあおば自由詩3*07/2/10 0:18
どうにでもして蒼木りん未詩・独白107/2/10 0:06
鳥かごTsu-Yo自由詩807/2/10 0:00
エレベーター係自由詩1807/2/9 23:45
痛いの嫌いです那人自由詩1*07/2/9 23:44
指先の重みとアンサンブル大城 小町自由詩007/2/9 23:41
キスリング三条麗菜自由詩8*07/2/9 23:35
weed &...未詩・独白0*07/2/9 23:17
金魚鉢朱雀自由詩3*07/2/9 23:14
小春日和のこんな日にポップこくご自由詩1*07/2/9 23:09
何もできない自分なのでぽえむ君自由詩10*07/2/9 22:46
おかえりなさいさくらほ自由詩21*07/2/9 22:33
ピンキーリング蒼依自由詩207/2/9 22:11
ソフトが視る像ポッケ自由詩0+*07/2/9 22:03
ミンミン蝉ビーチ自由詩1*07/2/9 21:47
早春はな 自由詩8*07/2/9 21:40
木漏れ日が七味とうがら...自由詩6*07/2/9 21:03
遠吠え士狼(銀)自由詩12*07/2/9 20:58
猫背大城 小町自由詩307/2/9 20:55
置き去りのリップが僕を宥めるから時雨自由詩207/2/9 20:42
癖。狠志自由詩307/2/9 20:40
アンソロジーな吐息大城 小町自由詩207/2/9 20:26
庭で子どもたちが泣いている若原光彦未詩・独白12*07/2/9 19:37
下敷きになった卵みたいにカンチェルス...自由詩907/2/9 19:02
「 蒲鉾と犬と、月。そしてあたし。 」PULL.自由詩8*07/2/9 18:41
ペーパーテスト1486 1...自由詩7*07/2/9 18:33
人食いの街水町綜助自由詩3*07/2/9 18:11
Insomnia Horror流希-Яuk...自由詩107/2/9 17:40
たもつ自由詩1407/2/9 17:39

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加筆訂正:
ねぇ、聞いていい?/まりも[07/2/9 21:10]
修正しました
7.55sec.