1.

男の精液ってさ タンク一杯の梅酒みたいだよね


タオルを集めていると香恵ちゃんがつぶやく


なにそれどういうこと

上の部屋に オーナーがおいてった梅酒があるんだけど
...
ほら
笑ってごらん

なんであなたは
いつも悲しそうな顔をしているの

笑っていれば
きっと良いことがあるんだよ


ほら
泣かないでごらん

なんであなたは
いつも楽しそ ...
君がもしここに居なくても
僕は君を待ち続ける
君のための歌をうたって
それは君が居たって 居なくたって
少しも変わらないことで
僕にとってはそれがすべてで
それが日常で
太陽が東から昇る ...
手に持った小刀に
夕暮れの陽が映り
火をくべる黒ずんだ手が
土の匂いを部屋に広げる
何度も繰り返される
木を削ぐ夕闇色の摩擦
窓からは無秩序な黄金色
顔をそれに溶かしながら
黙々と ...
何をしたいというわけじゃなく
ただ技術に酔っているだけ

まるで機械がつむぐ言葉
感情の無い文章
とんでもなく不透明なテーマ
何のために書いているのかなんて
きっと誰にも分からないだろう ...
否定から始まって
背理がもたらすものを、
あの人は
知らない
毎日、夕方になると世界が溶け出す。誰もがみなとっく
に気づいていることなのに、誰もそのことを口に出さな
い。(それは、おそろしいことだからだ。)たとえば、
あらゆる文体が溶け出して、誰が何を言っ ...
何億年過ぎただろう
太古に私が使っていた携帯電話
それを拾い上げる
誰か
たとえるならば
石器時代に
誰かが使っていた鏃を
ある日の私が拾い上げる
そんな日があるかもしれない

も ...
グラウンドを白線が伸びあがり
休日の足跡をふまえるとき
光線はオレンジの斜面を傾ぎながら
予定の収穫を浚おうとしている

土の内部から気泡が生まれて
倒れた彼女を包み込んだけれど
それは ...
何を高望みするわけでもなく
ただ平穏に暮らしたい

じじいとかばばあになったとき
一緒にお茶飲めてればそれでいい

茶碗から伝わる温かさ
木の上の小鳥
田舎でゆっくり、な


そ ...
夕焼けも闇に染まり
少し先の道も見えない
自分の前を歩く人の足音を頼りに歩く
アスファルト特有の硬さに安心した

後ろからは僕を急かす様な声がする
誰かが苛立ちながら僕が歩くその ...
パパはなんでもできる人だった
天使を悪魔に変えるなんて
朝飯前だったし
時には神様がパパに
アドバイスを求めに来たりもしていた

パパは最期の夜を迎えたときに
僕に優しくこう ...
彼女は言った、もし
親知らずを抜いてしまっても
今までと変わらず愛してくれる?
僕は答える、もちろん
それに必要とあれば
代わりにとびっきり頑丈な義歯を
プレゼントするよ、もし
その時に ...
{ルビ彷徨=さまよ}っている
ひたひたと
出会うことがある
唐突に街中で

それは重い…重い
黒い真綿のような雪がそこに
影に見えて、やはりそこにある
ありとあらゆるものに、背を向けて ...
名残惜し もう戻れない あの春に

駆け抜けた 後に残った 卒業式

もうここに 戻れないのか涙する

ここからが 始まりなんだよ 終わりじゃない

第二ボタン 欲しいと言う奴 いない ...
春来ても僕の昭和は花咲かぬ

あったかいクリームシチュー白熱球

「いってきます」「おはよおかえり」の挨拶

飛んでった「痛いの」着いたか生駒山

しもやけとカフェモカ色の幼い日
私はこぼす

  {引用=
   私に足りないもの
   ありすぎて浮かばないわ
   星に願いを
   月に祈りを捧げれば
   満月のように
   完璧な形を手に入れられるの?}
...
その日曜の朝
世界は僕らを迎えに来た
君は犬を放し公園ではしゃぎながら
犬の首輪を世界にかける

陽だまりの中に寝っころがり
お気に入りの文庫本の好きなページを開く
太陽の光 ...
ふとあの日の自分に誘われて

学校に足を伸ばした


理科室

実験をして失敗してる
あの子がいた


家庭科室

裁縫をして指が絆創膏だらけの
奴がいた


体育館 ...
手をほどこう
手をほどこう



もうアンタには付き合ってられないよって
そういうところが気に入らねぇって

口に出さずに手を繋いでた

本物ってそういうもんじゃないだろ
そうい ...
持っているの?
あなたに尋ねられて
思わず
持っているよ。そんなものと
答えてしまった
だけどね
ほんとはね
バッグのなかを
さんざ探しても見つからなかった
どこかで買えるのかな
...
青い海が続く        亜熱帯        青く光る魚が游ぎ        珊瑚達が        手を振るよ        ナマコがいたりして        踏んずけて ムニュっと      ... 日溜まりに夢見る猫の二月かな 街なかでふと思いついたフレーズなどをとりあえず携帯から書き込んだり、街で出会った出来事などを書いてみたり。パソコンからもふつうに書けますが、いちおう、携帯電話からの書き込み優先、ってことで。 何度確かめても足りないの
あなたの愛

綺麗な指先に私の指を重ねてもいい?
本当は近くに居たいだけ


会えない日々が加速させる
わたしの気持ち

馬鹿だと笑ってくれても構わない
...
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
もう墓標を背負う男は飽きただと
俺はちっとも飽きてない
まだまだ言いたいことは沢山あるし
第一墓標が立ってねえ

だが女たちに言わせたら
俺の言葉遣いはいかにも男を演出してるっぽくてムカム ...
ちょっと別の人の詩に対するものを読んだのでせっかくだし書いてみる。
短いよ。

・僕にとって、詩というのは、表現の一部である。
・歌詞、というものについて、歌詞も僕は詩であると認識している。ま ...
蒼い空を背景に
独り歩き続ける
足元には踏まれた
蒼く染まった薔薇

悲しみの無い心を探して
迷い始めたのは過去
今を見失った

孤独の扉を開放する
-BLUE ROSE-
誰も ...
夜になると少し怖いから
何かに食い荒らされそうで
怯えてしまうから
そっと傍に居て欲しいの

貴方が居れば
傍に居てくれたとすれば
姿のない恐怖にも
打ち勝てる気がするの

貴方の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
よるにとぶふねhaniwa自由詩14*07/2/19 3:38
鏡映鼈甲自由詩1*07/2/19 3:34
極楽鳥宙空 心自由詩2*07/2/19 2:57
夜を削る及川三貴自由詩10*07/2/19 2:56
文字狂いしでん自由詩1*07/2/19 2:04
つぶやきFUBAR未詩・独白3*07/2/19 1:29
日毎の溶解岡部淳太郎自由詩19*07/2/19 1:27
貴方は誰ですか?maynar...自由詩107/2/19 1:19
気泡hon自由詩507/2/19 1:03
・素朴・はち自由詩307/2/19 1:01
思考回路海月自由詩3*07/2/19 0:53
きぐるみ〜パパの呪文〜なかがわひろ...自由詩4*07/2/19 0:47
珊瑚の夜シリ・カゲル自由詩5*07/2/19 0:45
82、暗闇 【くらやみ】雨宮 之人自由詩2*07/2/19 0:35
日常〜卒業の春〜テルテル坊主川柳2*07/2/19 0:27
昭和花咲くchica俳句2*07/2/19 0:25
cry for the moon三架月 眞名...自由詩5*07/2/19 0:22
Sunday Morningなかがわひろ...自由詩3*07/2/19 0:16
学校にテルテル坊主自由詩3*07/2/19 0:01
理由哀音自由詩1*07/2/18 23:45
Follow Me恋月 ぴの自由詩30*07/2/18 23:43
青い海あるぺんろー...自由詩407/2/18 23:39
徒歩俳句1*07/2/18 23:29
ケータイ優先スレ過去ログ倉庫07/2/18 23:18
距離ことは自由詩3*07/2/18 23:15
そろもん(ワンシーンの話)みつべえ自由詩807/2/18 23:07
飽きたサナギ自由詩5*07/2/18 23:05
詩について。僕の表現したい事。プル式散文(批評...1*07/2/18 23:04
Blue Rose流希-Яuk...自由詩4*07/2/18 23:02
愛しいうたAKiHiC...自由詩407/2/18 23:01

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加筆訂正:
メタファンタジア/及川三貴[07/2/19 2:06]
改訂。
夢の経験/前田ふむふむ[07/2/19 0:56]
追加行をいれました。訂正です。
82、暗闇 【くらやみ】/雨宮 之人[07/2/19 0:36]
2007.02.08初出。推敲版です。
9.52sec.