透明な針が刻んで
苦しげに 身近な
皮膚が縮んでゆく
冷たい大気がやって来て
窓を揺らしているならば
あなた 目を閉じなさい
物憂げな静けさが
決して積もることなく
降り続ける こんな ...
真冬に咲いたヒマワリが
ひこうき雲に追いついた
駆け上がるスピードに追いつけず
モノクロな映像がたまにぼやけるんだ
キーン!と はりつめた朝は
置いて来た友達を思い出す
土 ...
心に雨が降る
雫は夢の泉に波紋を産み
笹舟に乗せられた大量生産の人形は
かつての自分の想いを思い起こす
あぁ……
この雨音を聞きながら
苦しみを乗越える勇気が欲しい
現実 ...
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ
軍用ブルドーザーに破壊されたガ ...
白い海触崖の上
見渡す限りさえぎるもののない
広大な草原の真中にいて
両手を広げ
はたはたと
羽ばたく鳥のまねをしてみたり
帆のように風をはらみ
さらに白い空の彼方へと
消え入りたいと ...
あと二回満月に逢えば
わたし、ひとりと眠る
僅かに欠けた月を眺め
煩雑な世界に目を瞑り
生きて死ぬことだけを考えた
それからカァテンレェスを畳んで
大洋に堕ちる一滴の雨粒のように
短 ...
鉛筆を指で回す君
鉛筆に指を回される僕
色の付いた服を着ている先生
お花畑の隣にある工場でつくられた黒板
下手糞なうそ
という言い訳
筆箱を空けると
いつもそこには青い空が広がってい ...
穴を ほじくってみる
宝のありかは深く 血を
流さずには とどかない
じぶんの言葉で じぶんを
否認できないやつは 信用しない
無重力の言葉は
誰かに突き刺されるまで
惑星と化して
あの夜空に
浮かんでいる
Moon doggie.
bohemian new bohemian.
いつか誰かが
突き刺さる ...
君の入れた珈琲は
いつだって、
隠し味にバニラが少し
薫って
それが
僕らの{ルビ風味=みらい}を
損なうかどうかは
この最大級の
ジャパニーズムービーに
かかっている
...
私のクラスには、紅色のあいつがいる。
真赤に染めた髪
赤い唇と頬
そして左手の小指には
外れることのない
紅色の指輪がはまっている。
あいつは席順にかまわず
いつも窓側に座り、一 ...
いつになく
冷える 朝
いくつもの 灯火 を
前にして
祈る
決意の 日
もうすぐクリスマス
だからバイトに精を出す
もうすぐクリスマス
あなたに何を買ってあげよう
嘘だよ
冗談だよ
プレゼントなんてしても
あなたは迷惑するだろう
嘘嘘全部嘘
もう ...
諦めました
何かに期待するのは
自分を惨めにするだけだと
短い人生の中で気付いたのです
底と果ての境目がない街
見上げれば揺れる湾曲
僕の足許は危うくなるばかり
小さすぎるが故に ...
灰皿は
既に煙草の剣山を作り
恋しい人を待つ
朝刊を広げた
死亡者の欄に自分の名前を見つけた
死んだのは 私
ホンモノの方
なんで死んだのか
そんなこと どうだっていい
ニセモノの私はここで
ホンモノが死んだ事実を眺め
...
どんなに視力が良くても
目に映るのは水平線だけ
行き先を見失わないように
まっすぐ突き進んでいこう
あまりにも広大なこの世界で
頼りになるのは己の力だけ
そう言って颯爽と飛び去った
...
自己の才覚を認めずば埋没し、
自己の才覚を過信すれば孤独となる。
賢くあれ。先を見据えろ。
目を覚ませ。盲目であれ。
自己の形など掴まずとも自己は存在している。
その存在に ...
あはははははは
と、とりあえず大笑いしてみせる
悲しみはすべて
お酒で流してしまえばいいから
ここではあたしは笑おうと
寒ブリのお刺身わさびをたっぷり
つんとする鼻を
笑顔で隠す
...
睡蓮が開く音。薔薇が散る影。瞼をゆっくり開ければ、そこはいつか見た部屋が拡がる。
とても蒼い水晶か硝子で出来た寂しい部屋。向かい合う鏡の中の僕はどうして微笑んでいるの。どれくらい眠り続けていたの ...
言葉は、差別だ
草も木も
犬も猫も
虫にさえ
届かぬ言葉で
...
勝手にしやがれ
気狂いピエロ
煙草も珈琲も菓子も嫌いなら
勝手にしやがれ気狂いピエロ
手淫も性交も愛撫も嫌いなら
勝手にしやがれ気狂いピエロ
食事も性交も睡眠も嫌いなら
勝手にしやがれ ...
準備なんてしないでいいよ
きっと突然に現れるから
準備なんてする暇も無いさ
きっと突然に現れるから
44口径も要らない
もっともっと小さな鉄砲で
たった一人のヘルタースケルター
白黒 ...
「僕のお母さん」
そういう題名で作文を書くようにいわれた
でも、僕にはお母さんがいない
死神さんがお母さんを連れて行ってしまったから
お母さんは病気で死んじゃったんだ ...
北風ぴゅーぴゅー吹いてくる
冷たい風の中に温かい日溜り
光の中は明るくて眩しくて
固まった心を溶かしてくれる
心地良さに酔いしれて
うっとりゆったり夢気分
手作りの料理をいっぱい並べるのもいいけど
香蘭菜館の五目ラーメンの出前でもかまわない
白いものと色柄ものと手洗いするものに分けるのもいいけど
全部まとめて洗濯機に放り込んでもかまわない
...
屈葬の密度で眠りにつく夜も
優しい体温の横で大あくびしながら起きる朝も
情緒不安定になりながらも仕事している昼も
君を染め上げるひとつの要因としての私
恐らくは
いつも化粧っ気なくてごめ ...
あなたのことなんか考えてないわ
ご愁傷様
わたしの頭の中は
ナチュラルパインクローゼットのことで
いっぱいいっぱいなの
19800円
押入れにもどうぞ!!!
そりゃまた豪勢ね
電話は後 ...
波に揺られど 私は私
見分けのつかぬ たった一粒の砂だとしても
阪神大震災。
あの悲劇から12年。
もうこれだけ時間が経ったのかと思う反面、
まだこれだけしか経っていないのかとも思ったりする。
私はラッキーだった。
震災の被災地に生まれたにも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫の神様
及川三貴
自由詩
5*
07/1/17 22:44
やさしい境界線
現代風流詩人
自由詩
1*
07/1/17 22:38
赤銅色の光に
T’s
自由詩
1*
07/1/17 22:38
旅の終わりに
ダーザイン
自由詩
52*
07/1/17 22:35
路傍で
〃
自由詩
22*
07/1/17 22:32
しっぽを掴む
士狼(銀)
自由詩
10*
07/1/17 22:28
制度(教室)
たもつ
自由詩
11
07/1/17 22:09
そろもん(クレジットの話)
みつべえ
自由詩
2
07/1/17 21:57
HELLO〜月面〜
仲本いすら
自由詩
2
07/1/17 21:48
HELLO〜邦画〜
〃
自由詩
1
07/1/17 21:45
紅色のあいつ
愛心
自由詩
1
07/1/17 21:34
灯
李伍 翔
携帯写真+...
3*
07/1/17 20:57
クリスマス
kei99
自由詩
0
07/1/17 20:55
見上げて、ぽつり
AKiHiC...
自由詩
2
07/1/17 20:28
剣山
HEDWIG
短歌
4*
07/1/17 19:27
朝刊
オズ
自由詩
3+
07/1/17 19:19
カモメ
1486 1...
自由詩
8*
07/1/17 19:16
妄言
R
自由詩
2
07/1/17 17:42
悲しみはすべて
砦希(ユキ)
自由詩
1
07/1/17 17:30
偽りの境界線の上で
AKiHiC...
散文(批評...
3*
07/1/17 16:51
【 掟 】 - おきて -
豊嶋祐匠
自由詩
5*
07/1/17 16:26
ピエロ、気狂い、勝手にしやがれ
虹村 凌
自由詩
3*
07/1/17 15:45
ヘルタースケルター
〃
自由詩
4*
07/1/17 15:33
お母さんの魂
ajisai
自由詩
5*
07/1/17 15:18
日溜り
〃
自由詩
2*
07/1/17 15:05
かまわない
weed &...
未詩・独白
0*
07/1/17 14:39
恋愛バロメーター
朽木 裕
自由詩
3*
07/1/17 13:49
ナチュラルパインクローゼット
チアーヌ
自由詩
5
07/1/17 13:30
海の砂
画竜点睛
自由詩
6*
07/1/17 13:16
12年
野薔薇
散文(批評...
4*
07/1/17 13:03
5815
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5832
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5834
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5837
5838
5839
5840
5841
5842
5843
5844
5845
5846
5847
5848
5849
5850
5851
5852
5853
5854
5855
加筆訂正:
HELLO〜邦画〜
/
仲本いすら
[07/1/17 21:45]
縦に変更
水色の気配
/
まどろむ海月
[07/1/17 16:35]
「春の妖精」と「水色の気配」を一つの詩として合体させました。5or6さん、彌月さんごめんなさい。
5.8sec.