のどまで出かかって
そして飲み込んだ言葉は
それはもちろん胃袋ではなくて
広い意識の海へと戻されていくのである
そこでは無限と有限が背中合わせに
宇宙までも漂いながら言葉たちは
忘れな ...
君を愛する
と告げるとき
その言葉にわずかに
哀願の響きが混じった
それを嫌ってか
いつからかその言葉を
告げなくなった恋人に
それでも愛して ...
とりたちが入場ゲートを飛び去って動物園に歌の雨が降る
もの言わぬ悠々としたたたずまい有象無象も鼻がながーい
生まれつきおしりの赤いきみにでも青い春などあったのだろう ...
ぼくの、ぼくは、あたまの中を舐めて
うにうに舐めまわして、舐めて
確信が持てないでいるのです、あなたの味、におい
( 体液、体液。したたって、体液のみずたまり
襞、ひだ、うにうに 襞は ...
聴いてますか。
聞えてますか。
届いてますか。
流れてますか。
街の中。
この世界の中。
零れ落ちますか。
救われてますか。
踏み付けられてますか。
...
みじかい泣き虫夢を見てる
らすとワルツが踊れなかったから
いしを抱いてみじかい夢を見てる
じいっと黙って言葉をこらえて
つちの匂いだけが冷たくてやさしい
とすかーなの事を考えて ...
少しせつない音楽にのせて
ラジオから聞こえる "放送を終了します"
深夜1時に眠りにつく
わたしは起きてる この週末を終わらせたくはないから
ほどなくし ...
世辞を御云いになる貴方の口先には
吐いて捨てるほどの口唇が群がる
郵便受けに貯まった手紙には
貴方の本音の言葉が陳列す
嗚呼僕はこうでありたい訳ではないのだ
と
然れど正夢 ...
私が今どこにいるのか
あなたには
分からないかもしれません
でもいつか私は
一つの灯台となり
私の存在を
あなたに知らせることでしょう
広大な海をも超える
確かな力を手に入れて
...
発端となったミサイルは
西から?東から?
どこの国から飛んできた?
いずれにせよ戦いの幕は下ろされた
グリーンベレーの大尉様が
司令室から命令を下す
国を守るためと言い聞か ...
眠れる森の君は
あんな華奢な針を指に刺しただけで
永遠に眠り続けるつもりかい?
たとえそれが
邪悪な魔女の強い呪いだったとしても
君はそれに掛かってはいけなかったんだ ...
始まる
始まるよ
パレードが
人を愛し
言葉を生み
血を
絶えることない血を伝い
パレードが始まるよ
笑ってる
笑ってる
いじめられっ子のあの子も
...
憂鬱の影に抱かれた夜は
書物の森へ逃げこもう
迷路のような小道をぬけ
めぐる
めぐる
虚構のトラップ
そっと頬に触れたのは
アリスが捨てた三月うさぎ
逃避の小部屋のカギを開け
...
グラスの底から小さな泡が
いくつもいくつも湧き上がって
水面で弾けたささやかな音
聞こえるはずもないのに
まるで泣いているように
どこか寂しげに消えていく
澄み切ったソーダ水の中を
...
さよならまでは
予期せぬ早さで
うしなった未来たちが
ななめの軌跡で
落下していく
春の湿り
香がする
青が焦げつき
祈りを試す
やり過ごして
生きてゆこうか
迷惑かけない
程度でいいから
春の湿り
香がする
青が焦 ...
うまくいかないのは
ぼくが
うまくいかないことに
支配されているから
そこから抜けだすのが
とてもみじめに思えるから
感情は
移りゆくものに
いつも ...
小さな頃から影踏みが好きだった
だから
今でも雨の日は気分が憂鬱になる
晴れの日は決まって
誰も来ない工場の裏手の空き地に向かった
降り注ぐ陽光の中
僕は自分の影が ...
通りゃんせ 通りゃんせ
ほそ道に咲く梅が香に
思い出づるは幼き日
祖母に引かれて踏み初めし
天神道の梅まつり
通りゃんせ 通りゃんせ
赤き兵児帯祖母が手で
結びて咲かす梅 ...
秩序にならない秩序が
宇宙にこっそりとバランスを与える。
リンゴにならないリンゴが
今日出荷されたリンゴの真っ赤を演出する。
言葉にならない言葉が
涙腺とやけに密接な位置にある。
...
私は影でした
ずっとあなたの側に寄り添い
どんなときもあなたと
歩を共にし
あなたの見るものすべてを見て
あなたの感じる事をすべて知っていました
太陽の ...
水色の石けんの香りがした
炭酸水の底で
一瞬にしてはじける
小さな苦痛
はじけて溶けて
はじけて溶けて
水色の石けんの香りがした
消えるということ
研ぎすまされた感 ...
春は桜と言ふめれど
梅のにほひはえもいへず
春をおこする花ならば
ともに夢を見 夢咲かむ
いづこに行かむひとひらの
花にたづねど音もせぬ
ただ風のみぞ知りたれば
ともに参らむ 夢飛ば ...
「彼は悲しい」
これは詩の言葉です
「わたしは悲しい」
これとは違って
「彼は悲しそうです」
「彼は悲しがっています」
「彼は悲しいそうです」
「彼は悲しかった」
...
私の理想の形が
あっけなく崩れてしまって
ひどい混乱を隠せない
キミは”こんなもんだよ”と言うけれど
もしキミの尊敬するミュージシャンが
何かの拍子にあっけなく死んだら
そんな淡々とし ...
夜の硝子
朝の氷
はやく溶けるのは
(指)
祭壇の上
振り払われた火
煙の行方は
(川底)
ひとつ
かけらが降る
ふたつめは
(手のひら)
...
昨日までの鬱屈を
雨が洗い流したのか
カーテンを開けると
底抜けの空のあおさが
広がっていた
一週間の汚れを
一緒くたに
洗濯機にぶち込んで
ガラガラ回しながら
...
家出したまま三日も
戻って来なかった日があったね
最近やたらにぼくの背中を傷つけるし
君の綺麗な爪はひどく痛むんだよ
確かに僕は毎日遊んでいるさ
でも誰と遊んで ...
ある日 やしの木の上で
ぼくは きみを見つけたよ
しっぽの ながく かわいい
きみは まるいマンゴーを持ってたよ
きみのすてきなマンゴー (ま〜ん〜ご〜)
ぼくにくれ ...
眼鏡をかけると、とたんに景色は濡れた様に映る。
雨など、降ってはいないのに。
自分の気持ちなど、もう綴ることはないのだと思っていた。
ただなんとなく、幸せだったから。
今私は、幸せじゃ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
84、言いかけた言葉 【いいかけたことば】
雨宮 之人
自由詩
3*
07/2/23 2:27
恋人よ
嘉野千尋
自由詩
9*
07/2/23 2:24
動物園に歌の雨が降る
たたたろろろ...
短歌
9*
07/2/23 2:18
光がもどってこない
〃
自由詩
4*
07/2/23 2:16
声。
狠志
自由詩
2
07/2/23 2:01
るしあーの
ギガ映発
自由詩
9
07/2/23 2:00
_
狩野川
自由詩
1
07/2/23 1:54
朝の手紙
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/2/23 1:43
大灯台
三条麗菜
自由詩
11*
07/2/23 1:08
第三次世界大戦
1486 1...
自由詩
2*
07/2/23 1:04
spinning wheel
三架月 眞名...
自由詩
4*
07/2/23 0:31
Parade〜パレード〜
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/2/23 0:26
書物の森のラビリンス
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/2/23 0:23
ジンリッキー
松本 卓也
自由詩
4*
07/2/23 0:15
傍観者たち
衿野果歩
自由詩
3
07/2/22 23:58
焦げついた青
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/2/22 23:43
探しているもの
〃
自由詩
2
07/2/22 23:41
影2
yoshi
自由詩
2
07/2/22 23:18
通りゃんせ ★古語の宴参加作品★
Rin.
自由詩
17*
07/2/22 23:08
不完全ビューティフル
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
07/2/22 22:54
影
yoshi
自由詩
3
07/2/22 22:48
炭酸水
mayaco
未詩・独白
2
07/2/22 22:46
梅の花 ★古語の宴 参加作品 ★
ぽえむ君
自由詩
7*
07/2/22 22:41
感情形容詞の人称制限について
小池房枝
自由詩
10*
07/2/22 22:22
eternal wish
三架月 眞名...
自由詩
3*
07/2/22 22:14
問い(応え)
木立 悟
自由詩
8
07/2/22 21:55
*シチューを煮込む鍋の隣で*
かおる
自由詩
16*
07/2/22 21:13
春のこの夜、誰よりも君を愛す。
まどろむ海月
自由詩
8*
07/2/22 20:52
バナナ&マンゴー
知風
自由詩
1
07/2/22 20:44
眼鏡をかけると
スプートニク
自由詩
0*
07/2/22 20:32
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
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5804
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9.43sec.