マッチを箱から取りだし
火をつける
使いきりの炎
一回だけの炎
やがて炎は消え去り
残るのは火薬の香りと燃え尽きた棒だけ
それはまるで
命の炎のように
今を全力で生きているが
いつか ...
せかいを 吸いつくそうと
夏の日を 謳歌した
わたしが いっぴき
百科事典の ページのあいだで
つぶれて 死んでいた
あなたは
だれにわらいかけているのですか?

あなたは
だれにやさしくしているのですか?

あなたは
わたしをみるというこういをしているのでしょうか?

あなたは
なんとなくきづい ...
 




心から愛する人を

本当に守れる者が

自分とは限らない様に



幸せを求める方法と

幸せになれる方法が

同じとは限らない様 ...
その日はとても寒かった
少し前に降った雪が残る
ある日の日曜日
働きづめの自分にとって
朝から寝ていたかった
そんなことをおかまいなしに
父は車を出せと
何やら急いでいるようだった

...
家に鍵をかけなくなった

怖いものがなくなったのか
もう失うものが何もないのか

祖母は離れの鍵を閉めなくなった

あれほど何かに怯え
家族にさえも恐怖に感じ
この地上のどこにも安全 ...
明け方の空を見てしまった
月がだんだん白んでくる

 あぁもう少しで消えてしまう・・・

そう思いながらベッドにもぐりこんで


あぁそうか
眠れないのはキミに逢っていないから
思 ...
皆、ミンナ

居なくなって

どんどん

コトバが邪魔になって

ボクは少しだけ

キレイな涙を零した
嘘をついて別人になれる世界
僕じゃなくて
僕じゃなくてもよくて
匿名性におぼれて夢をみるお姫様ごっこ。

本当に名前を呼んでほしいひとはあなただけ。
だから
僕じゃなきゃ
僕じゃな ...
創造者よ

許してしまったのか

人が腐ってゆくことを

もう厭わないのか

地球まで犠牲にしていることを


何世紀か経てば

瓦礫の山の中で

誰か
...
空飛ぶ風船
しぼんで落ちた
 
胸がチクリと痛んだ
 
上がって
上がって
 
最後は
なにもなかったように
 
 
 
空飛ぶ風船
しぼんで落ちた
 
今日は
どの ...
あなたなど何処にもいないまぶしさの闇あびるとき微笑む真昼




いくつかの空のなかからひとつだけ溶けゆく青に造られし道




海と空むすぶ羽音の舞の輪に青の魚の名を ...
夢も希望もない日が終わり
夢も希望もない日がはじまる
小さく響く器があり
少しだけ緑に傾きながら
指先をひとつ照らしている
渦とは逆に渦巻きながら
指先を揺らし震わせて ...
君は今、なにをしてるの?
さがしているよ


陽ざしは ぽかぽか
おひるね日和 
なんだもの
空をながめて
気づかずにいた
わずかな変化もさがすの


気がつけば
木の芽もふ ...
物語に終わりがあるように人の物語も終わりがある
長さはそれぞれ
話しも人それぞれ
楽しけりゃ悲しいStory
笑ってばっかじゃないてこと皆わかってるよね

太陽が優しく光りをてらして
S ...
じっと手をみる

ここにあるのは私の


信じられないけど私の


私の手は人間の


人間くさい人間の



どうして私はニンゲンなのか
もしかしたらあるかも ...
後ろ向きの少女


ただ微笑を残して 愛を夢見たまま


まだ世界を知らな過ぎる子


誰もが彼女に気付かずに通り過ぎていく


皆 未来に向かっているから




...
赤く陽気な風船は

ぷーっと膨らんで

青い空に舞い上がるよう






しょぼくれた風船は

針で貫かれた

尽き ...
指先のその指先の紡ぐ白
伝えたい言葉が先に消えてゆく


 自分の主張を伝える手段として安易に詩を使っちゃいけない、とかなんとか、どっかで見たような気がする。けれど、もちろん「僕」の伝えたいこ ...
お誕生日にも
クリスマスにも
ホワイトデーにも
なーんにもしてくれなかったあなたが
ある日買ってきたのは
室内用のプラネタリウム

わたしは食器洗い器がほしくて
乾燥機がほしくて
全 ...
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
――{注三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい=高杉晋作が作った都々逸}――


寝物語の睦言に

誰がうとたか{ルビ漫歌=そぞろうた}


熊野の{ルビ牛王=ごおう}を裏返し

...
          きみの中に青白い強い炎がある きみがきみ
ひとりで燃やしてきた炎 ほかの誰によっても燃やすことの出来な
い炎 刺すような傷の痛み
            再生される記憶 およ ...
{ルビ翠=すい}の{ルビ竹生=たかふ}に月夜影

稲穂に似たる紫は 二目と見れぬ稀有な花

最期の時を飾らんと 今を盛りと咲き満つる


風も無き夜に{ルビ竹葉=たかは}が騒ぎ 月花に浮 ...
”いっぺんの汚れもない”なんて純白が
似合うはずもないことを
よおく よおく 知っていたので
貴方がよこした手紙のはじめが
どろや 食べかす 
他の人の存在で 彩られていても
私は
とん ...
{ルビ熟=う}んだ柘榴を ひと齧り

愛しいあの子の味がする

{ルビ魄=たま}に根付いた夜叉の念

如来に帰依せど 忘らりょか


ぷつりと潰れた舌触り

あの子の目玉と瓜二つ ...
あの子は自分を傷つけているけど、わたしだって文句は言えない。
最近は落ち着いてはいるものの、前は傷つけて生きていたもの、ね。

今日せんせいが言ったっけ、きれいごとを並べたっけ。
それであ ...
なんでもいいから、

理由も
温もりも
微笑みも

なんにもいらないから、

とは言っても

傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて

それは
きっと

ただのわ ...
一つしか無いヘルメット

迷いも無く、私に差し出した。



前に乗るのは貴方なのに・・・



何も考えずに風に向かう貴方の後ろで 

温かい感情が顔を流れ落ちた


...
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない

希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない

ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
それは生まれ変わるようにOLGA自由詩307/2/27 23:14
そろもん(いい天気なので本の虫干しをしたときの話)みつべえ自由詩1507/2/27 22:50
モトメルモノRIKU自由詩007/2/27 22:50
【 無常 】豊嶋祐匠未詩・独白2*07/2/27 22:46
その日はとても寒かったぽえむ君自由詩13*07/2/27 22:42
暗闇れもん自由詩3*07/2/27 22:38
眠れぬ夜はキミのせい。。。三架月 眞名...自由詩5*07/2/27 22:37
來稚自由詩7*07/2/27 22:34
名無しR自由詩207/2/27 22:04
輪廻maynar...自由詩107/2/27 21:59
_瑛治自由詩507/2/27 21:47
冬呼(青)木立 悟短歌907/2/27 21:41
ノート(43Y.2・27)未詩・独白107/2/27 21:30
手をたたけば、春のいろ春日野佐秀自由詩1007/2/27 21:25
マケナイデトモ自由詩1*07/2/27 21:21
どうしてニンゲン?春日野佐秀自由詩407/2/27 21:16
後ろ向きの少女自由詩107/2/27 20:44
【 風船 】豊嶋祐匠自由詩3*07/2/27 20:34
大きく腕を広げてAB(なかほ...未詩・独白807/2/27 20:32
南十字星ふぁんバーバ...自由詩12*07/2/27 20:09
明かりの消えた空の下でプル式自由詩14*07/2/27 20:04
滑歌朱雀自由詩5*07/2/27 20:02
創書日和「炎」 Own Fire大村 浩一自由詩7*07/2/27 20:01
竹想花伝朱雀自由詩4*07/2/27 20:01
混色の果てに自由詩3*07/2/27 20:01
百子同室朱雀自由詩3*07/2/27 19:59
戯言ひめと散文(批評...207/2/27 19:57
キス自由詩10*07/2/27 19:09
shion自由詩3*07/2/27 18:15
ムーンウォーク1486 1...自由詩11*07/2/27 18:02

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加筆訂正:
塾サボり少年と予言者たち Part-1/猫八百[07/2/27 22:35]
若干修正しました
7.51sec.