いい天気だからというわけでもなく
財布も携帯電話を持たずに
外に出てしまった
どこか冒険だ
いろいろな店の中に入る
ドアーが開く度に
店員が自分に気がつく度に
ていねいな挨拶をしてくる
...
どんな国かは

よう分からんが

雰囲気好きや

なんか行ってみたい

無責任にそう思う

料理も

口にあうし

あの石も

しんみり見ちゃう

音楽も


...
スナックをさがして

白いテナントビルに

宝石という

名前のラウンジを見つけた

ひとり90分1万円

ボトルキープは18000円

そんなもんなんかあ

客ひとりにひ ...
疲れた人よ

今は静かに窓辺の椅子にもたれ
瞼を閉じて

雪の花片が奏でる歌を
聴きたまえ


懸命に生きて
なお悔いと苛立ちに
さいなまれる人よ

この星の底まで降りて
...
木漏れ日 胞子
美しい 人

孔雀 ローレル
とまどう 水鳥

暖 かいね
おひさま 涙

この木 何の木
気になる ならない

いいから ほらね
触って ...
ベニヤ板敷き詰めても敷き詰めても虹

脈絡あり命に別条空に船

囲まれて災禍に値する喝采

庭園中に仏壇ひらく昼下がり

目に見えぬうたになり推し量られる

極度に簡素化されて棒に ...
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる

空をうつした水たまり
...
噛んだ乳房の
そのむこうにあったのは
金色の花でありました


時も音もない闇を愛して
腸を潰す手は僕のもの
そこに見えた
金色の花でありました


瞼を開こうと閉じようと
僕 ...
俺を止めてみろ
お前でさえ殴り倒して
前に進むぞ
殴ったヤツが心配で
殴れるか
だから俺は振り返らない

お前が鉄の塊だろうが
愛の塊だろうが
俺の前に立ちはだかるなら
殴る
殴 ...
 すべてが無に帰ろうと一方通行している
 俺は震えて世界の端にぶら下がっている
 
 いつか見た
 そして凍えた思い出は
 風に乗って北から流れてくる
 自分であり続けることの難しさを
...
こころを動かしたいとき
いちばん大きな目で見つめると
願いを叶えてくれた。
僕らの先生は
車椅子の中で目を覚ますと
もう笑顔になっていた


なにかの手に引かれながら
鼻をつまんで
...
この気持ちが果たして
恋なのか
よく分からないけれど
ただ一つ言えることは
あなたを想っているということ

ちいさな事がきっかけで
あなたと出会って
それから少しずつ
あなたとの距離が近付いて

心の ...
九月空、あの日はとても暑かったから。
きみの熱、そのからだ、空気感のせいか、わからずに「幸せ」だとつぶやいた。
表面上をなぞるホイップのように、きみはいつもやさしい。
(それは白く、甘く、粘 ...
異国の国で幼い君の横顔に絶望を観た
屈託のない瞳の輝きは希望に満ち
それが叶わぬ事を私は知っていたから

荒れて行く地に咲く花はなく
破れかけの本でしか知る他はない

私は君を ...
今日もまた一日を不完全に過ごす
なにも完成せず通り過ぎるだけの
長い一日

昨日あの娘は一日を完成して
嬉しいよお、嬉しいよお
と云って
何も残さず死んでしまった
彼女は ...
真っ赤な 真っ赤な毒入り林檎

毒入かどうかを見分ける以前に

どうして自分の継母に気付けなかったのか


それはね

キミが自分しか見ていないから

真っ白でふっくらとした肌と ...
空っぽの僕の部屋
記憶がたくさん溜まっていく
いっぱいになって
溢れ出しちゃった

離したくない大切な記憶
僕は整理がヘタクソだから
どんなに大切なものでも
失くしてしまう

どこ ...
祟り神にやすらう 
白ヤナギにたたずむ 
しらさぎの肝。
ひとり 
いぶりがっこはたたずんで
ありました。

たまゆるもくずの茎には 
血まめつくってこさえた新宿NSビルの 
こころ ...
みんなが春だ、桜だと言いながら
街を散らかしていくから
僕は、脇目もふらずに
黙って通りを横切っていく
君に
サーの称号をあげよう

サーの称号があると
会社説明会会場のすぐ近くに
...
あの不安定な学生寮の中で
おっかない大家の目をかいくぐり
ロミオに会いにいくのです
あぁロミオなんて
悠長に危険を冒しベランダからは言えません
片手にスーパーのビニール袋を提げて
こっそり ...
素に戻ると
大勢の人の前に立たされた
わたしが
いる
深々と頭を下げて
何を謝っているのだろう

  トナカイのそりに乗り
  飽きることなく
  眺めた
  白夜の物語

あ ...
空の青さ。
海の青さ。
瞳の青さ。

惚れ惚れしちゃうくらい、
綺麗だよ。

月が隠れちゃうくらい。

黒い空。
黒い海。
黒い瞳。

負けず劣らず、
美しい。

月が ...
桜は散る一瞬が綺麗だから好きだ

空は雲から覗く一瞬の青さが美しい所が好きだ

虹だってすぐに消えてしまうから好きだ

君の事だってそう

僕たちはお互いにすべては知りえないだろ?
...
BLUE ROSE





Queen of ROSE



姫の笑顔     姫の仕草     姫の薔薇     姫の
姫の笑顔     姫の仕草     姫の薔薇      ...
君の 香りが残る枕に 顔を埋めて
今日一日の 奇跡を祈る

僕の ささやかな ささやかな 儀式

遠く遥か向こうにいる 君の笑顔を
神様どうか 守って下さい

僕にはまだ 全部を守る力 ...
夜だけひらくその店の
すこしよごれた扉をあける。
煙草のにおい。
ソーダ水。
チョコレートと紅茶。

「スピカちゃんは来てないの?」
「さっきちょこっと来て帰っちゃった」
「そっかー。 ...
赤子ガ洗われているいたいたしく流る湯白い看護婦帽子

道の辺に山椿二輪咲きにけり如月の午後のひとときは過ぐ

立ち上がりふらふらとして考えけり私の信仰死ぬとどうなる



妻がすしを奢 ...
まんまるおつきさまがよぞらにうかんで
そのしたできんいろのかみのけをしたおひめさまが
きれいなぴんくのどれすをきて
おうじさまとおどっているの

わたしはおはなのかわいいどれすをきて
おう ...
生を知れば心は生まれ
心を知れば心は生きる
川を下れば心は緩み
山を登れば心は締まる
息をすれば心は循環し
瞳を開けば心は振幅する
情をかければ心は分離し
報いを受ければ心は結合する
...
悲しみの生まれるところ

手を伸ばせば届くけれど
すぅっと零れ落ち消えてなくなってしまう

今まで見てきた景色の中で一番切なくて儚い
そんな匂いのする場所

悲しみの還るところ

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
贅沢な冒険ぽえむ君自由詩14*07/2/24 10:56
トルコ料理店にて吉岡ペペロ自由詩107/2/24 10:55
宝石自由詩107/2/24 10:53
雪の子守歌佐羽美乃利自由詩307/2/24 10:22
からだ水在らあらあ自由詩16*07/2/24 10:21
運命共同日月火黒川排除 (...川柳607/2/24 9:11
それは、冬の公園でsoft_m...自由詩14*07/2/24 9:00
金色夜花北乃ゆき自由詩10*07/2/24 4:41
The eye of the truthmaynar...自由詩007/2/24 3:52
スペシャルディズ山崎 風雅自由詩807/2/24 2:56
生人石田 圭太自由詩2107/2/24 2:49
空を見つめて思った事和森朱希自由詩4*07/2/24 1:59
ホイップクリームR自由詩007/2/24 1:44
罪と罰海月自由詩4*07/2/24 0:51
不完全な一日なかがわひろ...自由詩3*07/2/24 0:37
poisonous apple三架月 眞名...自由詩2*07/2/24 0:34
失くした記憶テルテル坊主自由詩1*07/2/24 0:23
ある冬の夜更けにてもしゅ未詩・独白2*07/2/24 0:17
サーの称号シリ・カゲル自由詩3*07/2/24 0:13
戦うジュリエット暗闇れもん自由詩5*07/2/23 23:59
LoveBird恋月 ぴの自由詩27*07/2/23 23:49
美しき視界。狠志自由詩207/2/23 23:47
刹那主義テルテル坊主自由詩6*07/2/23 23:35
詩集BLUE ROSE流希-Яuk...自由詩107/2/23 23:27
君を祈る<18のprose-3->ウデラコウ自由詩5*07/2/23 23:27
二十六夜佐々宝砂自由詩507/2/23 23:22
何か欲しい・・・生田 稔短歌3*07/2/23 23:19
RIKU自由詩1*07/2/23 23:13
心を知れば心は生きるぽえむ君自由詩3*07/2/23 22:48
Tears' EDENもこもこわた...自由詩12*07/2/23 22:06

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加筆訂正:
LoveBird/恋月 ぴの[07/2/24 6:51]
ちょっと訂正してみました
時差/まりも[07/2/24 0:13]
雰囲気を変えてみました。
だいじなもの ひとつだけ/まりも[07/2/24 0:11]
少し訂正
ひび/服部 剛[07/2/23 23:18]
書き直しました。 
6.25sec.