春へと続く回廊は
まだ細くて
差し込む光に
白く歪んでいる
三月は
足裏を流れる砂の速さで
大切なものを{ルビ攫=さら}っては
あやふやなものばかりを
残してゆく


  いくつ ...
突然舞い込んだ
貴方からの別れのメール
私より大切な人が出来たの?

余りにも突然で
だけど現実で…
もうメールをしても貴方の元には届かない

携帯電話のメールを
想い出を消す様に
...
 ある老姉妹が奈良の長谷観音をお詣りしたときのことだ。参拝を終え京に向かう道すがら宇治に立ち寄り名物の鰻蒸しを食したところ、美味しさのあまり妹はつい度を過ごし腹痛を催した。さてそれからが大変。あちらの ... まだだ!

ベースの重低音の良い声が床すれすれで流れていけ

シンバルを擦り合わせ 何度も叩き 響かせれば

ドラムはすぐに脈打ちはじめ 息つかせずに 導く

まただ


エレキ ...
卵から孵った夢の中
僕はアリスとお茶会へ
双子とダンスを踊ったら
女王様とクローケーをしよう

にやにや笑いの猫ちゃんと
バタつきパンの蝶を追いかけ
うさぎの穴に飛び込めば
グリフォン ...
人は悲しくなるとき
夢を抱き
人は悲しくならないようにするために
夢を創りだす

時に悲しみは和らぎ
その悲しみはやさしさへと変化して
人の心へと伝わり
心の輪が生まれてゆく

人 ...
僕は君の甘い声が大好きだ
君はたまに甘い声で囁いて
僕の心を明るくする

僕は君の笑顔が大好きだ
君はたまに僕の言ったことで笑ってくれて
僕のほっぺの山を高くする

僕は君の目が大好き ...
笑うことすらできなくなって
泣くことすらできなくなって

それでも僕がみていたのは
いつでも窓際のきみ

庭で犬がないてるからね
隣で猫がないてるからね

泣いてるのかしら
啼 ...
ピンクの頭を描きました
その中に
緑の脳を描きましょう
紫の右目
左目は見えません

黄色い御鼻
黒い唇
滴る透明の血

宇宙を掴む大きな手
しゃぶりつきたくな ...
早春の枝めきめきと広がって

どのような涙も同じ味がする

人恋しすし詰めの街立ち止まる
やわらかいタオル
気持ちの良い布団
手を広げ倒れ込む
信じていたものを

隣りに座り
そっと囁き
そっと口付
手を取りて

お願い話を聞いて
お願い涙を拭いて
お願い私を抱いて ...
よみがえる言葉を
踏みしめながら
いつの季節もささやかに鳴り


 のびゆくはずが
 逃げてゆけないものへと
 落ち着いてしまった

 あたらしく
 おとを試して、
 更 ...
土星のお姫様は
ある夜の街角で
覗き込んだ望遠鏡のガラスに
自分の故郷が
小さく映っているのを見て
自分が記憶喪失であったことを
思い出した
と言った

それから
生のレモンにむし ...
脱ぎ捨てたシャツには
汗の匂い
それはそのまま
あすへとながれて

うっすらと
口づけをもとめる
よるの首筋は
片付けきらない部屋の
すべてを横切り
とけてゆく


...
季節外れの

雨雪に

埋もれた

救済の 聲 を聞く



確かに そこにあった

僕 の 純情
あなたが居なくなっても
きっと私は泣かないの


あなたが居なくなったら
きっと私は笑わなくなるの



ただそれだけなの…
夜はどこまでも深まり
朝はいつまでも逃げ続ける
そうして明けないよるを嘆くかのように
星が地に落ちてなみだに暮れる

どうしてなくの
通りがかった少年が聞くと

もう自由にはなれないか ...
「  」0


一つ二つと生きる中で積み上げてきた
意味を持たせ時代と言う時の渦に巻き込まれながら
昇ったり降ったりの繰り返しでも
理由という訳が沢山あったように思う

ふと立ち止まり ...
「ん?なに?」

そんな返事が聞きたくて

用もないのに 話しかけちゃうの。

「ねぇ?」って。

ごめんね☆
私は基本的にバカバカしいことをするのが好きだ。この場合、バカバカしいことというのは、やってる本人にだけ意味があって他の人には全く無意味なバカバカしいことを指す。他の人に迷惑なバカバカしいことは避けたい ... 言葉にしなくたって

伝わってるんだ

でも

どうしても 云いたいんだ

「大好きだよ!」ってね。
何も考えず

ただ

あなたの胸に

飛び込めたなら・・・
雨は激しく降り続いてます。

久しぶりの雨は元気のようで。

止む気配は感じられません。

実は、涙を流してたのです。

理由なんて言えませんが。

ひっそり、こっそり、流してまし ...
・逆光のなかで革命家はとても大きく見えた(1958年)

・痙攣する運命を前に、私たちが正気のままでいられなかったのは、
 なによりも私たちが多数だったからである(1997年)

・誠実もま ...
紫色にぼんやりひかる窓が歪んで
亀裂が入っているようだったので
ちょっとした好奇心から
指先でそっと
深い亀裂をなぞってみる

誤って指を切ってしまった。

決して切りたかったわけ ...
              2002/02/05
だめだ!だめだ、だめた!
絶対にダメだ!
どんなに懇願しようが許さねえ
たとえ明日地球が無くなるとしても
娘はやれねえ。

だめだ! ...
ひとそれぞれだという。十人十色だという。解釈はそのひとの自由だという。
それはそれできっと素晴らしいことなのであろう。
ただここで残念なのは、いくらそう声高に主張してみても、
どうやら世の中に類 ...
今、目を瞑れば 
消えれる気がした
 
じわ〜
って
私はきっと
居なくなる
 
居なくなる
 
 
 
胸が苦しく
満たされない
 
 
自分が何を
求めてるのかも ...
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき



「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き



やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
...
昔聞いた話

 「人は縁によって
  この世に繋ぎ止められていて
  その縁がどんどん切れてしまったら
  その人はこの世から切り離されてしまう
 つまりは”死”」


そして今 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
桜通信佐野権太自由詩18*07/3/5 12:43
さようなら@ショコラ自由詩107/3/5 12:38
菩薩ならぢゅん(...自由詩007/3/5 12:21
SOULOrange...自由詩007/3/5 12:02
リドル未有花自由詩11*07/3/5 11:45
人は悲しくなるときぽえむ君自由詩8*07/3/5 11:22
僕の春は先だhiro自由詩307/3/5 10:34
とけいひめと自由詩0*07/3/5 10:33
えかきうたなかがわひろ...自由詩3*07/3/5 10:32
初川柳しみまん川柳1*07/3/5 10:27
貴方の背中ペポパンプ自由詩6*07/3/5 10:24
針葉樹千波 一也自由詩14*07/3/5 9:35
ワールズエンド・スーパーノヴァSix自由詩4*07/3/5 8:55
いつか旋律へ千波 一也自由詩14*07/3/5 8:05
イノセント×イノセンス李伍 翔携帯写真+...107/3/5 7:52
理由優飛自由詩1*07/3/5 6:54
太陽が死んだ夜八月のさかな自由詩107/3/5 4:53
空白の零流希-Яuk...自由詩207/3/5 2:39
あなたの横顔が好き。空 春色自由詩1*07/3/5 2:27
バカバカしく人生を浪費せよ、私よ佐々宝砂散文(批評...5*07/3/5 2:25
きっとね空 春色自由詩2*07/3/5 2:23
自由詩0*07/3/5 2:19
涙音。狠志自由詩307/3/5 1:56
年表んなこたーな...未詩・独白007/3/5 1:35
球根もろ未詩・独白007/3/5 1:32
ワールズエンド・スーパーノヴァあおば自由詩15*07/3/5 1:13
ひとそれぞれということんなこたーな...散文(批評...407/3/5 1:05
蓮未自由詩1*07/3/5 0:59
海から遠いソマリ短歌1707/3/5 0:41
ささやかなデモ三架月 眞名...自由詩2*07/3/5 0:32

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加筆訂正:
花 妖/水無瀬 咲耶[07/3/5 11:00]
少々書き直しました。
6.49sec.