死んだ目をした魚が

プカプカ空を泳いでいて


僕はそれ見て 笑っている



アリが道を行進して

テクテク歩いているのに


僕はそれを邪魔して アリを潰し笑っている ...
愛しい ひとの
少し あとを 歩く
街灯の下

あなたの 影に
影を 添わせる

影は時計の針

長針は あなた
短針は わたし

重なって

時は 12時。

わたし ...
知ってるかい。 俺も君も天才だってこと
知ってるかい。 躁鬱病で劣等感と優越感の間を繰り返し往来していることを
知ってるかい。 その振り子運動が生きる力を発生させているということを
知らないだろ ...
せめて夢のなかくらい
思い通りにならないか

閉じた扉
切れたワイヤー
エレベーターで落ちていく夢を
いくども 見た

地上に衝突する瞬間の
痛みは思い出せない
もぎ取られた浅い眠 ...
なかなか進まない僕の中に

迫り狂う時計の音は ・・・・


カチッ カチッ カチッ・・・


何故そんなに僕を焦らすの?


進めないもどかしさは イライラの素


そん ...
深夜0時
訃報が届いた
別に特別親しいわけでもなかったが
よく世話にはなっていた人
多分俺なんかよりずっと長生きする
そんな確信じみた思いすら抱いていた
そんな人があっさりと逝ってしまった ...
ふかい夜のそこで
ひざをかかえていても
かならず夜明けはくる
地球が回っているかぎり…

かなしみのそこで
かなしみがつづいていくのは
じつは
あなたがあなたじしんで
かなしみを追い ...
針金を折りたたんでいく、と
先には僕らが息をしている家が見える
目を細めれば海のようなものがあって
僕らはそれを海と呼んだ
その前で君はセーターを編み続け
僕は隣でセーターを食べ続けてい ...
ただ その手を 恋しがり

ただ その温もりが 欲しくて

ただ その瞳に 映りたくて

ただ その胸に 抱かれた

泡沫の時

幻の 時

それでも重なる鼓動は

嘘じゃ ...
{引用=花の色は移りにけりないたづらに}




そうしていつか散っていく

移り変わるがこの世の理

始まりあれば終わりあり

進まぬ時などありませぬ

不変の愛などありま ...
音がする
地の音がする
木の音がする
だったん

奈良東大寺二月堂
「当堂の行法、今に改らず。」
木沓が走る
火が走る
だったん

ひとからひとへ
音が伝わる
くりかえし ...
桜の木の枝に
桃色の気配が
漂いはじめる

艶かしさ

清らかさ

境目を
見せない
おんなの粋を
桜の妖精は
知っている

春の気配と
雨の後の湿り気の中で

...
 真珠みたいな星達は何を見ているのだろう
 世界中の人々が僕から逃げているような気がする
 時の渦に巻き込まれていって
 この街には静寂さが欲しい
 今ちょうど暗闇が街を覆っているところだ
...
 静寂が怖い
真剣に耳を澄ましてみるとキーンという耳鳴りだけが聞こえてくる
 不気味なほどの静寂さ
 死神が造り出しているに違いない
 鎌を研いで僕を手招きしているのかもしれない
 さ ...
 一生かけても到達できないであろうA・ランボーの詩
 僕は今高い壁をよじ登っている
 鳥羽色の荒くもろい壁
 ランボーの詩に比べたら他の詩など平凡だ
 僕の詩も然り
 一生をかけてランボーの ...
人間の友人にもらった
亀がたヘチマスポンジ

並べてみたら
君とそっくり

このお友だちも
結構かたいね

お友だちは今夜から
お風呂の中で
暮らします
あなたは。

素直で。
可愛くて。
真面目で。
正直者。

だから。

好きになった人には。
一途。

途中でも。
スイッチが。
切り替わって。

素直過ぎたんだよ。
...
夜空を駆け抜ける流れ星は
一瞬で消えてしまうけど
人々の心に夢を与える

人間は宇宙の広さと比べたら
ちっぽけな存在かもしれないけど
苦しみながらもがきながら
自分だけの光を ...
りんごパイが俺のおっぱいを丸かじりにして
コンビニエンスストアが戦車になって
今から戦争が始まるだなんて想像できるか?
りんごパイが嘘をついて俺を騙して
噛み付いても噛み付いてもパイ生地ばかり ...
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ...
 Golden Fertilizer(part 2)
 1. 常識では汚いという印象を、ぬぐいきれない人糞に就いて再び述べさせていただく。先回は人糞の資源としての活用を奨めることのみであったが、今回 ...
疲れて仰向けになって空を見上げると
手を伸ばせばいつでも届く距離
涙を私にぽたりと垂らしながら
あなたは両手を広げて私を力いっぱい抱き締める

足枷は貴方の優しさと弱さ
私は逃げてもその足 ...
なんでもレイモンド・チャンドラー「長いお別れ(ロング・グッドバイ)」が
村上春樹による新訳でこの度新たに出版されるらしい。

ぼくは村上春樹についてよく知らないのだが、話のついでにせっかくなので ...
聳え立つ信仰と言う名の神殿で
愛と言う名の太陽が沈むのを見た
未来と言う名の塔が崩れるのを見た
鬱屈するこの魂を
二度と戻らぬ陽光が
さらに踏みつける

切望と言う断崖から臨 ...
どちらかと言うと
僕等は空ではなくて、雲なのだろうなと、
三点に立つ
高層ビルの隙間からぼやいた。
人類の歩みなんてものは
どこかよたよたしていて
未だにフロンガスは使われてるし。
...
手と手が触れたら
温もりは伝うかな
電波に乗せても
声は震えるかな

ディスプレイの向こうに
思いは伝うかな
一次元の宇宙が
6畳の部屋で世界に繋がっている

そういう風に今を表せ ...
根無し草は
好奇心で出来ていた
先端にとらえためづらしいものに
気ままにくっついては離れ
色んなものと親しくなった

根のある草は
彼をさびしい草だと言った
大地に根をはってこそ
...
わずかながらも確かな変化を握り締めて
ケイキの味は、かなり苦かった
無常の世で看取らなければいけないミライ
手にした権利も金も人も
いつかはなくなるという隠し味が
祝うべき日としているに過ぎ ...
ベッドサイドの淡いスタンドの灯りが
ほの暗い部屋の一角を照らしだしている
窓から見下ろす都会の夜景は
今の私には冷たいほど綺麗に
無表情な横顔で輝いている

独りには慣れているはずなのに
...
文学の季節は終わり、ハコダテはまだ冬ですよ、母さん。
ロシアの兵隊が攻めてきて、ユウバリはすっかり焼け野原のようです。
マクハリではありません、ユウバリです。
この様子ならば、ハコダテも二、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
そんな世界心愛自由詩007/3/5 20:57
あまやかな かげぼうしLucy.M...自由詩2*07/3/5 20:44
狂信者作成狩心自由詩10*07/3/5 20:41
北野つづみ自由詩4*07/3/5 20:40
利き手心愛自由詩107/3/5 20:38
通夜長月 猫自由詩007/3/5 20:31
夜明けを待ちながらふぁんバーバ...自由詩9*07/3/5 20:13
たもつ自由詩1407/3/5 20:07
蒼月斬夜彌月自由詩5*07/3/5 19:24
変わりゆく世界、変わらない想い三架月 眞名...自由詩4*07/3/5 19:18
だったんyo-yo自由詩2*07/3/5 18:45
春おんなyangja...自由詩207/3/5 17:52
引き籠もり 決意の旅立ちはじめ自由詩1*07/3/5 17:39
死神の静寂自由詩5*07/3/5 17:38
ランボーの絶壁自由詩1+*07/3/5 17:37
そっくりweed &...携帯写真+...4*07/3/5 17:24
過ぎたんだよ。狠志自由詩4*07/3/5 17:17
スーパーノヴァ1486 1...自由詩6*07/3/5 17:00
雲の裏側が見えない症候群狩心自由詩4*07/3/5 16:40
マントル石田 圭太自由詩3007/3/5 16:14
Golden Fertilizer(part 2)生田 稔散文(批評...007/3/5 16:10
弱さという温もり茉莉香自由詩4*07/3/5 16:04
皮肉についてんなこたーな...散文(批評...1*07/3/5 16:02
dark sidemaynar...自由詩307/3/5 15:51
見上げれば、僕等。黒子 恭自由詩3+07/3/5 15:28
86、距離感 【きょりかん】雨宮 之人自由詩2*07/3/5 15:06
根無しの実ポッケ自由詩5+*07/3/5 15:04
誕生日ソラノツバキ自由詩007/3/5 14:59
追憶渡 ひろこ自由詩6*07/3/5 14:45
石川啄木、レニングラードに死すがらんどう散文(批評...207/3/5 14:25

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加筆訂正:
86、距離感 【きょりかん】/雨宮 之人[07/3/5 15:07]
2007.02.18初出。少しだけ改変。
7.4sec.