私の病名
嘘患い
確かに他の人より健康じゃないけど
他の人が思ってるほど悪くない
私が欲したのは心配
心配してほしい
とりわけあなたに心配してほしい
ずっと ...
怖い
そう
怖いのです
墜ちる
墜ちる
墜ちる所まで落ちたら
あとは上るだけ…
上るのが…
怖いのです
また
墜ちるのが
怖いのです
だから
足が進まない
いっその ...
あなたから逃れるように
発車間際の列車に飛び乗れば
涙が後から飛び散って行く
誰かここから連れ出して
あなたのいないところへ
愛を確かめるたび悲しくなるの
あなたのやさしさ愛さえも
...
春を見ずに死んでいく
捨てられた子犬は
どれほど悲しいものか
いや春を知らないということさえ
知らなければ
さほど悲しくはないのかもしれぬ
悲しいのはそれを見つめて
自分にそれを ...
透き通る石が相手なら
わたしの瞳もまもられそうで、
こころゆくまで
あずけて
うるむ
そんな夜には
ゆびも優しくなれるから
ゆめをすなおに飲み干して
爪は爪のまま
...
景気が緩やかに回復している
今日この頃
からしニコフは
今日もジャムを売る
からしニコフのジャムは
安いうえに滋養が満点だから
不景気の頃には
それだけで空腹を満たそうとする
リス ...
雨粒を
ゆるすしかなかったことが熱だった
ほんの
一握り、の
うばわれるものも無く
渡ってもらうことで
どこか安らいでただ濡れていた
それしかなかった、
雨だれに
ほそく ...
(また、お出かけなんだって、つまんない
保育園で唯一娘のことを
好き
と言って遊んでくれた友達は
先月突然、家庭の事情で引っ越してしまった
この町にも
あの町にも
ひしめく家並み
...
君と二人
笑顔で又
踊り合う
嬉しいな
ちょっとチュして
また踊るニヤつく
外は雨が降ってる
窓は曇りガラスで
いつもいつ寝たか
分らない毎日だが
毎日充実している
君は ...
そのピンクの唇を唾液で汚したい
絡み合う嘘が心地良い
その小さな乳房を舐め尽したい
乳首を舌で転がしてもミルクはまだでない
その綺麗な性器を指でいかせたい
最初から濡れてたことぐらい知ってる ...
穢れを知らない自分が
清いというのが唯一の売り
本当は何もかも知っているのですが
何回も何回も
やり直しされた私の行為
してはされては修正ペンで直す限り
上乗りするあな ...
母さんは夜遅くまで起きて
父さんの破れた仕事着を縫っていた
僕ら兄弟は掛け布団を首の上までひっぱり上げ
窓から見える冬の星空を眺めながら
子守唄を聞いている
なかなか寝付けなかいから
星を ...
聖夜にて
愛だ恋だと
どこかしこ
我が身焦りて
寒さ染み入る
キライ
キライ
どうか、あたしのことなど
嫌いになって
あなたを
こんなにも苦しめた
あたしを
許されないことを
した
あたしを
...
いつ春はやってきて
いつこの人は去っていくのか
春は花粉をちらかして
くしゃみや、いやな目のかゆみたちを
無言で持ってきてくれるじゃあないか
春に熊はいよいよ目覚めて
作物奪いに民 ...
混じり気なく、青
淡い空
閉じ込められた真白い下弦の月は
青が滲んで
あたしとおんなじ
空模様
死の森で息を吸ったら
一瞬で肺がやられて
死んでしまうから
仮面を被って生活しています
笑った仮面、愛想を付かす仮面
泣いた仮面、蔑む仮面
表情を変える度に
仮面を取り替え ...
{引用=
いいえ、あれは太陽ではなく
古びたシャンデリアの明かり
起立、
今日という善き日から逃げ出して
梟の首を廻す
大海原ではマストが立ち始め
皆が合図を待っている
黒い波 ...
そうだ
ぼくらちょうどこんな感じで
ぶらさがって生きてる
風のなかで
鮮やかに揺れた花
数日後にはしおれる運命
知らなかったから咲けたのか
知っていたから咲けたのか
もう10月なのに
夏のにおいがした
真夜中に沈んでいく終電で
疲労をぶら下げた男たちが吐く息で
今日何度目かのめまいに襲われる
脆弱なんだ
きっと他意はないその言葉に
ぎっ と
音がなるほど唇を噛んでしまったのは
...
死ぬわけにはいかない
今死ぬわけにはいかないのだ
例えば爪を一枚一枚剥がされて拷問されようとも
例えばコンクリの地面に突き落とされた後で顔面を踏み潰されようとも
見えているのは手のひらのしわ
...
この年で
40度近い熱が出たせいか
またなんか
視力が落ちている
たぶんあれは
月なのだろうと
カメラを向けてかまえた途端
風にあおられる
うっすらと
なんだか生気のない
病みあがりの ...
シーラカンス
君なんてちっとも不思議じゃない
何億年なんて
君が生きてきたわけじゃない
連綿と続いてきたことをいうなら
私だって同じくらい古い
姿かえようと体制かえようと
生き物たち ...
ねえ
僕もゴミと一緒に
流してくれないかい?
そこなら光りながら
逝ける気がするんだ
見てるつもりだった
向き合ってるつもりだった
今度こそ、うまくいくって思ってた
でも どこかで見落とした
いけなかったのは 私の方
夜中に鳴った ...
{注GEKKO=白黒写真印画紙「月光」}に浮かび上がる
曖昧な輝度信号
ほしおり はすぐそこに迫っていた
切り取られた夜空を
暗室の赤い光に積もらせ
あまりにも遠すぎて
おぼえきれない思い ...
我々の生命活動に大きな影響を與へる、
幻の素子、
マイナスの質量を持つもの、
反證可能性を持たぬ似而非科學の、
古式ゆかしく愛らしい結晶、
ふろぎすとんよ!
いま私の前にある樫 ...
脳裏に浮かぶどの言葉も
君に捧げるには陳腐すぎる
川上の方から流れてくる
灰色に濁った川でさえ
海に至る長い過程の中で
澄んだ我が身を取り戻すだろうけど
暖冬に吹く柔らかな風が
...
1
うすい意識のなかで、
記憶の繊毛を流れる、
赤く染まる湾曲した河が、
身篭った豊満な魚の群を頬張り、
大らかな流れは、血栓をおこす。
かたわらの言葉を持たない喪服の街は、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
嘘患い
三架月 眞名...
自由詩
3*
07/3/1 11:53
恐怖
春日 凌我
自由詩
1
07/3/1 11:53
ローレライ
未有花
自由詩
12*
07/3/1 9:47
暗がり
436
自由詩
2*
07/3/1 9:15
水晶になる
千波 一也
自由詩
20*
07/3/1 8:43
からしニコフ
シリ・カゲル
自由詩
4*
07/3/1 8:24
千の槍が降る
千波 一也
自由詩
11*
07/3/1 8:22
あっかんべーの事情
佐野権太
自由詩
17*
07/3/1 8:22
ロフトダンス
ペポパンプ
自由詩
4*
07/3/1 6:38
R−18
イヴ
自由詩
4*
07/3/1 5:12
やりなおし
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/3/1 4:31
星空
hiro
自由詩
0
07/3/1 4:28
師走の寒さ
黒子 恭
短歌
1*
07/3/1 2:51
ごめんね
蓮未
自由詩
5*
07/3/1 2:20
春
蔦谷たつや
自由詩
6*
07/3/1 2:01
*空模様*
ちと
自由詩
6*
07/3/1 1:33
死の森〜ペルソナ〜
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/3/1 0:47
手暗がりの下、星の肖像
士狼(銀)
携帯写真+...
11*
07/3/1 0:10
不安定な安定
青の詩人
携帯写真+...
2*
07/3/1 0:07
寿命
〃
携帯写真+...
2*
07/2/28 23:57
スタンダール症候群
藤原有絵
自由詩
9*
07/2/28 23:46
われら人間
THANDE...
自由詩
3*
07/2/28 23:32
病みあがりの月
weed &...
携帯写真+...
4*
07/2/28 23:29
草原のラティメリア
小池房枝
自由詩
14*
07/2/28 23:23
宇宙の掃除
秋桜
自由詩
3
07/2/28 23:20
妄想
まりも
未詩・独白
2*
07/2/28 23:15
ほしおりの、そのときに
たりぽん(大...
自由詩
12*
07/2/28 23:08
創書日和。炎 【ふろぎすとん】
佐々宝砂
自由詩
4*
07/2/28 23:03
初春風
松本 卓也
自由詩
2
07/2/28 22:59
蒼い微光
前田ふむふむ
自由詩
25*
07/2/28 22:49
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
加筆訂正:
創書日和。炎 【ふろぎすとん】
/
佐々宝砂
[07/2/28 23:24]
まるやるまった。
7.86sec.