久しぶりのその声は やはり心なしか疲れていて
ごめんね と 零れ落ちた言葉に
君は苦笑する
久しぶりのその声は 相変わらず可笑しなコトしか口にしなくて
その優しさに思わず 言葉をなくして
...
一人じゃ出来ないことも
あなたと二人でならこなせる気がして
別に根拠なんて何も無いんだけどさ
無色透明の自信だけ頼りにして
世界を変えるなんて出来なくても
この目に映る景色ぐらいなら
...
燃える草の原のむこうで
夜は息をしつづけていた
生まれる前のものが羽に包まれ
夜とともに揺らいでいた
かがやきのない星が穴のように在り
風と煙と火の柱を
吸い尽くすように吸いつ ...
左肩の鈍い痛みが
強張ったままの身体を刺す
男のそれも複数の憎しみと悪意が源だ
分かっているさ
あいつらだ
カレーうどん振興会
自分たちだけが正しいと信じ込んでいる
あいつらの虚無は途方 ...
アイスクリーム工場の
製造ラインのコンベアが
スピードを二段階ひき上げた
そんな三月の陽気
異常気象、というよりも
太陽が近くなっているだけなんです
空の端にね
ぼくらが住むね
アイ ...
踏まれても
風に吹かれても
雑草呼ばわりされても
一生懸命咲いてる
あぁ 強いね
僕は君みたいな花が
いちばん綺麗だと思うよ
真白で。
輝いてて。
絵の具のような。
ペンキのような。
雲じゃないような。
真白で。
真白な。
真っ白なんだ。
焦ってみても
怪我するだけ
やめときなよ
無茶と勇気は別物
目を閉じて
耳をすまし
感じるんだ
波の訪れを
静かに…
...
きゅうじつに
おもいっきり
あせをながし、
ふたりで
ろてんぶろにはいって、
あおぞらを
ぼんやりながめるのが
ぼくらは
とても
すきだった。
手術の失敗が
ぼくらの
すべ ...
飴色の線が蜘蛛を伝って降りてくる
壁の染みは手を広げた形
翅みたい、
ぺらぺらのセロファンで
赤かったり緑だったり部屋を照らして遊ぶ
水葬には多分、オレンジが一番似合うと思うの
心 ...
蜜求め彷徨う蝶 肩を貸したつもりだったけど
触れてはくれなかった 僕は敵でしかなかった
そうやって言い訳して また君の心にもたれかかる
去り際に描いた燐粉 君の涙だったのかな
受け入れたい ...
ひなまつりの朝
寝坊をして
何も食べずに
自転車に飛び乗る
今日はもめごとなしでいこうと
約束していたにもかかわらず
叫び倒した挙げ句
汚い言葉を口から発してしまう
これで生まれて ...
今日起きて窓を開けたら
3月の風が入ってきました。
まるで包み込むようにふわりと。
3月特有の温かさをもってわたしをそっと包んだ。
もうすぐ この部屋から出て行きます。
4畳半の小さ ...
泣いてしまえそうなほど
圧倒的で壮大な
ぼくのところまで続く
止まらない絶対
衝撃とはいつも突然訪れるが故に突然なのだ
どんなに平凡な毎日を欲しがっても
回避することが出来ないから ...
出口、入口
ほんとのことは
じぶんを見つめて
信じられない
ことばを吐かれて
会いにきみに問いにゆく
ま、団参バス
静かな汗に照らされて
きみ ...
遠い貴方へ手紙を書きます
そこに貴方がいないことは
とうに出た答えであると知っていても
貴方の名前を記す時の
指の動きを褒めてくれたことを
私は生涯忘れません
下げつらんで ...
風も無い夜に フワッと揺れるカーテン
静けさの中に 感じる貴方の気配
ねぇ教えて 今貴方の居る場所
ねぇ教えて 今貴方はしあわせ
遺された思い出は綺麗なまま私を縛り付ける
あの世に通じる ...
バスの窓が煤けて、町を映し続けている 六十キロ
断続して、町の輪郭として、区切られているビルは、断続して
ビルとビルの隙間の半分には、雑誌と暗闇と雨水がともり
上半分には、ただそこに ...
のぎへんにムを付け私私私 私私私私私
古い瞳を投げ捨てて、明日を生きようとする者と
古い瞳を投げ捨てて、昨日を辱めようとする者が
等しく今日を仰ぎ見る
過去も未来もない瞬きの直後に
少女が指先で辿る、忘れてしまった綴り ...
ざくっ ざくっ
と泥田に鍬を入れながら
陽平さんは鼻歌を口ずさみます
佐知子さんもその横で
一緒に歌います
収穫期二人は
毎日ここへやってきて
泥と格闘します
水を抜き
灰色に ...
私たち社会が直面する最大の脆さは、分業化による広義の匿名性ではないかと、最近思う。
農耕民族であった私たちは、生産とは種まきから収穫であって、その益も責任もすべて個人、あるいは非常に小さな共同体 ...
牛乳瓶は蓋を開けたまま
空を見つめてる
その丸い口で
空を飲み込もうとでも思ってるのだろうか
白い雲を自分からこぼれた牛乳だと
勘違いをしているのだろうか
狭いガラス瓶の中に閉じ込められた ...
カーテン越しに映った朝の青空に
起きて起きてと催促されて
今起きますよ のどが渇いた
風はどこです 小川は澄んでる
今起きますよ おなかが減った
太陽さんさん 緑におはよう
僕はと ...
せとものが 乾いていく
洗った水を流す
手のとどかない
光源からのぬくもり
雇われたわけでもなく
息を 野に延ばす
図の中にいる血脈
末端を一巡り鼓動
いつか影を潰し
完 ...
あなたと二人で話す時
そこに難しい言葉はいらない
まずその前に私は難しい言葉を知らない
大学まで出してくれた
親には申し訳ないけれど
私は未だに世間知らずで
誰かが話すような難しい話題に
...
始まりがあり
終わりがあるのは
あたりまえ
でもそのあたりまえのことに
少しだけ疲れてしまった
静かな夜の静寂が
重苦しく身体を巡ってく
窓を半 ...
携帯電話の電池が切れかけている。私の電池も切れかけている。38時間近く眠っていない。忙しかったのではなく単に眠れなかった。眠剤がきかなかったのだ。時々こういうことがある。交替制の工場で働いていて生活リ ...
くだらない話ほど盛り上がるのは
きっと君のレスポンスのよさが
私にとって心地いいからなんだろうね
ありもしない世界を作って
さも見てきたかの様に
言葉に言葉を被せて
言いよどんだら ...
地球から1光年離れたなら
一年前の地球が見えるのだろうか
見えるなら
500万光年離れて
人間がどこで道を間違ったのか
見てみたいんだ
そしてついでに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜風<18のprose-9->
ウデラコウ
自由詩
5*
07/3/4 16:38
二人
イヴ
自由詩
1*
07/3/4 16:22
ノート(原のなかの家)
木立 悟
自由詩
7
07/3/4 16:12
ゼブラマンのため息
ジム・プリマ...
自由詩
1*
07/3/4 15:53
アイスクリーム
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
07/3/4 15:51
強い光
愛心
携帯写真+...
3*
07/3/4 15:48
雲色無限。
狠志
携帯写真+...
4
07/3/4 15:16
サーファー
1486 1...
自由詩
3*
07/3/4 15:03
赤い夢
草野大悟
自由詩
6*
07/3/4 14:34
こんちゅう記
ミゼット
自由詩
8*
07/3/4 14:19
誰かがいて初めて幸せと呼べる幸せ
蒼穹
自由詩
1*
07/3/4 14:17
おんなの節句
yangja...
自由詩
0
07/3/4 13:48
3月の風
はるこ
自由詩
4*
07/3/4 13:28
激
瑠音
自由詩
0
07/3/4 13:22
出口、入口
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/3/4 13:18
届かぬ文
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/3/4 13:15
あの世の闇に…
@ショコラ
自由詩
3
07/3/4 12:00
まだ何も見えない
水町綜助
自由詩
8*
07/3/4 11:41
どちらさまも
/////
川柳
2
07/3/4 10:53
全世界的アンブレラ2
吉岡孝次
自由詩
1
07/3/4 10:25
蓮
川口 掌
自由詩
8*
07/3/4 9:57
狂気の蜜
uminek...
散文(批評...
3*
07/3/4 9:53
牛乳瓶
ぽえむ君
自由詩
8*
07/3/4 9:36
サンデーモーニング
蔦谷たつや
自由詩
6*
07/3/4 9:31
化石源
砂木
自由詩
12*
07/3/4 9:27
あなたといる時
快晴
自由詩
5*
07/3/4 8:59
始まりと終わり
ジム・プリマ...
自由詩
2*
07/3/4 8:14
夢みたい(親指1000字エッセイ)
佐々宝砂
散文(批評...
5
07/3/4 7:58
言葉遊び
優飛
自由詩
7*
07/3/4 6:50
遠い場所から
maynar...
自由詩
2
07/3/4 6:06
5761
5762
5763
5764
5765
5766
5767
5768
5769
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
加筆訂正:
こんちゅう記
/
ミゼット
[07/3/4 14:31]
横書きを縦書きに
まだ何も見えない
/
水町綜助
[07/3/4 12:55]
若干訂正
8.43sec.