夜行列車の車窓。
夜明け前の雪国。
宙に舞う風雪。
山々の裏に潜む朝陽に
うっすらと浮かび上がる
ましろい雪原。
( {ルビ転寝=うたたね}の合間
( 車窓の外に離れて浮 ...
夜になると
緑色に輝く布に僕は立ち上がりながら包まれ
凍った吐息を漏らす
指の爪が長く伸びて尖って
僕は白い吐息を何度も吐く
夜を駈けたいと思う
地上に落ちた三日月を横目で見 ...
君の自我は哲学的な概念と心理学的な概念と精神分析学的な概念から完成された
アンドロイドを創造する技術は既にあった しかし?自我?のシステムはまだ開発されていなかった
ドイツ観念論哲学の祖であ ...
闇が町を包む
一番目の朝だ
どう見ても夜だ
二番目の朝だ
晴れている朝だ
どう見ても星が輝く朝だ
握り締めた拳を開いてしまえば夜になる
だから拳は握り締めたままで
瞬きを拒否する眼球が ...
制服が変わるとともに
七変化じゃないけど
みんなどんどん変わっていく
めぐちゃんは髪の毛を茶色にそめた
えりちゃんは化粧を始めた
みきちゃんはスカートを短くした
りなちゃんはピアスを開 ...
前を向いて歩くことを選んだときは
あなたが横にいないと
そう感じるから後ろを見ることだけをしてた
でも、何か違うと思い始めたこの愛をリセットしたかった
終わりが来ることを悟っても
失いた ...
宇宙が地球を影す頃
そろそろお家に帰らなきゃ
おいしそうな夕飯の匂い
あの子の家はカレーかな
いいないいな、おいしそう
僕の家はどんな匂いかな
好きな物が出るといいな
...
しろいしろい部屋に
しろいしろいテーブルと椅子
しろいしろいお皿に
なにかうつくしい食べるもの
朝の桃色の光が
しろいしろい部屋の
しろいしろいテーブルと椅子と
しろいしろいお皿と
...
しんかんせんが はっしゃする
ぐんぐんとはなれゆくきみのすむまちへ
ことばにならぬおもい
かそくするしんこうほうこうにさからって
きゅっ とくちをつぐんだまま
きみのことを すき ...
愛されることを 木漏れ日暮らしの中で
今 ナニモデキズに
自由に固めたい ...
青き玉のごとく輝ける君に贈る
いつからでしょうか
君のことばかり考えるようになりました
君から離れられず 夜ごと君のもとへ通う私を
君はどう思っていらっしゃるのでしょうね
君 ...
だいっきらい
強がって君に言う
だぁいすき
嫌みったらしく君に言う
なんとまあうらはらな
どれも本気なんてこもってないのに
いつも気持ちとうらはらがこぼれるの
こんな ...
せつないからため息をつくのだろうか
ため息をつくからせつなくなるのだろうか
その両方だと彼は言う
あの人に恋をしているのだろうか
恋がしたいだけなのだろうか
その両方だと彼女は言 ...
積み上げた積み木を
いたずらに壊して
感傷にひたれるほど
僕は上手くできてないんだ
優しいだけの自分なら
きっと簡単に作れるけど
ホントは傷付くのが恐いだけで
誰かの為だ ...
ぼくたちは客車のなかで汗だくで存在する
ぼくたちは時に自分たちの水分によりとろけてしまいそうになることがある
木々のようにつり革の手前で僕たちはたたずむ
そうしてなるべくスマートに中央口の改札を ...
雪道を溶かしておくれ燃える{ルビ様=よ}なディープパープル聴きつつ歩く
残業の帰りに星空眺め聴く アースウィンドアンドファイヤー
恋すればロック少女もセレブ嬢 アヴリル・ラヴィーン眺めて思 ...
君は何してるだろう 君は今何をしているのだろう 何をしているのか ぴちぴちと とろみのあるしずくが したたっているよ うな予感がしたよ おびただしい面積で ビシャーッと広がっているよ ここから ちから ...
曲がり角、見当たらない。
誰も、傍にいない。
ちょっと、カーブしてる。
なぁ、こんな道の何が面白い。
空は、綺麗なんだけどな。
ぼくたちは静かにシンナーを吸引する
ボンドやパテやガソリンはやらない
誤ってガソリンを飲んだロッテは恋人のアパートで死んだ
その恋人の名前をぼくたちは知らない
ぼくたちは常に純 ...
こんな話を知ってる?
僕の
友達の
友達の
友達の
友達の
友達はあの大統領かもしれないって
その大統領の
友達の
友達の
面倒だから省いて ...
序章
薄くけむる霧のほさきが、揺れている。
墨を散らかしながら、配列されて褐色の顔をした、
巨木の群を潜ると、
わたしは、使い古された貨幣のような森が、度々、空に向か ...
それは
湿った空気 抱えるカーテン裏や
灯りを 消したキッチン の隅から
悩ましさの記憶 せり上がって来て
しずかにこちら 顔を向け
瞬く間 昔の動物に 替わるということ
義憤で濡ら ...
私は 殺したことがあります。
言葉を 徹底的に 噛み殺したことが。
口の中を 苦い味で湿らせ、
悲鳴を上げることもなく ただ静かに死んでゆきました。
私は 言葉を 殺したことがある ...
山より落ちる一粒の
わずかばかりの水なれど
一つ一つとまた一つ
上から押され下へゆく
岩から岩へ結ばれて
わずかばかりの道なれど
下へ下へとまた下へ
道はつくられ道はある
落ち ...
喧騒の中で 君は 何かを考え込むかのように
じっと虚空を見つめて
僕は 思わず その横顔に 息をのむ
まるで 君の全てが キセキのようで
僕は君のために買った チョコ菓子が
今の君に ...
誰にも見られたくないから
急いで家に帰った
母さんが心配そうに声をかけた
でも
無視して階段を上がって行った
ドアノブをまわした
中には私だけの世界があった
そこにあるベットに滑 ...
くちびるの
置き場所を間違えた、夜明け
あなたへと無音で震える春が
無音で体温する春が
祈りを湿らせるので
耐え切れずに申し上げた春が
ぬくく、痛く、ここに
滲み始めるの ...
丸めた背中の向こう岸に
たまった呼吸の骸が たからもの
眠りはぬくもりに引きずられてくると
信じて布団にもぐりこむ
そんなあなたをここにおしこめたい
寝息の小川を
すい ...
私の本当の理想のタイプは
背が高くて格好良い人だけど
クラスでも地味で目立たない
あいつの事がなんだか気になる
私の本当の理想のタイプは
頼りがいのある人だけど
時には冷たく突き放す
...
キミの 一言で 今までの悲しみが散っていく
キミの しぐさで 今までの苦しみが散っていく
キミとの会話で 今までの歪んだ感情が散っていく
キミの 存在が 壊れそうだった私を 救ってく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜明け前 〜老婆の言霊〜
服部 剛
自由詩
10
07/2/6 0:51
三日月
はじめ
自由詩
5*
07/2/6 0:48
君の自我が創られるまでの軌跡
〃
自由詩
1*
07/2/6 0:47
再起動
狩心
自由詩
5*
07/2/6 0:39
高校進学
野薔薇
自由詩
3*
07/2/6 0:30
前を向いて
saya
自由詩
0
07/2/6 0:04
宇宙の宿す、影の頃
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/2/6 0:02
朝の海
ふるる
自由詩
9*
07/2/5 23:54
いずみ
服部 剛
自由詩
8*
07/2/5 23:46
ジャパニーズ・ポップ・ソング
狩心
自由詩
4*
07/2/5 23:39
恋文
青の詩人
自由詩
0*
07/2/5 23:29
うらはら
ことは
自由詩
2*
07/2/5 23:28
ため息と夕日と不器用
青の詩人
自由詩
4*
07/2/5 23:27
等身
優飛
自由詩
2*
07/2/5 23:23
「軽犯罪日記」 面接の練習・前編
馬野ミキ
自由詩
6
07/2/5 23:06
えいごでうたえ!〜Music on 575(Part1)
AKINON...
短歌
4
07/2/5 23:05
闇で蠢くものは、星のない夜空で発火
狩心
自由詩
2*
07/2/5 22:59
MY WAY。
狠志
携帯写真+...
3
07/2/5 22:55
「軽犯罪日記」 シンナーの練習
馬野ミキ
自由詩
13
07/2/5 22:39
帰納法
那人
自由詩
0
07/2/5 22:13
虚空に繁る木の歌 デッサン
前田ふむふむ
自由詩
22*
07/2/5 22:07
動物が侵攻中!
ゼロスケ
自由詩
2
07/2/5 21:50
Re:
汀
自由詩
1*
07/2/5 21:47
一つ一つとまた一つ
ぽえむ君
自由詩
14*
07/2/5 21:43
幸月夜
ウデラコウ
自由詩
2*
07/2/5 21:42
春待ち
緋月 衣瑠香
自由詩
10*
07/2/5 21:14
種子の祈り
A道化
自由詩
17
07/2/5 21:12
お題/風に乗る
茜井ことは
自由詩
2*
07/2/5 20:24
理想のタイプ
1486 1...
自由詩
5*
07/2/5 19:53
温かさ
renchu
自由詩
5*
07/2/5 19:27
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
5812
5813
5.87sec.