若さの中に埋もれていたのかもしれないね
乾いた木にもたれかかって
微熱を持った耳に唇を寄せた


それは丁度冷たい風が月明かりをざわめかせたとき
その落ち着き無い立ち居振る舞いが急 ...
ニュースでやってた
どうやら、隕石が衝突したらしい
隕石の中からはたぶんエイリアンが出てくるはずだよ
あーあーあー、マイクマイク、テストテスト
壊れた腕時計を見ると、時刻は午前二時(深夜)、し ...
画布一面に
描かれた椿の
色彩の深みは
凍えた空を思わせて
ひとすじの風にさえ
枝葉のさざめきが
聞こえてきそうであった
重なりあう緑葉の中に
たった一輪きりでも
咲き誇る花は
見 ...
ごろごろしたっていいじゃない
だってこんなに暖かい休日なんだもん
十年以上も大切に飼っていた玉ネギが
逃げてしまった
「探しています」を電柱や壁に貼り付けたが
反応は全くない
街を隈なく歩いたけれど
それらしいものもなく
みんなはそれぞれの玉ネギを幸せそ ...
漫画喫茶で生活している
あの子と僕は

まだ一度も口をきいたことがない

僕のタンスはコインロッカーだ
僕のバスルームは公園の水道だ
毎朝、派遣会社からの呼び出しを待って
暗いうちに出 ...
ねえ、ねえ、オセロやろうよ
オセロ
ねえ、これ赤にならないよ
この白も
この黒も
どうやったって赤にならないよ
赤にならないよ

そうだね、赤にはならなかった
あの時
僕らはあ ...
お茶缶が気になる
どうしてこれはお茶缶なのだろう
素材や意匠は自由だ
そう、自由なんだ、自由すぎるぐらいに

   ひとつだけ重要な事は
   茶葉が入っている、と言うことだ
    ...
使い古された男のそれのような
亀頭をそっと覗かせて
疑心暗鬼に世を憂う
お前が生きて最早万年
そろそろ敵も絶えた頃
お前の甲羅も外したらどうだ
重かろうに
窮屈だろうに
...
ある朝わたしは鴎になり
中央区永代橋の橋桁から白い小さな翼をひろげとびたつ

(そのときわたしははじめて空の名前を知ることになる)


江東区東陽町一丁目三番地
古めかしいビルの窓から
...
へらへら笑って煙草吸ってりゃ
明日も御天道さんは昇るのだと
安心しきってるような顔を見せないでくれ

既に恋愛感情は消えてなくなって
そもそも最初からそんな気持ちは無いんだと
安心しきった ...
建国の日に初老の夫婦と共ゆきて京洛の地に遊びたり

戦前戦中戦後、家族で暮らしし家今は喫茶店となる


両手に掴めば幼子のごと妻の裸足はほのつめたきかな
何時からだろう
みんなと同じじゃ嫌って思ったの



無駄に短いスカートはくのやめました

無駄に高いブランド持つのもやめました

無駄に派手なメイクもやめました

無駄に暗 ...
 夢の中でも詩をつくっている
 このどうしようもない欲
 とっておきの最初の一行が思い浮かんでそれを記憶に留めるのだが
 夢の時間が長過ぎてすっかり忘れてしまう
 とっておきの一行を夢から覚め ...
 身体が勝手に動いてキーボードを叩くんだ
 何かを書きたいという欲望
 体外に放出して動き出せ
 僕は冷たい氷の上で生きている
 氷河が爆発して砕け散っても
 僕は別に驚かない
 この氷河 ...
 太陽が傾いてものの影が鋭く伸びる
 烏は飛び立ち夕日が熱を放出してふるふると震えている
 烏は太陽の上を飛んだ 影によって真っ黒に塗りつぶされている
 幼い僕は公園のブランコに乗っている
  ...
俺様は草野球チームの四塁手だ
10番打者で四塁手だ
そんなポジションないよとか言うな!
メンバー足りてるからいらないよと言われても
三塁と本塁の間でばっちこーい!と叫んでやる

俺様は会社 ...
   怒りの顔を持ちながら、声をあげないすべてのもの。(ルネ・シャール)


それぞれの季節に、ハンカチはそれぞれの弧を描いて揺れた。
敵意を抱いた哄笑のしたで、
あらゆる死のイマージュを飾 ...
Listen,
"I love you" is the word for I love the most.
Would you marry me?

Whenever yo ...
人は「現実の世界」と「物語の世界」という二つの世界に住んでいるのだと、最近は思うようになりました。
しかもどちらか好きな方を選んで、好きな世界にだけ住むことはできなくて、
必ず二つの世界にまたがっ ...
君の匂いを辿れば

人ごみの中でも

すぐに見つけることが出来るよ

それは香水とかのコピーじゃなくて

君の存在から溢れ出すものだから

他の誰のとも似つかない

君だけのオ ...
何も知らない事を知っている事は
幸せだろうか



無知のまま、
 笑ったり
  怒ったり
   空っぽになったり

そんな日常を自覚せず過ごしていくほうがずっと幸せに思え ...
おそらく犯人は、チューガクセイだ

彼らは初めてのお酒を1ヶ月前に飲んで
初めてのタバコを一週間前に吸って
きっと、まだ、全然童貞だ


ね、時間と希望だけは誰よりも持ってる向こう見ずな ...

中心と空洞
球面と化石
向かいあえない
水の砦


しあわせ
ふしあわせに触れずに
消えるしあわせ
夜の道をはばたく
濡れた鉄の火


曇りの地図が
晴れ ...
すまんま すまま あんやらや
さらんだ すだら はいひりや
せけそん ど てんばふぃお
うばる ぞんま がらんがんば さ


しかいのおくに みえるときのはてま
はて の ま、 ...
一人で、立ってなきゃいけない。
ってのは、解ってるんだけど。

疲れたりもするんだ。

けれど、寄り添える人も居なくて。
一人ぼっちで。

布団に倒れこんだ。
冷たく包んでくれた。
...
ほころぶつぼみは
握りこぶしを揺らす
乳飲み子の
すこしひらいた
くちびるのように
まあるい頬のように

まだ寒々とそらが暗く
いよいよ産まれる朝、
あなた
病室にとんで来て
...
胸に、一つだけ願いを掲げていなさい。
ただ一つの その願いは、いつか必ず叶う。
心に、一つだけ誓いを掲げていなさい。
ただ一つの その誓いは、いつも あなたを救う。

ただ一つの そ ...
薄ら{ルビ氷=ひ}染める朝影は

思い焦がれた凍て蝶の

きらと溶け合う

玄冥の{ルビ吐息=いき}―――


砂絵のように脆い心で

{ルビ消=け}残る跡を 思い{ルビ染=し} ...
もう居ない人の事を考える



君は


交差点の向こう側


人込みの中ひとり


振り返って立ってる



悲しそうでもなく


笑ってるわけでもなく

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ピアスロリータ℃。自由詩307/2/12 14:47
火災現場からのレポート狩心自由詩7*07/2/12 14:11
絵の中の、LEO自由詩32*07/2/12 13:58
ネコの休日OLGA携帯写真+...7*07/2/12 13:17
ぼくの玉ネギぽえむ君自由詩12*07/2/12 13:15
東京放浪うめバア自由詩16*07/2/12 12:14
オセロたもつ自由詩1207/2/12 11:43
お茶缶についてのひと巡りたりぽん(大...未詩・独白8*07/2/12 11:25
亀の甲羅なかがわひろ...自由詩4*07/2/12 11:06
BLUE HEAVEN(ノート)青色銀河団未詩・独白807/2/12 10:31
能面ヴァレンティーナ虹村 凌自由詩5*07/2/12 9:57
ほのさむき朝生田 稔短歌4*07/2/12 8:45
回帰優飛自由詩6*07/2/12 8:03
はじめ自由詩3*07/2/12 7:16
大きな欲望自由詩3*07/2/12 7:15
1日自由詩2*07/2/12 7:14
俺様は四塁手新守山ダダマ自由詩2007/2/12 7:11
ラインあるいは境界線んなこたーな...自由詩307/2/12 6:54
プロポーズ を拝借してFUBAR自由詩0*07/2/12 6:01
「現実の世界」と「物語の世界」相良ゆう散文(批評...2*07/2/12 4:46
君の匂い三架月 眞名...自由詩6*07/2/12 3:28
ソクラテスR自由詩107/2/12 3:08
ふぁっくリヅ携帯写真+...7*07/2/12 2:29
光気降譜木立 悟自由詩807/2/12 2:13
つちのうえに おどる(1+1)/...自由詩0*07/2/12 1:40
ひとりぼっち。狠志自由詩307/2/12 1:39
椿フユキヱリカ携帯写真+...11*07/2/12 1:31
「ただ一つの願いは必ず叶う」和 路流(N...自由詩5*07/2/12 1:22
侘歌朱雀自由詩3*07/2/12 1:15
元々全てなかったようにビーチ自由詩5*07/2/12 1:13

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