古いアニメのように
のっぺらぼうの観客の僕らの主人公の後ろの僕らの主人公
同じことを繰り返し
同じことを繰り返す
せっかく年末に片付けたのにもう特に2月
どんどん ...
あいかわらず武士だった
参代する日でもなかろうに
女房殿に渡された温かい包みを抱えて
坂を下ってゆく
*
何やら人垣ができていて
たいそうな{ルビ賑=にぎ}わいである
隣の女房が ...
いつからか
泣くという事が
できなくなってしまった
涙は
決して
私を守る銃には
ならない
涙は
一度流してしまったら
血となり中々止まらず
どんどん流れていく
そし ...
秋はゆっくりと来ていた
朝夕の風を
冷たくすることから始めて
草花の種を気まぐれに弾き
ななかまどの実を
少しだけ赤く染めてみた
けれども空はまだ若い
夏の面影を残していた
梢には ...
きょう
ぼくは少年だった
両腕をいっぱいに伸ばして
いちにち
空を憧れていた
ぼくのノートは
かなしい文字でいっぱいだ
さようなら
さようなら
みんな さよ ...
夕日の光が部屋に差し込んできて部屋はセピア色に包まれた
僕と君はそれぞれ向かい合って日に焼けた椅子に座り 両手を組んでいる
何か話をしようか 僕は色々なことを考える
君の時間は残り少ない ...
世界はこんなにも静かだ
人間達や動物達や虫達や植物達は眠っている
僕だけが目を覚ましている
夜は朝を呼ぶことなくじっと眠っている
星々や月は住処に戻っているらしく姿がない
雲は風 ...
雨が降り続いている
僕の落ち着ける心
心の底は雨が染み込んで温もりを持っている
僕は詩を書くことを拒絶した
しかし今詩を書いている
時間の止まった意識 灰色の世界を彷徨う
薄 ...
いつもそうやって
自分をごまかすのね
{引用=それは何用の仮面?}
ねぇ 時々は見せるの
自分の心
{引用=扉は開けないほうがいい?}
話してみれば
あなたの心の色
{引用=そんな ...
ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍えて
この白い皿に乗って
おれたちの血肉になる
あたたかいから
おいしいから
たくさん ...
第十ニューロン「そして今へ。」
さて、私はそのままアメリカに来てしまった。
アメリカについた当初の事は、また別のエッセイに書くとして、
一連の事柄で覚えている事を、書き記しておこう。
...
新しい朝をつくろう
いつもとは違う やわらかい空気を
吹き溜まりの部屋に呼び込んだなら
新しい朝をつくろう
いつもとは違う あたたかい光を
変わらない白の照射に重ねた ...
気が付くと、
また曖昧なものになっていた。
前回はあいまいで、
その前はアイマイだった。
…ような気がする。
これもまた曖昧である。
曖昧なものになった ...
カブトガニが
切り開いた
密林の中の
焼け残った
畑の中に
落ちていたのが
乾いた魚の腸
鯨の尻尾の先が
草むらに浸かって
元気の良い
水音を奏でている
乱れた髪の毛を解して
...
すべり落ちてくる嘘の流星
隙をみせたら舐め尽くされる
枕元まで行進する藁をも掴む世代
神経は擦り減り
悪魔がゲームしている
深い闇が行き場を遮る
常に圧力のかかる後頭部
...
夜に堕ちて
モノクロの街
マネキンたちの舞踏会が華やかに催される
ああ、ほら。鏡を見ちゃいけない
糸がうつってしまうよ
理想的な表情
優しく滑る言葉たち
美しいだけの人々
...
旅立ちの日に約束した事覚えてる?
どんな時も二人で乗り越えていこう
なのに何故一人で抱え込んでいるの?
君が運べないほどの荷物を
僕が持てるはずはないけど
二人で片方ずつ分け合えば
負 ...
ねえほらもう消灯時間
鼻をつけた畳のにおいは遠く太陽の香り
君が恋しいのは
今に始まったことじゃないでしょ
ぐっとこらえた腹のそこに溜めてみて
それはきっとどっかにつながってるけ ...
君の手をとればよかった
そうやって差し出された手を
やさしく つつめばよかった
君の頭をなでればよかった
いつものように手を伸ばして
やさしく 触れればよかった
少しだけ そうした ...
君の表面を覆う僕
目に入れても痛くないし怖くないだろ?
まるで一緒になったきぶんだね
でも知ってる?
僕に汚れとかがあったら
君は痛くて涙を流すんだ
...
うるさい無音が舞う部屋で
あなたはピアノを奏でる
無音はあなたの音に慄き
我先にと部屋を抜け出す
その格好のままでいて
僕があなたの隣に行こうとすると
あなたは優しく
...
冬の海 少し遅れて貴方の後を
今日旅立とう 今決めました
もう二度と会えない事を思いつつ
歩く砂浜言葉少なく
海の果て遠く離れた地を思う
如何して私たった独りで
きっともう忘れ ...
ある飲食店でラーメンを注文した
数分後 店員がラーメンを持ってきた
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」
そう言って彼は去って行った
何かに似ている気がす ...
おんなの 肋骨の街で
ふっつり おとこが
おわる 言葉だけで
せかいを こわした
つぐないに 雪がふる
あるがままに咲く花が薫るよ
藍色に染まってく街のスキマで
ただ空を見上げるのに飽いた僕は
迷走するネズミたちの群れの中で
瞑想する聖者たちの群れの中で
...
{ルビ朝凍=あさじみ}の
利休鼠に
朱を刷いて
きと{ルビ誘=おび}かるる
垣の山茶花
暗香に
袂を引かれ
仰ぎ見つ
名残の雪に
...
「ネット詩」って呼ばれるものがありますよね?
なんでしょうね?
「ネット詩」って。
なんかいやらしい。
「ねっとし」みたいで、
粘着っぽいっていうか、
なんか、
あーやだやだwww
...
またひとつ
視界が変わる
押し出された海は
今
夜明け前の静寂を湛え
黎明を惜しむ
進めと
声がする
東の海空の境より 新しい
光が 生まれた
鼓動が
響く
あなた ...
あの太陽を挑発するように
空に向かって主張する
大きな大きなくらげ雲
這い上がる排煙は
この世の隅々にまである希望を巻き込んで
絶望色に空を染める
その触手に刺された先に ...
僕の奥底、根底に
通じる道は
とんでもなく
曲がりくねっていて
迷路みたいだ
なかなかゴールにたどり着かないよ
きっと皆も似たようなもの
だから、ひね ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ともだちのうちはどこ
七味とうがら...
自由詩
3*
07/2/9 10:49
武士と猫
佐野権太
自由詩
21*
07/2/9 10:43
血の涙
野薔薇
自由詩
2*
07/2/9 10:05
コスモス
北野つづみ
自由詩
2*
07/2/9 9:56
ぼくは少年だった
yo-yo
自由詩
12*
07/2/9 7:05
夕日の光
はじめ
自由詩
0
07/2/9 7:02
眠り
〃
自由詩
0*
07/2/9 7:00
意識
〃
自由詩
0*
07/2/9 6:59
I⇔YOU
優飛
自由詩
4*
07/2/9 5:43
ビーズ
水在らあらあ
自由詩
23*
07/2/9 5:23
記憶の断片小説・ロードムービー「卒業」
虹村 凌
散文(批評...
2*
07/2/9 4:59
あたらしい朝
相良ゆう
自由詩
2*
07/2/9 3:15
「 曖昧なわたし。 」
PULL.
自由詩
8*
07/2/9 2:37
朝
あおば
自由詩
7*
07/2/9 2:32
春まだか
山崎 風雅
自由詩
7*
07/2/9 2:06
深夜の独り言
月焦狼
未詩・独白
0
07/2/9 1:42
トランク
1486 1...
自由詩
10*
07/2/9 1:33
眠る前
hash
自由詩
1
07/2/9 1:02
少しだけ
〃
自由詩
3
07/2/9 0:57
コンタクトレンズ
テルテル坊主
自由詩
3*
07/2/9 0:34
うるさい無音が舞う部屋で
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/2/9 0:31
貴方から遠く離れて
キリヱ
短歌
1
07/2/9 0:25
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」
青の詩人
自由詩
2*
07/2/8 23:45
そろもん(レントゲンの話)
みつべえ
自由詩
2
07/2/8 23:30
藍色の群れの中で
なごまる
自由詩
2*
07/2/8 23:27
浅春
朱雀
短歌
5*
07/2/8 23:25
パクりました。ミリ・バニリって今なにしてるんかなあ?音楽して ...
太郎本人
自由詩
13*
07/2/8 23:20
誕 生
彌月
自由詩
3*
07/2/8 23:17
くらげ雲
なかがわひろ...
自由詩
7*
07/2/8 23:13
工事
那人
自由詩
1*
07/2/8 23:12
5765
5766
5767
5768
5769
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
加筆訂正:
パクりました。ミリ・バニリって今なにしてるんかなあ?音楽してると良いなあ。
/
太郎本人
[07/2/8 23:29]
オン書きなので、みながら修正。で、これってどう表示されるのwww
石塔
/
服部 剛
[07/2/8 23:22]
1・2連目を書き直しました。
6.75sec.