後ろ向きの少女
ただ微笑を残して 愛を夢見たまま
まだ世界を知らな過ぎる子
誰もが彼女に気付かずに通り過ぎていく
皆 未来に向かっているから
...
赤く陽気な風船は
ぷーっと膨らんで
青い空に舞い上がるよう
しょぼくれた風船は
針で貫かれた
尽き ...
指先のその指先の紡ぐ白
伝えたい言葉が先に消えてゆく
自分の主張を伝える手段として安易に詩を使っちゃいけない、とかなんとか、どっかで見たような気がする。けれど、もちろん「僕」の伝えたいこ ...
お誕生日にも
クリスマスにも
ホワイトデーにも
なーんにもしてくれなかったあなたが
ある日買ってきたのは
室内用のプラネタリウム
わたしは食器洗い器がほしくて
乾燥機がほしくて
全 ...
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
――{注三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい=高杉晋作が作った都々逸}――
寝物語の睦言に
誰がうとたか{ルビ漫歌=そぞろうた}
熊野の{ルビ牛王=ごおう}を裏返し
...
きみの中に青白い強い炎がある きみがきみ
ひとりで燃やしてきた炎 ほかの誰によっても燃やすことの出来な
い炎 刺すような傷の痛み
再生される記憶 およ ...
{ルビ翠=すい}の{ルビ竹生=たかふ}に月夜影
稲穂に似たる紫は 二目と見れぬ稀有な花
最期の時を飾らんと 今を盛りと咲き満つる
風も無き夜に{ルビ竹葉=たかは}が騒ぎ 月花に浮 ...
”いっぺんの汚れもない”なんて純白が
似合うはずもないことを
よおく よおく 知っていたので
貴方がよこした手紙のはじめが
どろや 食べかす
他の人の存在で 彩られていても
私は
とん ...
{ルビ熟=う}んだ柘榴を ひと齧り
愛しいあの子の味がする
{ルビ魄=たま}に根付いた夜叉の念
如来に帰依せど 忘らりょか
ぷつりと潰れた舌触り
あの子の目玉と瓜二つ ...
あの子は自分を傷つけているけど、わたしだって文句は言えない。
最近は落ち着いてはいるものの、前は傷つけて生きていたもの、ね。
今日せんせいが言ったっけ、きれいごとを並べたっけ。
それであ ...
なんでもいいから、
理由も
温もりも
微笑みも
なんにもいらないから、
とは言っても
傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて
それは
きっと
ただのわ ...
一つしか無いヘルメット
迷いも無く、私に差し出した。
前に乗るのは貴方なのに・・・
何も考えずに風に向かう貴方の後ろで
温かい感情が顔を流れ落ちた
...
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない
希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない
ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ...
だいたい、
いけない事ってことって
誰を基準に決めるんだよ
すべて基準値です。
あたしが六法です。
やっぱ間違いです。
これも正解です。
結局、
...
文章も入れてみました
深い深い眠りの底
目を剥いてトリップしたみたいな
空気の無くなるエリア
君は今何処に居るんだろう
いい加減
出てきてくれないか
暑さと切なさで
殺られそうだ
突然の光に
束の間の
神々の黄昏
...
その 君の
やわらかく
みずみずしく
すけてみえて
かんじやすい
感性を 心を
いや 良心を
守るべきなら
魂を入れる 要塞を 築くべきだ
武装した 兵など 配して
...
あんまり綺麗だから。
まねしちゃったね。
けどね、
夜までまねしなくても、
良いんじゃないかな。
あと一時間でこの詩を書き終えないといけない!
九時半には就寝のサイレンが鳴るはずだ
ここは刑務所 僕は万引きの罪で捕まった
囚人服姿に伸びた髪と無精髭
とても詩人には見えない
生 ...
通気口から地獄の呻き声が聞こえてきた
僕はいつもそれを聞くと心が砕かれる
頭は混乱して呻き声が通気口から耳許に移って永遠と苦しめ続ける
僕はこの詩を書いて身を浄化させるつもりだ
僕 ...
夢を見て飛び起きた
ビル群に花火の光と影が飛び散っていた
今日は年に一度の花火大会だ
同じように地上に大輪を咲かせている観覧車
光り輝いて点滅したり色彩を多様に鮮やかに変化させてい ...
いつの間にか変な癖が付いてたんだ
あの人が手を挙げるだけなのに
僕は頭を庇うように手で隠れるような
そんな仕草を反射的にしてしまう
どうしてだろう?
ううん、判ってる
ごめんなさい
伝えたい
言葉の先に
飛び出たみたいに
嘘が付く
素直さに
後ろを向いて
泣いていた
あなたじゃなくちゃ
駄目だった
くだらない
意 ...
イディオとサヴァンは瓜二つ
それもそのはず 種ひとつ
フィリアとフォビアも瓜二つ
それもそのはず 花ひとつ
イディオとサヴァンは
フィリアとフォビアとめでたく結婚
だけ ...
迷走した夜明けが今日に辿り着いた
しまい忘れた記憶が日に焼かれ
過去になりきれなければ後悔になる
朱の刻
その頃眠りにつくのがいい
闇と格闘した疲れを明るく癒す ...
夜のように黒いギター
男の心は弦のように震えている
お前を求める狂おしさに
かき鳴らす指は赤い血でにじんだ
男の心は届いているか
男の歌はお前に響いているか
闇のように黒いギター
...
教室の隅で林檎かじってた
ただ眺めてた
いじめられてる田中君
授業崩壊
泣いてる山口先生
僕には関係ない
教室の隅で林檎かじってた
陰湿噂話
流行りのファッション
飼ってる犬が ...
ダイヤル式、赤の公衆電話
バーの片隅に隠れるようにあった
この電話って使えるわけ?
マスターはゆっくり頷いた
つい懐かしくてコインを落とした
手は勝手にダイヤルを手際よく回す
この ...
ぼくは大きな釜に出会った
冷たい緑色の海で
コロシアムのような釜の内側では
みんなが僕を待っているような気がした
釜の中へ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
後ろ向きの少女
憂
自由詩
1
07/2/27 20:44
【 風船 】
豊嶋祐匠
自由詩
3*
07/2/27 20:34
大きく腕を広げて
AB(なかほ...
未詩・独白
8
07/2/27 20:32
南十字星
ふぁんバーバ...
自由詩
12*
07/2/27 20:09
明かりの消えた空の下で
プル式
自由詩
14*
07/2/27 20:04
滑歌
朱雀
自由詩
5*
07/2/27 20:02
創書日和「炎」 Own Fire
大村 浩一
自由詩
7*
07/2/27 20:01
竹想花伝
朱雀
自由詩
4*
07/2/27 20:01
混色の果てに
汀
自由詩
3*
07/2/27 20:01
百子同室
朱雀
自由詩
3*
07/2/27 19:59
戯言
ひめと
散文(批評...
2
07/2/27 19:57
キス
〃
自由詩
10*
07/2/27 19:09
風
shion
自由詩
3*
07/2/27 18:15
ムーンウォーク
1486 1...
自由詩
11*
07/2/27 18:02
アイデンティティ・アイスキャンディ
明日葉
自由詩
3*
07/2/27 18:02
足跡(アニメポエム)
ぽえむ君
携帯写真+...
9*
07/2/27 17:57
ラグナロク
宙空 心
携帯写真+...
4*
07/2/27 17:47
君の・・・
アハウ
自由詩
2*
07/2/27 17:35
まねっこ。
狠志
携帯写真+...
6
07/2/27 17:20
延刑フランスパン
はじめ
自由詩
1*
07/2/27 17:10
地獄の声
〃
自由詩
1*
07/2/27 17:09
大花火
〃
自由詩
1*
07/2/27 17:08
忘れたけど
AKiHiC...
自由詩
2
07/2/27 16:55
だからきっと、届かない
蓮未
自由詩
4*
07/2/27 16:18
*イディオとサヴァンとフィリアとフォビア*
知風
自由詩
1
07/2/27 16:03
「毎日が違う目覚めなら」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
4*
07/2/27 15:03
黒いギター
石瀬琳々
自由詩
16*
07/2/27 14:55
単独視
倉持 雛
自由詩
2
07/2/27 14:40
電話
vi
未詩・独白
5*
07/2/27 14:32
海で
ポッケ
未詩・独白
2*
07/2/27 12:55
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
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5814
5815
5.57sec.