蝶もサナギがら産まれでる時
勇気と幾ばくかの痛みはともなうのではないだろうか
かたい殻の中で内から突きあげてくる衝動に身悶えながら
必死に闇の中で蠢く
満身の力をこめて ...
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
...
窓の外に挙動不審者がいる。怖い。
昨日の夜もいた。
二階の部屋のカーテンのすきまからそっと表をうかがう。
不審者は家の前の電柱に半ばまで登って、そこにしがみついていて、顔を半分のぞかせな ...
なあ、雪、降ってるよ
なんぼ今年は暖かい言うても
冬は冬やから
ちゃんとあんたの見たかった
雪、降ってるよ
ベッドに横になる
あなたの瞼は死神の重しで
開かなくなり ...
世界一強い国を 惨劇が襲いました
思わぬ事態に呆然とし 泣き喚く人々
事件は世界を変えました
悲劇を繰り返さぬよう 原因を絶つのです
悪の温床には 国連軍が派遣されました
誤爆により 人 ...
意味が無いと言われた時間
結果、崩壊した
結果、存在しなくなった
結果、つまりは否定
結果、亡くなった
歴史の様に繰り返し
過ちには気付かない
腹を割った自殺人
我に力を… ...
門出だと
自分の心に
言い聞かし
涙ごまかし
無理して笑う
最後だと
解っているのに
言えなくて
ちゅうぶらりんの
私の心
仕事に行く
ぎりぎりのところ
足を一歩踏み出すだけで息が苦しい
外の世界とつながらない
伸ばした手はいつも空気を掴んだ
あたたかい手はない
足を踏み出すだけで疲れていく一歩一歩
...
焦り 惑う 心
何を焦っているのか 何を戸惑っているのか この心
何をそんなに急いでいるの 私 ・・・
まだまだ時間はあるでしょ?
焦って 進んで 転んで 空回り ...
空のポリバケツがゴロゴロと
春一番の風だか 季節外れの突風だかに
弄ばれるようにゴロゴロと
あっちへ行ったり こっちへ来たり
空のバケツに意思はない
風の吹くままあなたの望むまま
ちょ ...
さふして立つてゐて坐つてゐてさふして
大切なモノを大切にするほど 壊れてゆくのは何故?
ただ・・・愛したいだけなのに 愛してはいけないのでしょうか・・・
愛すれば愛するほど 嫌われて
大切にすればするほど 壊れてゆく ...
{引用=木の芽を幾つ数えた頃に
木の芽を幾つ摘んだ日に
想い晴れないこの空で
幾度の晩を越したのか
ひとつ小さな結びの手
時には木漏れ日うたたね木
姿変われど弓張り月の
野原 ...
めざめ て
1 という数字に安堵する
紙をぺらり べりっとやぶり
くしゃっと捨てる
とりだしたければ、箱に手をいれるだけ
小さい緩衝地帯にどんどんほうりこむ
あれも あれも
...
ぼうしから とりだした
はなづなを そらに
かけおわると てぶくろをぬぎ
ゆびぶえ ふいて
ことりたちを よびよせる
*関連作品
手品の話→http://po-m.com/foru ...
言の葉が 舞い
言の葉が 光り
言の葉が 歌う
言の葉の大樹に寄り添い
顔を上げれば ほら
言の葉が楽しげに 歌う
木漏れ日はまぶしく
光り 舞って
言の葉の旋律を奏でる
一 ...
ぶら下がろうと思った縄が
ちぎれてしまった
陥れるために仕組まれた陰謀か?
創造者による試練か?
嘆いてもしょうがない
擦り切れた心をそっと抱いて
壊された感情なんて捨ててしま ...
いつも通る道のある家の玄関に置かれた
手入れを忘れられたその花壇は
いつも泥みれだった
白い花が咲いているというのに
綺麗とは思われず
むしろその花の美しさが
汚さを目立たせていた
花の ...
たおれると
痛いの。
せなかの傷口がひらくの。
何があってもこれがあれば大丈夫。
その「これ」を見つけてください。
誰かがそれを「逃げ」だと言っても
気にすることはありません。
その「これ」は「逃げ」ではなく
あなたの「幸せの種」です
鳥かごを作った
鳥は空にいるので
それで良かった
代わりに魚を入れると
苦しそうに跳ねた
花や玩具を入れても
どうということはなかった
鳥かごは
誰のものでもなかった
鳥は空にいた
...
近所の浄水場に
今日もまた
死体がうかんだ
警察は
現場封鎖をして
今度こそ必死に調べたけれども
結局今回も
死体が、水を、汚染していたのか
水が、死体を、浄化していたのか
死体 ...
歩幅はいつも貴方と同じ
優雅な大股の一歩がひそかな誇り
目線の先は遠くで交わる
そこはどこなの?か
知ったことかと笑いあい
そこにはいつ着く?の
予定なら未定とうそぶく
脚のコン ...
(?){引用=見えないかれらへのしつもんじょう ぼくより}
幽霊 彼は
この世のどこかにいるのですか
幽霊 彼は
あの世のどこかにいるのですか
この世とは どこからどこまでで
...
置いてきぼりをくった事も判らずに
自我の尻尾を振りながら
manualを金科玉条としていた昔
なのに今や うつろな自分と
まぼろしの他人とが鬼ごっこしている
...
3月のつぼみをほどかぬよう
小さく軽くノックする
唇をつけるほどにのぞきこむ
私のこころ乱すほどその姿美しく
手の平で包んで奪い去ってしまいたいと言ったのなら
快活にあははと笑うだろう
君 ...
{引用=そこに立っていてはいけない
だってね
そこは通路なんだから}
満月の夜
ぽっかりあいた空の穴へと
長い階段を登る
有象無象の影
水面に映る月は
堕落した ...
不安が胸に 落ちて来て
目を 覚ます
どうしよう どうしよう
真夜中に 立ち上がる
暗闇の中を 歩き回る
狂気が 目を覚ます
遠いところで 正気も目を覚ます
ゆっくりと ゆっくりと
...
光差し添う{ルビ日照雨=そばえ}受け
孕む息吹に 背を伸ばし
明日を手繰りて ときめきを
{ルビ抱=いだ}く{ルビ童=わらし}が 虹を吐く
透ける視線は {ルビ横豎=おうじ ...
昨日もキミは
ひととおり愚痴
こぼしたあと
いつものように言った
もう何度聞いただろう?
うわごとか戯れ言と
放っておけばいいのに
そうもいかないんだ
ボクはなんと返せばいいか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
butterfly ecstasy
渡 ひろこ
自由詩
6*
07/3/2 0:35
はるのかぜ
青色銀河団
未詩・独白
14
07/3/2 0:29
挙動不審者
hon
散文(批評...
2*
07/3/2 0:09
雪桜(ユキザクラ)
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/3/2 0:07
ソネット 愛と平和
月焦狼
自由詩
0
07/3/2 0:06
崩れるべき形と訴え、壊れた今
流希-Яuk...
自由詩
1
07/3/1 23:53
卒業
秋桜
短歌
6
07/3/1 23:35
休日
暗闇れもん
自由詩
5*
07/3/1 23:29
狂い
心愛
自由詩
3*
07/3/1 23:24
空のバケツ
紙ふぶき
自由詩
1
07/3/1 23:23
無季 自由律
/////
俳句
1
07/3/1 23:20
もっと愛したい
心愛
自由詩
3*
07/3/1 23:13
待ち惚け
夕凪ここあ
自由詩
9*
07/3/1 23:11
カレンダー
さかな
自由詩
0
07/3/1 22:53
そろもん(野外公演の話)
みつべえ
自由詩
3
07/3/1 22:47
言の葉
渡辺亘
自由詩
3*
07/3/1 22:45
Hooker
maynar...
自由詩
1
07/3/1 22:22
悲しい花
ぽえむ君
自由詩
13*
07/3/1 22:20
テーマパーク
吉岡孝次
自由詩
2
07/3/1 22:06
幸せの種
美琴
自由詩
4
07/3/1 21:49
鳥は空にいた
たもつ
自由詩
9
07/3/1 21:46
水と死体と
シリ・カゲル
自由詩
1*
07/3/1 21:42
ワルツ
Six
未詩・独白
1
07/3/1 21:38
響漣—三つの声源による—
輪橋 秀綺
自由詩
2*
07/3/1 21:35
にびいろの声紋
信天翁
自由詩
3
07/3/1 21:07
春かげろう
さくらほ
自由詩
9*
07/3/1 21:02
素晴らしき鈍感
深月アヤ
自由詩
4*
07/3/1 20:55
不安な目覚め
雨人
自由詩
2*
07/3/1 20:35
狐福
朱雀
自由詩
2+*
07/3/1 20:17
夕暮れフォトグラフ
水中原動機
自由詩
3
07/3/1 20:09
5768
5769
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
加筆訂正:
*サヨナラ*
/
かおる
[07/3/1 20:12]
今更なのですが、誤字見つけてもらいました。
7.89sec.