木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう ...
悲しくなって遠吠えすると
風に乗って
色んな場所から返事を貰った

風が生まれるならそれは掌からだ
水面に翳すと波紋が囁き 
耳を澄ませばラピスラズリが唄う
冷たい指先で声を拾って
廃 ...
シャボン玉や

星がまあるいのは

それは

その形が一番安定していて

存在しやすいから

それなら僕は

ヒザをたたんで

角っこで

まあるくなっていたい
「いらいらしてんな。」
そう言ったのは友達。
「今日一緒に帰れない。」
そう言ったのはキミ。



鞄をベッドに投げつけるように置いて、
一人きりの部屋にうずくまる僕。

別に気に ...
手はいつも、ポケットの中。
ケータイと手をつないだまま。

淋しがりや。

あったかい、あなたの手。
あったかい、こころ。
あったかい、コーヒー。

手をつなごうか。
{引用=誰も ...
四角い硝子管の向こうで

きっちりとしたいい年のおじさんが言う

「地球が壊れています」と

隣で彼女が蜜柑を皮ごと貪っている

壊れていると思った

翌日 置手紙を残して彼女は消 ...
庭で子どもたちが泣いている
ちいちい ちいちいと泣きながら
翼をぱたぱたさせている
それだけで 私ももらい泣く
私は狂ってしまったんだと思いながら泣く

そして何を悲しんでいたのか わから ...
 路面が凍りそうなほど寒い朝
 彼は社長を迎えに行った
 自宅に着くと
 リビングのソファで社長が
 頭から血を流して倒れていた
 頭の中身は
 アンティークの柱時計に ...
蒲鉾がなくなったので、
あたしは買いに行く。
近くのスーパーは深夜まで開いている。
あそこの練り物はコンビニのよりも美味しい。
そう彼が言っていた。
自転車に ...
問1

生きる事 □ 死ぬ事
四角に入る記号はどれ?… >, =, <

問2

一番大切なものはどれ?

愛・夢・金・平和・金・命・自分・他人

問3

愛とは何か
10 ...
文化村通りを

僕は歩く

散開する人々

人々

人々

人々の群のなかを

自分を縫いつけるように

錯綜して

目的は

失せもの

探しもの

買い ...
悪夢と呼ばれた少女




眠れない日が始まって
眠ることに怯えだして
眠らないことを意識し始めた


「カラン」

...
崖っぷちでお父さんが寝ていた
風邪などひかないように
布団をかけてあげた
ああ、これは夢なんだな
と分かって目が覚めると
崖っぷちで寝ている僕に
お父さんが布団をかけてくれていた
細い腕 ...
 車は走る。

酒などなめる程度にしか口にしていないのに、なぜか疼痛があたまにしつこくこびりついている。
ウインカーの点滅音。
そのメトロノーム。運転手はハンドルを大きく右に切った。
ゆるや ...
{引用=





夜は
地の影 海の影



人は
光りのかげ 愛のかげ

青は
心の翳 かなしみの翳



光りは
闇の陰 空の陰

炎は
木の影 風 ...
ねえ、そういうのいけないと思います「あなたを愛してる」と書く希薄さ

会うたびに確認しても同じこと脆弱な作りになっているのよ愛は

保証書に期限を書かないようなこと。君への好きもそのようなこと ...
それは{ルビ鬨=とき}の声
感情が地鳴りとともに疾駆して
旗が塗り替えられる
さぁ今、ダイスは転がされて

詮無い口実でよかった
まこと正しい正義など、初めから
どこそこにあると、誰が教 ...
解らないくらいがちょうどいいよと

君が言ったから

考えるのを止めてみた

そしたら少しだけ肩が軽くなった


君の笑顔がいつも以上に

素敵に見えた

...
暖房の使用削減目論見て日に10回のハグが義務化に


ハグ法がベビーラッシュを生みだして高齢社会を是正してゆく


ハグ法が生んだ人口爆発は地球温暖化に拍車かけ


三月に紫陽花 ...
「僕」という種をまいた

「僕」が芽を出して
 高く広く枝をのばし
 深く遠く根をはって

 空からも大地からも
 みんなを見守れるように願った


「僕」という種をまいた
...
走っているのです
よろめきながら

戦ってきたのです
血を流しながら

憎んでいるのです
憎まれているのです

疲れてしまったのです
そんな世界には

もう誰も憎みたくない
...
時の経つ速さを
  矢の速さにたとえた言葉があるけど
 そんなものじゃあ 計り知れない
       時間の流れがそこにはある

半年しか経っていないのに
 もう何年も 何十年も 何百年も ...
ミランダ やさしい亜麻色の髪
青い瞳で微笑みかける
ボッティチェリの絵から抜け出た天使
裸足で草原を歩くのが似合う


ミランダ 白鳥の細い首筋
もうすぐ居なくなると告げた
はかなげな ...
さようなら 近くで聞こえた 遠い声

火をつける タバコの煙 目にしみた

夏空の 遠くで響く 入道雲
コーヒーカップの中に
スカートをはいたライオンがこっちを睨んでいた
動物図鑑を投げ入れたら
羊の写真でセーターを編み始めているので
砂糖を入れてスプーンでかき回した
匂いを嗅ぐと春の草が漂っ ...
また一つ言葉が僕の体を突き刺した
もう痛みなんか感じないのに。。。



もういくつの言葉に傷ついたろう
ああ、また言葉が僕の体を突き刺した


いたい




いたい
...
「あなたはいい人に見られたいのかしら?」
「悪く見られるよりはね」
「どうかしてるわ」
「どうかしてる」
「昨日、九龍城砦に行ったの」
「夢の話?」
「コンクリートの山の上で、煙草を吸 ...
黙って駆け出す君を見て
今日も嫌なことがあったんだろうと
僕は考える
今日の嫌なことはなんだろう
僕は思いを巡らす
上手く起きられなかった朝
黄身の固い目玉焼き
紅茶と間違っ ...
牛さん豚さん鳥さん、たまに熊さん
お肉はとっても美味しいよね

ボクはお肉が大好き

けど、ボクがいつも食べてるお肉は
何のお肉なのか知らない

知ってるのは動物さんのお ...
ある日 月の裏から サヨナラが やってきた
安らかな 眠りの外から やってきた
サヨナラは 全ての音を 持って行き この部屋は 冷たい光に 沈んだ
独りですごすには広いから 一人で笑うには暗いか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
木漏れ日が七味とうがら...自由詩6*07/2/9 21:03
遠吠え士狼(銀)自由詩12*07/2/9 20:58
猫背大城 小町自由詩307/2/9 20:55
置き去りのリップが僕を宥めるから時雨自由詩207/2/9 20:42
癖。狠志自由詩307/2/9 20:40
アンソロジーな吐息大城 小町自由詩207/2/9 20:26
庭で子どもたちが泣いている若原光彦未詩・独白12*07/2/9 19:37
下敷きになった卵みたいにカンチェルス...自由詩907/2/9 19:02
「 蒲鉾と犬と、月。そしてあたし。 」PULL.自由詩8*07/2/9 18:41
ペーパーテスト1486 1...自由詩7*07/2/9 18:33
人食いの街水町綜助自由詩3*07/2/9 18:11
Insomnia Horror流希-Яuk...自由詩107/2/9 17:40
たもつ自由詩1407/2/9 17:39
空の巣水町綜助散文(批評...7*07/2/9 17:34
かげ行まどろむ海月自由詩7*07/2/9 17:11
「愛してる」と書く希薄さたにがわR短歌107/2/9 17:02
79、反旗を翻す 【はんきをひるがえす】雨宮 之人自由詩1*07/2/9 16:57
『スマイル』BM自由詩4*07/2/9 16:48
環境問題、社会問題を冷静に考えなければ。歌乱亭カラス短歌1*07/2/9 15:38
「僕」という種をまいたベンジャミン自由詩6*07/2/9 15:24
敵意はもういい436自由詩5*07/2/9 14:56
幾千夜明香璃自由詩4*07/2/9 14:49
ミランダ石瀬琳々自由詩19*07/2/9 14:46
日常テルテル坊主川柳207/2/9 13:58
午後のコーヒーぽえむ君自由詩18*07/2/9 13:51
言葉の力テルテル坊主自由詩207/2/9 13:49
九龍城砦和泉蘆花自由詩107/2/9 13:42
終わる世界でなかがわひろ...自由詩0*07/2/9 13:28
「お肉」Taka★H...自由詩107/2/9 13:17
サヨナラは突然にゼロスケ自由詩3*07/2/9 13:08

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加筆訂正:
79、反旗を翻す 【はんきをひるがえす】/雨宮 之人[07/2/9 16:58]
2007.02.01初出。少し改変。
5.99sec.