どうやら僕は
駄目そうだ
多くの自尊心に
疲れてしまったよ
自意識過剰の馬鹿野郎
結局勝てずに
自分に負けた
このまま生きていても
駄目そうだよ
...
アルバムには
渦ができると聞いたから
日曜日の夕方
アルバムを見る。
紫色の空気が
包み込む
どんどん青くなる僕。
神は哀れに感じて
渦を作り出し
僕を渦に押し込む
ぐるぐ ...
きっとだれよりも近くにいたって
見えないんだ
ほんとは君の考えを
手に取るようにわかりたい
ボクも透明になって
全部透けてしまえばいい
そうしたらきっと
恐いことなんてないだ ...
爪の丸みさえ
新しい希望のように
削った続きは 荒々しく
ひかれて こなごななのに
刃向かいきれない
小ささえ
隠し持てる 最大の武器にして
地図のいらなくなった
なつ ...
緑色した物干し竿がある
律儀に並んだ洗濯物がある
真っ白いシャツの清潔な香りがある
どこかのだれかの朝の庭で
どこかのだれかが伸びをしている
あた ...
超一流のショコラティエに
私を一粒のチョコレートにしてもらって
あなたへと贈ります
私の黒褐色は
独りで過ごさなければならなかった
いくつもの夜の色
自分自身に問い続けながら眠りに ...
じつは、人間じゃありません
きょねんの
夏の明け方に
とあるスクラップ置き場で
生まれました
ボクの名前は
ゴミトンと言います
なぜだかわからないけど
地面に落ちてるモノが好きです ...
本当に
分からないのか
分かろうとしないのか
分らないことにしているのか
俺の言ったことが
理解できていないのか
理解したけど忘れたのか
理解できてないことにしているのか
...
廃れたこの世界
疲れ果てて
この場より
消える為に
この{ルビ楽器=しんぞう}の
奏で糸に触れて
愛撫して
消滅の明る{ルビ灯=び}
が鎮静に
点滅
薄れゆく記憶
「きんたま掻き毟って死んでまえ!。」
そんな罵りことばの恋もある。
縮み上がるのは恐いからじゃなく、
きみの手が冷たいから。
びんかん。
きんたま ...
ぺたぺた 氷路歩いて
ぼんやり 空見上げて
天使の輪っか
お月さまを囲んでいました
競争しあうことのない円形
境界の曖昧な空
無口に佇んでいました
太陽さんによって闇の世 ...
悲しみを
心にしまいきれない時
人は涙を流す
いくら心が広くても
人は必ず涙を流す
喜びを
心にしまいきれない時
人は笑をこぼす
いくら心が狭くとも
人は必ず笑をこぼす
人 ...
満たされた月が
静まる夜に息をかけ
澄みわたる気配は
、まるで水の中
地に影おく木々の枝先は
水草のように揺らめきたって
浮かびあがる山の稜線で
青さを図る
私は膝をかかえ
天を ...
夢が膨らんでいく
いつまでも
この空の羊雲の背に乗って
ふわふわと漂いながら
私は夢を見ている
遠い遠いかもしれないけれど
きっとくる明日を見ている
日に日に歳をとり続けているけれど
...
ここからは見えぬところで太陽がノヴァでもしたのか月が明るい
地上のみならずはるかな高みから真空気圏貫き通して
月影とは月の光のことでした足元に種々ものの輪郭
真空の中には淡く太陽の側へと伸び ...
だれの庭から 伸びたのだろう
高くそびえる 木の尖端が
青空に 突き刺さっている
その破れから ふりそそぐものに
妖精が蠅のように たかっている
平日の午後の淡くうすらいだ日差しは
ここ植物公園の順路にも平等に降りそそいでいる
ダッフルコートを着たタイピストが古びたベンチで
自分宛ての手紙を子細らしく開いている
吐息のような西風が広 ...
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。
涙で火は消えますか。
ほら。
...
137億年前に生まれた宇宙=時空連続体のまとまりは137億云々歳の誕生日だ
宇宙の外から家族や親戚 友達らが宇宙を取り囲むようにしてお祝いにやって来た
宇宙の外側の世界がどんな色なのかはご想 ...
現代詩フォーラムに参加して2ヶ月程経った。
参加したての頃の私は、詩を書かなければ生きていけないと、思い詰めていた。
大切な大切な人を失って。泣くことも吐くこともできなくて。苦しくて。
私に ...
どの君も本当の君で、
どの僕も本当の僕だと
僕は言ったけれど、
きみや彼女の中に存在している僕と
今ここで呆然と生きている僕は
やっぱり相容れないものだと思うのです。
僕は強くもな ...
いつもより少し紅くて目に とまる
見上げる色に心が とまる
足を止めると時間も とまる
いつもより少し鮮やかで変わらぬ空に ホッとする
目に見えぬ地球の自転もあるのだろう
...
今更カオスの意味
とめどなく流れる血の色は
赤い空色
遠のく月は白く嘲笑い
待ち望む死の色は
遠くで青色に変わる
結び目の様に固く繋ぐ
命と僕のしがらみは解ける事なく
静かな水に小 ...
二人で作りあげた数式の右辺を
ある日失ってしまった
左辺とイコールだけで
成り立っている数式を見て
きみは笑う
だから
真夜中に起きた僕は
左辺を消しゴムで
消しておい ...
目覚めのとき、夢の表象が、広がり続け硬さを増す内部へと吸収されるとき、あらゆる色を超えた色をした薄片に、「犬」がそっと重ね合わされる。押し寄せてくる覚醒の光や事物、そして世界に対抗して、私は「犬」の重 ...
冬が 溶けて 水になり
小川になって
春 うたう
集おう
みんな
輪になって
平和の うたを
うたう とき
優しい光 ふりそそぎ
迎え ...
1. 春
春、あなたは出かけようとする
どこともしらない土地へ
夢見がちなあしどりで
窓辺から見送る人は
アップルティーを啜り
笑う
暗くなってきた
野原に霧が ...
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、
躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。
血管も骨も細胞も脳も眼球も、
...
ぼくの色は
何色だろう
鏡なんて
いつでも真実を
写して暮れはしないのだから
確かめられない
ぼくの色は
何色だろう
何色とも交わらない
黒だったらうれしいのだけれど
一から十まで知ってしまうなんてできない
誰もがすべてを見渡すなんてムリなこと
足りない足りないって 焦って
それでキミが得たものは何だったの?
とりあえず下を見て一安心してから
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ネガイ
kei99
自由詩
2
07/2/3 0:22
渦
ゆうさく
自由詩
4*
07/2/3 0:06
だいじなもの ひとつだけ
まりも
自由詩
4*
07/2/3 0:06
灼熱の泥を抱いて
砂木
自由詩
8*
07/2/2 23:42
朝の微笑み
草野春心
自由詩
3
07/2/2 23:18
ショコラティエ
三条麗菜
自由詩
6*
07/2/2 23:12
じつは人間じゃありません。
ツ
自由詩
6*
07/2/2 22:59
納得
北大路京介
自由詩
9*
07/2/2 22:49
記憶なき詩に唄う(二)
し ん
自由詩
5*
07/2/2 22:45
「 たまきん六首。 」
PULL.
短歌
2*
07/2/2 22:41
天使の輪
し ん
自由詩
6*
07/2/2 22:37
心にしまいきれない
ぽえむ君
自由詩
14*
07/2/2 22:36
座標
LEO
自由詩
42*
07/2/2 22:28
夢
暗闇れもん
自由詩
0*
07/2/2 22:27
○満月(まるまんげつ)
小池房枝
短歌
14+*
07/2/2 22:22
そろもん(目撃の話)
みつべえ
自由詩
3
07/2/2 22:11
重力を使いきってぼくらは
hon
自由詩
3
07/2/2 22:02
「 放歌。 」
PULL.
自由詩
10*
07/2/2 21:44
137億年目のハッピー・バースデー
はじめ
自由詩
2*
07/2/2 21:31
23と詩。
衿野果歩
未詩・独白
3*
07/2/2 21:29
下弦の月
R
自由詩
4
07/2/2 21:14
空がある。
シュガー・ソ...
自由詩
4*
07/2/2 21:05
流れ出す色は熱く赤い
プル式
自由詩
1*
07/2/2 21:02
数式
たもつ
自由詩
19
07/2/2 20:59
犬をめぐる文学的断章
葉leaf
自由詩
9*
07/2/2 20:45
美しい季節(シーズン)
Lucy.M...
自由詩
3*
07/2/2 20:33
不定日記
渡邉建志
未詩・独白
5
07/2/2 19:48
「 狂月病。 」
PULL.
短歌
4*
07/2/2 19:32
ぼくの色
アイバ シュ...
自由詩
3*
07/2/2 19:32
リアリズム
蒼依
自由詩
4
07/2/2 19:19
5780
5781
5782
5783
5784
5785
5786
5787
5788
5789
5790
5791
5792
5793
5794
5795
5796
5797
5798
5799
5800
5801
5802
5803
5804
5805
5806
5807
5808
5809
5810
5811
5812
5813
5814
5815
5816
5817
5818
5819
5820
加筆訂正:
ホバリング
/
佐野権太
[07/2/2 23:16]
脱字修正
7.01sec.