腐臭、思わず溜息が漏れる。


 ビリヂガ バイゾン d-UST f-UCK
 スラスラホドケルヘイホウコンカラモトメラレルモンダイノカイ



 「巻き戻し」「プログラム再生」
...
港にしずむ
真っ赤な夕日が
君を乗せた船を
遠くに運ぶ

さよならさえ言わず
言葉さえかわさず
からんだ糸を
ふち切るように

水面に映る
真っ赤な夕日に
...
こぼれる陽の光に
ぼくらは、似てみたかった


つたい落ちる月の光に
ぼくらは、似てみたかった


つないだ手が、ぎこちないのは
歩いてきたからなんだよ。

あの頃より無器用な ...
批評というフィルターは、作品を見る目の数だけあって、
よい、と称えられて、甘さと接し、
わるい、と評されて、その作品を描いた意味を再確認させられる。

文字にわざわざインストールする“なにか” ...
木に囲まれた公園にロケットの形をした遊具があって
それはいろんな色の鉄棒と鉄板で出来てて
張りぼてで
螺旋の滑り台になってて
同僚と会社をサボって俺んちで短パンに着替えて去年の夏
Yシャツと ...
あの青と赤の交わる場所に何かある気がしない?

探しに行ってみない?

いやだって言わせねぇよ

俺らには刺激と言う栄養が毎日必要なんだよ
 大空に太陽が咲き
 夜空には月が舞う
 いつでも忘れない
 いつまでも忘れない
 この体を友に東へ西へ

 もう君は忘れただろうか
 春を彩る桃色の中を
 二人片寄せ歩いた道を
...
携帯電話が記憶している君との思い出が
時間とともにどうでもいいメールと一緒になって消えていく

今日もひとつ自動的に消えていく
明日もひとつ自動的に消えていく

そのうち全部消えてなくなっ ...
あなたを殺し終えた朝
太陽は眩しくて
そして雲は白かった
空は本当の色を取り戻し
空気はただの透明だった

私の目はそれらを映し
私の口は空気を飲み込む
やがて排出された ...
長い長い

コトバの列に

テンとマルを

散りばめた。

キラキラ眩い

小さな破片が

とびきりの宝物を作る。
夏の匂いがほのかに香る 桜並木を覗く窓
悪と戦う勇者 人生の心得 燃え上がる恋
いろんなものに囲まれて夢見心地です
だるい暑さがそこらじゅう 迫りくるって胸ん中
光がみつかる みつからない
一人で
車を走らせてる
夕暮れ

どこまで
誰の所へ向かうのか
知らず

頭の隅で
虚無の気配を感じつつ
知らぬ顔

一人で
抱えたそれを運んでいる
一人で
あなたを殺すわ

お前を殺そう

私はあなたを
殺すのよ

赤い果実が熟したら
それをあなたは口にして
小さな呻き声を上げ
ささやかな死を迎えるでしょう

お前 ...
ぼくは大人になりたくて
たくさんのものを捨てた
そのたくさんのものは
心というもの
ここでは
そんなものは必要なくて
人は僕の形を見てる

今になって思うのだけど
心は生活のためには ...
みんなが笑っているので鏡を覗いた
口の周りが乾いたヴォミットでカサカサになってた
おい 何でお前はそんなツラしてんだ?
鏡を叩き割って走って逃げた
追いかけてきた駅員の足は遅くて
俺は走りな ...
合理的で清潔で、迷いがない

自由で無責任で、自己責任で排他的で恣意的で、有限で
科学的で哲学的で、宗教的な世界が私に指し示した絵画
時間は正確で、太陽の動きとは関係が無く、季節は曖昧

...
白い薬、白い薬
飲むと皆が幸せになる

僕は彼女に、彼女は僕に
二人で口を交わしながら
一緒に飲む

世界中の人が
その儀式を毎日のように行って
みんながみんな幸せにな ...
一日についた溜息の数
戯れに数えてみた

一昨日で七回
昨日で十回
今日は八回

忙しさに比例して
楽しさに反比例して
寂しさとは関係なく

溜息の数だけ
幸福が逃げるんだよっ ...
夜を急かすように
遠く点滅を続ける塔の先端の赤にも
この街の川は知らん顔で今夜も
静かに月を映している

僕は少し落ち着かず
ひとつの夢を見ることが出来ない

僕はしゃがみ足元の
惑 ...
鏡の内部を うろうろ
していたら 自分のことばかり
うっとり 写生する人の 
真ん前に 出てしまった
素顔をみるのは はじめてだった
ウサギがピンクに

雲がオレンジに

画用紙が七色に

そんな不思議な

ハイカラ眼鏡を

一緒に掛けて

向き合って笑う。

それが

最上級の二人の秘密。
 ひとりでどのくらい走ったのだろうか。地平には果てがない。アクセルを踏み続け、車外の狼と平行して草原を突き抜けた。狼はときに宙を跳び、ときに地をすべり追跡してくる。車体に草や砂利があたった。街の明かり ... うららかな 鳩のような日
もう季節は移り変るという開放感で僕は
浮き上がる
僕は (手ぶらで)
散歩に出てみる
空は (裸足で)
僕の上にのしかかる

道をゆく
この道をゆく 受胎可 ...
しとしとと
{ルビ煙=けぶ}るように春雨が充満して
気付いたら季節は僕らの目の前を
風のように通り過ぎて行ってしまう

消えてしまいたいなぁ
雨に濡れながら彼女はそうやって言う
まるで磨 ...
キミに聞きたいことがある

だけど聞けないことがある

こんな想いを抱えて十月

未だにボクのフアンの種

大体予想はついている

ひとたび口をついてしまったら

種は育って花 ...
雨粒

ぱく り

うんと高いビルの一番上のレストランなんかより
うんと美味しいって知ってる?

食べつくせ
食べつくせ

七色が
ごちそうさまの合図

食べつくせ
食べつ ...
今起きている現実は
収束と発散が同時に行なわれ
ともに引き付けあいながら
バランスを保っている
心の中もまた
新たなる躍動と既存への安堵を
同時に満たそうとしながら
均衡を保ち続けようと ...
定期的でもなんでもなくて、たまにふと思い出したように入るメール。
色のない眼で読みながら、無意識下で親指を動かし送信する。
そんな一連の動作は罪なのかなぁなんて思う。

今度会おうよ。
...
行き場を失った夢は何処へ
諦められた夢たちは
困った顔して居場所を探す

鮮やかに彩られていたそれらは
空っぽ 空っぽ

誰かが虫篭に
空っぽの夢
閉じ込めた 閉じ込めた

夢た ...
跳ね橋が大仰に躍りあがって
銀色の甲冑が通りから姿を消すと
野の草は踏みにじられ
海辺での音のない静かな絶叫は
ふもとの町から遠ざかる黒い血だ

精緻に組まれた全体の隊伍をぬって
トラン ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
_影山影司自由詩207/3/12 5:10
グリーンスリーブス多久蘭乱自由詩4*07/3/12 4:49
からまりながらわら自由詩18*07/3/12 4:44
作者:一番目の批評者紀茉莉散文(批評...007/3/12 4:15
rocket水町綜助自由詩13*07/3/12 2:30
赤と青の先テルテル坊主携帯写真+...2*07/3/12 1:56
もう山崎 風雅自由詩507/3/12 1:11
21世紀的恋愛事情436自由詩1*07/3/12 1:05
あなたを殺した朝になかがわひろ...自由詩1*07/3/12 0:59
宝石箱來稚自由詩1*07/3/12 0:59
ビロード櫻田 紫自由詩307/3/12 0:59
ハイウェイ436携帯写真+...1*07/3/12 0:52
沈丁花なかがわひろ...自由詩1*07/3/12 0:38
大人tatsuy...自由詩4*07/3/12 0:35
ヴォミット01虹村 凌自由詩1*07/3/12 0:05
あなたは、地図の上では咲かないとたりぽん(大...自由詩12*07/3/12 0:04
白い薬なかがわひろ...自由詩2*07/3/12 0:01
溜息松本 卓也自由詩2*07/3/11 23:44
三月松本 涼自由詩707/3/11 23:35
そろもん(フィールドワークの話)みつべえ自由詩307/3/11 23:21
ハイカラ眼鏡來稚自由詩1*07/3/11 22:59
燃料切れ光冨郁也自由詩807/3/11 22:52
にせの春高宮シンゴ自由詩507/3/11 22:46
90、スロウモード 【すろうもーど】雨宮 之人自由詩1*07/3/11 22:43
秘め事三架月 眞名...自由詩1*07/3/11 22:35
*雨粒*ちと自由詩8*07/3/11 22:18
今起きている現実はぽえむ君自由詩3*07/3/11 22:14
メールはるこ散文(批評...3*07/3/11 22:14
空廻る夢達RIKU自由詩3*07/3/11 22:11
夕暮れの王hon自由詩007/3/11 22:09

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加筆訂正:
90、スロウモード 【すろうもーど】/雨宮 之人[07/3/11 22:44]
2007.03.05初出。少しだけ改変。
5.52sec.