すべてが明らかになる夜
窓辺に座って
空から絶えることなく
降り続けている
天恵に耳を傾ける時
僕は夢想する
震えるように探し続けてきた答えが
突然、湧き上がってくることを
頬が青ざめ ...
アイスクリーム!
I Scream!
俺は叫ぶぞアイ・スクリーム!
ベタな洒落かもしれないけど
このアイスクリームはベタつかないぜ
このアイスクリームは溶けないぜ
このアイスクリームは甘く ...
陽射し
薄く引いたカーテンの隙間に漏らしてしまう
黄昏かけた感覚のようなもの
軽く息継ぎをするだけで
空に届きそうになってしまう
力の限り今日を生きると
力の限り力が抜けてしまう
日 ...
とてもまじめに
ないこと と
たいけつしています
わたしなりに
いっぽもひかない
かまえです
でも
ないこと は
とてもみじめに
あわれっぽくて
なぐったり
ののしったり ...
埋め込まれて
私と区別なく
つながっていたものを
血を流しながら
痛みに叫びながら
切り開き 切り離して
何年もかけながら
よくよく
眺めなければ ならない
そして
瞑目 ...
僕はいつも自由な心
青空 雲 そして そう川の流れ
その中には規制はないけど流れがあって
自由ってそういうもの
大人になるってことはその自由を規制して
規制して規制して
空っぽになることだ ...
西の空が赤く染まる
夕暮れ時
君の手が僕の手から離れた
スルリと零れ落ち
手を伸ばした先にいたのは
数年後の自分自身の手
ゴツゴツと荒れていて
爪は黄色く変色をして
指 ...
女は天使を生み
女は悪魔を生み
神はただそれに
種を与えただけ
天使を生む女は
優しい微笑を称えて
絵画に収まる
悪魔を生む女は
火祭りにあげられるその姿を
キ ...
歌をうたってます。
誰にも聞こえないところで。
聴かせたくないから。
誰かの歌は聞えて来ます。
優しさも、美しさも。
汚さも、淫らさも。
交じったり。
純粋だ ...
花びらたちが
月の光を独り占めして
降り注ぐ。
私は自然と顔が綻ぶ。
見たまえ、この格子状の麗しきラインを
これこそがメロンパンだよ。
我々はかつてヴイーナスを美の象徴として崇めた。
しかし歴史は変わった。
アフロディーテすら予測できなかった時代が
到来して ...
くるり くるり
万華鏡
千差に身を変え 華を変え
彩を纏いて 夢を舞う
二度とは見れぬ 刹那の舞いを
くるり くるり
万華鏡
自在に ...
遅い流れにひたされる街
今日も鏡は隠されてゆく
たましいのないもののふるえを聴く
たましいではないものに包まれたたましい
蜻蛉や蜉蝣
碧い石の眼
空を分け
空に埋もれ ...
まだらな夕焼けが
きりっとした一本の藍色に
移り変わっていく、その頃
帰り道のファミリーレストランに
今日も大きな桃のネオンが点る
今日はごめん、どうしても
僕には行くことができなかっ ...
この胸は旬のごとく熟れていて傷つきやすし白桃以上
肌触れて ただそれだけで熱くなる 傾く心 体が告げる
指許す頬をも許すドミノ倒し カタリカタリ 静かな音で
永遠に交じり合わなくとも ...
いつも 君の欠点を探してみるんだけど
まったく見つからない
あぁ これが 恋なんだろうなぁ
もはやこの世界は荒廃していて
私だけが正しいのだと
私が世界を正しく導くのだと
そんな狂い方をして
私は少年兵団を結成します
何百人もの美しい少年たちを
戦場に向かって行進させます
...
歪んだ愛が足下から絡み付いてゆく
傷付けない様に
丁寧に丁寧に
ゆっくりゆっくりと
巻き付いていく
あなたの足が動けなくなる
少しでも動くと
歪んだ愛が
あなたを傷付ける
...
遠く離れて 一人でいるとき
僕が何をしているかと言えば
君と同じように
起きて ご飯を食べて 仕事をして 休んで 勉強をして
ピアノも弾いたりして パソコンにも向かったりしてるのだけれど
...
ぼくの前にぼくが歩いている
ぼくの前のぼくはぼくに気がつかない
ひたすら前を向いて歩いている
声をかけようかと迷ったけれど
なぜか怖くなって
そのまま後ろを歩いた
ぼくの前のぼくは転がって ...
昼飯を買って会社に戻る途上
頭上を素早く横切った影に
ふと目を奪われた先で
一羽の鷹が悠然と
青天を舞っていた
佐世保川はいつもより澄んでいて
きらり、と陽光を弾いている
鷹は、 ...
向かい風を頬に受け 冬の終わりの匂いにむせながら
静かな午後を歩いていく
ポケットに手を入れて 青ざめた思い出を抱いて
たまにきょろきょろしたりして
靴を打ちつける仕草も様になってきて
...
3月10日に歌った「巣立ちの歌」
たくさんの泣き声の中、わたしは泣かずに最後まで歌った
以来、あの歌がきこえると、涙ぐむわたしがいる
すきな人を見た、最後の日 ...
はるは蝶とささやきあい
なつには蝉とうたいあい
あきはむしとなぐさめあい
ふゆにはみみずと遊びあい
風とは笑顔でダンスしあい
光とはすなおに握手しあい
雨とは ...
いま手のなかに 種もないのに
どうして いずれ手にはいると
きみは 思うのだろう
ぼくも たくさん
嘘をついたが 後悔していない
私が歩く
貴方が歩く
私がとまる
貴方がとまる
どうしてかしら
同じ行動
涙を流して叫んでみても
届かないと思っていたのに
どうして貴方が悲しそうに
川を見ては佇 ...
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている
大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
...
さてつじゃいやよ
ぜんぶ ぜんぶ
いっしょがいい
きみ と ぼく
たいきょくの
じしゃくになりたい
はなれたくない
はなれられない
とけ ...
不対電子のように
喉の奥でふるえてる
飲み込んだのかは知らない
吐き出すことは許されない
飛び出し
奪い
安定しても
結局
誰かが一つなの
鬼ごっこ
生まれない
生まれない
...
窓硝子を挟んで
浅い春は霧雨に点在し
わたしに少しずつ朝が流れ込む
昨夜見た夢を
思い出そうと
胸を凝らしたら
微かに風景が揺れた
なかば迷子の眼で
周りを見渡 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すべてが明らかになる夜
ジム・プリマ...
自由詩
3*
07/3/13 2:52
アイスクリーム宣言
新守山ダダマ
自由詩
3
07/3/13 2:44
光線
霜天
自由詩
9
07/3/13 2:21
ないこと
こむ
自由詩
8*
07/3/13 1:47
埋める
〃
自由詩
4*
07/3/13 1:37
過ぎたはずのモラトリアム
tatsuy...
自由詩
4*
07/3/13 0:47
手と手
海月
自由詩
3*
07/3/13 0:34
母となる女
なかがわひろ...
自由詩
4*
07/3/13 0:19
創書日和「うたうたい。」
狠志
自由詩
0
07/3/13 0:06
夜桜
來稚
自由詩
4*
07/3/12 23:53
メロンパンは語り尽くす
ブルース瀬戸...
自由詩
8*
07/3/12 23:36
万華鏡
居眠りモモン...
自由詩
1
07/3/12 23:33
ひとつ みつめる
木立 悟
自由詩
6
07/3/12 23:00
桃と月
シリ・カゲル
自由詩
2*
07/3/12 22:53
ドミノたおし
さくらほ
短歌
10*
07/3/12 22:41
欠点
北大路京介
自由詩
11*
07/3/12 22:28
少年兵たち
三条麗菜
自由詩
15*
07/3/12 22:27
歪んだ愛
ツキミサキ
自由詩
1*
07/3/12 22:25
スクラップブック<18のprose-12->
ウデラコウ
自由詩
5*
07/3/12 22:16
ぼくの前のぼく
ぽえむ君
自由詩
12*
07/3/12 22:09
空に舞う
松本 卓也
自由詩
3
07/3/12 21:48
そぞろ歩き
八布
自由詩
3
07/3/12 21:48
創書日和「歌」 3月の歌
逢坂桜
自由詩
15*
07/3/12 21:14
微吟(四)
信天翁
自由詩
8
07/3/12 21:12
そろもん(若年の話)
みつべえ
自由詩
3
07/3/12 21:10
涙の後
茉莉香
自由詩
5*
07/3/12 20:44
その街/知られざる
石田 圭太
自由詩
42
07/3/12 20:01
じりょく
倉持 雛
自由詩
7
07/3/12 19:48
不対電子
ポッケ
自由詩
1*
07/3/12 19:47
朝の名前
銀猫
自由詩
37+*
07/3/12 19:41
5740
5741
5742
5743
5744
5745
5746
5747
5748
5749
5750
5751
5752
5753
5754
5755
5756
5757
5758
5759
5760
5761
5762
5763
5764
5765
5766
5767
5768
5769
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
5777
5778
5779
5780
加筆訂正:
創書日和「歌」 3月の歌
/
逢坂桜
[07/3/12 21:48]
若干の修正
7.27sec.