一人の女
残す素足の跡が
雨路に流れる

長い黒髪
滴る水音に
そっと耳を澄ますのは
女がまだ止まぬ証か

一人の男
年老いた男
女の後姿に
己を重ねる
...
初めに知ったのは母親の体温だった
温かな羊水に浮かんでいた記憶はないけれど
むすんで、ひらいて、して
あれからいくつの温度が僕を通り過ぎたのだろう

居心地の良い夢を見て
蝶々を追いかけて ...
今はただ逢いたい

あなたに出逢いたい

キミにも出逢いたい

とにかく逢いたい

そしてアタシを放さないで

この世界に繋ぎ止めて

必要とされている満足感と

存在を許 ...
最後の月日を重ねる
砂時計の砂は残り少なく
瞬きの間で全てが終わってしまう

緩やかに全ては前に行こうとする
私の背中を君は軽く押し
踏ん張りのない私の足は前に出て
君の少し ...
両手が
マジンガーZのロケットパンチのように
ぶっ飛んで行く
結構な勇気である

力線の方向は
いつでも
明日を掴みに進行している
スカイラインと出会いながら

ひかる かる るる ...
一、花の葬式

明日が急いでいたから
上手くエアポート落ちた
鞄に聞かれたクロワッサン
経験したら恋しい

画面いっぱい、銀色の群生
幻想は午前中

探してた新聞紙に
好きだっ ...
青空に寄り添う砂浜の轍
行き場のない人間の廃棄物として存在する
いくつものビニール袋
風に吹かれて無責任の壁に挟まれて
向かう先は螺旋の牢獄
辿り着けない者は
ただ 倒れるだけ ...
日が明るく見通せるから明日というけれど
何も見えないからこそ明日なのかもれない
日が今だから今日というけれど
何もしていなければ昨日と同じかもしれない
今日を大切にするということは
昨日の自 ...
未来に向かう
一人歩きする夢の歌
消える、そのさまを見た

過去を憂う
引きずっている君の歌
消える、そのさまを見た

心をずっと
暗闇に閉じ込めた
微かな光にさえ
目が眩んだ
...
ハミガキをしながら
真っ黒な空を見上げたら
空にすぅ〜っと引き込まれて
なんだか空を飛べるような気がした

ハミガキをしたら
変身して
空を飛べるようになる
ニューヒーロー誕生?
か ...
おにいちゃん

紅い雪がみえるよ・・・

白い雪の合間に、


おにいちゃん

とう、とう、
幻聴だけでなく
幻覚まで
見えるように なったのかな?・・・

おにいちゃん
...
「ひとを殴るって、
 どんな感じ。」

リイは変な女。
いつだって変な女。
いつも変なことを訊いてくる。
いつもおれにばかり訊いてくる。

「楽しい。
...
ネット詩ってのは
現代詩とポエムの恋だ。

どこまでも落ちてゆく。
なんだ

もう寝るのかと思ったのに
お水を飲みに行っただけ?

やっぱりいつも通り
10時まで遊ぶのかい?
お前が壁にぶつかって
散った火花が
この星燃やすんだ



お前が傷ついて
零した涙が
この星を潤すんだ



お前が夢見て
描いた絵が
この星の未来だ

...
眼下にひろがる

地道な星雲のような光は

夜の化学工場だった


下請けの金策のゆきづまりを

昼すぎに聞き

最終の列車にのりこんでいた


眼下にひろがる

地道 ...
あのさ、その人のことを考えると
心がきゅーっと痛くなって
顔が赤くなっちゃって、苦しい幸せに襲われるんだ。
―これは、なに?この感情は、なに?



「それは恋だね」



えっ ...
難しいこと考えても、しかたない。
もっと単純でわかりやすくで、いい。
じぶんの心が、晴れかくもりか、雨。
それくらいなら、すぐわかるでしょ。
ややこしいことなら、なおさらに。
難し ...
今日、午前中は車の洗車をしていた。
洗車は綺麗になると気持ち良いし、楽しいし、良い運動になる。
そんな洗車しながら色んな事に思いを巡らせていた。
洗車は僕にとって楽しい、けれど蛇口を ...
今、
後ろを振り返って今まで歩いてきた道を
蛍光塗料かなんかでくっきり浮かび上がらせて、
上空から眺めてみたら
いったいどんな線図が描かれているのだろう。

僕はまっすぐに歩きたくて
...
あなたの望むセカイの境界
それは固い固い壁かもしれない
それは鍵のかかっている扉かもしれない

セカイを開こうというあなたの気持ちが強ければ
あなたはきっと眼前のセカイへと辿り着くことができ ...
誰かと飲みたいんですよ。めちゃめちゃ。
今年入ってから誰とも飲んでなくてさ。
ずっと一人で寝酒あおっててさ。もういい加減虚しくなってきてさー…

っつーのはとりあえず置いといて。
インターネ ...
後ろの席で
あなたの背中をじっと見ていた

明日の今頃には
きっと君はここにはいない
そして
君がここに戻ってくることもない
私を残して
あなたは旅立ってしまう

いつだって
私 ...
お久しぶりです
千年ぶりくらいかな?
前世なんて忘れてしまったけど
美しい髪をお持ちですね

草木の枯れたエデンの園には
動物達の鳴き声は聞こえない
でも先祖を恨むつもりはあ ...
紫色の彼女、
真っ青なままの春に
真っ赤な口紅で
毒を吐いた
 
内出血みたいだ、美しい。
 
スニーカーから
ピンヒールに
履き換えて
 
社会を
カルマだと
置き換えた
...
 自信がない
 君のことを全く信じられない
 絶望だ
 信じられた頃は心が安定していて貶したりしていた
 しかし現実的に考えてみて
 君のことを想う前に自分には自信が持てなかった
 周囲の ...
 仕事に疲れてベッドに倒れ
 布団にくるまり丸まって深い夢の中へ帰る
 本当の僕は夢の中で生活しているのだ
 ジャングルで狩りをしたり 海で漁をしたり 畑で収穫したりだ
 君もまだ生きている
...
 腐乱した君が僕の横で死んでいる
部屋は密封されていて匂いがひどい
 冬なのに蠅が飛び交い 体中から蛆虫が湧き出ている
 暖房が効いているせいか
 床には睡眠導入剤の瓶が大量に散らばってい ...
り                              束
飾     アクテシオン                   花
羽                              の ...
地平線のさらの供物
馳せた髪にもたげた声に
さらら
羊の群れが川となって
夢を覆いつくしてゆく
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
お百度参りなかがわひろ...自由詩2*07/3/10 0:15
88、手探り 【てさぐり】雨宮 之人自由詩4*07/3/9 23:40
逢いたい。三架月 眞名...自由詩7*07/3/9 23:21
海月自由詩1*07/3/9 23:20
行程tonpek...自由詩7*07/3/9 23:18
ページが綻ぶフユキヱリカ自由詩9*07/3/9 23:05
螺旋の牢獄現代風流詩人自由詩107/3/9 22:56
自分を作り出すのは自分ぽえむ君自由詩6*07/3/9 22:48
創書日和「歌」イズミナツキ自由詩2*07/3/9 22:44
ハミガキマンツキミサキ自由詩2*07/3/9 22:37
紅の雪の刹那Lucy.M...自由詩107/3/9 22:12
「 リイ。 」PULL.自由詩13*07/3/9 22:03
魯#2はらだまさる未詩・独白4*07/3/9 21:24
まだ遊ぶのかい?weed &...携帯写真+...2*07/3/9 21:05
十年彗星はらだまさる自由詩7*07/3/9 21:02
改訂)地道な星雲吉岡ペペロ自由詩207/3/9 20:53
それは恋だね愛心自由詩4*07/3/9 20:51
単純に詠乃未詩・独白107/3/9 20:48
感謝する死体はらだまさる自由詩7*07/3/9 20:47
[ 地図 ]渕崎。散文(批評...007/3/9 20:19
歩み鼈甲自由詩2*07/3/9 20:03
酔狂人 in インターネットリヅ散文(批評...2*07/3/9 18:40
さよならのかわり緋月 衣瑠香自由詩7*07/3/9 18:27
アダムとイヴ-negative future-1486 1...自由詩4*07/3/9 18:02
ヴァイオレットハイティーン黒子 恭自由詩2*07/3/9 17:58
手紙の詩はじめ自由詩2*07/3/9 17:57
現実逃避自由詩2*07/3/9 17:57
僕の隣にいる腐った君自由詩1*07/3/9 17:56
サウストロームふるる自由詩14*07/3/9 17:46
紀茉莉自由詩007/3/9 17:32

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加筆訂正:
ひとくみの/ポッケ[07/3/9 23:59]
脱字発見。。「か」加え。
88、手探り 【てさぐり】/雨宮 之人[07/3/9 23:41]
2007.02.23初出。少し改変。
キャベツ/ツキミサキ[07/3/9 22:58]
声追加。
酔狂人 in インターネット/リヅ[07/3/9 20:14]
一部修正。
病棟の恋(1)/愛穂[07/3/9 18:22]
最初に作った形に戻してみました
7.02sec.