弱気な僕の
精一杯の勇気に
あなたはあっさり
うなずいてくれたね
外は、雨。
少し前から降り出した
どうやら当分止みそうにない
開いた傘に
むかえ入れる
戸惑いな ...
夕日の中に 僕がいて
夕日の中に 君がいる
夕日の中で 戯れて
夕日の中で 踊ってる
夕日の中で うつむいて
夕日の中で 抱きしめる
夕日の中に 明日見つめ
夕日に向かって ...
静かにまわる足踏みミシン
ベルトをはずしてるときだけ
遊んでもいいと教えられた
今そこで遊ぶのは君
私の娘
手をはさまないでね
はじめて乗った飛行機
大都会の遊園地 ...
シンバルたたけ、おさるのおもちゃ
目玉をぐりぐり回転させて
前歯をぎぃぎぃむき出して
シンバルたたけ、おさるのおもちゃ ピッ
ピッ。コンビ二の緑の制服を着たきみは
手際よくカゴから商品を ...
危ないから
ちゃんと
つかまってて
そう、
しっかりと
そう、
強く
もっと、
強く
君の夏蜜柑が
その形を
変えてしまうぐらい
無人格な人守られ
空に祈りささげる人
地に這い蹲る人
目の前に開かれた
終わりなき自由という迷路
俺また迷った
目の前に現れた
心無い裏切りと言うトラップ
俺また嵌った
四角 ...
言葉にすることさえ許されないゆるさない
親鳥が産み落とした卵が割れた日に
悲しみはこの世に生まれ出た
にこやかな若者は足近づけて
なぜそんなに悲しむんだよ
なにがそんなに悲しいんだいって問い ...
電気が切れそうだ
照明がちかちかと瞬いている
ディスプレイとテレビは光っている 携帯電話も
照明だけは光を失いそうだ
暗い
陽が沈んでいく 窓の外が暗くなっていく
部屋の中はち ...
のどまで出かかって
そして飲み込んだ言葉は
それはもちろん胃袋ではなくて
広い意識の海へと戻されていくのである
そこでは無限と有限が背中合わせに
宇宙までも漂いながら言葉たちは
忘れな ...
君を愛する
と告げるとき
その言葉にわずかに
哀願の響きが混じった
それを嫌ってか
いつからかその言葉を
告げなくなった恋人に
それでも愛して ...
とりたちが入場ゲートを飛び去って動物園に歌の雨が降る
もの言わぬ悠々としたたたずまい有象無象も鼻がながーい
生まれつきおしりの赤いきみにでも青い春などあったのだろう ...
ぼくの、ぼくは、あたまの中を舐めて
うにうに舐めまわして、舐めて
確信が持てないでいるのです、あなたの味、におい
( 体液、体液。したたって、体液のみずたまり
襞、ひだ、うにうに 襞は ...
聴いてますか。
聞えてますか。
届いてますか。
流れてますか。
街の中。
この世界の中。
零れ落ちますか。
救われてますか。
踏み付けられてますか。
...
みじかい泣き虫夢を見てる
らすとワルツが踊れなかったから
いしを抱いてみじかい夢を見てる
じいっと黙って言葉をこらえて
つちの匂いだけが冷たくてやさしい
とすかーなの事を考えて ...
少しせつない音楽にのせて
ラジオから聞こえる "放送を終了します"
深夜1時に眠りにつく
わたしは起きてる この週末を終わらせたくはないから
ほどなくし ...
世辞を御云いになる貴方の口先には
吐いて捨てるほどの口唇が群がる
郵便受けに貯まった手紙には
貴方の本音の言葉が陳列す
嗚呼僕はこうでありたい訳ではないのだ
と
然れど正夢 ...
私が今どこにいるのか
あなたには
分からないかもしれません
でもいつか私は
一つの灯台となり
私の存在を
あなたに知らせることでしょう
広大な海をも超える
確かな力を手に入れて
...
発端となったミサイルは
西から?東から?
どこの国から飛んできた?
いずれにせよ戦いの幕は下ろされた
グリーンベレーの大尉様が
司令室から命令を下す
国を守るためと言い聞か ...
眠れる森の君は
あんな華奢な針を指に刺しただけで
永遠に眠り続けるつもりかい?
たとえそれが
邪悪な魔女の強い呪いだったとしても
君はそれに掛かってはいけなかったんだ ...
始まる
始まるよ
パレードが
人を愛し
言葉を生み
血を
絶えることない血を伝い
パレードが始まるよ
笑ってる
笑ってる
いじめられっ子のあの子も
...
憂鬱の影に抱かれた夜は
書物の森へ逃げこもう
迷路のような小道をぬけ
めぐる
めぐる
虚構のトラップ
そっと頬に触れたのは
アリスが捨てた三月うさぎ
逃避の小部屋のカギを開け
...
グラスの底から小さな泡が
いくつもいくつも湧き上がって
水面で弾けたささやかな音
聞こえるはずもないのに
まるで泣いているように
どこか寂しげに消えていく
澄み切ったソーダ水の中を
...
さよならまでは
予期せぬ早さで
うしなった未来たちが
ななめの軌跡で
落下していく
春の湿り
香がする
青が焦げつき
祈りを試す
やり過ごして
生きてゆこうか
迷惑かけない
程度でいいから
春の湿り
香がする
青が焦 ...
うまくいかないのは
ぼくが
うまくいかないことに
支配されているから
そこから抜けだすのが
とてもみじめに思えるから
感情は
移りゆくものに
いつも ...
小さな頃から影踏みが好きだった
だから
今でも雨の日は気分が憂鬱になる
晴れの日は決まって
誰も来ない工場の裏手の空き地に向かった
降り注ぐ陽光の中
僕は自分の影が ...
通りゃんせ 通りゃんせ
ほそ道に咲く梅が香に
思い出づるは幼き日
祖母に引かれて踏み初めし
天神道の梅まつり
通りゃんせ 通りゃんせ
赤き兵児帯祖母が手で
結びて咲かす梅 ...
秩序にならない秩序が
宇宙にこっそりとバランスを与える。
リンゴにならないリンゴが
今日出荷されたリンゴの真っ赤を演出する。
言葉にならない言葉が
涙腺とやけに密接な位置にある。
...
私は影でした
ずっとあなたの側に寄り添い
どんなときもあなたと
歩を共にし
あなたの見るものすべてを見て
あなたの感じる事をすべて知っていました
太陽の ...
水色の石けんの香りがした
炭酸水の底で
一瞬にしてはじける
小さな苦痛
はじけて溶けて
はじけて溶けて
水色の石けんの香りがした
消えるということ
研ぎすまされた感 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
傘
うにかぜ
自由詩
3*
07/2/23 6:49
夕日の中に
hiro
自由詩
1
07/2/23 6:33
記憶
多久蘭乱
自由詩
3*
07/2/23 6:31
モップ
ゼッケン
自由詩
6
07/2/23 5:45
生平
FUBAR
自由詩
4*
07/2/23 3:49
ミラールーム
maynar...
自由詩
0
07/2/23 3:49
悲しみよこんにちは
七尾きよし
自由詩
5*
07/2/23 3:25
照明を買いに行かないと
雨露 流
自由詩
0*
07/2/23 3:22
84、言いかけた言葉 【いいかけたことば】
雨宮 之人
自由詩
3*
07/2/23 2:27
恋人よ
嘉野千尋
自由詩
9*
07/2/23 2:24
動物園に歌の雨が降る
たたたろろろ...
短歌
9*
07/2/23 2:18
光がもどってこない
〃
自由詩
4*
07/2/23 2:16
声。
狠志
自由詩
2
07/2/23 2:01
るしあーの
ギガ映発
自由詩
9
07/2/23 2:00
_
狩野川
自由詩
1
07/2/23 1:54
朝の手紙
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/2/23 1:43
大灯台
三条麗菜
自由詩
11*
07/2/23 1:08
第三次世界大戦
1486 1...
自由詩
2*
07/2/23 1:04
spinning wheel
三架月 眞名...
自由詩
4*
07/2/23 0:31
Parade〜パレード〜
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/2/23 0:26
書物の森のラビリンス
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/2/23 0:23
ジンリッキー
松本 卓也
自由詩
4*
07/2/23 0:15
傍観者たち
衿野果歩
自由詩
3
07/2/22 23:58
焦げついた青
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/2/22 23:43
探しているもの
〃
自由詩
2
07/2/22 23:41
影2
yoshi
自由詩
2
07/2/22 23:18
通りゃんせ ★古語の宴参加作品★
Rin.
自由詩
17*
07/2/22 23:08
不完全ビューティフル
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
07/2/22 22:54
影
yoshi
自由詩
3
07/2/22 22:48
炭酸水
mayaco
未詩・独白
2
07/2/22 22:46
5729
5730
5731
5732
5733
5734
5735
5736
5737
5738
5739
5740
5741
5742
5743
5744
5745
5746
5747
5748
5749
5750
5751
5752
5753
5754
5755
5756
5757
5758
5759
5760
5761
5762
5763
5764
5765
5766
5767
5768
5769
加筆訂正:
セツナレンサを聴いて
/
はじめ
[07/2/23 3:38]
途中が切れていました。申し訳ございません。
84、言いかけた言葉 【いいかけたことば】
/
雨宮 之人
[07/2/23 2:29]
2007.02.12初出。第4連を中心に改変。
7.75sec.