西日本の南岸に沿って
多血質の低気圧が北東へ徐行中
だから太平洋側は雨になるでしょう
と気象台は云っている
私道のみぞを舐めまわしたり
...
夜の外側には いつだって 痛みが伴われている
日の光も 朝焼けも 水のしたたる雲ですら
誰かの祈りだけじゃあ 生きてゆけない
だからといって
痛みを 覚え 痛みに 慣れることを
すすめた ...
また 春が きた って だれかが いう
とめどなく 梅は ほころび
いぬふぐりは 淡く むらさきの 列を 走る
つぶらかな 音で ころ ころ と
ひとなりの {ルビ絃=いと ...
誰かの掌から滑り落ちたゴムホースの水が、誰かの足元の
地面のうえで、いつまでも意味もなくぐるぐるループしているよ
足元の芝生のうえで、いつまでも誰かの想い出の芝生のうえで、
ゴムホースの ...
なぜひとはふいに空を見上げるのだろう。
休止符のような空の底から、問いだけが止まずに降り注ぐ。
ひとは空を塗りつぶそうとする。止まない哀しみを注いでみたりする。
さよならの代わりに虹を咲か ...
今じゃプレミアつきの 「命」ってチケット やっと見つけた
ただし片道切符だって 神様って名乗る奴は見せびらかす
苦労して高値で買い取ったのに 選択をどこで間違った?
誰もが自分で自分に期 ...
全てを忘れさせてくれる
貴方
全てを感じさせてくれる
貴方
甘くとろける
背中
感じとろける
耳たぶ
体が貴方を感じて
体の芯が反応する
体が変身する
貴方はきれいだ。
...
僕は六世紀に及ぶしみったれた腸壁に包まれている。
でたらめに女の子の名を呼ぶよ。誓言のように、エリー・エリー・エリー。
何故雨は降らない? 僕は足運びの練習を繰り返す。
レッスン ...
綻んでく夢を縫って
繕ってできた別のモノ
こんなのが欲しかったわけじゃないのに
最初だけは上手に縫って
汚れたら切りとった
贋物の綿で埋めた傷口
夢見たこと ...
ゆっくりと前に進んで
「これからも」なんて
きっと歩けないだろう
意味を求めて突き進む若者達
僕もその中に居て
生きる意味を探していた
文章を書いて
言葉を綴り
自分の意思を記 ...
君の夢に 最近僕が 頻繁に出てくるのは
多分きっと 僕の欠片が 君の中に入ってしまったから
あの時 実はこっそり忍ばせておいたんだ
君は気付いてなかったけど
昔の人は 夢に想い人が出て ...
好きなんだなんて言ったとしても
きっと君には伝わらないんだ
にこにこしながら繋いでくれる
この手を君に放されるのは
できれば勘弁願いたい
だから言わない 言わないよ
「うずらの卵が ...
あなたと私は
一緒になってはいけない運命だったのね
愛していたわ
誰よりも
お互いを
想う気持ちがあれば
何があって ...
プレパラートに乗せられた午後ぼくはきみの眼球に恋をした。
水の変態点は零度と百度では人間は?実験しまショ。
試験管に氷を入れて愛 ...
妻が勤めに行ってしまった6時まで独り「公子!」て心に叫びが
僕達は兎の夫婦美味しそうに混ぜご飯を食べる妻を見て
もう一度生まれ代わることあらば蛙にな
ろか雛(ひよこ)になろか
...
私たちは無数の部屋みたいな透明な空間を、いくつもいくつもハシゴしているのかもしれない。
ある時期、ある期間、ドアを開けるように入り、そこで過ごす。そして、その部屋で過ごす時期が何らかの理由(夜に ...
はじまりはじまり
めくるように幕は開け
そしてやってくる
壮絶に赤い赤いシーン
ねえ、きこえる?
無音に響く
私が奏でる
インストゥルメンタル
からだごと
空も
地も
漂うも ...
今でも覚えてる
あなたの大きくて
暖かい
優しい背中を
今だから覚えてる
あなたの大きくて
暖かすぎる
私には勿体無い背中を
辛くなって
あなたに違う道を歩かせる
怖くなっ ...
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする
古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく
あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ...
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ...
穴を開けて、
愉しんでいる。
穴の向こうには、
ぼくの目を見て愉しむきみ。
相思相愛って奴だね。
セックスしよう。
淫らになろう。
誤解でも曲解でも、
...
「だって優しい方がいいもの」
いつかくだらないテレビドラマのなかで女が言った
ドラマ、くだらなかったけどね、
ぎぜんとかいうのもあいとかいうのもおいこした
または、はじめ、までまきもど ...
人
が死んでいる
その足の裏を見ている
べつにわけはない
そこにすわっていただけで
ぼんやり見ていただけで
わけはない
乾燥した足の裏は灰 ...
ちょっと昨日の返事が言葉足らずだったような気がして。
「読み手の気持ちを考える」
これはすごく大切なことで、やっぱりいつも大切な恋人や友人や家族に手紙を書くような姿勢であった方がいい ...
噴水、しぶきあげ
過ぎ去った細切れのシーン、空を舞う
凝視した眼に、強風が埃はこび
一瞬にして光、蝕んでいく
ゴシ、と手で拭い取れば、
そこには、なにも変わりない、日輪
足元に ...
引き攣るように 音
余韻 華やかに消えて
残った間隙 嘘のように
冬の形 凍える頬伝う
色は瑠璃の
ああ 今日は
なんて美しい音色だ
風はすこしばかり強すぎるけれど
これは春なのだから仕方ない
それよりそこかしこで
草も木もみんな楽器みたいに
お互いをこすりあわせている
風が吹 ...
歳経た
強靭な
行進
奏でる
繊細な
童心
踊りだす
群集の中に
帽子を取って
佇む
あなた
独り
目を閉じて
パレードの
ざわめきを
聞いている
...
懐かしの母校に帰って来た
生徒ではなく教師の卵として
ネクタイを引き締めて向かった先は
問題の山積みな教室
授業の時間は昼寝の時間
教科書はただの落書き帳
テレビでは何度も ...
朝露に濡れた葉のギザギザ。地表を這うように草木を透かして訪れた地獄の陽を浴び、緑に燦然とかがやく【ヤマソテツ】と呼ばれる羊歯を踏みながら言葉なき森の奥深く、「幸」住むと人のいふ原始の密林を駆け巡る雛 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時の滴り
信天翁
自由詩
1
07/3/14 19:42
観測地点
汀
自由詩
3*
07/3/14 19:21
すぷりんぐすてっぷ・じゃんぷ
モーヌ。
自由詩
15*
07/3/14 19:00
フリーズ
ツ
自由詩
6*
07/3/14 18:59
遠くまで
んなこたーな...
自由詩
3
07/3/14 18:41
ギャンブル
蒼穹
自由詩
4*
07/3/14 17:14
変身
ペポパンプ
自由詩
4*
07/3/14 17:13
古雨
如仁
自由詩
4
07/3/14 17:12
『縫い包み』
しろいぬ
自由詩
4
07/3/14 17:01
Release
流希-Яuk...
自由詩
2
07/3/14 16:13
夢のウラガワ<18のprose-13->
ウデラコウ
自由詩
6*
07/3/14 16:11
僕らの関係
はるこ
自由詩
5*
07/3/14 15:53
罪
蓮未
自由詩
2*
07/3/14 15:20
「 実験密室。 」
PULL.
短歌
4*
07/3/14 14:54
生きている
生田 稔
短歌
5
07/3/14 14:47
空の下、浮遊するドアに手をかけ
紀茉莉
散文(批評...
1*
07/3/14 14:33
透明の震え
〃
自由詩
7*
07/3/14 14:29
蹴りたい背中
美月朱恋
自由詩
8*
07/3/14 14:17
追憶
山中 烏流
自由詩
5*
07/3/14 14:14
花茶を飲んでいる
七味とうがら...
自由詩
15*
07/3/14 13:58
「 見世物。 」
PULL.
自由詩
7*
07/3/14 13:29
思うこと
水町綜助
自由詩
3*
07/3/14 12:33
足の裏
〃
自由詩
6*
07/3/14 12:25
追伸
はらだまさる
未詩・独白
8*
07/3/14 12:07
日蝕
紀茉莉
自由詩
3*
07/3/14 11:59
頬を打つ
及川三貴
自由詩
7*
07/3/14 11:56
たとえば歌をうたうように
ベンジャミン
自由詩
12*
07/3/14 11:52
強くあるひと
及川三貴
自由詩
4*
07/3/14 11:44
教育実習生
1486 1...
自由詩
5*
07/3/14 11:38
郭公の見る夢 ★
atsuch...
自由詩
7*
07/3/14 11:35
5736
5737
5738
5739
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5744
5745
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5749
5750
5751
5752
5753
5754
5755
5756
5757
5758
5759
5760
5761
5762
5763
5764
5765
5766
5767
5768
5769
5770
5771
5772
5773
5774
5775
5776
加筆訂正:
フリーズ
/
ツ
[07/3/14 18:59]
推敲→再掲です。一度ポイントをくださった方、申し訳ありません。ありがとうございました。
追伸
/
はらだまさる
[07/3/14 12:19]
誤字脱字訂正。
5.69sec.