石鹸は邪悪な念を持ち始めた
毎日のように汚いものに接しているうちに
その心が侵されてしまったのだ
穢れがなければ自分の存在はない
穢れとともに生きてゆくことに
生きがいをもつようになった
...
春風に 舞う
たんぽぽの 綿帽子
大空に向かう
綿帽子の旅
太陽に 銀色にみゆる
綿帽子
風にゆられ ふわふわと
海の みゆる あの
公園に 休もうか
芽が出て 蕾になり
黄色い 夢の花
...
日曜の朝
一人の娘が固まっている
俺の妻だ。
枕元に携帯電話が二つある
電池パックを入れ替え
その機種でしか出来ないゲームをするらしい
いまはモンスターハンターというのをしている。
雨が ...
なんとなく目覚めて
カーテンの向こう
寝静まる夜の静けさにだけ
そっと響く雨音のように
偶然でもなけりゃ
気付くことのない
ナミダがありました
...
前略 手紙は届きましたでしょうか?
お読みになられたなら
そのまま捨ててくださって結構ですので
夢を見ることしか許されない街
標識も消えた交差点
重ならない夜 肩を寄せ合いながら
...
会えないときに
あなたがくれた ライオネスキャンディ
ひとつぶ
そんなもので
そんなことで
会えないことになんの変わりもございませんが
あなたのお好きな ライオネスキャンディ
子供の ...
白いひかりが
かわいた歩道を暖め始めるころ
その一角で二人の保育園児が
子連れでなければ
独身にさえ見える長い髪のママたちと
...
夢見て追い掛けた
君の背中
夏雲
鮮やかに
生きた日々を照らすよ
僕等それぞれ
描いた未来を
確かめ合いながら
風を追い越そう
幻が永遠というなら
重ねた日々の
虚しさもきっと
空へ還るだろう
...
いいトシこいて
朝の5時にヘロインなんか聴いてるわけだ
効いてるわけじゃないよ聴いてんのだ
おらおらおらおら口があんなら怒鳴れ
耳があんなら尖らせろよ
カエルどもが土から出てくるまえに
長 ...
その標識は、私がひょいとしばらくの間滞在した町の交差点に立っている。
私はその標識を見て、はっきり言って当惑してしまった。体裁は普通の交通標識と同じなのだ。一方通行、とか、止まれ、とか、そういうたぐ ...
枯れない花にはなりたくないと
そう思えたなら
きっと美しく咲けるのでしょうけど
二番目の故郷の街を君の死で飛び出して 神父か詩人になるかで悩みながら 各地を放浪し この街に流れ着き 答えが出ないまま この街の神学校に通い 僕はミスター・ドーナツで働きながら詩を書いている
詩 ...
停車中の自動車の排気ガスが螺旋状に吹き出ている
中華料理屋の近くの排水溝から白い煙が温泉の湯煙のように湧き上がっている
地面が雪が凍ってコーティングされていて ネオンや電球で照らされている ...
君を信じた瞬間に
僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
僕は身を縮め吹雪に耐えながら
誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ...
聞かなくてもわかってるくせに
確認するようなことして。
やきもちやいてるのが可愛い。
そんなとこも好き。
かつてここには。
かわなめしがすんでいたという。
やぼようのときだけあしばやに。
よそものたちがとおりすがり。
うすぎたないしゅうきょうとほこりにまみれたまち。
ごうごうとうなりをたて。 ...
意味もなく
ただ
視線を合わせては 笑いあう。
それが幸せだったりする。
ありがとう。
支えがないとダメで
時にそれを 依存というのかもしれないけど
ただ単に一途とか
それでもいいんだ
想っている
想われている
ずっと ずっと
...
あたしたちは
同じ模様を背に宿して
血の繋がらない双子のような
そんな気分で生きていたよね
くすくす笑ったり
さめざめ泣いたり
いつも一緒だったから
身を切るような孤独があっ ...
ぬるい香り
何かを思い出しそうで
その曖昧さに脳が少し離れそうになる
裸足にそっと伝うのは
こっそり夜中に会いに来た
春の温度
脳の裏側をゴシゴシしたら
すーっと剥 ...
遠慮の文化も
終わりを告げ
都会から田舎まで
世界は徐々に黒色に
未だかつてないほどに
世界は汚染され
今では
年の功も役立たず
現代人の
流れは強く
...
冬の夜見上げる空の夢の種
一つ一つが眩く光る
春の朝道の片隅夢の芽に
新たな時の始まり想う
初夏の日に空に伸びゆく夢の枝
遠い山まで連なる姿
夏の海入道雲の夢の葉が
繁る姿に ...
どんよりとした午後
気だるくジャズを聴きながら
ふと コーヒー・ミル引く手を休めると
ポツポツと出窓を鳴らして合図する
気まぐれな訪問者がやってくる
いつのまにか
部屋にながれるジャム ...
残された心は
たとえば
音楽の中に
ただよっている
たとえば
風景のように
遠く
かすんでいる
たとえば
言葉の行く先を
ぼんやりと
指し示している
残された心は ...
曇天の沖から軟らかく
水の予感を含んだ風
割れそうに痛む頬を包み込む
声は白々しく掠れて
雲が低く海を押すように
閉じ込められた玉砂利が
剥き出しの道に拡がる
窒息を誘う膜
...
かなしみに しずんだ
せいかつ なので
どうしても
いのちが ひとつ
たりなく おもえるので
こねこを もらってきました
かなしみにも
どこかに
あたたかさは あって
あたたかな ...
彼を偲ぶならば
彼が好きだった酒を口に含むより
彼の好物だったカレーを食べたい
暖冬とはいえ
この冬でも
舗道は冷たく
インフルエンザも流行ったし
朝に吐く息は白かった
ようやっと ...
ぬるま湯の中 砂を食んで微睡んでいた
薫風が煌めかせた真珠 垣間見た虹彩
柔膚に刻まれ 未だ灼け続けている
吐息は只 彩光のみ
断末魔に聳える 清涼の蜃気楼
貝覆い叶わぬ餞に
...
こねこが じゃれついて
わたしのてを かじっていると
どこにもやれないものを
すこしずつ
かじりとってくれて
いるようで
にんげんのように
わたしたぶんだけ
おもたくなったり
し ...
ここには居場所がないけれど、
実はどこへ行っても居場所はなくて、
探して見つけられるようなものならいいけれど、
そんなんじゃなくって、
田舎の土の匂いがしない砂利道で、
掘っても掘っても ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
汚れた石鹸
ぽえむ君
自由詩
14+*
07/3/25 12:41
たんぽぽの夢
鈴鈴
自由詩
9*
07/3/25 12:23
石神井日誌
馬野ミキ
自由詩
16+
07/3/25 12:10
寝静まる夜の静けさにだけ
yaka
自由詩
3*
07/3/25 12:03
公園とスニーカーと旅立ちの空
イヴ
自由詩
4*
07/3/25 12:02
ライオネスキャンディ
yaka
自由詩
5*
07/3/25 12:01
広がった空
信天翁
自由詩
3
07/3/25 11:48
ストーリー
和森朱希
自由詩
12*
07/3/25 11:23
自分自身への命令
佐々宝砂
自由詩
5*
07/3/25 6:30
標識さん
ななひと
散文(批評...
3
07/3/25 6:25
花一夜
優飛
自由詩
5*
07/3/25 6:13
ツー・スリー…
はじめ
自由詩
6+*
07/3/25 5:48
風のブブブ
〃
自由詩
4*
07/3/25 5:47
極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望
〃
自由詩
4*
07/3/25 5:46
きみのことだよ。
空 春色
自由詩
4*
07/3/25 5:24
なあ、おい!
猫八百
自由詩
6*
07/3/25 5:06
ほほを染めて。
空 春色
自由詩
2*
07/3/25 4:38
そばにいるだけで。
〃
自由詩
2*
07/3/25 4:34
キス
ロリータ℃。
自由詩
5*
07/3/25 4:14
春の思い出
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/3/25 3:55
ゼブラ
瑛治
自由詩
1
07/3/25 2:36
夢の四季歌
ぽえむ君
短歌
4*
07/3/25 2:31
雨だれシンコペーション
渡 ひろこ
自由詩
9*
07/3/25 2:15
残された
こむ
自由詩
3*
07/3/25 1:50
雨道
及川三貴
自由詩
9*
07/3/25 1:46
こねこ
こむ
自由詩
8*
07/3/25 1:43
_
Six
未詩・独白
2
07/3/25 1:43
シン
黒山羊
自由詩
2*
07/3/25 1:41
こねこ
こむ
自由詩
7*
07/3/25 1:39
ホーム
ひろっち
自由詩
5*
07/3/25 1:30
5648
5649
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
5688
加筆訂正:
ホーム
/
ひろっち
[07/3/25 9:34]
最後の一文加筆。
9.04sec.