雨は去り
野は息を継ぎ
有限を照らす
まぶしさをやめず
かけらは香る
満ちた川を
鳥は離れる
雨を追い抜く雨のほうまで
文字は幾つかつづいてゆく
声や羽が ...
はじめまして。
夫との初めてのドライブの別れ際に、あなたのことを聞きました。
あれから2年。
ようやくお会いできましたね。
あなたがいなくなってしまった歳を、夫はもう5つも越えてし ...
悩むのは好きじゃないけど
昔からささいなことで悩んでしまう
秋過ぎてストーブ恋し
蕎麦屋にて コートほすてふ 雨の戸隠
辿りつかば 辿りつかばと吠えている
神に抱かれし君のもとへと
現在という塊の中から
わたしの輪郭だけを残して、わたしが
蒸発していく
夕暮れの空は赤く発光し、届かない高さで
じっとして居る
いったい、わたしは何に忘れられたのだろう
浮遊す ...
見渡す限りの
コスモス
白や桃色
深紅や黄色
わたしのきもちみたいに
入り乱れて
でも
もっと美しくて
とてもいい香りがした
コスモスを
深呼吸
この秋を ...
あたしだって
きもちとことばは
裏腹
ほんとはね、
なんて言えないの
ループを拡げて拡げ切ったその先にあったのは……
白く輝く 暖かい光の大きな河だった
ふわもこ
もくもく
ふかふか
ふもふも の
○○
昨夜の「ぽえとりー劇場」のオープニングは、京
都の若き詩人・choriさんの詩を読んだ。最近
現代詩フォーラムで彼の素晴らしい詩を読んだので、
「ぽえとりー劇場」の幕開けにもふさわしい詩の内
...
恋 矛盾
愛 矛盾
切 矛盾
願 矛盾
祈 矛盾
心 矛盾
希 矛盾
望 矛盾
あなたの幸せを願っているのに
あなたを求めてしまう
...
潔いさよならを
口づけられて
風は目覚める
おびえたように
冷たく急ぎ
風は目覚める
それを
避けるでもなく
受け入れるでもなく
花は巧みに散ってゆく
孤独の定義を
...
野良犬「怖い。人間は怖いいきものだ。」
飼い犬「なぜ? あんなにも優しいのに。」
野良犬「あなたは頭がおかしくなっている。理不尽に死を与える人間のどこが優しいのだ。」
飼い犬「人間がそんなことを ...
虹は
見つかることで
虹になるから
虹かもしれないね
僕たちこそが
あの虹の
おもいでの
半分くらいを
間違わずに済ませたら
上出来だとおもう
ごらん
途 ...
どんなに鮮烈な映像も、感情も
あとからあとから
注ぎたされる
とろりとした夢水に
輪郭を曖昧にして
とらえようとするほど
淡くまぎれてしまう
過去と未来の、あるいは
前世と来世の狭 ...
天を突き通す パルス
尖塔を仰ぎ見て
コートの襟を立てて
足早に通り過ぎて
石畳を睨みつけ
落ち葉のささやきを
スケッチしたなら
帰るべき部屋で
レトルトは加熱され
言葉 ...
過去を引き摺る昨日
現在を逃げ回る今日
未来を投げ蹴る明日
原点を振り返る昨日
根本を踏み潰す今日
将来を包み隠す明日
友情を信用した昨日
愛情を確信した今日
私情を優先した明 ...
いつだったか君には言ったと思う
僕のあの焦燥が今もなお蝕み続けているだなんて
滑稽でもう嘲笑いなしでは語れない。
「わたしの無知ね」
だなんて心底笑いあえていた頃が懐かしいとか
...
かなしみに拘泥されない不確かな日常の
脱却ひとつ、その方法の すがた
今日をかなしまないためのほがらかな
ひとつの、方法 そのすがた
脱却するそのすがた は
鳩の豆鉄砲くらった猫のよ ...
彼女は明るい細部をしている
指が超高精細ロケットの
明るい反射光にきらきら
光っていてまぶしいんだ
原っぱでみんな風船もって
色とりどりの風船もって
さあとばそうよすぐとばそうよ
...
サンガツ
山月にたなびく、かすみぐも
岩石層に堆積した破片から
雲母を削り出した
三月の夜
月は出ていた
犬が遠吠えていた
猫はこたつでまるくなっていた
かもしれない夜
...
凍えそうな世界の最果てで
人等の悲鳴は今日も水晶の様に透明だ
裂帛たる幻影の集積から苦悶が雫の様に零れ落ちる
不確かな肉と骨と心臓を抱えるが故の煩悶
静寂に鼓膜を破れれぬように ...
あちらこちらにポツポツと
{ルビ蕁麻疹=じんましん}の模様
かいいのです
これは偉くかいいのです
何が原因かと言われても判らず
もとより皮膚が弱いのだそうだ
だから掻くといけない
掻くと ...
あなた
あなたは夕焼けの罪で
無期限に
私の記憶から
逃げ出すことは出来ません
あなた
私の胸に
秘密を差し入れた
私はあの日どうかしていた
いえ
それはあなたもきっとそう
...
忘れない。
そんな嘘をよく言ったもんだ。
あなたの名前をもう呼んじゃいないよ。
あなたのこと、忘れないなんて別れて。
何年もの歳月のせいにして。
忘れかけてるよ。
...
めをつぶると
しん と
みえる
それは暗い水に浮かぶ
水銀のようなひかり
それをすくい上げると
すこし かなしいおとがする
とうめいなうみの底で眠る貝殻
いつしかそれら ...
最初は平凡なライトフライだと思った。
しかし、白球は八月の太陽に吸い込まれると、思いのほか、その滞空時間を伸ばした。
右翼手がスローモーションでそれを見送る。
やがて、白球が静まり返った観客席中 ...
久しぶりに聴いた唄は、声は。
そのゆっくりなリズムと一緒に。
僕の胸を打つ。
とん、とん。
打たれる度に思い出す。
思い出させてくれる。
幸せのリズムを。
そ ...
バスルームで
容赦なく濡れた孤独、もはやバスタオルの
吸水性の問題ではなく
それをどれだけ濡れたまま、濡れたまま抱えあげるかということに
アテイチュードはテストされ凍てついた
...
たまには温かい日もあるさ
いろんな温もりに包まれて幸せな日もあるさ。
考え方次第さ
ちょっとしたことが、あるいは見落としてた幸せなのさ。
映画みたいな日もあるさ
素晴らし ...
運動会天井低き雑貨屋のがらんとしたる店の中かな
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
降り来る言葉 XXXIII
木立 悟
自由詩
2
07/10/22 16:23
人を想う
宮市菜央
自由詩
5*
07/10/22 16:04
雑種
〃
短歌
1*
07/10/22 15:32
輪郭、その曖昧な、
望月 ゆき
自由詩
33*
07/10/22 15:04
彩
風音
携帯写真+...
1*
07/10/22 15:03
さかさま
〃
携帯写真+...
5*
07/10/22 14:58
ループ
長谷川智子
自由詩
3*
07/10/22 14:52
無題
〃
未詩・独白
0*
07/10/22 14:24
詩人・一期一会〜chori氏「賛歌」に見る 幸せの在り処 に ...
服部 剛
散文(批評...
4*
07/10/22 12:13
矛盾
ライチ
自由詩
6*
07/10/22 12:09
置き手紙
千波 一也
自由詩
8*
07/10/22 11:51
ごめんなさい。
小原あき
未詩・独白
7*
07/10/22 11:42
虹つかい
千波 一也
自由詩
10*
07/10/22 11:34
いきものがかり
佐野権太
自由詩
22*
07/10/22 9:13
錬金術
アハウ
自由詩
2
07/10/22 8:57
あくまで予定なこと
vi
未詩・独白
0
07/10/22 4:13
無神論者のしがらみ。
哀詩
自由詩
0
07/10/22 4:01
猫の脱却 そのことどもに
mizu K
自由詩
3*
07/10/22 4:00
ロケットの翼が高く飛べる日に
〃
自由詩
3
07/10/22 3:55
サンガツ
〃
自由詩
3*
07/10/22 3:54
氷解
白川水
自由詩
0
07/10/22 2:28
夜長に世界を抱き眠れない
プル式
未詩・独白
3*
07/10/22 2:17
夕焼け裁判
uminek...
自由詩
5*
07/10/22 1:14
恋人健忘症。
狠志
自由詩
0
07/10/22 1:03
貝殻
鴎田あき
自由詩
6*
07/10/22 0:59
ベースボール
んなこたーな...
自由詩
2
07/10/22 0:54
流れ続けるのは、唄。
狠志
自由詩
1
07/10/22 0:51
孤独の内訳の大半は打ち捨てられたペニスに集約される(Grow ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
07/10/22 0:26
鮮やかな僕ら
短角牛
自由詩
1
07/10/21 23:57
影
A-29
短歌
0*
07/10/21 23:10
5270
5271
5272
5273
5274
5275
5276
5277
5278
5279
5280
5281
5282
5283
5284
5285
5286
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
5301
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5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
8.07sec.