*
夜夢に目醒めて 取り戻す
それぞれのかたちの 砂時計の残り
深刻そうに 硝子のパズル いま一度、
いま千度、生きる 夜の底
土よう日くもり 別れ路 嘘つきごっこ 共鳴感覚
ど ...
薄鼠色の空
雨を見ながら温泉に入った
背後は鬱蒼とした山々
纏い付く滑らかな湯
一人きりの湯場にはしゃぐ
足音に振り向くと
こんな平日
こんな辺鄙な所に誰 ...
自らが今に充たされて居れば
何処迄もいけるのです、
ひと ひとりきりになり切れば
何処までも生けると云う
確信に充たされ
斜面を滑り落ち宙へ身を投じる
捲る頁の一枚に無限の紋様 ...
今年の4月から
自称詩人一匹を捕まえると
1000万円の報奨金が
支払われることになった
自称詩人の家族はこれに大喜びし
早速2ヶ月間で2500人の自称詩人が
捕らえられることになった
...
車窓から揺れる街の灯
四角い光のなかに幸せが眠る
時には笑い時にはケンカし
日常に閉じ込められたドラマ
私の知らない私の求める
ごくごく平凡であたたかな夢のカタチ
死の灰の雨は止まない
月でさえシェルターに入っているのに
地球のシェルターは破壊された
薄いレインコート一枚で
世界を変えるために
本の頁を繰る
知恵は生きのびる道をつくる
もうだいぶ灰 ...
詩の選考委員にとって必要な詩は選ばれる
しかし必要ではない詩は消される
これは詩の殺人だ
言葉は無視され
初めからなかったコトにされる
むしろ言葉の殺人事件だ
華やかに本誌に飾られ ...
傷跡裂ける
めりめりっと
亀裂から溢れる赤い体液
静かに眺めたまま堕ちゆく雫舐め掬う
舌の感覚柔らかく
途となった跡を指で辿る
生温かな触感に怯えながら屈折しつつ伸び上がる
...
ほしざきの
ゆえかたりもつ
さいあぐら
おこりつきえつ
らんとかす
そこびえの
ほそたぎの
かさわたしたる
あかがきを
ふらんせすとし
あままわり
えんけいの
...
☆
大人になってから
自分ばかり見てしまうようになったね
☆
あの子の仕草とか
男だから真似しちゃおかしいんだけど
どうも好きで頭の中で繰り返し学んだりさ
★
あの ...
わかったつもりの事
いくつあっても
宛にならない
早合点
いくつあっても
為にならないのに
こんなに引きずって
「お疲れ様です」
の後の寂しさのようだ
アナベルの咲きそろう庭に遭い
手で触れることを
ためらって
六月の午後にあがった
冷たい雨
潤ってあざやかな花房に
そっと 顔を寄せると
控えめで甘い匂いは
...
アジサイのつぼみポッポッポッ
小さな丸い輪郭集まりこんもりと
無数それぞれの速度で目覚めつつ
芽吹き咲き開く前に色付く青の
進む時の刻みに雨を受け 、
濡れそぼりつのどやかな
何も ...
光が届かない
深い暗闇の中で
批判されないのは
見えないから
見える場所にいて
初めて批判ができる
僕も太陽の下に立ちたいから
批判されるかもしれない
場所に立つのを
決めた
行ったり来たりする。診察室(2番)、医者は、清潔そうな上着をきて、どうですか、という。カウンセリングではうまく話せていますか?はい、いいえ、どうだろう、大丈夫だと思います。でも眠れません、強張って ...
経験値の高い人生のゲーマーのウィークポイントは
たいがいは経験値の言語化がとても苦手のようです。
草の根の民は言う権利があるのです。
権利の上に眠るものは保護に値されないのですから
あっ出来て ...
○「限界集落」
「田畑をもらってくれる人は
ありませんか」
「山をもらってくれる人は
ありませんか」
「家をもらってくれる人は
ありませんか」
「年取った娘をもらってくれる人は
ありま ...
きみの柔らかな手のひらで
冷えた肩を包んでくれたなら
ぼくは大空を舞う鳥になる
高く 高く どこまでも
澄みきった空を目指し
青く溶けて自由になれる
やがてあたりは暗くなり
たくさん星が ...
アップデート
とか言っても
本邦生産現役は
実は屁とも思ってない
わからないのである
一応、外面だけはおもねるふりをして
アッププデートとか言ってみるが
実は何もわからないの ...
いまにも泣き出しそうな空のしたで
雨傘をそっと確認した午後
鏡のような湖面で白い舟に乗っている
オールは水飛沫ひとつ立てず
波は悲しみのように遠ざかる
君は僕の目をみることなく
...
{引用=
ああ、星野さんの『たんぽぽ』のおかげで、きわめてミクロな白い天使たち、天使たち、あの明るい青空へととても穏やかな風に吹かれながら飛び立ってゆく、飛び立ってゆく。その両の手には種子というただ ...
交差点は今日も
無音のようにうるさい
LEDビジョンが 春を売り出している
笑顔、スマホ、炭酸飲料の泡
「くまモン、そっちの角度で!」
はいはい、と首をかしげたとき
遠く、山の方から風 ...
モンスターの徘徊する
この夜陰、
ドアをそっと
静か大胆に開け
差し入れる足首の
ほっそり真白く美しく
あいかわらず 、
お綺麗ですね
慣れて居るから
大丈夫です
...
二人の影を照らす
月明かり
朝まで踊る
私はここにいるって
感じさせて
やめないで
音楽がすごく良い
秘密のビート
挿し込んで
私たちはずっと
朝まで踊る
朝まで踊る
...
よごれへたれて疲れたきみも
またあしたまで
あしたまでおんぶしておくからね
たくさんぶつかった日も
すりきれそうな日も
いまは一旦あずけて
ずっとぶら下がってみてるよ
...
血の涙も出ない
ジェノサイドが
現に、今でも
地球上で起きてる
罪もない人々が
そこに住んでるというだけで
無差別に
容赦なく
無抵抗に
抹殺され ...
人生を退会する時
「こんなサービスがあるから
まだ会員を続けませんか?」
そう言われても
それは
希望か
それとも
うっとうしいだけだろうか
メンテナンス中につき
利用できま ...
下唇噛む
血が滲む
喝采される声
私の頭の中で絡み合う
糸と糸
胸のうち溜まる
ドロリと穢れた液体のような
頭の上に伸し掛かる重石
もはや取り除くことできず
ただ私は手を動かすの ...
無機質な翼に覆われて
耳をつんざくような轟音に侵されて
辺野古は美しい珊瑚も海も空も奪われる
街を営む人々のコトバすらヤマトには届かず
ただアメリカの思うがままに
これで《美しい日本》だ ...
後ろ振り返り私が辿ってきた道を眺めた
長く遠く後ろに続く道
大小様々な石ころと泥でぬかるんだ凸凹道
躓きながら転びながら歩いた未来へと続く道
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
We are The Titles
ハァモニィベ...
自由詩
2*
25/6/10 23:00
きのくにの湯
花野誉
自由詩
7*
25/6/10 21:52
詩想、突破・口
ひだかたけし
自由詩
5
25/6/10 21:08
自称詩人捕獲法
花形新次
自由詩
2
25/6/10 19:25
倖せの灯
栗栖真理亜
自由詩
5
25/6/10 18:53
In the ashes
海
自由詩
6*
25/6/10 18:52
殺人事件
栗栖真理亜
自由詩
2
25/6/10 18:50
五体投地
〃
自由詩
2
25/6/10 18:45
ほしざき
春日線香
自由詩
2
25/6/10 17:05
まね気味
林 理仁
自由詩
5
25/6/10 15:13
お疲れ様です
sonano
自由詩
4
25/6/10 15:00
しろい景象
リリー
自由詩
15*
25/6/10 14:19
余白ノ意識 、梅雨ノ入り
ひだかたけし
自由詩
5
25/6/10 12:57
太陽の下
sonano
自由詩
1
25/6/10 12:45
メモ
はるな
散文(批評...
3
25/6/10 10:04
経験値の言語化
足立らどみ
散文(批評...
1*
25/6/10 8:34
独り言6.10
zenyam...
自由詩
1*
25/6/10 8:20
彼方へ
レタス
自由詩
8*
25/6/10 8:05
正論ティーチャー
りゅうさん
自由詩
7*
25/6/10 5:57
曇天
秋葉竹
自由詩
1
25/6/10 5:33
綿毛
本田憲嵩
自由詩
8
25/6/9 23:38
くまモン
無名猫
自由詩
1*
25/6/9 22:47
あくまノ警告(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
25/6/9 21:04
Dance
海
自由詩
9*
25/6/9 18:54
はんがー
唐草フウ
自由詩
9*
25/6/9 18:43
血の涙
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/6/9 18:19
退会
sonano
自由詩
2*
25/6/9 18:18
言葉の死
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/6/9 17:38
今こそ
〃
自由詩
1
25/6/9 17:36
私の道
〃
自由詩
0
25/6/9 17:34
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
加筆訂正:
綿毛
/
本田憲嵩
[25/6/10 22:09]
タイトル変更&加筆修正。
0.46sec.