君が逝く
みんなの涙
含んでは
泣き出しそうな
この空の下


なぜ君が?
理不尽だって
叫んでも
君の笑顔は
写真の中だけ


逝くんだね
ピンクの着物に
薄化粧
...
空中から沢山の頭部が落ちてくる
僕はブルドーザーで山を作る

まるでぶどうのようだと思っていたら
用務員のおじさんが皿にそれを盛ってくれた

笑いかけてみると、少しだけ笑ってくれたので
...
はじめて自転車で転んだとき
きれいな模様の種をひろった
部屋のすみに小さな鉢を置いてまいた

はじめて喧嘩をしたとき
種から芽がでてきた

塾通いを始めてから
すくすくと成長して葉が繁 ...
暗い夜の部屋にひとり
明かりもつけずにテレビをつける
今日のニュース
明日の天気
来週の選挙

すべては僕には関係のない世界で
すべては僕を取り巻く世界
そこにあるのが本当の世界

...
 
知らないことが多すぎるけど
それは知りたい事じゃない

空が青いときは
 夜の暗さを忘れるように
  星空を見上げるときは
   雲の形を忘れるように
    二人はずれていく、す ...
この中に
この肌色の中に全て
この小さな体に
長い長い腸とかがうねりうねり

両手で抱いて
人間の匂いがするぞ
人間の匂いがするぞ
しんせんな
人間のにおい

わぁ赤ん坊の匂 ...
{引用=
雨宿りをしている間に
ぼくらは近づいて
それと同じくらい
ぼくらは遠ざかった


{引用=
約束は
守るよ
だから
約束は
できないよ

そういって
なんだか
かなしそうに
笑う
きみが
よく
見えなかった


傘のせいで


今日図書館で谷川俊太郎の『詩人の墓』を読んだ。
そうして大学時代谷川俊太郎を専攻していたというゼミの先生が、今の日本で詩だけで食べてゆけるのは谷川俊太郎一人だと言っていたのを、唐突に思い出したのであ ...
『殺される』

鉄パイプで
頭を
背中を
腰を
腕を
力一杯殴られ続ける

全身血だらけアザだらけ
意識が遠のいていく

こんな時に気付く
生きているんだなぁと
意外と人間 ...
ケータイで 読んだフレーズ 気にかかる
いくど探すも 何処に消えたの

その言葉 ピカリと光る 青銅の
雨粒の音 悲しみに暮れ

夢だったの 空ろな思い 宙に舞う
思い出せない 余韻が残 ...
アクセル踏みすぎちゃったり 
ブレーキ掛けすぎちゃったり 
右に左にハンドルを 
きりすぎちゃったり 


( 運転は「その人」があらわれます )  


誰もいない助手席 ...
ピンクのクレヨンで太陽を描いた
みさちゃんが先生に怒られてるのをみて泣いた

だってみさちゃんはピンクで太陽を描きたくて
それを怒るのは可愛そうだと思ったし
ぼくが赤のクレヨンで描いた太陽よ ...
夕暮れの川辺から
対岸の街を
眺める
私の前を
私と共に
過ぎ去って行った時間
満ちて行く川面の
流れが速すぎて
網膜に到達出来ない
暗い流れが
流れる音にすりかわる時
見えない ...
先だって火星に着陸した惑星探査機フェニックスには
地球遺伝子コンペで優勝した「火星タンポポ」の種が積み込まれていました。
タンポポの根はどのような解析装置よりもはるかに深く
隠された繊細な水脈を ...
太陽は自信をなくしていた
孤独な夜を思い悩む
自分は何者なのか
本当に太陽のおかげで
朝が訪れているのか
タイミングが同じだけで
自分なんかいなくても
朝になるのではないか

月が世 ...
あなたと一緒にいると 心がなごむ

あなたのキョトーンと 不思議そうな顔が素敵

あなたの心を縛るもの、それにとらわれて、激しくなったり、落ち込んだり、

そんなあなたが いとおしい

...
この花が降り終わったらお別れです
あなたが無邪気に喜ぶ姿を見れたら
私も笑って手を振ることができそうです
花はどんどんと降り積もって
この世の悲しみも汚さも痛々しさもすべて
綺麗 ...
何かじゃわからない

俺の手で 青い空 太陽が深過ぎる
なぞらしてくれ 首紅の筋元 大きい 握るな

感動してくれ 舐める目 玉らない
格好よく 照られて 照れられ

増えて ...
胸苦しくなって
本の精が現れた
中空の四角い顔が
ぐにゅぐにゅと巨大化して
わたしを押しつぶそうとする
ねえ本の精
なぜそんなことをするの?
そう訊ねると
わたしの胸はまた苦しくなって ...
腐った落葉の下から
湿った地面の
つぶやきがもれている
庭石の下では
キリギリスがあたりをうかがい
とかげやかえる達は
アジサイの葉陰で
会議を開く
庭に埋まった
ねこの死骸を
ど ...
僕だけの笑顔
僕だけの顔
僕だけの秘密
僕だけの歌

電話でのやり取り
ささやく話
メールする
ソフト大会出てね!

貧乏揺すりに手を当て
腹出ているとつねる
料理頑張る!
...
一。

 傘を閉じるとひたひたと雨がついてきた。玄関を上がり廊下を渡りそのままひたひたと、家に居ついてしまった、雨は客間ではなく居間に居座りとくとくと、淹れた紅茶を ...
やっぱりね、私たち
違う生き物だったのよ
全てを分かち合うなんて
そんなの綺麗事だと
今更判ったわ

同じ言葉で括られてしまった
その内側の悲しみは
誰にも理解させたくない
口を閉ざ ...
おそらく灰色の 町外れの停留場は
傘の上のダンスの 懐かしい音がするので
目玉の星が キラキラ光ってしまう

セルロイドは酸性雨に弱く
ネジ式の動力で
スキップをしながら溶けそうにしてい ...
満月や空咳しつつ過ぎにけり

像なれば臓まで射さぬつきのかげ

「叫び」よりなにも聴こえず冬日向
金曜に夕暮れる、街の人波。 

白いステッキを手に 
太った盲目の女は、影を伸ばす。 
黄昏の凸凸道をたよりに 
まっすぐ駅の入口へ吸い込まれる、
後ろ姿 

目には見えな ...
週末の夜 
目の前に
しろい女のゆれるのを 
眺めている 

( 何故、こうして新たな命は生まれる・・・? ) 

ふいに思い 
自らの内に仕組まれた欲望も 
馬鹿らしく 

目 ...
この碗はわたし
ひんやりとした手触り
入っていたのはひと綴りのことば
自分に深い意味はない
ここまで来て
この次に至る中継点であっただけ
どうなるか分からない はいいろの海に
漕ぎ出し辿 ...
幸せを
かたちづくろうと
試行錯誤する

あるものは
小さなもみじの葉をイメージし

あるものは
太陽を創造しようとした

そしてあるものは
たおやかな流線型をつくりだし
巨大 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
逝く…ユメサキハル短歌2*08/6/1 0:59
ぶどう佐藤伊織自由詩2*08/6/1 0:54
きれいな毒の種ここ自由詩608/6/1 0:35
明日は誰が首を吊るプル式自由詩2*08/6/1 0:35
ある断層についてたりぽん(大...自由詩12*08/6/1 0:25
こうふくki自由詩208/6/1 0:02
雨宿りゆうと自由詩3*08/5/31 23:59
自由詩3*08/5/31 23:56
詩人の墓亜樹散文(批評...5+08/5/31 23:04
生きてるって素晴らしい灰色の夢の中散文(批評...108/5/31 22:59
キミの詩の西日 茜短歌5*08/5/31 22:40
車の聖堂 服部 剛自由詩208/5/31 22:19
「模索する太陽 (みさちゃんとぼくの色)」ベンジャミン自由詩16+*08/5/31 20:47
川の音フクスケ自由詩308/5/31 20:29
火星たんぽぽ海里自由詩208/5/31 20:14
模索する太陽木屋 亞万自由詩0*08/5/31 20:04
告白Ⅱ〜また先を越された〜guchi_...自由詩008/5/31 19:47
お別れ花相田真理子自由詩008/5/31 19:37
増えていく群十二支蝶自由詩008/5/31 19:28
本の精チアーヌ自由詩108/5/31 19:24
梅雨の記憶ばんざわ く...自由詩5*08/5/31 18:02
Saturday feverペポパンプ自由詩6*08/5/31 17:34
「 ひたひた。 」PULL.自由詩7*08/5/31 17:26
歪みAKiHiC...自由詩508/5/31 17:25
雨宿り西日 茜自由詩18*08/5/31 14:54
無題俳句008/5/31 11:07
夕景服部 剛自由詩108/5/31 10:32
しろい女 自由詩2*08/5/31 10:30
創書日和【器】SHIP大村 浩一自由詩12*08/5/31 9:07
かたちから〜テーマは『幸せ』〜 シュガー・ソ...自由詩3*08/5/31 7:21

Home 戻る 最新へ 次へ
4879 4880 4881 4882 4883 4884 4885 4886 4887 4888 4889 4890 4891 4892 4893 4894 4895 4896 4897 4898 4899 4900 4901 4902 4903 4904 4905 4906 4907 4908 4909 4910 4911 4912 4913 4914 4915 4916 4917 4918 4919 
8.11sec.