裾を引きずって階段をのぼる

踊り場がすきなの
どこにもいかない
ちゅうぶらりん

冬と冬の木とさざんかの赤色

窓 窓

手のひらをつけると
とてもつめたい

誰かになって ...
{引用=
滑らかに先行する感性
安心のブランド
いちどきに逸る鼓動
誘惑に阿鼻叫喚する観衆
は自らの慣習を省みることはなく
私はただ袖の端をつまみ
目じりに這わせる


...
詩の代わりにアルコール
僕も青い実だったよ
週日は懸命にはたらいて
染みた汗水土日に流す
そんなことを夢見ていた
それは本当に夢になった
一枚の紙と隠れていた軋轢
狂ってしまった人の ...
シーツの滑りが良すぎて
窓辺に頭を預けられない
身体に力が入らない
部屋は底から白んでいく

ペンキのはげたベランダから
甘いクリームが弾けていく
ただの牛乳だったので
私は
生クリ ...
葦を
くわえている
(目と 鼻とを とじて)

水が圧す
身じろぎせずに 黙っている
(黙っている)

指を
動かす
日が 
つかめそうな気がするから
(本当にそんな気がする ...
裏切りの表は優しさに満ちて
別れの言葉一つを並べて

彼女は泣いていた
理由はわからない
彼も泣いていた
理由はわからない

瞳の中から零れた雫
そっと手のひらの上に乗 ...
グレープフルーツの中に
何かがあるんだと思う

沖に出たときの風
外国へ行く船
大切に持ったままの手紙
何度読んでも分からないところがあって
おたがい誤解しているんだと思うけれど
説明 ...
生暖かい
風が吹く
油の臭いが
鼻をつく
イソメでぬめった
指先で
何本目かのビィルをあける


ゆらゆら
揺れる
電気浮き
つられた
人魂
ゆらゆら
揺れる

困っ ...
想像してみよう
例えばここが銃弾飛び交う戦場であることを
想像してみよう
君のすぐ隣に不治の伝染病患者がいることを
想像してみよう
これが最後の食事であることを
想像してみよう
明日にも ...
船が出るのを
見ていた
風が吹いていた
揺れていたのは
波なのか風なのか
花なのか僕なのか

船が帰って来るのを
見ていた
もう帰って来ないものも
見ていた

揺れていたのは
...
きみはシーツのうえで

まったいらな胸になった

キャラメルみたいに口にくわえた

やり過ぎのマッサージの力で

素肌をなん往復もなぶる

粘っこく濡れていた裂け目は

さらさ ...
夏の暑さで
水が煮えて
水槽の中
飼ってた金魚が絶滅した。

 {ルビ地球=ほし}を単位で
 話さないでください
 そんな大きなもの
 僕の腕には入らない
 未来を基準に
 語らな ...
人になりたかった
人に憧れて
その日を待っていた

等しく並べて
輪郭をつくると
それは人間だった

近づいては遠ざかる
消えそうな
わたしの輪郭

人は人がいなければ
人 ...
一瞬 一瞬 が
連続 して
動いて いる
呼吸(いき) を して
いる


血液 は
その 流れ を
止まない
心臓 は
規則 正しく
「時」 を
すり減らす


動い ...
わからない、
わからないけど
繰り返す

わからなくてもいい
わかられたくもない
そんな時もある。

大切な時に側にいないし
自分さえも見えていない

理由なんて見付からない ...
桃色のカップケーキに銀のフォーク
ファミリーレストランで夜を明かして
秘密を二つ三つ忘れた
四つ五つもらった

窓のむこうには朝焼けの街
そのむこうに小さな山
あの山には小川があるかしら ...
プロト
言葉も無い
感情も無い

0101100―
ほどけていく
数字 羅列 アラート
ほどけていく

僕はプロト
言葉も無い
感情も無い

深刻なエラー
始めから終わるだ ...
船に揺られて
苦楽を共にし
時に涙し
時に笑い

楽しかった
苦しかった
自信は自分を信じる事
と教えてくれた。

君は旅立つ
もう泣かないよ
永遠に別れる
互いの自由の為に ...
緑の饗宴は煙です
それは適任者に氷を沸騰させるのを任せて
熱心に地面に帰り着きます

巡礼は落下とこの水の血です
あるいは 逆立ちの彼の見えない軟膏と粉末です
それは数の白色化した神聖な地 ...
ご存知ですか。
ほら、あすこの角のあばら家のご主人
去年の夏から、戻られないので
可哀想に
庭木は日に日に
しおれております。

だというのに
縁側の脇の
紫陽花だけが
目がさめる ...
三日後にわたしは 
三十三年間着ていたわたしを脱いで 
風の衣を着るだろう 

その時世界の何処かに響く 
あの産声が 
聞こえて来る 

その時空から降る 
透けた掌と差しのべるこ ...
ビアガーデン
行けば必ず
雨が降る



赤銅の
肌物語る
紫外線
何一つ偶然など無い


細い糸をたぐり寄せたら
あなたに繋がった
二人とも
誰かを求めていたから
しばらく
手を繋いでみた
そして
しばらく
腕を組んでみた
そして
しばらく ...
おおきな背の
豊かな毛に
埋もれて
星が旅をしている
ゆっくりとした足取りで
海の方角へ向かって
雨が笑ったら
それは春の始まり



雨が色付いたら
それは夏の始まり



雨が美味しくなったら
それは秋の始まり



雨が意志を持ち始めたら
それは冬の始まり
...
「先生のじゅぎょう、好きだよ」

その言葉が眩しい
たとえそれがしわくちゃの
紙切れに書かれた言葉でも

ノートの端をちぎって書いた
ひらがなばかりのその文字が
いまの僕に ...
過去の思い出は夢のように消えていった

未来への憧憬は夢のようにおぼろ

現在だけが夢のように輝く
嬉しくて
気持ち良くて
満たされて
少し恥ずかしくて
楽しくて
自然にこぼれた笑顔


ひとつひとつを束ねて
ナイフで切り離した断面

それがあの日の写真



時間は変 ...
恥ずかしいなぁ…



あんまり見ないでよ
発した言葉がすべて詩になるなら
思いを伝えるのは容易いことだ
だけど僕は百分の一さえ
思いを伝える術を知らない
何より自分の本当の気持ちさえ
すべて理解することは出来ない

放った言葉が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
テオ、必要な名前をあげるミゼット自由詩2*08/7/9 1:00
souvenir鎖骨自由詩1*08/7/9 0:39
青い実自由詩008/7/9 0:37
クリームシーツミルク木屋 亞万自由詩2*08/7/9 0:07
untitledかとり自由詩408/7/9 0:06
偽善者海月自由詩008/7/8 23:56
グレープフルーツふるる自由詩9*08/7/8 23:54
夜釣り北村 守通自由詩5+08/7/8 23:41
想像してみよう(自戒をこめて)伊藤洋自由詩1*08/7/8 23:37
ハマダイコンAB(なかほ...自由詩8*08/7/8 23:32
望郷吉岡ペペロ自由詩108/7/8 23:26
水槽の中赤い魚狭い狭いこの世界亜樹自由詩308/7/8 23:05
人間の輪郭小川 葉自由詩508/7/8 22:51
廻転由志キョウス...自由詩308/7/8 22:34
自己嫌悪Izm自由詩008/7/8 22:17
秘密ふるる自由詩6*08/7/8 22:09
01相羽 柚希自由詩1*08/7/8 22:00
I'LL SAY GOOD-BYE TO YOU.ペポパンプ自由詩10*08/7/8 21:31
観察井岡護自由詩0*08/7/8 21:31
忘れられた亜樹自由詩108/7/8 21:20
風の衣 服部 剛自由詩2008/7/8 19:19
南国物語北村 守通俳句108/7/8 19:04
何一つ偶然など無い夢乃 綴喜自由詩208/7/8 18:39
かとり自由詩308/7/8 17:17
あ、め小原あき自由詩17*08/7/8 14:51
「何かが眩しくみえるとき」ベンジャミン自由詩5*08/7/8 14:25
渡辺亘自由詩108/7/8 14:20
あの一瞬舞狐自由詩7*08/7/8 13:53
まるみえ愛心携帯写真+...3*08/7/8 13:06
ゴム1486 1...自由詩7*08/7/8 12:52

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