「いらない」と見向きもせずに、あの日も弁当は置き去りだ
しょうがないのでその人は、昼飯にやるせなさを食べた
「ほうっておいて」と突っぱねて、また綻びが大きくなった
しょうがないのでそ ...
ささくれだった赤土に
ひょろりと一本伸びた草は
悲しみへの道しるべのようだった
足が痛い
靴は山肌を滑って
僕は赤土に染まったのか
赤土を染めたのか
渇いていることが大人ならば
...
この頃はどうも選択物が乾かないので困る
心の窓辺、カーテンレールに
外に出せないでいる選択物がずらり
じめじめと蒸し暑い室内で
頭脳が知恵熱を出しながら文字を打つ
――愛してる好きです付 ...
とおいとおいむかしから
ほしぞらの中に
ぼくたちは住んでいて
三年にいちど
地上へ水を飲みに降りる時は
ロープを一本垂らし
それを垂直に降り
まる三日間かけて
水場に到着する
...
土手で三角座りしていると
サマータイムブルースが聞こえてきて
おまえ死ねよっていわれてるように思う
で やばいなって思うんだけど
何をしているのかと聞かれて
アリの観察をしているのです
...
通いなれた
カラオケ喫茶
誰も歌わず
扇風機は回る
ランチは1050円
夜はスナック
カーテンが下り
ミネラルウォーター
かぐわしき
コーヒーの匂い
気分転換
昨日の新聞 ...
二年後の自分が夢の中に出てきた
相変わらず品出しばかりしていた
学生気分も抜け切らないまま
いつの間にか七月になっていた
チーフは自分より早く仕事を始めて
自分より遅くまで ...
覗かせて
私を見ている
その心
その心
響く音とは
最初が あ
最初が あ
最後が る なら
あいしてる
愛してる?
早く返して
私ごと
私ごと
頂上付近で
...
ドアの前
煙草の吸い殻
ただぽつり
何処へでもなく
「ゴメン」と呟く
玄関を
開けて思わず
飛び込んだ
見慣れた大きな
靴、そこにあり
白地図に雪が降り積もる
数える僕の手は
色のない犬になる
古い電解質の父が
真新しい元素記号を生成している間に
妹は今日はじめて
言葉を書いた
それを言葉だと信じて疑わないので
...
12階のベランダから地上を見る
得体の知れないものが
あたしたちの体の中にある
欲望
空気の中にみえない
何かが飛び交っている
愛
悪意
諦め
執着
春を
夏を
秋を
冬を
...
空と海とが
おなじ青だと思えるほどの
白い砂浜だった
波打ち際には
貝殻がおどっていて
それにあわせてはしゃいでいる
君がいた
スカートのすそを気にしながら
そ ...
ふわふわ、空も飛べちゃいそう。
視界が水であふれちゃったわ。
触れば全部弾けちゃう。
泣き腫らした目でこっちを見ないで。
あたしが悪いみたいじゃない。
誰も咎めたりしないからもっと優しい顔を ...
080703
カワガラス
オレンジ色を
四角に染めて
生きる渇きに
備えてる
(保有期間が過ぎたので
(補修用性能部品を
(絶対に
...
朝は新聞越しの会話
返ってくるのは相槌ばかり
退屈そうな表情はまるで
鏡でも見ているみたい
コーヒーには角砂糖を二つ
多くても少なくても文句を言う
飲み干した後はカップも洗わず
無言 ...
親指姫になりたいな
ベッドはタンポポ
お布団はチューリップ
枕はハルジョオン
黄色や赤の夢を見るのです
テーブルはキノコ
クッションは木の葉
カップはどんぐり
お皿は薄い栗の実
...
とおいおそらを
みあげれば
いつも
そこに
あをのおと
くも
あめ
にじ
ゆき
おそらは
すべてを
のみこんで
おおきな
こきゅうを
するのです
なみだ
...
もう留守録は聞き飽きて
立ちあがり
部屋にある本を
1ページずつ
食べた
あなたのために買った本
それから、
鍋いっぱいのスープを
全部
飲んだ
あなたのために作ったスープ ...
まっすぐ投げてくる君の言葉では
あまりにも強すぎて受け取れないんだ
気持ちを言葉にすればするほど
一つずつ嘘つきに消えていくから
なぜ、なに、どうして
言葉が花に出来るなら
君の口 ...
アイスランドのポストマンは
白い氷の地平を越えてやってきます
彼女のところには
世界中からラブレターが届くんだそうです
毎日カバンいっぱいの愛の言葉を
ポストマンは顔を真っ赤にして運びつづけ ...
わがままな飛行機雲が
あおぞらに
まっすぐ線をひく
ちくしょう
飛行機雲め
あなたと
私との距離に
まっすぐな線
ひきたいけれど
公園の木々
信号
コーヒーハウス
...
寂れたボウリング場。
真っ昼間、他に誰も客はいなかった。
くたびれたおじいちゃんが店番をしていたよ。
ボウリングはよくわからんから、ストライクかガーターの2択でした。
余裕の負け越し。
君は ...
さあ 何を信じようか
目を見つめ合い 考えよう
朝が来るまで。
答えを焦る必要はない
怖くても 見えなくても
さあ 何を信じようか
間違えだらけの風が吹く
この世界で。
...
おーいそら
そのくものすきまに
ちょっとはさまってもいいかい
きのうまで
...
その日は、何も特別な事がない、普通の日だった。
いつものように朝起きて、いつものように電車に乗り込んで、いつものように学校に行って。いつも通り授業を受けた後は、またいつものように電車に乗り、い ...
まず盗んだのは
鎖骨だった
あなたは、まだ知らない
わたしに盗癖と
収集癖があることを
愛になんて興味はないの
わたしの目的は
あなたの、骨
わたしはあなたの骨を
そっと ...
元気ですか?
手の届かない場所ですが、心配くらいはできます
毎日毎日できます
きみのつけた傷は、もうすっかり消えたけれど
壁の穴はなぜか、直したくないのです
元気ですか?
思いの届かな ...
生きたまま
乾いてる
かさぶたをはがすと
地下鉄は走り
首都圏は湿りながら
鼓動を返す
洗濯機が
すこししずつ
ホームに近づく
近づくものを
選択して脱水する
...
羽化していく
心が
闇に吸い込まれて
音もなく
消える
不在証明
書き殴り捨てた
手錠したままで
りんごの皮を剥いた
{引用=(I'm not here) ...
水たまりをこえて
スキップ/ステップ
ちいさな虹が
雨あがりの足のした
まあるく架かる
地球を蹴って
スキップ/ステップ
みずいろのドロップ
ほおばって
たかくたかく
大気圏を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いらない
yaka
自由詩
5*
08/7/3 22:05
赤土
アイバ シュ...
自由詩
3
08/7/3 21:54
生乾き
木屋 亞万
自由詩
1*
08/7/3 21:50
きんの羊
れんげ
自由詩
3*
08/7/3 20:52
サマータイムブルース
udegeu...
自由詩
3*
08/7/3 20:33
カフェバー
ペポパンプ
自由詩
7*
08/7/3 19:51
二十四歳
1486 1...
自由詩
4*
08/7/3 19:31
あなたを愛してないの
そらの とこ
川柳
7*
08/7/3 18:07
煙草と靴
ユメサキハル
短歌
0
08/7/3 18:00
化学
たもつ
自由詩
10
08/7/3 17:26
モンスター
モリマサ公
自由詩
16*
08/7/3 17:23
「海に行きたいと思うとき」
ベンジャミン
自由詩
6*
08/7/3 15:33
『あるこーる』
東雲 李葉
自由詩
2*
08/7/3 15:21
生乾き
あおば
自由詩
7*
08/7/3 12:59
家政婦
1486 1...
自由詩
2*
08/7/3 12:49
親指姫
ふるる
自由詩
5*
08/7/3 12:39
あをのおと
〃
自由詩
5*
08/7/3 12:38
さようならです
〃
自由詩
4
08/7/3 12:35
偽り
プル式
自由詩
5*
08/7/3 10:49
アイスランド
yo-yo
自由詩
5*
08/7/3 5:52
夏の直線
uminek...
自由詩
10*
08/7/3 5:35
とってもとっても爽快残虐なガン・シューティング・ゲーム
うおくきん
自由詩
3*
08/7/3 4:53
朝が来るまで。
Izm
自由詩
5*
08/7/3 2:53
空席
t__y_k...
自由詩
2
08/7/3 2:48
始まりだけの、物語。
橘柑司
散文(批評...
1
08/7/3 2:36
コレクション
かいぶつ
自由詩
2
08/7/3 1:34
とおい空
yaka
自由詩
4*
08/7/3 1:27
生乾き
小川 葉
自由詩
2*
08/7/3 1:05
I'm not here
ゆうと
自由詩
2*
08/7/3 0:37
フリスビーを追って
こゆり
自由詩
9*
08/7/3 0:33
4891
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
4908
4909
4910
4911
4912
4913
4914
4915
4916
4917
4918
4919
4920
4921
4922
4923
4924
4925
4926
4927
4928
4929
4930
4931
加筆訂正:
フリスビーを追って
/
こゆり
[08/7/3 0:48]
タイトルを。
5.67sec.