カーテンの隙間がなんだかまぶしくて、ああ、きっと日曜日だからだ
何をするわけでもなくて何がしたいわけでもないから自転車に乗る
交差点ラジオ体操始まった最近子どもが減っていますね ...
かなしみもここに終わるなり七月の朝
走り去る緑
水田は
鮮やかにきらめいて
遠く木々が
燃え立つ
なんて
真っ青な
そら
これが
最後のドライブなら
そう言ってくれれば
よかったのに
慣れない浴衣を着て
すましてしゃがんだきみに
線香花火をひとつ
手渡す
ライターで火を点けてあげると
少しして
控えめな火花が
炭酸のようにはじけていく
いつの間にか
催眠術 ...
ねむりの実 鍋のふちをゆらゆら
かざりの紐はほどけて
毎夜寝言でいう
赤いろうそくのはなし
借りた本を返さずに卒業した
冒険小説のような夢を
寝起きで思い出す
あきらかに泣いていた日 ...
すなでつくったおしろ
おおきいな
うれしいな
でもね
かんたんに こわれてしまう
かんたんに。
伝わるだろうか
伝わらないだろうか
想いは
ぐるぐる
ぐるぐる
考えて考えて
結局
出せない手紙が
手元に沢山
いつもこれだ。
貴方は、私を悩ませる
でも ...
かなしみがはじけてとんだ「負けないで」はげましくれた面影が逝く
坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いたら語り継がれるがしかし
坊主が坊主の絵を屏風に上手に書いたら、果たして語り継がれるのであろうか?
たとえばそういうことさ
坊主が僕らをいぶかしむ。
時が止まると
ほんとうに
すべてが無防備
動かない、だけでなく
浮遊している
力が働いたまま
宙ぶらりんの、世界
時が動いている、とはいっても
今、は
実は何一つ動いていない
...
枕を毟りたくなる
夜
女は僕を
食んでくれる
寝転ぶ女の曲線に
僕は
山の稜線を
重ねる
目を瞑り
女の
線
を
踏みつけながら
真っ暗な
...
境目が難しい
時間の境目
たった数秒の差で
区切られてしまう境目
厳密に言えば
わずか0.000000000000000001秒の差で
あなたはあっちと指さされ
あっち側を羨ましく思 ...
夜に一人でキャベツをかじるという行為について考えてみた
それはまるでコンビニの成人コーナーで立ち読みをするような矛盾と
その内容を部屋に帰ってから思い出して勃起してしまった情けなさと
その不満を ...
すこしだけ怖いことを考えたくて
夢の中で君を消した
白い朝がやってきた
さよならが乾きたてのころ
・
・
・
机の上に散乱する単語帳
角が折れてめくれてゆく
覚えることと忘れないこ ...
宮殿の
立派な椅子に腰かけた
派手な衣装の王様の前を
独りの道化はニヤリ小躍りで通りすぎ
王様はすっぽんぽんのまま堂々と
ちっちゃい座椅子か ...
お金を稼いで
お金を
食べている
お金以外に
食べ物を知らない
おいしさも
そうでないことも
何も知らない
増え続けては
減り続ける
それでも
生きているだけで
...
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決定された明暗。
アパートの影はくっきり糊づけされ、
子供達が自転車遊びをして乗り回る。
初夏の風景。
物みなのアウトラインの ...
例えば今
あなたが紐解いてゆくことによって
ここで、見えている言葉が
変わってゆく/色を増してゆく/難関になってゆく
不自然な衝動に
掻き消されてしまいそうになっているそれを
きっと守 ...
マンホールに落っこちた右足、
ガムのへばりついた左足。
自分の右手と左手で、
ジャンケンを繰り返す人たち。
方程式の左辺と右辺、
そのイコール ...
元気じゃない時は
人を助けたくて仕方がない
まずは元気になってからと
自分に言い聞かせて
ようやく余裕の出た時には
視野が広がって
他のことを思い付くんだ
必要な時しか
必要な ...
いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです
午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ...
こんにちは
空が
ゆれている
奇跡だったのだ
さよならを言おうと思った
空が
ゆれている
ドカーン
でっかい扉が
とじる音
ズシーン
あれもこれも
すごい音だ
ノ ...
春はあけぼの
夏はばけもの
春日早々であった妖精は
林床のエフェメラル
カタクリやハクサンイチゲたち
そして今
梅雨明けて盛夏
真夏日と熱帯夜続きのビル街の谷間に
南方の妖怪たち
...
僕らが死んだとき
その手に握られたものを
そっと次の人へ手渡す
リレー選手のように全力疾走できないけれど
手渡した瞬間
思いも
願いも
約束も
希望も
全部託 ...
この夜を沈めて
蛍光灯の明かりが漏れる部屋は
心音で満たされて
夜の淵をたどり
深い海の底へ降りて
眠りの宮の前で
今日の夢を乞う
海ほどの
心の深さを
今日の眠りは約束 ...
最初に電気洗濯機を見た時
それは白い桶のようなもので
真ん中から棒が突き出ており
それがゴオンゴオンと右に左に
反転していた
僕はとても それが洗濯機とは思えなかった
今でもそれは洗濯 ...
意地を
張ってる
だけ
日々習得する仮面を強がりと呼び
日々解脱する鱗を素直と知った
寂しさ
も
切なさ
も
自業自得で
庇う対象
が
自分
でないことくらい明確なだけに
余計
意地を張ってやり ...
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある
まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽
ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ...
遠くでしている花火の音が
心臓の音と呼応して
私に窓をのぞかせる。
高くて暗い山の向こう
一瞬の光
白い煙
あの向こうで
多分皆笑っている
携帯をいじる人
周囲を気にせず大声で話す人
化粧をして顔を変える人
音楽に耳を澄ます人
集中して本を読む人
そこには「電車に乗っている」という佇まいをしている人はいな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サンデイ
アイバ シュ...
短歌
3
08/7/20 9:20
_
渡辺亘
俳句
1
08/7/20 7:36
走り去る
風音
携帯写真+...
13*
08/7/20 7:32
素顔
ここ
自由詩
3
08/7/20 7:02
あさがお
ひとあめ
自由詩
4
08/7/20 6:31
なつの、ひ
長谷川智子
自由詩
7*
08/7/20 5:52
出せない手紙
〃
自由詩
1*
08/7/20 5:51
暑い日に
渡辺亘
短歌
0
08/7/20 5:39
問題だ
短角牛
自由詩
2
08/7/20 3:06
時の隙間
木屋 亞万
自由詩
1*
08/7/20 2:47
線
藤井和
自由詩
2
08/7/20 2:37
「境目」
ツキミサキ
自由詩
1
08/7/20 1:58
やみつきキャベツ
智哉
自由詩
1
08/7/20 1:46
環情線
Rin K
自由詩
37*
08/7/20 1:35
王様の宣言
服部 剛
自由詩
2
08/7/20 1:13
お金
小川 葉
自由詩
1
08/7/20 1:12
夏 日
beebee
自由詩
7
08/7/20 1:10
真夜中のげんかく、焦燥
笹子ゆら
自由詩
3
08/7/20 0:44
アルバイト
草野春心
自由詩
3
08/7/20 0:13
必要量
木葉 揺
自由詩
4*
08/7/19 23:51
目覚し時計
nonya
自由詩
22*
08/7/19 23:17
ノーミーン
udegeu...
自由詩
4*
08/7/19 23:14
春日早々
海里
自由詩
1*
08/7/19 23:09
バトン
doon
自由詩
1
08/7/19 23:05
夜を沈めて
アハウ
自由詩
7*
08/7/19 23:02
電気洗濯機(昭和の時代−戦後)
青い風
自由詩
2*
08/7/19 22:50
好き、嫌い、すき。
見崎 光
携帯写真+...
3*
08/7/19 22:37
君のかげふみ
Rin.
短歌
25*
08/7/19 21:39
今日はお祭
亜樹
自由詩
2
08/7/19 21:01
電車
知恵
自由詩
2
08/7/19 19:39
4867
4868
4869
4870
4871
4872
4873
4874
4875
4876
4877
4878
4879
4880
4881
4882
4883
4884
4885
4886
4887
4888
4889
4890
4891
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
加筆訂正:
夏蚕
/
西日 茜
[08/7/19 20:25]
ラスト「夏」→「季節」に変更しました。
6.33sec.