月のない夜に君も独りで寂しいの??窓の外から聞こえる鳴き声 第三軌条だなんて
レトロフューチャーで
スタイリッシュな言葉

第三軌条に流れる電流は
架線に準じた強さ(で危険)だから
壁際を走る軌条は駅の手前で中央に移る

かつて走っていた旧型車 ...
平積みされた本はまだ新しい匂いがしていて
あたしたちは軽く目を閉じた
ロボ子というのはあたしのことです
隣に立っている男性が平積みの本を
二三冊下からひっこぬいて持っていく
ロボ子という ...
 風はどこからくるのだろう

 風はどうしてふくのだろう


 僕にはわからない

 この時代にふく風が本物であるかどうか

 
 じいさんは言った

 風は知らず知らずし ...
喫煙所兼休憩スペース
煙の匂いは好きになれない

先輩社員や上司達は
ゴルフの話に夢中になっている

アイアン
ボギー
ブービー
アルバトロス
何のこっちゃ?
...
私らは
あなたの為に
集まった
何年振りか
何十年振りか
集まった
微動だにせぬ
あなたの為に
何も知らない
あなたの為に


思い出す
夕暮れの微笑みは
私の為ではなかっ ...
期待していた息子が
期待を裏切り
長年の夢をぶっ壊しました

何が原因かって
それは自滅というもので
原因なんてものじゃなく
どうして ああも簡単に
棄て去ることが出来るのか
横で見 ...
表情がない女性だった
人よりも植物に近い
南国よりも北国の植物
針葉樹のような鋭さはなくて
維管束には冷たい水分
いや維管束すらあるかわからない
造花のような表情をしていた

これ生き ...
 


はす向かいの男の咳で
目をさましてしまった
となりの年寄りはまだ目をとじているので
きっと とおくに行くのだろうと思う

このまちに大きな交差点はなくて
行き交う なんていう ...
             080726



古い手紙は燃えるゴミ
新しい手紙は来ないから
Eメールのフォルダーは
後腐れ無く消去する
古い機械を粉々に
古い情報を粉々に
手品の ...
身体が先に存在していたの
と、彼女は言った

脳と呼ばれる物質が製造され
その時、私は構成され
シナプスとシグナルによって
初めて、私は生まれたのです

彼女は言った
愛なんて存在し ...
雨はいつだって突然に
感覚を刺激する

懐かしい音に
身動きが
――…取れなくなる
夕方の雨は
だめだ

カーテンレースを握りしめた
手の
震えが治まるまで
アスファルトを叩く ...
壊れてゆく世界の音に耳をかたむけながら
だいぶふくらんだお腹を撫ぜて
ロボ子さんは懐かしむように目を閉じる

かつて自分が生身の身体だった頃の
あのむせるような夏の匂いや
頬をすりぬけてゆ ...
 
こどもができたの
と、いうと
嘘をつけ、といわれ
生まれてきたのは正真正銘
ロボットの赤ちゃん
の、はずだったのに
人間の
あなたの赤ちゃんよ

それでも
ロボットの子供にふ ...
焦燥

心は煙りで目を痛める

釣り上げられ
いぶされた、くんせいのサカナは
水を失い、
相対的に塩の濃度が上がる

しょっぱい男たち

だらだらだらだらだらだらだらだら
...
ひとのうなじから うなじへ

しばらくはふりかえるひとのうなじ

そして今日

残されたものはひとつの夕暮れ

胸に手を当てて よーく考えてみろ

魂の真昼

今日が最後の ...
もやのなかのきいろいひまわりたちみたく
呼吸する
はりつめていく明け方の透明の空中に
うでをまっすぐにのばしました
旗ばかりがばたばたして「これが本当の自由」なんだなって
コンビニのコピー機 ...
あなたの不在に悲しみが浮き立つ

痩せてしまう何もかもが
小さく小さく呼吸をする

感触が浮かんでは消え
立ち尽くす足は もう疲れた

溜め息が涙のように流れ出る
汗っかきな子でねぇ
いっつも首にタオル巻いて
シャツの首元なんかすぐに
茶色くなっちゃってねぇ
ほんと汗ばっかりかいてたよ

あの子の座ってた石は
すぐにわかったな
お尻の形に濡れてて ...
土が枯れ
ヒビが割れ
不毛の土地
神様の涙がでない。
あきれ返って
ものも言えない
怒る気もしない

クーラーの下
汗をかかない
水なんか幾らでもある
やたらと車に乗る
木を切 ...
光に閉じ込められた生活が、並んで歩く足音に消える。
思い出したように振り返ると、手が、男の手に触れた。
生まれたのは間違いじゃなかった、と泣きながら繰り返すテレビの声に、同情したのかもしれなかった ...
朝の黄昏

さいごの朝

ひかりの

おしくらまんじゅう

雪のない夏は

さよなら季節


さわがしい静けさ


ぼくはきょう

あしたのぼく

朝の黄昏
...
{画像=080726153050.jpg}
手帳をいっぱい持っている。
このリングノートも扉のところに3つの住所が書いてある。
入っているカバン毎に、
引き出しから入れた雑多な順番に出て来るメ ...
南の低いところに

朱い月がまんまるく

すこし離れて花火の明滅


幼な子に花火について語る

それは物足りないリレーのようだ

ベランダから花火を見つめている

わたしの ...
個人的な

音がする

かえると蝉は

よく似ている

未来にむかう追憶は

朝なのに黄昏ている

個人的な

音がする

かえると蝉は

よく似ている
きっとみんなトイレのコックを握ってんだ
いつでも好きなときにそれをひねって
水をじゃーじゃーたれながし
そんなのの餌食になっているのさ今日も

何を叫ぼうとも届かないのなら
何を求めようと ...
つめたい手には
ひとのこころのぬくみが宿ると
いつかだれかに聞いたから
わたしはこの手の
ぬくさを
恥じる



 あこがれや
 ねがいはなぜに
 こころをつめたく
  ...
彼がやるのは衆勢に網をなげること
粗い網目の投擲部隊

撒き餌を大魚が食いさらい
ガハハ大漁じゃあ!
と彼は酒を飲む

雑魚は網目をすり抜けて、
沈殿した海底でこぼれた餌をたべている。 ...
無数の

とがる

痛み

その

記憶



うずきを

かさねられた

豊穣の

日が

咲く。
ヒナゲシの 輪郭描く 白昼夢



蒼ざめて 空に映るは 日輪草



木々の葉が 静まり汗が 流れ落ちる



鏡中に 呼吸を失くし 汗ひとつ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
野良猫ユメサキハル短歌2*08/7/27 1:36
銀座線kauzak自由詩7*08/7/27 1:21
妊婦のロボ子さんモリマサ公自由詩1008/7/27 1:08
星月冬灯自由詩308/7/27 1:07
ゴルフ1486 1...自由詩2*08/7/27 1:01
同窓会北村 守通自由詩808/7/27 0:38
いらだち青い風自由詩4*08/7/27 0:18
妊婦のロボ子さん木屋 亞万自由詩2*08/7/27 0:14
行程縞田みやぎ自由詩11*08/7/27 0:07
妊婦のロボ子さんあおば自由詩7*08/7/26 23:46
結城 森士自由詩108/7/26 23:34
約束士狼(銀)自由詩8*08/7/26 22:22
「妊婦のロボ子さん」ベンジャミン自由詩4*08/7/26 21:53
妊婦のロボ子さん小川 葉自由詩6*08/7/26 21:26
乾水さかまき自由詩008/7/26 21:15
最後の授業征四郎自由詩008/7/26 20:38
あさもやのなかをモリマサ公自由詩1208/7/26 19:47
遠くに見える街灯り小禽自由詩1*08/7/26 19:16
あの子のあの頃木屋 亞万自由詩5*08/7/26 17:59
雨乞いペポパンプ自由詩6*08/7/26 17:18
知ってるほうがよかったんじゃないのか?ブライアン自由詩408/7/26 16:25
さいごの朝吉岡ペペロ自由詩308/7/26 15:26
ぼくのリングノートbeebee自由詩1908/7/26 15:23
花火について吉岡ペペロ自由詩308/7/26 15:17
かえると蝉自由詩208/7/26 15:15
コックnaru自由詩008/7/26 15:11
つめたい手千波 一也自由詩10*08/7/26 14:33
甲殻花火static tacticさかまき自由詩208/7/26 14:04
薔薇Etuji自由詩208/7/26 14:03
結城 森士俳句108/7/26 13:15

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加筆訂正:
妊婦のロボ子さん/あおば[08/7/27 0:08]
終連追加、訂正
融解/笹子ゆら[08/7/26 23:02]
縦→横になりました
7.44sec.