築50年のアパートは
あたしら家族以外 全員ヘルス嬢
昼間、子供とワイワイ騒いだら
うるさいねん、外で遊んでえや、って怒鳴り声がして、壁がどんどん揺れる
あたしは真っ昼間のきっつい日差しの中
...
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり  ...
あなたが私を食べ散らかして
先生に怒られた
骨や皮や肉片までそこらに散乱、
そして何より血液が汚らしく零れていて
私が望んだことなのだから、別にあなたは悪くないのに、
先生はお行儀が悪いと言 ...
雨は降らなかった 猛暑だった
埃っぽい早朝だった
突然のはげしいノックの音に眼をこする
ふあい なんか事件っすかあ 立ち上がりながら
生あくびひとつ 鍵は開いてますよお
次の瞬間 ドアノ ...
ありふれた言葉に価値があるのはそれを
発した人間が特別だったからで特別でも
なんでもない貴方がありふれた言葉を発したところで
祭る神輿も掛けるベールもなく剥き出しの壁を彩る壁紙ほどの
効果もな ...
いつも走っていた
頭の中がぐちゃぐちゃで
走っていた。
夜食を食べないと
寝れなかった。

少しづつ山を登り
また谷を下る
足は棒の様
飯を炊く

卓球をやり
バドミントンをや ...
夏が来ると
あの日のことが
よみがえってくる

君が
突然
いなくなったから
帰らぬ人となったから

あの日
君は
とても
元気だった

僕は
君と
古い
ボート小屋 ...
わたしの唇


あなたの唇を
感じる為に着いている
わたしのこのキュートな唇に
いつまで飴をなめさせるつもりなの
わたしの唇は
飴を舐めるわけでもなく
アイスを食べるわけでもなく
...
宛先のない手紙を書いてみても
言葉が消えていくばかり

想いを込めて唄を漂わせても
風に飲み込まれていくばかり

鳥のさえずりに吐息を乗せても
空は移ろうばかりで
雫を望む瞳が落ちていく



アスフ ...
詩人が通ると
春風が追いかけるらしい

詩人が悩むと
猫が笑うらしい

詩人が驚くと
犬も笑うらしい

詩人が喜び悲しむと
月が満ち月が欠けるらしい

詩人が黙ると
鳥が囁く ...
風はそよいでいる
海を山を野原を高原を

そして丘の大きな木の下で
鍵盤にしがみつく青年をみつける

ピアノを奏でようと必死だが
しばらくみつめても音は出ない

風は額の汗を拭い
...
月曜日  途方も無く歩いたのに届くことも、旗を立てることも出来なかった。
火曜日  あまりの寒さに燈を求めたが、「灯油が勿体無い」と財布に止められた。
水曜日  曇り空を眺めている。空のボトルに口 ...
先生どうしておいでですか
夏の夜のほんの短い涼しさです
風邪などひかれてないですか
ご飯はちゃんと食べていますか
もうすぐ夜が眠ります
一目会いたく思います
楽しく生きよう
毎日大切に
色々試そう
直そう

勇気を出して
困難にぶつかる
安楽を避け
小さな喜びに浸る

トボトボ歩いていると
声をかけてくれる
苦労は買って出よ
逃げ ...
 
 
村田川の土手を歩いていると
おーい
誰かが僕の名を呼ぶ

振り返っても
きれいな夕日がひとつあるだけだった

僕の名前を呼んだのはおまえかー
違うよー、と夕日が答える
な ...
ドイツへ行こう
レンタカーで
ミッドナイトに
ファックスが届く
ソウルでは
ランチが
シーザーサラダ付き
ドーンと1000円
レモンティーも
ミルクティーも
ファイトで飲んで
ソ ...
小さい音で音楽を流す 
雨の日だからね
素焼きの鉢に水がしみこむ
ひび割れに満ちてゆく水分
カッシーニの空隙を埋める流動体
あっ、と振りかえる
広尾でなくしたんだ 
水玉模様の傘
背中 ...
{引用=
しりたくもないことばかり、しってしまう。
ぼくはめをつむっていたい、ずっと。
ねむっていれば、いつか、かみさまがむかえにくるんじゃないか。
そんなきがするんだ。
でもそれはきっと、 ...
{引用=
あの子の言うこと全部が
でたらめだったらいい
そうしたら
僕のこと半分くらい
信じられそうさ


確かに
愛は世界を救えるかもしれない
だけど使う人がいなければ
それはただの道具にすぎない

例えば
愛を誰もが讃えるけれど
実体は空気のようなもので
色も形も音も味も無い

どう ...
鏡で
からだのまんなかを
映してみる

無意識の下のほうで
こわかったのに
やっと気づく
安心する

一緒にいてくれた人の
声を
10年以上ぶりに
聞く

カセットテープを ...
きみと、抱きしめあう夢をみたよ。

ふたりして笑いながら
あついねって。

でも、どうしてもはなれたくなくて

きみはそんなわたしの気持ちに
やさしく、こたえてくれてるようで。

...
キャバレー「黄色い蝶」は

今日も大入り満員で

汀ではしゃぐ少女のような女達が

にゃあにゃあ落ち着かない心持を

笑い飛ばすように過ごしている

 

どこから来た ...
街灯は今も寂しく
駐車場へと続く道に
光を落していた。

この微弱な心音と
どこか似ているような気がして
あのまま時が止まっていることが
救いだと思えるほどに。


通り過ぎる ...
ピクトグラムに恋をした。
オペラグラスに夢を見た。
タイムカプセル破裂して、
キャラメルリボンが絡み付く。

クラクションを嫌っているのは、
パ、パを思い出すから。
ママンは枯れた花束の ...
三世諸仏に供養し
八部衆を勇気づけ

見つめるべき神々に
華を添えて

龍神の怒りを腹に留め
伽羅香に彼の姿を見て

回向の数 数
この大地と空を覆う 
大海の一滴 一滴

...
帰省者と北京のタクシードライバー
         李欣欣

「甘んじる娼婦」と(あまんじる)
老評論家に揶揄された
出版界の辛辣な現実に目をつぶり
賭けに出羽待ったら
...
月隠れからかう如く蛙鳴く

遠く鳴く蛙の声と麦酒の夜

妻の手が肩を叩きて夏の夜

終日を妻と働きあせを拭く
そこから
すべてがなくなりつつある

流しの前に立つもの
窓からの鋭い陰が
刺すように滑る
残されたのは
貴重品、
だったという塩

たぶん、
きっと、
大丈夫
ふりかけてみ ...
私たちは出会って、
分かり合えなくて、
すっぽかされて、
嫌いあって、
残るものがあって、
もう近づかないときめて、
夏が終わった

再会して、
また寿司を食べ、ビールを飲んで、
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ばついちヤム自由詩14+08/7/16 23:33
すなかとり自由詩16*08/7/16 22:43
お食事会因子自由詩3*08/7/16 22:29
給水制限の朝(Mr. チャボ、正義と友情と愛とナントカと)角田寿星自由詩708/7/16 22:19
陽子と教育キリギリ自由詩308/7/16 21:53
私は休みが必要だペポパンプ自由詩5*08/7/16 21:24
約束したのになぜ妖刀紅桜自由詩4*08/7/16 21:22
わたしの唇夢乃 綴喜自由詩008/7/16 21:22
『さよなら』のしかた見崎 光携帯写真+...1*08/7/16 21:10
そこのけそこのけ詩人が通る北斗七星自由詩1*08/7/16 21:09
風と青年かとう ゆか自由詩508/7/16 20:48
『week』東雲 李葉自由詩0+*08/7/16 20:06
先生小禽自由詩108/7/16 19:39
貴方に捧げる歌ペポパンプ自由詩5*08/7/16 19:00
夕暮れたもつ自由詩408/7/16 18:57
創書日和「音」 合法ドラッグそらの とこ自由詩7*08/7/16 18:41
土星に降る雨clef自由詩108/7/16 17:05
あの、白いページゆうと自由詩2*08/7/16 16:07
嘘と半分自由詩3*08/7/16 15:59
ツール1486 1...自由詩2*08/7/16 14:38
まんなかの花yangja...自由詩208/7/16 14:14
かなわないゆめこころゆくま...自由詩1*08/7/16 13:39
黄色い蝶1あすくれかお...自由詩4*08/7/16 13:28
震える手Izm自由詩808/7/16 11:38
『カタカナの日』東雲 李葉自由詩1*08/7/16 11:25
空を見る者アハウ自由詩108/7/16 10:43
帰省者と北京のタクシードライバー里欣自由詩108/7/16 9:26
かわず生田 稔俳句208/7/16 8:04
がらんどうFUBAR自由詩5*08/7/16 6:09
頭を打って、忘れたいこと猫のひたい撫...自由詩308/7/16 3:56

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