不安定な渦に呑みこまれてゆこうとしている
その、生命体
疼いているのだろうか

ふと、余韻
迷惑がるきみの背中
もしかしたら
怖かったのかもしれないね

{引用=つめたい、
そうい ...
いつもの机に無造作に置かれた 写真 
机は無造作に散らかってるに   
いつものそれに目を



たくさんためればいいのに
お互いになぜか写真は
撮らないね

意識してるわけじゃな ...
 
じりじりと鳴る詩を
鼓動と重ね聴いている
子等は瞳を
しゅわわわわっ と弾けさせ
尾びれを力強く、力強く一杯に
羽ばたかせる
 
例えば世界がソーダー水
みんなみんな、くじらのき ...
湿った夜に
孤独の匂う扉が開いたらしい
今日の陽射しに晒した、
二の腕も敵わない強さで
戻る道を塞がれた

草むらに埋もれる羽虫や
苦瓜の、
生き物のような苛立った肌

何 ...
びっしりと生えた悪の根は
簡単に取り除けはしない
小さな悪が
枝分かれして
大きく育って
また新しい悪を産み落とすから

総理が変わったり
エコっぽい事をしたり
取締りを強化したり
...
街路樹を通りぬけるたび

ドップラー効果が過ぎてゆく

記憶の海

蝉が鳴いている

呼吸する波

蝉が鳴いている

夕方の明るさに

ぼくたちはやがて戸をたてる

蝉 ...
食品工場ゆきのバス

そこでなに思う

どこかで人は起きる

玄関を出る

性的でない

あなたを見つめてる

そこでなに思う

あ、海に行くのかな
涙から家鴨飛び出す
嘲笑う切れ味に感情に焼けて
さすが私の髪の毛だ真っ直ぐに泳ぐ

そのまま息をとめて
泳いでみたくはないか
アラダ アノラ ラダ
五月蠅い 受け止めて

沸き逢うお ...
くちの穴を押さえて 夕闇でそれでいい
綺麗な暮を夜明けて おかましい

角の外 瞬きの雪
窓の外 眼の雪 まただだ

首の憶えを酔って 朝に美しい
僕は子供を持って 朝に美しい

く ...
ヒラヒラと
ターコイズ
目の醒めるような
青を背負って
ユラユラと
アゲハチョウ
陽炎の間を
いったりきたり


その背中で
トルコの貴婦人が泣いてる
墓を背負って
ヒラヒラ ...
向こう岸のビルの群れ
肉色の雲の腹がひろがり
黒い飴色をした東京湾が凪ぎながらゆれて
高速道路が時間のように巡っている
血だらけな手も足もたくさんあるのよ
あたしたちみんな輪郭を共 ...
かけないで下さい
ワタクシの
目玉焼きに
ウスターソースを
白身本来のほのかな甘味と
黄身のもっちりとした
弾力感とを
ワタクシから
取り上げないで下さい


入れないで下さい
...
君の眼は使いの音色 首筋に放たれたままの蛇が目覚める



洞窟をつなぐ吊り橋キラキラと泣いてふたつの{ルビ水底=みなそこ}に消え



銀色の軌跡を描く{ルビ蝸牛=かたつむり} その ...
行き先も知らない船から
紙テープを投げて
わたしは今日、生まれよう
別れを告げるために投げるのではなく
離れるために切れるのでもない
風に大きなループを描き
旅立つために

    ...
こえられるか
それを

はるかな緑の稜線を
過ぎ去った時の豊かな過去の記憶をかかえ
こえられるか

熱いまなざしのさき
あふれる想いのながれる河を
こえられるか

たちすくむ身を ...
 まっしいろいまっしろな泥に包まれて身の重を落とし眠りに緩んだ頬

 窓に見えるはかの鳥の毛づくろい
 壁には筍の透かし彫りを重ねた円筒の照明が左右に
 翳の羽を広げて日を遮る布から洩れる ...
おまえの口から流れ落ちる事を許可されたその瞬間に
配管の中
きっと死んでいる

目に見えるごくごく僅かな色を掴み取れないのが人間なのか
おまえになってみればわかること、おまえの舌になれ ...
テレビが床の間に飾られていた頃

人々は正座をして見たものだった
テレビは財産であり家の誇りであり
神様だった

神の前に集うがごとく祈るがごとく
近所の人々はつめかけ
小さな画面の中 ...
交尾したいわけではないんだ
そんなドキドキすること言わないでくれ
あのこの
すらりとした尻尾
ときどき試験管ブラシみたいになる
あの尻尾に
ただじゃれついていたいんだ
いつまでも
ぼく ...
ひとつずつ
移り変わるは
色と音
ゆっくり動く
愛しい時間


ただ独り
夜へと消える
色と音
見送る時間
過ごす砂浜


それぞれに
ひとつになった
色と音
そのま ...
 
あなたがブリキの本を開く

かつて繁栄した都と
路地裏で生き抜いた猫の
長い物語が始まる

朝から駐車場を壊す音がする日
僕は電柱を売りに出かける

どこか遠くで
孤独に電柱 ...
                 080718



ガムを噛み噛み
きしる音に脅されて
保険に入る
地震の起こる確立
80パーセントの恐怖
家が崩れて
下敷きになる恐怖
命が助 ...
ここは世界の果て。
太陽だけが燦々と輝き
青空だけがどこまでも青く
海だけがどこまでも広がる。

ここは世界の果て。
ここからだと
世界の様子がよく見える
何もない
何もないからよく ...
{ルビ鳴家=やなり}という言葉よりさきに
ラップ音という言葉を覚えてしまった。
部屋の片隅なにもないところで
ごく局部的に温度が上昇または下降し
はっきりと物質化したエクトプラズムがあらわれ
...
桜んぼの頃
鳥達が騒ぎ
虫達が飛び
自然のクーラー

セミが鳴き
トカゲが笑い
スイカ
カキ氷

木々の安らぎ
打ち水
無心で
和太鼓を叩く
切っておとした
年月がそこには
ねりこまれていて
しみこまれていて
一部が一部じゃなくなる日
わたしから切り離される日


掃かれるだけの、それ
気に入り顔たちを鏡は映し
颯爽と
...
雨には匂いがあると思った

昼下がり
蒸しあがった空気と入れかわるようにして
突然降りだした雨の
湿った冷気が部屋を満たしてゆく

「雨だ」と
呟いたかどうかはさだかではないが
そん ...
1.
"自分"というものが欲しくなりました
僕にしか作れないものを作りたいのです

それはまるで詩人のように

個性的で素敵な他の人が羨ましいのです
真似をしようにも ...
また 再び夏がやってくる
真っ青な空と愛の入道雲

長編小説にトライしょうと
炎天下に家を出て
図書館へ向かった

木々には蝉しぐれ
大地に染みて

冷えたスイカをほおばって
昼 ...
思案の案山子
飾りすぎて
緑青(ろくしょう)に
ヤラれたか

この胸の蝶番は
軋み

笛が響かず



せつない唇の涙の塩に
ヤラれたか

耳の奥の細 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
エラー笹子ゆら自由詩4*08/7/18 23:42
青写真ポンテク自由詩1*08/7/18 23:39
夏休み黒子 恭自由詩208/7/18 23:27
夏の落とし子銀猫自由詩10*08/7/18 23:21
ねはふかいね灰色の夢の中散文(批評...208/7/18 23:19
過去から降るもの吉岡ペペロ自由詩508/7/18 23:14
性的でないあなた自由詩208/7/18 23:13
小麦十二支蝶自由詩208/7/18 23:02
変態自由詩008/7/18 23:00
ターコイズ・ブルー亜樹自由詩108/7/18 22:38
ミーミモリマサ公自由詩12+08/7/18 22:21
嘆願書北村 守通自由詩7+*08/7/18 21:38
我は慟哭石畑由紀子短歌708/7/18 21:22
冬の港で生まれたたりぽん(大...自由詩24*08/7/18 21:08
こえられるかEtuji自由詩308/7/18 20:57
白泥こんぺき13...自由詩408/7/18 20:48
好きならば切って頂戴自由詩308/7/18 20:29
テレビ(昭和の時代−戦後)青い風自由詩2*08/7/18 20:22
あのこと尾近づきになりたい。海里自由詩2+08/7/18 19:56
夏の海-ュゥグレ-ユメサキハル短歌1*08/7/18 19:55
物語たもつ自由詩508/7/18 19:33
天井あおば自由詩2*08/7/18 18:51
無題渡辺亘自由詩1+08/7/18 18:30
鳴家佐々宝砂自由詩908/7/18 17:47
夏祭りペポパンプ自由詩4*08/7/18 17:22
後ろ髪唐草フウ自由詩8*08/7/18 16:30
「退屈が僕を殺す」ベンジャミン自由詩3*08/7/18 15:59
自分探しの旅-彼の場合-ユウタ自由詩1*08/7/18 15:31
痙攣する 沖縄・・・アハウ散文(批評...0*08/7/18 14:51
消音行列北斗七星自由詩1*08/7/18 14:07

Home 戻る 最新へ 次へ
4869 4870 4871 4872 4873 4874 4875 4876 4877 4878 4879 4880 4881 4882 4883 4884 4885 4886 4887 4888 4889 4890 4891 4892 4893 4894 4895 4896 4897 4898 4899 4900 4901 4902 4903 4904 4905 4906 4907 4908 4909 
加筆訂正:
我は慟哭/石畑由紀子[08/7/18 22:13]
二首目微調整
まりあ像  /服部 剛[08/7/18 17:52]
タイトル誤字でしたぁ〜 
8.04sec.