沿線に建つ安普請のアパート
かたかた揺れて
かき消されたラジオからの古い曲に
毛布にくるまりながらそっとツッコミをいれた

いいえ、わたしは東京に住んでいました

やっぱりまぶしい時期
...
時折街を吹き抜ける 
生ぬるい風の嘲笑を背に 
雑踏に紛れた孤独な旅人は 
口を結んで今日も 
スクランブル交差点を渡る 

( 寂しさは 今にも唇から 溢れそうだ ) 

古本屋の棚 ...
銃声の響き渡る夜に
愛するあのコが殺された
ぼくの世界が コナゴナになった

ぼくのすべてだった
昨日だって 2人抱き合っていたのに
空も青かったのに
きみの温度も くちびるの感触も
...
夜に触れる
寝室から抜け出して夜に触れる
ねころがってお酒に手をのばして
我慢してばかりの貴方にふれる
お疲れさまって言って
一緒にお酒のんで
ぐちゃぐちゃになって
明日を忘れて

...
分厚い雲が
くすんだ夜空を
ゆっくりと
丁寧にふき取っていく
鮮明になる
星たちのささやき
みんな
ひとりぼっちの
青い星の行く末を
案じている
風がとてもつよいので
窓をしめて
新聞紙のうえで爪を切る

あれから、
手のひらを丸めるくせがついて
そのくせ伸びるのは
はやくて

パチン、パチンパチ、ン、
的をはずれ
飛び散 ...
意志なんて薄弱さ

いろいろ考えが変わりながら

柔軟な思考と呼びながら

僕は僕が気持ちのいい立場を作っていく

ちょっとずつ変化して

十年前とは真逆になって

それでも良 ...
聞こえてくる
悲鳴のような心の叫びが
響きわたる
耳をつんざく 誰かの嘆きが
遥か彼方 天空の果てから
泣き喚く涙が降ってくる
この世のすべての悲しみと痛みがここに集結して
誰にも聞こえ ...
1通のケータイメールから

「今日飲み会やろうよ」とともなくやってきた



時間が合えば誰かがやってくる

ぼくらは何を共有したいのだろう



ひらひらと舞い上がる花びらは ...
泣いていいのよ
とお歌が言うから
泣きました

母はお止しとお尻を
パチン
とぶちました
泣きたかったけど
母の手が痛かったので
私は
自分の部屋へ駆け込む間もなく
口元を
...
忘れたい 忘れたい といつも思うのは忘れたくないから
愛らしい 愛くるしい 懐かしいが別のコトバに変わる

一枚の写真 汚れたルーズリーフ
夢見た後で辿り着く先は いつも同じ

僕ならまだ ...
あの子は

気分のいいときも
泣きたいときも
海を見に行った

ブレーキの利かない自転車を
力いっぱいこいで
砂をかんでぱたりと倒れた
         のは初夏



そこ ...
 
知らないなんて言わないで
ちゃんと あたしを見ていてね
一人になんてしないで
壊しちゃいそうだから。


あなたは いつだって
煙草の煙越しに微笑う
あたしは いつだって
霞ん ...
さようなら と

行かないで と

触れないで と

抱きしめて が


ごちゃ混ぜになって
降ってくる

答えを求めて見上げたけれど
空は蒼く輝くだけで

代わりに ...
白い石畳が光に溢れ
行き交う人々の顔が
白色に洗われていく

追い抜いていく
自転車から
黒髪の流れ落ちて

梔子咲き零れる側を
歩く、口無しの恋心
ため息の後に芳香

機が熟 ...
  呼吸を
  水に沈めて
  言葉を
  あきらめた



  君は
  知らなかった
  僕は
  見ないふり



  苔むした
  二つの記憶
  なら ...
やさしいやさしい言葉はわたしの水面に波紋をたて

底へと小石はとどく

あなたの小石でわたしのなかが一杯になったら

わたしのせかいはあなたのものです
 
 
 
こたつとみかんは
飽きたのです
 
 
 
 
ストーブとおもちは
憧れなのです
 
 
 
 
君と僕は
幸せなのです
 
 
 
 
一番安上 ...
割り箸をやめるお店が増えてきた
日本製の割り箸って木を切った時の
間伐材っていう余った木で作ってて
その収益金でまた森に木を植えているのに
どうせ大量に仕入れるのは
中国産の安い割り箸なんで ...
その
灰色の鏡面に
私たちは並ぶ
等間隔で

母の名前
兄の名前
私の名前

まるで
同じ大きさで
私たちは西を向く

九十度
異なる角度に
あなたの
名前がある

...
手の甲に浮き出ている静脈に
あなたを感じる

やさしさ とか
そんな言葉では拭えない

かたちにならない気持ちを
ああ
ぼくら、描写してゆくんだ


{引用=(((かなしみに ...
きみは嵐のなかにいた

こぼれるような

こわれた叫びごえをあげて

男の叫びごえもした

それが愛しかったんだ

なんどもメールしそうになった

きみにしてやれることなんか
...
電車は

線路を

走るだけだ

ドアを

開き閉め

加速し

安定し

減速し

地べたを

平らなところを

走るだけだ


電車のなかから

...
その夜をすぎると

その夜をじぶんに

刻みつけなければ

ならないとおもう

十五もとしうえの

青年と口論となり

納屋で夜を明かす

少年の涼しい目に

月のひか ...
あんたからの視線浴びたい

その日は朝から呼び出しをくらって親に嘘ついて車を借りた。少し遠回りしたコンビニに行って煙草とコーヒーと自分の煙草買って、車を走らせる。待ち合わせの駅に着くとケンタッ ...
とかいの
びるでぃんぐの
たにのなかで
まひるにうかぶ
つきのした
あすふぁるとの
かげで
もえいづる
くさのいぶきは
ぼくらのせかいへと
むかっていて

ちじょうへ
ゆこう ...
雨降りし 

君の家の前

僕は佇んでいる

恋文を握った右手は震え

濡れ髪の似合う君は

上の空

黄色い傘と黄色い長靴が

僕の背景を彩り

雨に流れし ...
メラメラ燃える浴場に注がれる唯一視線
俺の眼は悲しき熱帯の北斗七星

網膜に刻まれた永遠を探して
視力限界を振絞る

アクセル全快
チャック全快

恥と醜妖を聖杯に注ぎ
至高 ...
人間について考えてみる
根源的なものとして


人間は生き物である

竹内浩三は言った
人間は生き物であるので
生き続けなければならない
それが神から与えられた
使命である
彼は ...
本当に会いに行くのは
私たちじゃないでしょ。

行くべき人は
必ず会いに行くよ。

ただの傍観者なんだから
私たちは。
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
FUBAR自由詩7*08/7/2 5:22
2003 4/13 8:00 pm @ Sibuya 服部 剛自由詩208/7/2 5:07
銃声の響き渡る夜にヒロシ自由詩008/7/2 2:49
遠距離4暗闇れもん自由詩008/7/2 1:55
地球ここ自由詩208/7/2 1:36
風がつよい日石畑由紀子自由詩6*08/7/2 1:07
駄々っ子短角牛自由詩008/7/2 1:05
叫びあきな自由詩4*08/7/2 0:59
同期の桜ウチヤマン自由詩008/7/2 0:59
お歌と母と赤い痕そらの とこ自由詩13*08/7/2 0:38
思い出の中もる自由詩108/7/2 0:37
スナビキソウAB(なかほ...自由詩6*08/7/2 0:33
混在Izm自由詩408/7/2 0:27
空と泪かとうゆえ自由詩3*08/7/2 0:03
口無しの目覚め木屋 亞万自由詩3*08/7/1 23:57
水槽草野春心自由詩3*08/7/1 23:44
波紋湖月自由詩108/7/1 23:29
定番キルケ自由詩3+08/7/1 23:27
森があるのは総理だけですか灰色の夢の中散文(批評...308/7/1 23:21
家族uminek...自由詩5+*08/7/1 23:17
かぎりなくブルーゆうと自由詩1*08/7/1 23:16
永遠の嵐吉岡ペペロ自由詩108/7/1 23:03
電車のなかから自由詩108/7/1 23:01
七月一日の夜自由詩308/7/1 22:59
視線浴びたい江奈自由詩208/7/1 22:45
あすふぁるとのかげでりゅうのあく...自由詩6*08/7/1 22:36
【雨】穢土自由詩008/7/1 22:24
【射精】自由詩108/7/1 22:06
人間ってなんだろう青い風自由詩2*08/7/1 22:01
傍観者xたろおx自由詩108/7/1 21:26

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加筆訂正:
風がつよい日/石畑由紀子[08/7/2 2:44]
タイトル微調整
パラレル/umineko[08/7/1 21:31]
ちょっとっだけ070108
5.16sec.