宮殿の
立派な椅子に腰かけた
派手な衣装の王様の前を
独りの道化はニヤリ小躍りで通りすぎ
王様はすっぽんぽんのまま堂々と
ちっちゃい座椅子か ...
お金を稼いで
お金を
食べている
お金以外に
食べ物を知らない
おいしさも
そうでないことも
何も知らない
増え続けては
減り続ける
それでも
生きているだけで
...
{画像=080720011341.jpg}
決定された明暗。
アパートの影はくっきり糊づけされ、
子供達が自転車遊びをして乗り回る。
初夏の風景。
物みなのアウトラインの ...
例えば今
あなたが紐解いてゆくことによって
ここで、見えている言葉が
変わってゆく/色を増してゆく/難関になってゆく
不自然な衝動に
掻き消されてしまいそうになっているそれを
きっと守 ...
マンホールに落っこちた右足、
ガムのへばりついた左足。
自分の右手と左手で、
ジャンケンを繰り返す人たち。
方程式の左辺と右辺、
そのイコール ...
元気じゃない時は
人を助けたくて仕方がない
まずは元気になってからと
自分に言い聞かせて
ようやく余裕の出た時には
視野が広がって
他のことを思い付くんだ
必要な時しか
必要な ...
いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです
午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ...
こんにちは
空が
ゆれている
奇跡だったのだ
さよならを言おうと思った
空が
ゆれている
ドカーン
でっかい扉が
とじる音
ズシーン
あれもこれも
すごい音だ
ノ ...
春はあけぼの
夏はばけもの
春日早々であった妖精は
林床のエフェメラル
カタクリやハクサンイチゲたち
そして今
梅雨明けて盛夏
真夏日と熱帯夜続きのビル街の谷間に
南方の妖怪たち
...
僕らが死んだとき
その手に握られたものを
そっと次の人へ手渡す
リレー選手のように全力疾走できないけれど
手渡した瞬間
思いも
願いも
約束も
希望も
全部託 ...
この夜を沈めて
蛍光灯の明かりが漏れる部屋は
心音で満たされて
夜の淵をたどり
深い海の底へ降りて
眠りの宮の前で
今日の夢を乞う
海ほどの
心の深さを
今日の眠りは約束 ...
最初に電気洗濯機を見た時
それは白い桶のようなもので
真ん中から棒が突き出ており
それがゴオンゴオンと右に左に
反転していた
僕はとても それが洗濯機とは思えなかった
今でもそれは洗濯 ...
意地を
張ってる
だけ
日々習得する仮面を強がりと呼び
日々解脱する鱗を素直と知った
寂しさ
も
切なさ
も
自業自得で
庇う対象
が
自分
でないことくらい明確なだけに
余計
意地を張ってやり ...
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある
まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽
ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ...
遠くでしている花火の音が
心臓の音と呼応して
私に窓をのぞかせる。
高くて暗い山の向こう
一瞬の光
白い煙
あの向こうで
多分皆笑っている
携帯をいじる人
周囲を気にせず大声で話す人
化粧をして顔を変える人
音楽に耳を澄ます人
集中して本を読む人
そこには「電車に乗っている」という佇まいをしている人はいな ...
僕は家のロフトをみつめている
への字型に口を開けた口のみの妖怪が
僕を見下ろしているからだ
ピンクのベロも出していて
僕のすべてを食いたそうにしている
かすかによだれの匂いがした気が ...
アクセル全開
ゴーゴーゴー
バリバリバリ
フルスピード
自信を持って
ほら貴方は
最高のレーサー
輝ける未来
灼熱地獄の中
炎の中に飛び込んで
渋滞の車の列の中
猛スピー ...
梅雨は明け
午後5時10分
黒々と
太鼓を持った
雲が到着
↓編集前短歌↓
梅雨明けを
した17時
黒々と
太鼓を持った
雲が到着
逃水の向こうに君の姿を見つけ
マボロシと気付くのに3秒かかった
ホースの水が作る虹を
君に見せたいなと
君のマボロシもう一度みたいと
手に取れない愛おしさに指先だけで触れたいのだ ...
・
川底いちめんに
青白い子供たちの顔が
隙間なく敷き詰められて
にこにこ笑っている
岸辺で何かを探すように
水底を見回しているのは母親たちだ
自分の息子や娘を探しているのであろう
で ...
It will be what why.This moment is dazzling.
Inside where moonlight burns palely.
The song of a ...
聴こえる。
聴こえる。
解る。
これは、君の音。
―ウォーム・ウェイブ―
はじめて、綺麗だと思った。
夏の海は嫌いだった私が、
は ...
また今日も
定期的に
おしつけがましく
ありがたいことに夜がくるんです
あまり早い時間に
目を瞑ると
くるくる回ってしまいそうで
だから気持ちよく我慢して
今日も少 ...
枝のはざまの朝と目が合う
銀に左をひとつ取られる
戻されてから夜を見ると
少し緑が描き足されている
気づかないことに気づくとき
水へ水へ遠去かる空
窓に到く世界の切 ...
かたむいた町で
雨が上がった
置いたままにした眼鏡は
片方曇っている
路地は揺れている
西日が真っすぐ射して
どの鳥も
からすに見える
門柱には
チョークで落書きがしてある
...
麦茶が恋しくなる季節
氷砂糖がよく売れる季節
行きつけのラーメン屋に並んで
冷やし中華を注文する
クールビズは涼しくもなんともない
おしぼりで顔の汗を拭き取る
お盆の時期には稼働を調整 ...
夏の、
カンセイケイ。
できたての、
街、足音。
おもいつめた、
顔、言葉、記憶、
その気配。
そう、
カンセイケイ ...
針のような棘がある
その棘を全て抜いてやると
水気を失って干からびた葡萄に似ている
俺はそれを食べる
種も一緒に噛み砕く
そして唾液と共に吐き出す
愛は緑色をしている
それは俺にとって
...
運命ならばまた会えるさ
自然に時間を送っていれば
運命ならばまた会えるさ
お互い魅かれ合っているのなら
運命でなければいけないのだから
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
王様の宣言
服部 剛
自由詩
2
08/7/20 1:13
お金
小川 葉
自由詩
1
08/7/20 1:12
夏 日
beebee
自由詩
7
08/7/20 1:10
真夜中のげんかく、焦燥
笹子ゆら
自由詩
3
08/7/20 0:44
アルバイト
草野春心
自由詩
3
08/7/20 0:13
必要量
木葉 揺
自由詩
4*
08/7/19 23:51
目覚し時計
nonya
自由詩
22*
08/7/19 23:17
ノーミーン
udegeu...
自由詩
4*
08/7/19 23:14
春日早々
海里
自由詩
1*
08/7/19 23:09
バトン
doon
自由詩
1
08/7/19 23:05
夜を沈めて
アハウ
自由詩
7*
08/7/19 23:02
電気洗濯機(昭和の時代−戦後)
青い風
自由詩
2*
08/7/19 22:50
好き、嫌い、すき。
見崎 光
携帯写真+...
3*
08/7/19 22:37
君のかげふみ
Rin.
短歌
25*
08/7/19 21:39
今日はお祭
亜樹
自由詩
2
08/7/19 21:01
電車
知恵
自由詩
2
08/7/19 19:39
夏の出会い
ユウタ
自由詩
1*
08/7/19 18:47
栄光のレーサー
ペポパンプ
自由詩
3*
08/7/19 18:00
夕立
ユメサキハル
短歌
2*
08/7/19 17:19
夏
湖月
自由詩
2
08/7/19 16:35
夏の変なこと或いは、幽霊の始まり
吉田ぐんじょ...
自由詩
8
08/7/19 16:15
春心中
こんぺき13...
自由詩
1
08/7/19 15:31
ウォーム・ウェイブ
セルフレーム
自由詩
3*
08/7/19 14:25
に抱かれて
北斗七星
自由詩
2*
08/7/19 14:10
葉音
木立 悟
自由詩
3
08/7/19 11:45
だいだいの中を
月見里司
自由詩
3
08/7/19 11:40
冷やし中華はじめました
1486 1...
自由詩
2*
08/7/19 11:17
カンセイケイ
草野春心
自由詩
2
08/7/19 11:10
愛は緑色をしている
結城 森士
自由詩
2
08/7/19 11:00
運命ならば
小禽
自由詩
1*
08/7/19 10:07
4868
4869
4870
4871
4872
4873
4874
4875
4876
4877
4878
4879
4880
4881
4882
4883
4884
4885
4886
4887
4888
4889
4890
4891
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
4908
加筆訂正:
夏蚕
/
西日 茜
[08/7/19 20:25]
ラスト「夏」→「季節」に変更しました。
8.96sec.