ぱちん、と、弾ける音は車に掻き消され
なんか、弾けたんじゃない?
なにが、弾けたのだろう?
少し、痛い気がするわ
棘でも、刺さったのかしら
でも、もう痛くはないけれど
雨は夕方から降り ...
人は空を見ていない
都会の中のビルの隙間にさえ
ちゃんと空はあるのに
人は空を見ていない
雲の端から溢れる光や
夕焼けの美しさに
気付こうともせず
冷たい日常にうつむいた ...
ひらかない花など、あるだろうか
どんなにか速度をかえようとも
いつかは、ひらき朽ちていくものなのだろう
とどまることのなく
枯れおちていくからこ ...
焼きはらわれた、夕暮れ
に
わたしたち
それぞれは
ただひとりの者として、
心を
あつめている、
ひときわ明るい光に
焼き
はらわれて、誰でも
いいような
ただひとりの
者 ...
妻目覚め今朝は咲かずと朝顔が
ゆう暮れのふたりで麦酒の快楽
夜は更けて蟠りなきすずしき日
伸ばした舌の先に
ビルがある
冷たい窓枠、の震える
階段のない腕で
わたしたちは穴を掘り
整地を繰り返す
積乱雲の遥か下
茂る葉がホーム
ざわめく
誰をも騙すことない
黙秘の ...
青のインク
絵の具のチューブ
クレパス
全部ひっくるめて
投げやりな空を、描いた
何枚も何枚も
繰り返し
気がつくと
床が、海になってた
1 詩人の恋
詩人には愛する女性がいた
詩人は二回目のデートで
その美しい女性に告白をした
彼女の答えはこうだった
臭いセリフ吐かないで。
落胆している詩人はその ...
久しぶりに会ったのに
懐かしい匂いがしないのは
二人の時間と思い出の
多さによるためだろう
話す話題も特になく
分り合った二人は
ただ歩く
諦めきれない 不器用な俺は
そっけな ...
帰り道
夕暮れを背にしながら
赤とんぼが稲穂の森で羽を広げていた
真っ赤に燃える夕日が地平線のうえで
カゲロウが揺らめいている
...
スーパーに
金色の腕時計をした
パートのおばさんがいた
おばさんというには
懐かしい感じがしたので
お姉さんと呼んだ
鉛色の空
ふるさとは
雪が降っていた
とこしえに巡り逢う運命
うたかたの時代を越えて
さまよう永久と刹那の宙
深なる海に眠る静かの{ルビ禍神=まがかみ}
たそがれの遥か 煌く流星
くれないに染まる {ルビ大地=おおつち} ...
ほこりは
たてるから
まとわりつくんだよ
のらいぬに
やさしくするから
ついてこられたり
かみつかれたりするんだよ
ほっとけ
ほっとけ
それもやさしさだ
小学生の頃。
トノサマガエルを嬉々として解体してたあの娘とまたあそびたーい!!!!!!!!
石で毛虫潰しゲームとかおぼえているの????
ザリガニ共食いさせちゃおうペット屋さんごっことかおぼえて ...
裾を引きずって階段をのぼる
踊り場がすきなの
どこにもいかない
ちゅうぶらりん
冬と冬の木とさざんかの赤色
窓 窓
手のひらをつけると
とてもつめたい
誰かになって ...
{引用=
滑らかに先行する感性
安心のブランド
いちどきに逸る鼓動
誘惑に阿鼻叫喚する観衆
は自らの慣習を省みることはなく
私はただ袖の端をつまみ
目じりに這わせる
の
...
詩の代わりにアルコール
僕も青い実だったよ
週日は懸命にはたらいて
染みた汗水土日に流す
そんなことを夢見ていた
それは本当に夢になった
一枚の紙と隠れていた軋轢
狂ってしまった人の ...
シーツの滑りが良すぎて
窓辺に頭を預けられない
身体に力が入らない
部屋は底から白んでいく
ペンキのはげたベランダから
甘いクリームが弾けていく
ただの牛乳だったので
私は
生クリ ...
葦を
くわえている
(目と 鼻とを とじて)
水が圧す
身じろぎせずに 黙っている
(黙っている)
指を
動かす
日が
つかめそうな気がするから
(本当にそんな気がする ...
裏切りの表は優しさに満ちて
別れの言葉一つを並べて
彼女は泣いていた
理由はわからない
彼も泣いていた
理由はわからない
瞳の中から零れた雫
そっと手のひらの上に乗 ...
グレープフルーツの中に
何かがあるんだと思う
沖に出たときの風
外国へ行く船
大切に持ったままの手紙
何度読んでも分からないところがあって
おたがい誤解しているんだと思うけれど
説明 ...
生暖かい
風が吹く
油の臭いが
鼻をつく
イソメでぬめった
指先で
何本目かのビィルをあける
ゆらゆら
揺れる
電気浮き
つられた
人魂
ゆらゆら
揺れる
困っ ...
想像してみよう
例えばここが銃弾飛び交う戦場であることを
想像してみよう
君のすぐ隣に不治の伝染病患者がいることを
想像してみよう
これが最後の食事であることを
想像してみよう
明日にも ...
船が出るのを
見ていた
風が吹いていた
揺れていたのは
波なのか風なのか
花なのか僕なのか
船が帰って来るのを
見ていた
もう帰って来ないものも
見ていた
揺れていたのは
...
きみはシーツのうえで
まったいらな胸になった
キャラメルみたいに口にくわえた
やり過ぎのマッサージの力で
素肌をなん往復もなぶる
粘っこく濡れていた裂け目は
さらさ ...
夏の暑さで
水が煮えて
水槽の中
飼ってた金魚が絶滅した。
{ルビ地球=ほし}を単位で
話さないでください
そんな大きなもの
僕の腕には入らない
未来を基準に
語らな ...
人になりたかった
人に憧れて
その日を待っていた
等しく並べて
輪郭をつくると
それは人間だった
近づいては遠ざかる
消えそうな
わたしの輪郭
人は人がいなければ
人 ...
一瞬 一瞬 が
連続 して
動いて いる
呼吸(いき) を して
いる
血液 は
その 流れ を
止まない
心臓 は
規則 正しく
「時」 を
すり減らす
動い ...
わからない、
わからないけど
繰り返す
わからなくてもいい
わかられたくもない
そんな時もある。
大切な時に側にいないし
自分さえも見えていない
理由なんて見付からない ...
桃色のカップケーキに銀のフォーク
ファミリーレストランで夜を明かして
秘密を二つ三つ忘れた
四つ五つもらった
窓のむこうには朝焼けの街
そのむこうに小さな山
あの山には小川があるかしら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
小さな煮こごり
キリギリ
自由詩
2
08/7/9 10:45
空を
ヒロシ
自由詩
3
08/7/9 10:29
ひと粒、
終
自由詩
3*
08/7/9 9:22
_
こもん
自由詩
7
08/7/9 9:01
朝夕
生田 稔
俳句
2
08/7/9 8:58
ホーム
たもつ
自由詩
2
08/7/9 8:39
無題
長谷川智子
自由詩
3*
08/7/9 4:59
靴墨の詩
かいぶつ
自由詩
1
08/7/9 4:52
別れ
kei99
自由詩
3
08/7/9 3:04
帰郷
ウチヤマン
自由詩
2
08/7/9 2:28
腕時計
小川 葉
自由詩
1
08/7/9 1:56
トキノカイロウ
相良ゆう
自由詩
1*
08/7/9 1:55
さわぐやつがはんざいしゃよびぐん
灰色の夢の中
散文(批評...
1
08/7/9 1:33
初恋の相手は殺さないといけないと思います!!!!!!!!!!
うおくきん
自由詩
1
08/7/9 1:04
テオ、必要な名前をあげる
ミゼット
自由詩
2*
08/7/9 1:00
souvenir
鎖骨
自由詩
1*
08/7/9 0:39
青い実
〃
自由詩
0
08/7/9 0:37
クリームシーツミルク
木屋 亞万
自由詩
2*
08/7/9 0:07
untitled
かとり
自由詩
4
08/7/9 0:06
偽善者
海月
自由詩
0
08/7/8 23:56
グレープフルーツ
ふるる
自由詩
9*
08/7/8 23:54
夜釣り
北村 守通
自由詩
5+
08/7/8 23:41
想像してみよう(自戒をこめて)
伊藤洋
自由詩
1*
08/7/8 23:37
ハマダイコン
AB(なかほ...
自由詩
8*
08/7/8 23:32
望郷
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/7/8 23:26
水槽の中赤い魚狭い狭いこの世界
亜樹
自由詩
3
08/7/8 23:05
人間の輪郭
小川 葉
自由詩
5
08/7/8 22:51
廻転
由志キョウス...
自由詩
3
08/7/8 22:34
自己嫌悪
Izm
自由詩
0
08/7/8 22:17
秘密
ふるる
自由詩
6*
08/7/8 22:09
4883
4884
4885
4886
4887
4888
4889
4890
4891
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
4908
4909
4910
4911
4912
4913
4914
4915
4916
4917
4918
4919
4920
4921
4922
4923
5.74sec.