肉Aが騒音を発する機械(パシタータ、と呼ばれる)に乗せられ
がいんがいんと形を変えている。興味深い型枠に押し込まれた肉Aは
ベルトで運ばれ良い匂いを振りまく機械(ポスラ、と呼ばれる)に
収容され ...
ここで会った人にさよならでもないのに
さよならを言いたくなる
すぐに気は変わって
さよならは言いたくなくなる
代わりに、やあ とか どうも だとか
こんにちは を試したくなる
...
満月の夜、
砂漠に笹が生えている
竹林か砂漠かわからぬ程に
笹が生えているけれど紛れも無い砂漠
笹のおかげか砂は風に大人しく
さらさらと流れ続けている

ややっ!
お月様がバランスを崩 ...
僕らが出会ったあの日も

こんな風に雨だったね

傘を忘れた僕を

君は頬を染めて

僕を傘に入れてくれたね

今日も雨だ

君と一緒に一つの傘で

寄り添って帰る
ある獣医師が
動物は死を恐れない
と言っていた
静かにその時がくるのを
向かい入れるという

うちのチャリーも
きっとそうなんだろうな
その時に
おろおろしている
ボクが見える
...
人は限りある時を生きてる

限りある時は刻々と過ぎてるのに



君は閉じこもってる



開かれない扉は隙間から光が漏れているのに

背中を向けたまま

「世の中がつまら ...
この世界のどこが終わってるんだ? もうこれ以上流せない
昨日の涙に
あじさいは
あじさい色に
言いたいことが
たくさんあり過ぎて
何も言えなかった
こころの色が
雨に濡れるあじさいみたいに
いつしか わずかに濃くなる ...
 杭
 重い空から
 雨のように降ってくる杭
 黒い杭
 枯れた大地に次々と突き刺さってゆく

 私はそれを
 何処から眺めているのか
 目を閉じれば
 瞼の裏に火花が還流する
  ...
最近はいちんちに波がざぶざぶとしていて
うまくつかまないとゆるりずるりと沈んでしまいそうになる

上にあるきらきらまで行く、息継ぎをする、
そこにあるものの平凡さ、素晴らしさよ

...

彼はたんぽぽの茎を握っていた
野原横にある水飲み場の小さなコンクリートの上で
彼の落とした帽子が濡れている
身をかがめて拾い上げたとき
握っていたたんぽぽが前触れなくぷちん、とちぎれた
...
風が鳴らす季節のインターホン
縁側に出てみると夏が立っていました
水で冷やしたスイカを差し出すと
種ごと美味しそうに食べていました

僕が卒業式の悲しいエピソードや
新入社員の苦労話を打ち ...
たとえば

お刺身を食べるとき
お箸じゃなくてスプーン


ちょっと一周走ってくるのに運動シューズじゃなくて下駄


私の隣で
昔の彼女との楽しかった思い出話を自慢気に話する私と付 ...
本の続きが読みたいと思ったので
部屋を出て外へ向かう
ポストの裏側に続きは書いてあった
また続きが読みたくなったので
デパートへ行く
エレベーターの壁に続きは書いてあった
(僕だってこんな ...
憧れの夜 夢みるは夜
人は光をともす
乳飲み子は眠る

眠りを妨げるのは 飢え
飢え が 夢からうつつへ
声を あげさせる

そうして光の乳房にすがることができたなら
...
雨の日ってなんだか重い
楽しい事なんてなんにもない

雨の日ってなんだか怖い
嫌なこと思い出しちゃいそう

雨の日ってなんだか辛い
映画でも見て泣いてこようかな



そう ...
             080525



すべての商いを忘れ
品川駅に行く
新幹線に乗って
旅をする
南から来た男が
北から来た男の顔を眺める
擦り傷から血が滲み
転んだのか ...
そうそう遠くへいけるものではない

自分に言い聞かせる
過去や未来に関心はないけれど
たゆまず足を運んでしまう場所は未来で
死ぬまでこころ寄せてしまうのは過去で

そう思案しているうちに ...
親子丼         死んで出会う親子    死んでもなお離れられない親子          母さん、また会えたね。 あれ?  そうあなたのお母さんじゃないの、、、             会いたく ... 大好きな大好きな雨の音。

恵まれた環境の中で聞く雨の音は
とても心地がいい。

こんな環境に生まれることが
できたことを感謝しよう。


大好きな大好きな雨の音。

いつまでも ...
では離れる。手術痕に最後の一文を貼る。セロハンテープで。もちろん透明な窓。鉄条網を抱えて、それは引き剥がした。他人の手が隣の座席に。手以外は手紙の一文に添えてある。

電報はこの瞬間にも心臓を青く ...
倒れてから半年
「紐をください」
孫にも敬語を使う
あてがわれた部屋で
『紐』の本に指を挟んだ

「趣味くらい」と彼の娘
わたくしの母
手芸用の太い編み紐を
渡したのは確信犯だった
...
自分は

1986年3月13日
群馬県前橋市生まれ
O型
身長178.0cm
体重60.0kg
大学の専攻は英語と男女共同参画
地元の小売店で働く
音楽とイタリアンが ...
いやなのです まぼろしにおもえて
  躍動するモニュメント と
      でっちあげた有機物 が

こわいのです タナトスにみえて
   浮遊するオブジェ と
       腐敗した無機 ...
暖かなコーヒー 
沸騰する苦い色の液体

牛乳をたっぷりと浸みこませ
ベランダで 爆発物を飲料にする

爆薬はカフェオレ
導火線は中南海

烈火のエクスタシーに浸る



雨 ...
帰っていく
町のともしびが
冷たくなって
帰っていく

月の出ない晩
朝まで
何の鳥を鳴かせよう
誰かがきた
また遠のく町に寄せる
手紙と同じ重さの波
海が近い
花 ...
あるとき私は、一輪のスミレだった
ひび割れたコンクリートの僅かな隙間に根を張り
強い紫色の花をリンと輝かせた
けれど陽の当たらない場所に生まれた私は
誰にも見つけられることなく
静かに枯れて ...
父さんと母さんが
結婚しようと思うまで
君はどこにいたの

その時君は
父さんと母さんの愛について
知っていたの

かつて僕も君の母さんも
君だって
つい最近までそこにいた
...
彼女との交歓のさなかに
私は蕾を発見した
中指ほどの大きさをして
しっとりと重い
唇で触れた瞬間
あの無音の炸裂音と共に
弾け開いたそれは
彼女の脚の間で
実に15センチはあろう
一 ...
空から新聞を配達した
鳥が
雲の匂いをさせて
日付変更線をまちがえて

落ちてくる
少しずつ速度を上げて
時はわるびれた様子もなく

記事が
ところどころ切り取られていて
それ以 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
For beautiful human life from ...キリギリ散文(批評...108/5/25 16:31
ヨルノテガム型ヨルノテガム自由詩908/5/25 16:28
シウゾギトオ木屋 亞万散文(批評...008/5/25 16:10
相合い傘M-flo自由詩1*08/5/25 12:44
死についてばんざわ く...自由詩4*08/5/25 12:30
限りある時間十六夜自由詩008/5/25 11:40
世界の喜びヨウスケ携帯写真+...508/5/25 11:12
あじさいフクスケ自由詩008/5/25 10:16
杭・火花塔野夏子自由詩4*08/5/25 10:14
にっき(5月24日)自由詩008/5/25 9:43
たんぽぽ感覚友里納自由詩108/5/25 9:03
風鈴1486 1...自由詩4*08/5/25 8:32
それをなんと言うのか舞狐自由詩6*08/5/25 7:51
宛てられる葉leaf自由詩10*08/5/25 6:29
夜の歌に寄せてかとう ゆか自由詩608/5/25 4:58
雨降りの日cass自由詩2*08/5/25 4:44
あおば自由詩5*08/5/25 3:42
理解の彼方風船6号自由詩108/5/25 2:45
親子丼ヨウスケ自由詩108/5/25 2:25
雨の音xたろおx自由詩108/5/25 2:22
座礁黒川排除 (...自由詩408/5/25 0:53
縞田みやぎ自由詩4*08/5/25 0:18
プロフィール1486 1...自由詩2*08/5/25 0:09
Apocalypse(11)信天翁自由詩1+08/5/24 23:13
夜更けのコーヒーアハウ自由詩2*08/5/24 22:50
とちかんHitots...自由詩208/5/24 22:26
結城 森士自由詩108/5/24 22:05
宇宙人小川 葉自由詩008/5/24 21:46
“Arabesque”鏡文字自由詩108/5/24 21:42
あさっての新聞小川 葉自由詩3*08/5/24 21:41

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