与えられた番号は
000040000
1億あろうかというコインロッカーの
その中の40000番目のロッカーが
私の自由であった

そのコインロッカーに
昨日のストレスを詰め込むこともでき ...
草海原にて獣とむかいあう。
草色の肌の若者、弓を手にして。
大いなる探索の途上、
もうひとりの自分を見る。

若者は行く、
草海原より、かなたへ。

若者は草海原に
戻ってくるのだろ ...
鳥の声 泡の音
鳥の声 泡の音
水のなかで
鳴いているのか


目をつむり
そこに居るものに会う
半分にし 半分を使い
残り半分が雨になる


わからないものを ...
今朝方まで降り続いた雨で
赤い実、おちた
何とはなしにいつものパターン
硬い靴底で踏み潰す
だけどそれは、赤い実じゃなくてふにゃふにゃのみみずだ
ずるりと這う怠惰は音も立てず×××
固体な ...
くちびるの割れ目に

見えない期待の舌を這わせる

おいらの裸のうえで

おまえの素肌がとぐろを巻く


モンローが

白黒の肉を

壁に塗った


くちびるの割れ目に ...
 あたしを信じてよ、と
 泣いてる神様

 宇宙はたったひとつしかなく
 うばい合い、ころし合う

 人形はただ
 生きていたいだけなのに

 そして、あなたと
 暮らしたいだ ...
紅い月が
ウインクしている

おれたちの夢が
海をわたってゆく
あいしている、と呟いた
掠れた声の、その言葉は音も無く
只、向こう際の空気に溶けた

貴方の其の目に映る 髪が
するり するりと 指先を掠めていく
今 あたしが此処で呼吸を止めたとしても
...
人に優しく親切に

それすらにヤキモチ妬く人
そうしてることに微笑むことができる人
それを見習おうとする人

さまざま。

もらう分 あげる分
ちゃんと同じくらいかな?

自分が ...
もう僕らの住むところじゃ、綺麗な天の川は見えないらしい。

けれど、織り姫と彦星は仲良くしてるでしょ。

薄く見える星々は、いつもどこかで輝いてる。

厚い雲に隠されたって、雲の上には大宇宙。

大丈 ...
{引用=
1. カスタネット

紫陽花の花という花がてっぺんまで匂いたち、その色目も日に
日に濃くなっていく有様を窓から見ている。雨粒がはらはらと
落ちて窓ガラスにもかかる。風があるのだ。 ...
突然放りこまれてしまった


病院の待合室にすわらされ
時計の針が無表情にすすむのを
昼メロのデジャ・ヴのようにながめる


「ママ ごめんね」
かすれた声の一言で
キミは幕開けを ...
わたしは、
泣きたかったのかも

しれない


想い続ける強さや
忘れる覚悟の散乱する
小さな小さな心の渦に
どこか疲れて

泣いて
流して

笑いたかったのかも

しれない


飛んで
どこまでも高 ...
 
鼓膜を揺する声がして
硝子は硝子らしく砕けた
 
澱む事がなければ
綺麗と言ってよいのでしょうか
弾ける、ばらばらになる、嘘と同じでも、綺麗
 
*
 
透かして空と同じ色
...
ケェキに
蝋燭たっていない
ケェキに
名前入っていない


晩飯は

ケェキだ

酒の肴は

ケェキだ

明日の朝飯は
忘れなければ
多分
間違いなく ...
{画像=080707215821.jpg}

*

不味い!?

自分の胃で消化できないものがあるとは
思わなかった。
赤黒い液体が身体の中心を占め、
全てが分解する時だ。
堅く黒 ...
         080706


コインロッカーにはなにを入れるの
あかんぼーさ、きまってんじゃん
コインをさ
さっと入れて
その隙間に赤ん坊を放り込み
キーを掛けるのだ
(ロ ...
あの螢祭の夜
ミルクの河 渡った
ボクの手が少しギュッとして
キミは 痛い 顔を{ルビ顰=しか}めた

力の加減を知らない
ボクを許して
少し折れてしまった指

キラキラしながら
...
ニコい。また来週の風景を見ている「
27号線を横断するパトゥロールカーの青や黄色
それらが一直線になってそごう一階の壁を駆けめぐる。善。
夏でした。木星が光ってプールの水を揺らしました。
絵日 ...
歩き出そう。 あのね。
上手く説明できないんだけど、
そばにいてほしいんだ。
お願い…何も聞かないで。



あのね。
わがままなのはわかっているんだ。
あとでいくらでも怒っていいから、
少しだ ...
無の世界
強の世界
感の世界
情の世界

忍の世界
黒の世界
黙の世界
義の世界

形の世界
美の世界
魂の世界
柔の世界
カルテを書き写すのはルール違反だ。回し読みするな。学校で習っただろ
「むやみにヒトを傷つけてはいけない。」
「アンネはかわいそうだ。けどヒトラーならいい」
ちゃんと習っただろジャイアン以外。
...
急な猫のお葬式
後輩の飼い猫が車に轢かれて

人の集いて、祈り満つ
雲の集いて、氷り満つ
雷、集いて、光り満つ

お経の中、その猫を思い出す
庭で朗読をしていると、たまにミャーミャーや ...
風の中に浮かぶ 涙を見た
夕暮れに染まりながら
きっと私は 待っていた

紅葉のような深紅のルージュ
長い髪は あなた色
柔らかな声は もうひとりの私

さあ 迎えに来て
今宵は ...
働いて 働いてなお ふところは

あつくもならず 夏の夜の雨



七夕に 祈りをこめて 早足で

まだみぬあなた 追いかけてみる



夕刻に 焦りにもにた 心根の

欲 ...
ルール
受付にて、鍵を受け取る
駅までの交通費はお客様負担
駅のコインロッカーを開け、自由に閲覧してよい
それを取り出し、手に取ってもよい
取り出した場合は、一駅のみ移動してもよい
(その ...
いつの間にか
消えてしまった
あの子はいま、どこにいて
何をしてるだろう
あの頃好きだと言っていた
あの人のこと、今でも好きかな

季節はループして
いまは七月
戻らない時計は
...
その言葉を言われた時はショックだった
だからいつもより大きく笑ってみせた
会場は相変わらず賑やかだった
なぜここにいるのか分からなくなった

みんなと別れた後の車の中は
独り言が虚しく響き ...
「アサガオがひらいたら
二人の傘にしよう」


はねているこの粒の
行方を捜せば
水の 音、だまり に到着して

 バ
    シャ
  バ    
         シャ

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
コインロッカーそらの とこ自由詩10*08/7/8 0:33
草海原より、かなたへ下門鮎子自由詩208/7/8 0:28
冬と道木立 悟自由詩208/7/8 0:23
七夕因子自由詩2*08/7/7 23:53
肌の海吉岡ペペロ自由詩108/7/7 23:35
エヌOhatu自由詩2*08/7/7 23:33
紅い月Ⅱ草野大悟自由詩208/7/7 23:24
あねもね梨玖自由詩108/7/7 23:09
ふたつ みっつ ひとつ。wister...自由詩008/7/7 23:08
アマノガワ。狠志携帯写真+...408/7/7 23:02
雨だれmizu K自由詩12*08/7/7 22:12
ミスキャスト渡 ひろこ自由詩18*08/7/7 22:10
涙の数見崎 光携帯写真+...2*08/7/7 22:06
びぃどろ黒子 恭自由詩108/7/7 22:01
お祝い北村 守通自由詩3*08/7/7 22:00
不味いもの / 自我beebee自由詩308/7/7 21:57
コインロッカーあおば自由詩5*08/7/7 21:49
ミルキーウェイ西日 茜自由詩17*08/7/7 21:01
ニコいピッピ自由詩108/7/7 21:00
Startはち携帯写真+...308/7/7 20:32
表面張力1486 1...自由詩3*08/7/7 20:05
男とはペポパンプ自由詩7*08/7/7 19:44
景色が見えない日の 。佐々木妖精自由詩10*08/7/7 16:56
猫のお葬式guchi_...自由詩008/7/7 16:08
ささやき色Izm自由詩2*08/7/7 16:05
夏の三連yoyo短歌2*08/7/7 16:03
コインロッカーRT自由詩208/7/7 16:01
モバイルワールドゆうと自由詩3*08/7/7 15:16
抱き枕1486 1...自由詩3*08/7/7 12:48
解放雨唐草フウ自由詩6*08/7/7 11:55

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加筆訂正:
景色が見えない日の 。/佐々木妖精[08/7/7 17:15]
作風とか方向性がほしい
5.74sec.