三世諸仏に供養し
八部衆を勇気づけ
見つめるべき神々に
華を添えて
龍神の怒りを腹に留め
伽羅香に彼の姿を見て
回向の数 数
この大地と空を覆う
大海の一滴 一滴
...
帰省者と北京のタクシードライバー
李欣欣
「甘んじる娼婦」と(あまんじる)
老評論家に揶揄された
出版界の辛辣な現実に目をつぶり
賭けに出羽待ったら
...
月隠れからかう如く蛙鳴く
遠く鳴く蛙の声と麦酒の夜
妻の手が肩を叩きて夏の夜
終日を妻と働きあせを拭く
そこから
すべてがなくなりつつある
流しの前に立つもの
窓からの鋭い陰が
刺すように滑る
残されたのは
貴重品、
だったという塩
たぶん、
きっと、
大丈夫
ふりかけてみ ...
私たちは出会って、
分かり合えなくて、
すっぽかされて、
嫌いあって、
残るものがあって、
もう近づかないときめて、
夏が終わった
再会して、
また寿司を食べ、ビールを飲んで、
...
440Hz
その周波数を
中心にして何本ものテープが伸びている
背骨はお洒落の為に貼り付けているわけでもなく
引きずり出してしまうのは 良く ない
442Hz
そ ...
抑圧感
平和なはずのこの国で
多くの人が荒んでいて
それでも幸せといえるのか
闘争心
剥き出しにできないもの
剥き出しにしたいもの
自発性
人と人との戯れから自 ...
白い空間の中
沈思
深思
黙考・・・
止まないルーレット。
道に花が落ちていた
大きくて鮮やかなピンク色の百合の花
あんまり綺麗な花だから
歩道の真ん中に捨てられているのに
誰も踏まず
あんまり綺麗なものだから
そのままゴミ置き場のそばに置かれたま ...
他に好きな人がいるのでしょう
分かります。それぐらい
でも、いいのです
それでもこの平穏を壊さぬなら
どれだけ余所の女と遊ぼうと構いません
だから上手に弁解してくださいな
赤ち ...
いとしくて
あいたくなるのは
がまんして
いとしくて
会えてた日々を
忘れそう
雪の日見るのは夏のこと
陽射しに透けたあなたの顔だけ
愛しちゃったのよん ...
わたしが知らないあなたの秘密
わたしが知れないあなたの本当
わたしが知りたくない全ての事柄
見えている、傍らにいるときだけの顔しか知らない
それ以外は必要ない
考 ...
最近お気に入りのピアス、
「その色ちょっと足りない、」と言われた
ちょっと足りないのは
あたしの頭と
あたしの日常と
あたしの運命
だからちょっと足りないのだと ...
酸素が足りなくなってしまったから
あおっちろく光る水槽を
足でかき混ぜる
だいじょうぶ
魚はもうずっと居ない
*
ケロシン
ケチラン
水槽の底に住んでいる人魚の名前
腿ま ...
六畳間に生まれた神様は
畳の上に磔になったふりで
やる気なく、夢見心地で
未来のことなど、考えている
それはもう、とてつもなく
未来のことを考えているのだろう
...
淡い空気によって漂う 尻で考えすぎて
目黒マニナ 満足感とは違う いいます
淡い感嘆に抱かれて 淡い感情に抱かれて
いいます 満足感とは違う いい
ゴニナの湿疹 ゴニナの湿疹
そう ...
勘違いするな 頬を触って憂う
かなり下だ 頬を拭って憂う
振り乱せば 耳を噤んで言う
振り落とせば 耳を通して
あなたの嫌い
それが孤独か
指を潜っている
枝を流している
体 ...
初めて彼女が家にやってきた時のことを今でもよく覚えている。
その毛むくじゃらな子猫は怯えきっていて、まだ半ば閉じたままの目は潤んでいた。真っ白な毛の上に真っ黒なタキシードを着込んだ彼女はとても小さく ...
学校が、毎日決まった時間に子供達を吸い込む巨大な怪獣に見えるんだよね。
街からは朝の8時過ぎあたりから子供が消えていくんです。
じゃあ、消えた子供はどこに行ったのかというと、学校の腹の中なわけ ...
僕の家に書き込み式の絵本があってね。
主人子の名前のところが空白になってんの。
そこに、自分の名前を入れて感情移入する趣向なの。
素晴らしいアイデアだなあ!なんて思って久しぶりに開いたら
書き ...
北区にあるショッピングモールに移転することになって
先週末をもって閉店するはずだったエスニック衣料のお店
何故か今日も店を開いている
お店の移転を告げるポップ
その「6月末日を ...
ひとつの比喩もない
なにも隠されてはいない
夜明けの街の風景を
まだ群青が滴る道の上を
だが、人は読み解こうとする
昨夜だれかの見た夢が
白線のうえで細分化されていく
三丁目の曲がり角で ...
人殺しした後に謝ったって
死んだ人は帰ってこないんだよ
死刑にならない殺人者が
偽りの反省でのうのうと生きてたら
死んだ人とその身内がかわいそうだ
その場さえ良ければいい ...
君にぶつかっていく 胸の底からすべてを吐き出して
君にぶつかっていく 体の細胞ひとつ残らず
君にぶつかっていく ありとあらゆる、感じるものすべてで
ごろんと見上げる 中途半端な夜空の下
ご ...
私の住んでいる部屋の窓にはガラスがなく
ところどころ破れたカーテンと蜘蛛の巣が同居している
それらをすり抜けて虫が来る
上半身裸で寝ている私を食いに来る
寝返りで死んでしまう間抜けな奴もい ...
見せつけるんぢゃぁねいやい!
魚の分際で
でれでれ
でれでれ
いちゃつきやがって!
こっち見てんぢゃぁねいやい!
ほれほれ
かわいくてたまらんだろう
生まれて間もない
おたくの
...
浴槽で飼っている人魚が
歌うように名を呼んでいる
それを無視する
愛した女
が好きだったガム
と死んだ猫
が好きだった煙草
を無造作
に或い
は的確
に並べて
ウヰスキー ...
女の人がつけている赤いレーシーな下着が、
愛だと俺は思うんやけど。結局はそういうもんなんやろ。
黒のハイソックス、黒の学校指定プリーツスカート夏仕様。
白 ...
{引用=
僕の寂しさがつれてくるのは一体誰なんだろう
いくつもの星がまたたいて
名前も知らない夜がひろがってゆく
なにかに、つながっている糸を引いた
君を探しながら、
...
ふとホテルの窓を開けて
景色を眺めてみたくなった
泊まり慣れたビジネスホテル
四缶目の酒を呷りつつ
少し薄くなった頭髪を気にする
まだ大丈夫だとは思うけど
目的も夢も自分自身でさえ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空を見る者
アハウ
自由詩
1
08/7/16 10:43
帰省者と北京のタクシードライバー
里欣
自由詩
1
08/7/16 9:26
かわず
生田 稔
俳句
2
08/7/16 8:04
がらんどう
FUBAR
自由詩
5*
08/7/16 6:09
頭を打って、忘れたいこと
猫のひたい撫...
自由詩
3
08/7/16 3:56
狭まる
K
自由詩
3*
08/7/16 2:57
しりーず うっせき
長谷川智子
自由詩
2*
08/7/16 2:18
interlude.
〃
自由詩
1*
08/7/16 2:17
綺麗な花
あきな
自由詩
6*
08/7/16 2:14
ベビーブルーな弁解を
ユウタ
自由詩
2*
08/7/16 2:05
ワインがあいたよ
猫のひたい撫...
俳句
0
08/7/16 1:31
知らない
〃
自由詩
2
08/7/16 1:29
ピアスの色
〃
自由詩
1
08/7/16 1:27
森で死ぬ
ミゼット
自由詩
6*
08/7/16 1:14
【Child Ark】
檻野楴人
携帯写真+...
0
08/7/16 1:04
ゴニナの湿疹
十二支蝶
自由詩
1
08/7/16 0:54
白へ
〃
自由詩
0
08/7/16 0:50
塒
rabbit...
散文(批評...
3*
08/7/15 23:54
僕の家の前の道が学校に直通しているという事実。
青木龍一郎
自由詩
2*
08/7/15 23:39
シンナーかけられた思い出がひとつ
〃
自由詩
6*
08/7/15 23:37
照れ隠し
kauzak
自由詩
5*
08/7/15 23:36
定点観測
Tsu-Yo
自由詩
4
08/7/15 23:26
死んじまえ、馬鹿ども
灰色の夢の中
散文(批評...
0
08/7/15 23:25
君にぶつかっていく
もこもこわた...
自由詩
2*
08/7/15 23:13
ゆれる
楢山孝介
自由詩
2*
08/7/15 22:59
雷魚
北村 守通
自由詩
4
08/7/15 22:58
ヰ
N
自由詩
3*
08/7/15 22:45
赤い下着
榊 慧
自由詩
7
08/7/15 22:35
糸
ゆうと
自由詩
2*
08/7/15 22:24
向日葵
松本 卓也
自由詩
5
08/7/15 22:13
4874
4875
4876
4877
4878
4879
4880
4881
4882
4883
4884
4885
4886
4887
4888
4889
4890
4891
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
4908
4909
4910
4911
4912
4913
4914
7.69sec.