世の中上手くいかないね
でもいいんだ
順風満帆な生活なんて
僕らしくないから
ネガティブな僕には
今の生活のがお似合いさ
だから、
きっといいんだ
このままで
幼い頃は
兄と妹と三人で
床を並べて寝ていた
がっしりした骨格の子供だったが
神経質で泣き虫なわたしの為
寝室はいつも完全な暗闇にならないよう
蛍光灯の一番小さな橙の光がともされ
両 ...
彼女の身体は垂直の中心線の半分から後、
背中側が透けて見える。
それは実際に透けているからだ
濡れて下がる前髪が呼ぶ、
下がる前髪が濡れて
呼ぶ、声の下がる前髪の濡れ ...
そんな気分になってポケットで弄繰り回してる
暮れていく景色にシガーライター
何を照らせるって言うんだ
糞の役にも立たない
風がそよぎながら触れて
そんなんじゃ足りない
波は立つけれども ...
犬歯が疼く夜は
あなたのことを考えてしまう
黒猫が一方通行道路を逆走していて
わたしはみゃぁおぅと鳴いて忠告をした
哀しみに月はなく
瑠璃色の眼は立ち止まり
この影をきちんと認めて ...
{引用=君のいない教室は
死体安置所みたい}
ほんとうは見たかった
誰かが誰かを本気で殴るのを
みんな自分だけを責めているなんて
ぜったい嘘だから
...
恋は一方通行
君が好きなの
止まらないの
だけど
君とはもう終わったの
だって恋は一方通行
恋は愛にならなかった
道路標識
ONE-WAY
それも選択 ONE WAY
梅雨と真夏の狭間で
紫陽花が耐えている
真夏の青空の色を湛えて
夏が来るのを
待っている
色はだんだん
褪せていく
散りきるまで
もうすぐ
スナックで知り合えば
たわいもない話をして
エレベーターで送られて
手でも振ればさよならできる
夜の屋上できみと話せば
ケンカでもしなければ
おたがい立ち去れないよ ...
(?)
久しぶりのドライブは仲直りのしるし
お正月に学生さんの駆け登る急坂をアクセル吹かしながら
ふたりを乗せたクルマは芦ノ湖畔を目指す
車内にチェックを入れてみても
知らないおんな ...
きみはきみであり
ぼくはぼくであり
秤に乗らない
それぞれの花であり
きみが蕾を開いて
ぼくが蕾を開いて
みつめあう互いの間に
姿を現す
一輪の花の幻
...
俺は
知っている
あの日の
一瞬の
奇跡を
君は
知らない
あの日
俺が
伝えたかった
言葉
を
自らの外側に
何かを求め
手をさしのべても
世界は何一つ
口を閉ざし
いつまでも黙っていた
自らの内側に
独り降りてゆくと
蓮の葉上に坐るひと
ゆっくり ...
家の近所のファミレスで
ずーっと本を読んでいた
顔を上げるといつのまに
店の外の世はふけて
店内に客はぎっしり
がやがやと賑わっていた
テーブルの間を
小走りする
...
コインロッカーの側に
コインロッカーがあって
そのことだけが
片隅のようなところで
どこまでも続く
何もない、の人が
鍵を開けていく
と、少しずつ
指はあやふやになり
僕 ...
遠い街の空にふるえる
甘酸っぱい林檎の
かたちをした心臓は
銀色の影にふちどられ
微かに揺れていて
静かにガラスに映る
しなやかなアウトラインのなかで
切ない果実のように
弾力のある胸 ...
置き去りにされた愛のように
ロックグラスはひび割れて
紫陽花のように水を欲しがる
日々の我らの営みが零れて
絨毯に染みが増えてゆく
地球が檸檬だなんて嘘
誰も信じちゃくれないよ
...
黒と赤を敷き詰めて
好きなものだけ集めよう
酷く弱気な日々が続いてる
・・・壊れそう
届かぬ想いが胸を締め付けて
ここから動くことさえできない
あぁ 影になる
太陽が燃え尽 ...
空気がむせかえる
ジャンクションを間違えてカーブしていくおもいきり
アクセルを踏み替えないで俺たちは加速して
絶対に追い抜けない霧もやの中を疾走する
あったかい罪を犯したかったの
サミッ ...
その入り口にある 水溜りに浮かぶ弓張りの月が
太く老いた竹の節を 浅葱色にぬらしていて
ここから先に入ってはいけないと 知っていたけれど
だけど小さな燐の火が
竹の闇間を泳いで ...
大好きでしょうがないけど。
会いたいけど。
会えない。
毎日毎日 想う。
隙あらば 想う。
仕事なかったら 想い焦がれて死んじゃいそうだ。
...
初夏の軒下に凍った氷柱から
こぼれ落ちた六角形の石英は
夕立に濡れた野良犬の毛皮に
すいと吸い取られていった
すえた匂いがする
帰りたいおうちなんてどこにもないと
知った十八回目の ...
僕たちは実は
最初から到着してたんじゃ
ないかな
そこから
いろんなものを失いながら
迷い出て
また
旅の始まりへ
帰るだけのこと
その旅程が
今日なんだ
...
今日は楽しいな
だって今日はサンデー
今日は楽しいな
だって今日はグータラデー
お袋の機嫌が良い
YESだけで話す
楽しい
仲がいい
昨日友達の家で
トンカツを作った
楽し ...
宇宙まで届きそうな空に。
手を延ばそうか。
駅まで送ってくれないか
何処へ行くの
いつ帰ってくるの
もう帰ってこないんじゃないの
そんなことないよって言えなかった
八月の明るさがやけに眩しくて
私は瞼をしばたいた
...
真夜中に電気を消して
テレビの明かりだけで見渡す
この薄暗い部屋は
あたしの不安を増して
慣れることもない
この先の光を信じるなんて
不器用なあたしには望めない
だから夢を ...
ちょいとそこのお嬢さん
浮かない顔してどうしたの?
一曲歌って差し上げましょうか?
野暮なことは聞いたりしないよ
ワンコイン入れてくれるだけで
好きな曲を歌ってあげるよ
ある程度のリク ...
たくさんの 赤が
それが必然であるかのように雲を見ていた
向かう 山
つれていかれるのが怖くて
ギリギリで右へハンドルを切った
ねえ
教えて
何を目指すの
何があるの
先が ...
2008年7月5日、小説家の古井由吉さん主催の朗読会に行ってきた。実を言う
とゲストの平出隆さんを一目見るために。3串の現代詩コミュで情報を偶然見
かけて、それで出掛ける一大決心をしたのだった。 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
僕らしい生き方
BLACK ...
自由詩
0*
08/7/7 1:17
夜の幻覚
吉田ぐんじょ...
自由詩
10
08/7/7 1:10
_
鎖骨
自由詩
2*
08/7/7 0:45
こけ
〃
自由詩
0*
08/7/7 0:41
だから犬歯が疼く夜はあなたに噛みつきたくなる
士狼(銀)
自由詩
13*
08/7/7 0:07
カレーパン
草野春心
自由詩
0
08/7/7 0:02
ONE WAY
相羽 柚希
自由詩
2*
08/7/6 23:57
紫陽花
風音
携帯写真+...
8
08/7/6 23:39
スナックで知り合えば
吉岡ペペロ
自由詩
5+
08/7/6 23:34
お隣りのひと
恋月 ぴの
自由詩
13*
08/7/6 22:45
幻の花
服部 剛
自由詩
1
08/7/6 22:08
know
流浪人
自由詩
2
08/7/6 22:04
碧い眼
服部 剛
自由詩
1
08/7/6 22:00
ハンバーグの誘惑
〃
自由詩
7*
08/7/6 21:53
コインロッカー
たもつ
自由詩
8*
08/7/6 20:14
Girls Barでの小さな吸血
りゅうのあく...
自由詩
9*
08/7/6 20:07
ギムレット・ロック
しろう
自由詩
2
08/7/6 19:49
予感
Izm
自由詩
1
08/7/6 19:33
コインロッカー
モリマサ公
自由詩
12*
08/7/6 19:14
七夕
相馬四弦
自由詩
1*
08/7/6 18:54
明日 晴れたら
高杉芹香
自由詩
2
08/7/6 17:12
夏が夏だから
しろう
自由詩
0
08/7/6 16:57
お家へ帰ろう
043BLU...
自由詩
2*
08/7/6 15:52
サニーサンデー
ペポパンプ
自由詩
5*
08/7/6 15:51
空。
狠志
携帯写真+...
1
08/7/6 15:18
ホームレス
青い風
自由詩
5*
08/7/6 14:22
責任転換
Izm
自由詩
6
08/7/6 13:36
コインロッカー
1486 1...
自由詩
3*
08/7/6 13:21
曇り空へ向かう赤
瑠音
携帯写真+...
1
08/7/6 12:26
ポエム的初恋のひと、平出さんの朗読会に
大村 浩一
散文(批評...
6*
08/7/6 12:07
4887
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6.82sec.