人生それは山のように
どこまでも続く険しい道のり
道端には諦めた人達が
疲れた顔して座り込んでいる
どうしてここまで来たんだろう
どうして歩き続けるんだろう
考えた ...
突然振り出した私
怒っているわけではないのです
必要なのですよ
あわてて駆け出す二人
とうとう
見つけたのですね
真実の愛を
誓い合う人を
ビルの下で
雨宿り
...
突然振り出した私に
肩寄せ合って
一つの傘に
二人で入った日々
あなたにとって
まだ
苦い思い出なのでしょうか
それとも
美しい思い出になったのでしょうか
私が止む時 ...
明日は一日、月立つ日
時の流れと一年を
月の姿で数えていた頃
細い三日月新月が
空に立つのが一日だった
白夜が続く北極も
夏至を先日迎えたばかり
白夜の空への夜の戻りを
るりが立つ ...
自分は多趣味すぎると思う。
釣り、釣具の製作、合唱、水泳、料理、読書、文章を書く、モデルガンにガスガン、パチスロ…幾つか休止しているものはあるものの、よくぞこんなにあちらこちらに手を出しているものだ ...
一滴、こぼれて/少女であったこと/一滴、こぼれて
かつてわたしが少女であったころ
セーラー服のリボンを結ぶときに
いつも
一滴ずつしたたってた
結ぶたび気づかぬうちに
青 ...
私には
雨の日にしか現れない庭がある
窓を開ければ
雨音がこちらまで反響する
そこにあるすべて
落ちている小石、葉の連なり
紫陽花の花のひとつひとつ
存在という音が聞こえる
天から ...
さらさらと?ザザァーッと?
どっちでもいいけどそんな流れにはできれば乗りたくはない。
流れに乗るってのは時代を気取るっていうこと?
それはかっこいいこと?わるいこと?
よくわからないけど、 ...
君はその銀色のハサミで
何もかも容赦なく
切り抜いてしまう
また空がひとつ足りないと
カモメが嘆く
君のスカートに
貼りつけられた一片の空
今日も次々と
その鋭く冷たいハサミで ...
原野の指
水と稲妻のあいだの子
空になる 花になる
うたにも うた以上にもなる
鉄の筒を風が通る
鉄の籠を轍が揺する
予兆の上の光が吹かれ
石の路地に鳥となる
...
チリチリ、
チリチリ、
私ヲ通ッテイッタモノ、
出掛ケニ魔除ケノ鈴ヲツケ、
帰レバオ清メノ塩ヲ撒キ、
ソンナ日々ガしばらくハ
続イテ
チリチリ、
チリチリ、
遠ザカル ...
どうやら前に夢について語っていたみたいだが、
人は夢の奴隷にはならないとでも思っているのかい。
目標は追いかけるものをその奴隷にすると言っていたようだが、
そんなことはないよ。
真の目標は ...
あさ
目覚めて
ゆれて
ぬれて
しみになって
はあはあと
モウロウとして
もう一度
眠る
夢は
見ない
それこそ
泥の様に
まだあめ
かしら
今日にははれる
かしら
...
顔の無い人形は
しばしば子どもの夢に出てくる
複雑な問題を出して
子どもたちを悩ませるらしい
最初は信じなかったけど
同じ夢を見た子が何人も出てきたので
夜遅くまで起きてい ...
獄中にて――
僕はずっと夢見ていただけ
だったようだ
自意識 視線 声 雑音
潜在する 意識 思考
全てが僕を見方していたんだ
そんな味が
舌の上を転がった ...
鉛色の空によどんだ空気
汚れたトマトジュースに腐ったプリン
はるかかなたにあるオアシスに依存して
冷たいアスファルトに頭をつける
見えるのはブラックホール
紫陽花が雨に震えている
市街の外れ 朽ちた街灯の列
仄暗い午後を導いて
古い測候所の庇から
傘の中のあなたを観ている
声は囁き 雨に溶け込んで
曇天の高いところでは
衛星たちの最期
尾 ...
言葉をゆらす
声ふるわせて
aa,ああ
きみに伝えたいこと
あったのに、なかった
約束は
ポケットの中
入れたまんま
洗濯機の中
ぐるぐる回って
とけた
...
摂氏36.5℃で凍てつく切なさは、雪降る夜の電熱灯の明かりに似ている
欲した物は手にした瞬間色褪せていって、わたしをその都度落胆させた
言葉でさえくちびるを離れたときからこの肉体を棺桶にして死んで ...
あなたが巡らす透明な壁のどこかに
?ほんとう?に続く扉があって
あたしは今も
それを探しているんだろう
本音のようなものをさらして
身にまとう距離感
愛想よく笑いながら
人間関係はゲ ...
強い風が吹いて
あの人の紺の傘を打つ
骨の折れた傘の下で
あの人は片目を抑えている
コンタクトがずれるらしい
風の強い日は
視力を補って泣きそうになるなんて
馬鹿みたい
……なんて思わ ...
晴れ間を見ることもない季節の真ん中で、
僕は、一人、
梅雨の空の底に沈んで
ゆらゆらと漂い、
腐って行く。
空に浮かんだ溺死体、つつく魚もいない。
途切れない雲は
灰色の、鈍色で、
痛みや ...
輪郭のゆがんだ
{ルビ朧=おぼろ}月の見守る
灰色の夜の家々
屋根に置かれた
{ルビ梯子=はしご}の頂に危うく腰かけ
{ルビ襤褸=ぼろ}着を纏う煙突掃除の少年
ほっぺた ...
死にたいって?
どこかで生きたいと思っている証拠だ
死にたければもう死んでるはず
(1)
あなたにはじめて出逢ったのは
この廃屋が未だ駅舎として機能していた頃のこと
夏草の浸食に怯える赤錆びた鉄路と
剥がれかけた青森ねぶた祭りのポスターが一枚
この駅を訪れるひとと ...
あぁ
早く結婚してぇ。
子供が欲しい。
自分も養えてないけど
頑張ってみる所存です。
最近ぼくは
いやらしい。
雨がざあざあ降り続ける、6月の空
赤みを帯びた灰色の鉛
錆び付いた鉄のかたまり
そんな空。
俺は部屋でじっとしていた。
みんなに暖かい目で迎えられて
うれしくてありがとうって思うけど、 ...
いつだって、現実味を帯びていない夢を見たがるんだ。
甘いお菓子のような夢に浸って、空を飛んだ気になって、
ご満悦になって、はっと目が覚めたとき、
それが気に入らなくて、爪で壊す。
例えよ ...
ああもういやだなあ名前書いておけばよかった
ちょっとマラソンしてたら腎臓落としちゃった
交番に行って届いていないかたずねたら
お巡りさんは何か変な顔で僕を見ているし
道行く人たちに腎臓落ちてな ...
十年前、通っていた英会話学校のパーティで彼は気さくに声をかけてきた。とあるミャンマー人との出会いであった。三十代半ば、日本人よりもやや健康的に焼けた肌をし、そのぶん白い歯が印象に残るその紳士は、人懐っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
坂道
1486 1...
自由詩
0
08/6/30 19:25
@銀の雨 Ⅴ
貴水 水海
自由詩
0
08/6/30 18:30
@銀の雨 Ⅳ
〃
自由詩
0
08/6/30 18:29
るりら、るりたち
小池房枝
自由詩
5*
08/6/30 17:51
フライフィッシングと詩
北村 守通
散文(批評...
2*
08/6/30 17:47
夢なら誠
こんぺき13...
自由詩
2
08/6/30 17:10
雨の日の庭、傘から聞く風景
RT
自由詩
5
08/6/30 16:21
時間は流れる
戒途
自由詩
0
08/6/30 16:19
切れ端
かいぶつ
自由詩
2
08/6/30 16:16
夜と冬
木立 悟
自由詩
3
08/6/30 15:46
創書日和【扉】sound
大村 浩一
自由詩
15*
08/6/30 15:15
想像力
相良ゆう
散文(批評...
1*
08/6/30 12:13
一日乗車券
プル式
自由詩
2*
08/6/30 10:35
顔の無い人形
1486 1...
自由詩
2*
08/6/30 3:00
青い庭
AKiHiC...
自由詩
1
08/6/30 2:05
絶望
車輪の上
自由詩
0
08/6/30 2:04
終末の過ごし方
及川三貴
自由詩
5
08/6/30 1:23
文庫本
ゆうと
自由詩
3*
08/6/30 1:03
夜を呼吸する
こんぺき13...
自由詩
6*
08/6/30 0:55
continue
衿野果歩
自由詩
1*
08/6/30 0:30
紺の空、風の強い日は
〃
自由詩
3
08/6/30 0:11
空に浮かんだ溺死体
遊佐
自由詩
5*
08/6/29 23:49
煙突掃除の少年
服部 剛
自由詩
4*
08/6/29 23:40
抜け殻
灰色の夢の中
散文(批評...
3
08/6/29 23:26
無人駅のひと
恋月 ぴの
自由詩
26*
08/6/29 23:08
どげんかせんといかん
短角牛
自由詩
1
08/6/29 22:56
チャコールグレー
udegeu...
自由詩
1
08/6/29 22:55
圧縮せよ
つぐこ
自由詩
4
08/6/29 22:37
腎
セガール、ご...
自由詩
5
08/6/29 22:09
コイン/ゾウさんのこと
石畑由紀子
散文(批評...
8*
08/6/29 22:05
4896
4897
4898
4899
4900
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4913
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4916
4917
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4919
4920
4921
4922
4923
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4925
4926
4927
4928
4929
4930
4931
4932
4933
4934
4935
4936
加筆訂正:
マリア永井緑(長崎の鐘)
/
青い風
[08/6/30 12:52]
推敲の結果、「栄光」を「救い」に換えました
8.01sec.