透明なガラス瓶に詰められた彼女を見つけた
扉が開いていたので気になって
ガラスに手を這わせて
曲線をなぞる
かすみ草の水槽に貴女
崩れて消えていくのは僕自身でしょうか
月は満ち夜が来て
花の傍に居たはずの何かは
綺麗に溶けて夜に闇をたしました
いくら伸ばしても届かない何かに
綺麗に溶けてしまった闇に
それでも腕を揺らしながら考えます
闇の中に自分 ...
きみが
たいせつに
たいせつに
いのちのように
育んでいたから
おれは
三メートルにのびた
ポトスを
切れないでいる
庶民はバイクや自転車に変えてるのに
偉い人はお金貰ってタクシーで飲み会
ガソリンの値上げなんて関心ある訳無いわね
もう忘れてしまったから
思い出せる
縦に細長い
三角屋根の家は
白い壁に
木の階段
小さな抽象画が
三つ
上って行くと
グランドピアノと
背の高い譜面台
バルコニーには
テーブ ...
うなじの寒さ
ひとつはばたき
去るものひとつ
来るものは無く
風が
糸のようにわずらわしい
抄い 抄いつづけても
言葉は砕け 言葉は消える
さまよい ...
ありがとう
光
いつも
いつも
どんなときも
自分自身が
うごけなくなっても
おれの
だいすき
であってくれて
ありがとう
夢
いつも
いつも
...
かまわないでかまわないわよかまってよ(フリルのついた鎌振り下ろす)
知らせても彼は来るとも来ないとも答えないのはわかっていたわ
今カレは無職、元カレ バンドマン、その前のカレは ...
無数の彩色
飛び交う電波
派手な装飾
偶数の周波数
たくさん
いっぱい
カラフルなノイズ
頭に流れ込んで
色鉛筆を一本とり
塗りつぶす
世界を手にいれよう。
掴む
あなたをしることは
太陽をつかむよう
刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている
あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ...
食うために仕方なく働いていますが
食われる側であると自認しています
働いています
路上に脅されながら
それは嫌々行っています
口元の躊躇い傷は
笑って隠します
どういうわけか
撃 ...
近年のゆとり教育の蔓延により、「秒」という概念を廃棄するべきだ、という改革が起こった。つまり、1秒は1分になり、1分は1時間になり、1時間は1日になるわけである。この改革は成功した。1時間は60分であ ...
この国で一番大きいといわれている図書館に訪れた。出迎える広いロビー、その向こうにはぎっしりと本が並んでいる。多くの本は分厚く、背表紙は無機色だ。館内は足音も響かない。すみません、珍しい本が読みたいん ...
高い飛び込み台から、どぼん、と飛び込む。水中は真っ暗で、深いのか浅いのかも分からない。確かめるために潜ってみようとするが、体が動かない。何かと思ったら、水面に手首がひっかかって抜けないのである。困った ...
静寂なる時
時間はゆっくり過ぎ
涙がホロリ
生きる苦しみ
時間が逆戻り
少年だった頃
毎日遊んでいた
楽しかった。
この頃は
働いてばかりいる
人に
喜んで貰っている。
...
嫌われ者は山に住んでいた
都会の人々に嫌われていたし
嫌われ者も都会が好きじゃなかった
嫌われ者は森が好きだった
澄んだ空気や木の実が好きだった
動物と会話することが出来るから ...
らくなほうの
みちを
えらびました
けわしいほうの
みちを
えらんだひとが
けがをしながら
きれいなはなを
つんできました
うらやましくも
そうでないとも
つかな ...
そっと
そっと隠した君の笑顔
けれど僕には見えていたんだ
そっと
そっと隠した君の本音
けれど僕には聞こえていたんだ
ずっと
苦しんででも生きてきた
...
なつかしい猫
いつか啼いていた気がする
私だけの思いが影を引いて
路地を今曲がってゆく
そんなに淋しい瞳で
私を見つめないで
やさしく撫でてあげたくなる
さしのべた指先を ...
虹が燃えているのを
ぼくは想像する
その思考と同じ速度で
閉じた瞼の奥で
火薬の匂いが湧きあがる
銀河の向こうがわで
死刑囚が馬鹿笑いする
光の届かない深海で
眠り姫が森を思い出して泣 ...
薬にも毒にもなる時間
時が解決する時も
時が決別を決意することも
どんな時を過しても
一瞬のすれ違いで
別れてしまう
どんな
運命的な出会いをしても
どんな情熱的なキスをしても ...
地獄の水は温かい 蚊が隠さず云った
振り向けば 俺が居て ジャジャジャ
鉛筆は筆で画いた ジャジャ
無中色へ
帰りあたいたんだ
空中の水は温かい 世界は地球だけ
信じたそう人は ...
半分カーテンにるくまって
開けた窓から顔を出す
朝の街
動き出していて
人はレゴのブロックみたいみらい
空気は
いいコトある日のにおい
おーーーーーーーーーーーーい!
叫び ...
休む間もないバイトのシフト
朝から晩までタイトなスケジュール
単調に繰り返す毎日の中で
青空が呼ぶ声がしたんだ
理由なんて必要ないよ
後から書き足せば問題ない
今風の合 ...
細い路地に入ると
食事処がぎっしり並び
人々の賑わいから
昭和の匂いがぷうんと漂う
頭上の鉄柵に
取り付けられた蛍光灯は
細い路地を仄かに照らす
油汚れの壁に描かれ ...
沿線に建つ安普請のアパート
かたかた揺れて
かき消されたラジオからの古い曲に
毛布にくるまりながらそっとツッコミをいれた
いいえ、わたしは東京に住んでいました
やっぱりまぶしい時期
...
時折街を吹き抜ける
生ぬるい風の嘲笑を背に
雑踏に紛れた孤独な旅人は
口を結んで今日も
スクランブル交差点を渡る
( 寂しさは 今にも唇から 溢れそうだ )
古本屋の棚 ...
銃声の響き渡る夜に
愛するあのコが殺された
ぼくの世界が コナゴナになった
ぼくのすべてだった
昨日だって 2人抱き合っていたのに
空も青かったのに
きみの温度も くちびるの感触も
...
夜に触れる
寝室から抜け出して夜に触れる
ねころがってお酒に手をのばして
我慢してばかりの貴方にふれる
お疲れさまって言って
一緒にお酒のんで
ぐちゃぐちゃになって
明日を忘れて
...
分厚い雲が
くすんだ夜空を
ゆっくりと
丁寧にふき取っていく
鮮明になる
星たちのささやき
みんな
ひとりぼっちの
青い星の行く末を
案じている
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ガラス瓶
暗闇れもん
自由詩
3
08/7/2 23:29
月夜と闇夜
プル式
自由詩
5*
08/7/2 23:20
ポトス
草野大悟
自由詩
1
08/7/2 23:12
罰として校庭30周
灰色の夢の中
散文(批評...
1
08/7/2 22:54
思い出せる
チアーヌ
自由詩
4
08/7/2 22:34
川と姫
木立 悟
自由詩
3
08/7/2 22:32
女神たちに
草野大悟
自由詩
1
08/7/2 22:02
こひはいなものあぢなもの
hachic...
短歌
0*
08/7/2 21:52
取捨選択
相羽 柚希
自由詩
1*
08/7/2 21:43
掴む
乱太郎
自由詩
26*
08/7/2 20:30
暴発
佐々木妖精
自由詩
7*
08/7/2 20:22
方程式/019/500文字の本棚
ピッピ
自由詩
1
08/7/2 19:42
変り種/069/500文字の本棚
〃
自由詩
6
08/7/2 19:42
オオムラサキ/500文字の本棚
〃
自由詩
2
08/7/2 19:40
うたたね
ペポパンプ
自由詩
7*
08/7/2 19:16
嫌われ者
1486 1...
自由詩
1*
08/7/2 19:02
【ら】 らく
RT
自由詩
2
08/7/2 16:18
全てを隠して
桜木 ハル
自由詩
1
08/7/2 15:40
なつかしい猫
石瀬琳々
自由詩
9*
08/7/2 13:56
燃える虹について
大覚アキラ
自由詩
2
08/7/2 13:44
薬にも毒にもなる時間
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/7/2 11:05
心想
十二支蝶
自由詩
1
08/7/2 9:37
いちにちがはじまりますよ
もち子
自由詩
0
08/7/2 9:30
ハンググライダー
1486 1...
自由詩
2*
08/7/2 7:40
想い出横丁
服部 剛
自由詩
4
08/7/2 5:44
冲
FUBAR
自由詩
7*
08/7/2 5:22
2003 4/13 8:00 pm @ Sibuya
服部 剛
自由詩
2
08/7/2 5:07
銃声の響き渡る夜に
ヒロシ
自由詩
0
08/7/2 2:49
遠距離4
暗闇れもん
自由詩
0
08/7/2 1:55
地球
ここ
自由詩
2
08/7/2 1:36
4892
4893
4894
4895
4896
4897
4898
4899
4900
4901
4902
4903
4904
4905
4906
4907
4908
4909
4910
4911
4912
4913
4914
4915
4916
4917
4918
4919
4920
4921
4922
4923
4924
4925
4926
4927
4928
4929
4930
4931
4932
加筆訂正:
風がつよい日
/
石畑由紀子
[08/7/2 2:44]
タイトル微調整
5.2sec.