家の中に橋ができた
これでやっと
居間から台所まで行くのに
濡れることも
敷地外を迂回することもなくなる
僕らはこれまでの苦労話などをして
それから橋に名前をつけることにした
けれど ...
バウンドするボールはグニャグニャ
接地面で膨らみ

潰れて溶ける

地に這う 液体と極小の蟻
溺れかけながら群れる
僕には観えた
僕には聴こえず

老人たちの笑い声はひそひそと世を ...
バウンドするボールは幾何的
接地面で潰れ

弾む

空に舞う 砂埃と極小の数字
僕には見えた
僕には聴こえた

子供たちの笑い声は高らかに構造物へと響き

反響して消えていく
...
冬の夜
冬の厳しい張りつめた大気が
私の皮膚まで突き刺さる
その刺激が身体と精神を固くする
ヒーターの温風だけが柔らかい

部屋の中は猥雑に生活が染みつく
目を閉じて掌に感覚を集 ...
ずいぶんと投げやりに枯れた岩に腰を下ろすと独自
ハンカチの、空 抜け目ない日差しがブレて、相当

軽口を叩く猿が悪さをするページを裂いて
うっすらと星空を観察する どよめきか
荷物を下ろした ...
しずまりしずむ
こころのおくで
なにかがいように
ことばをつむぎ
わたしにしずかに
かたりかける
どこでもない、
こここそむげんの
うちゅうのひろがり
わたしにそうかたりかける
こ ...
○「防衛費増額財源問題」
総理、
このままでは
増税ではなく
憎税になりますよ

○「ボケ夫婦」
僕はワイフのつけっぱなしを消して
ワイフは僕のつけっぱなしを消している
僕らボケ夫婦 ...
朝方に咳き込む

こんな時間に起きたら 今日の夕方はきっと眠いだろう

授業でもあればたんまり寝れるのだが

もう学生でもない

すっかり睡眠薬を常用している大人の俺、いやワタクシ
...
「あなたのメールアドレスは生きていますか?」

「アナタのめーるアドレスは生きていますか?」

「あナたノめールあどレスは生きていますか?」

「貴女はいきていますか?」

私は

...
 誰にでも、何かしら似たような経験があるかもしれない。何かが終って、それから解放されたように感じて、一抹の淋しさを感じながらも同時に湧き上がってくる妙な心地良さの感覚を。たとえば学校を卒業したとか、仕 ...   

心の中には
水が無いから
涙なんて
流れやしないと

夜寝る前に
真水をひとくち
一口だけ飲み
心を潤す



空に魚がいないから
あれはちいさな雲なんだ
...
この冷える夜に
火を焚き付ける
哀しみに貫かれ
遠く眩む空、
割れ裂け

一番星、出ているよ
言った父、悪夢にベッドで横走り
狂った母、墓標叩きながら
二人、亡き家の
梅の木に寄り ...
紙飛行機を飛ばすのは
いつも自分より
小さな子供だと思った

目線より上に
あるものを
全部信じられる技は

大人になると
折り方が雑で
ハンカチみたいに
忘れられる夢

今 ...



がらんと寂しくなった寝床に向かって泣いた。ただ冷たいだけの水をすするようなものでも、と書いたら。泣くために服を着て、挙句、私はその服に襞まで作ってみせたのです。ひとつの海辺が尽きて垂 ...
ちょっといい気になって
調子に乗っていたのかも知れない
詩の投稿サイトのある詩人に
詩が安直すぎると指摘されて
ヒヤリとして我にかえった

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の
ぼっちのことを ...
○「心の宇宙」
空を見上げれば
無限の宇宙がある
ように
心の中にも
無限の宇宙がある

○「田舎暮らし」
田舎は
メイクして着飾っても
出かけるところがない

○「修行中」
...
魚が星を眺めている
水の中には他に
眺めるものがないから

魚はただ
そこにいないかのように
ポカンと
存在だけがある

ふと最終列車が到着する
魚は乗り込み
自分から遠 ...
ロシアのお年寄りはテレビしか見ないから
簡単に洗脳されちゃうのよ
と、テレビを見ながら母の言う

ウクライナで凍えるおばあさんに
フランネルの寝間着あげたい
もう持ってるんじゃないかな
...
遠くまで
悲しみを はこぶのに
蝶をつかった

少しずつ
少しずつ
悲しみをちぎっては
蝶たちの背にのせた
けれども
かなしみは もう
重すぎて
蝶はみな とべなくなった
...
三ヶ月で200枚の絵を描く仕事、素人だがうっかり引き受けてしまう
馴染みのない画材は不安
初めの3枚は手探りで慎重に描いたがとても見られない
しばらくは早く適当に描いて上手く見える絵を描く感覚を ...
はむはむはむはむはむは……
はむはむはむはむはむはむはむはむ
はむっ

人間ぃがいのほにゅうるいと
意志の疎通をしたいいいいぃぃぃ

小刻みに揺れるおヒゲ

濡れた黒い実みたいなお目 ...
再生ボタンを押したら甦る思い出
更生したコンセント



白鍵を昼 黒鍵を夜として
あなたは日々をピアノに乗せる



酒に酔い酷く醜く酩酊し
汀 十九の名を告げる鬼


...
陽が落ちて
病、鎮まり
床に座す

日々ほぼ独り静観思索し
透明な湖面を滑るように
夜を迎える、
病の様相、伺いながら
病の苦痛、耐えながら
激すること抑え、狂うを正し
冷え切る肉 ...
冬の朝の荘厳な空気
凛とした張りつめた冬の気が
壁を隔てた部屋に座っている
私の身体の皮膚まで
突き刺すように浸透してくる

それでも
感情と思考の振幅は
動くことを止めない
揺れ動 ...
夜底のしずかさ、感じた昨夜
解体していく雨、冬の冷え
降ったり止んだり、繰り返し

脳髄の苦痛は朝から、鋭く
引き摺られる意識、この肉の体
耐えては努める、今日一日


夜底のしずか ...
○「自然のまま」
鳥は
自然のままに生きているから
生き生きしている
草は
自然のままに生えているから
生き生きしている

○「調子」
体の調子と心の調子を整えて
さあ一日の出発だ ...
非連続の存在であるということは単なる思い込みであった
咳き込むように喉を鳴らす音が妙に良く響いていた
近い音と遠くから鳴っている音の区別がつかない
たばこの充満した室内で怒りを露わにする老女の瞳 ...
 


ピエロのように
踊らせて?



紅いくまどりした両目、
とっても清い心とか
知りもしないで悲しみを
抱きしめていた午前2時、


夜は夜とて、夜の笑顔で
はにか ...
木星、輝いて
夜の冷気に

橙色の灯り
向かいの家

スッとする、すっとするんだ
わたし

またピーナッツ頬張りながら

夜の深まりを
感じ 静まり

未知の明日を 請い願 ...
スーパーの
6個で350円くらいの
安いどら焼きが

ある日突然
高級ケーキに化けたのには
本当に驚かされた

いつもは
結構おいしく食べてはいるが

唾液の出が少ない時は

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
距離たもつ自由詩122/12/16 7:15
越し欠けると秋也自由詩022/12/16 6:52
腰掛けると自由詩5*22/12/16 6:42
「冬の夜」ジム・プリマ...自由詩2*22/12/16 2:08
裏街道の胎仔あらい自由詩022/12/15 20:55
なにか〇何かひだかたけし自由詩4*22/12/15 19:02
独り言12.15zenyam...自由詩022/12/15 9:46
ジャンプとか秋也自由詩1*22/12/15 5:03
確認自由詩022/12/15 4:32
「解放」の淋しい心地良さ岡部淳太郎散文(批評...122/12/15 1:20
夜のうた秋葉竹自由詩122/12/14 21:29
この冷える夜にひだかたけし自由詩4*22/12/14 20:48
ミナト 螢自由詩122/12/14 17:51
_それがあるた...自由詩122/12/14 17:10
「ロクなものじゃない」ジム・プリマ...自由詩2*22/12/14 10:05
独り言12.14zenyam...自由詩0*22/12/14 8:20
最終列車たもつ自由詩222/12/14 7:15
メディアりゅうさん自由詩022/12/14 3:57
ガラスのはねはるな自由詩422/12/14 1:14
上達とは何だろう秋田の米はう...散文(批評...222/12/13 23:55
クズの欲望自由詩122/12/13 23:09
再生水宮うみ短歌3*22/12/13 20:30
今、しずかさに包まれひだかたけし自由詩4*22/12/13 19:26
「冬の朝の荘厳な空気」ジム・プリマ...自由詩2+*22/12/13 14:04
解体する朝ひだかたけし自由詩3*22/12/13 10:59
独り言12.13zenyam...自由詩0*22/12/13 7:15
外側の音nia自由詩122/12/13 6:52
サーカス秋葉竹自由詩022/12/13 5:38
こいねがうひだかたけし自由詩4*22/12/12 22:15
高級ケーキに化けた安どら焼きst自由詩522/12/12 21:40

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加筆訂正:
ジャンプとか/秋也[22/12/15 5:05]
おじさんのリアル人生回想、詩にならねぇw
7.43sec.