凩が机上に吹いて肌ざむい
プラネタリウムは地球で出来ている
お膳立てされ善い月に酔う宵よ
人の光 心は一人火を秘める
雨が降り続ける
冷たい雨が
決して止むことはないと思われるほど
ずっと降り続いている
空から地面へと直線を描きながら
ただただまっすぐに
雨が降り続ける
誰かの悲しみの涙のように
誰か ...
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」
元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ...
冬の張りつめた空気に響く
G線上のアリアの荘厳な旋律
魂の内と外の境界に意識を合わせて
六番目のシプナスが繋がるのを
さっきから待ち続けている
天球と地球から伝わる波動は ...
(この家はとても寒いね
大きな口を開けて
ぼくたちを飲み込んだこの家はとても
あの子は帰ってきてからずっと泣きっぱなしだけど
きみが忙しいってのもわかってる
指をせわしなく動かしては眼を ...
2022.01.10.(月) 祝日
十日、元旦からの魔法も消えて、語弊があるかも知れないが、平凡な日々にかえって、自己の力をもってして、日々のよろこびをつくっていくべき、となる。
ま ...
朝の清さの薄れる魔法がとける
白い雲ひとつなくさびしい朝だ
山又山の川はきらめいて
流されるように歩いていた
妻がやせてきていて心配になる
今朝はなにも摂らず青空をばかり ...
例のとおりスーパーで分けてもらった氷を入れて
今朝は後払い通販で買ったソイラテと
昨夜、買ったコーラの残りを交互に飲んでいる
今朝、イザベラからクリスマスに送ったメールの返信が来た
...
彼は
推測する
私たちの
国が
かつて大きな国で
貧しい
とても
今は
だが
私たちの国の国民たちは
やがて
勝利するだろう
経済的に
と
私は信じている
それを ...
それはいっぽんの小径
なみのかたちで振れ
丘のすきまをぬう
夢のはじまり
一日のおわり
ひとは その間
ひとみをみがくいちまいの布として
ぼんやりとてる 初月
あなたの中で
まっ ...
「言語崩壊」から数百年の間、人々は絶望の淵に立たされていた。
そこで台頭してきたのが魔導士たち、すなわちウィザムである。
ウィザムたちのなかには、人の心を読める者たちが存在した。
そして、数百年 ...
そろそろ、ヨースマルテの真実について語る時が来たようだ。
この地、ヨースマルテはかつては科学文明が発達した世界だった。
人々は当たり前のように電気を使い、街には高い建物があふれていた。
その安楽 ...
なにもありゃしないのに、主は
我侭に置いて乾きを春と架け渡すと華を添える
その情火
充てがわれた詫び状のほかに展翅に及ぶ
蒼白の空、開け放たれた単眼の先を膨らませ
歪められたヒナ ...
黒糖まんじゅう三ついただきにっこにこ
妻は早々眠りひとりとなってしまった
明日の予定としてあったかい陽の光り浴びよう
わだかまり したたりつつそれでも夫婦
割りばしで遊んで ...
黒く輝く瞳のなかに僕はみえない
朝、狐のため息みたいな負けおしみ
この大きな都市のひとつの部屋で、ふたり
二度と逢えない悲しい予感に、怯える
...
葦の川手足のごとく痩せほそり
せせらぎはサラサラ鳴いて冬のなか
月満ちて波打ち際の鳥の痕
探り吹き
小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ
楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う
特別養 ...
{引用=ヨナクニサン}
大地の振り上げた鞭が三日月に絡んだ朝
重さを失くした新雪をふるい分けて這い出した
ヨナクニサンの群れ
マイナス8℃の空気をふるわせて厚い翅はゆらめく
縄文の焔 畏怖と ...
君がいた夜は
物語のように遠くなってしまって
いくつものビルが建て替わった
なつかしい詩を読み、
ぬるい水を飲み
二足しかない靴を交互に履く
平和な日記を過すうちに
こんなところ ...
雨滴は絶えず穴穿ち
佇む神々の声は木霊して
わたしのひとりが
目覚めるとき
大地を覆う涙は枯れ
帰っていく
帰っていく
たましいのふるさとへ
ひとりにもどり
帰っていく
...
或いはもう捕らえられているのかもしれない この一歩は前進なのか 後退なのか
走っているのは内側なのか 外側なのか
内も外もクソもないのか
ここは何処で何処を目指していつ何処からなぜ走り出し ...
白い影が毛皮の悲鳴* を羽織り さまようのは雨の樹海
触れられないものに触れて 指紋の消え去った手に
嵌まる
指環のように
仮説の極限で燃え尽きる
巨 ...
鏡をのぞきこむと肌色の獣が
恥ずかしくないのか心はピンク
むかしの涙の跡はいまでも憶えている
無視できることを強さと呼ぶのか
遠くに二重の虹が架かっ ...
よく晴れた朝です。けさは不思議な夢をみて、寒さに目覚めると妻がもう起きていて、厨で沢山のペットボトルを洗っていました。感心しました。
妻に毎朝の定番のアイスコーヒーを淹れていただき、ノート・パソ ...
ブラジル産の鳥もも肉のパテの皮に三か所、身の方に七か所くらい切り目を入れて、醤油を振りかけて皿に乗せて、身の方を上にして電子レンジで七分、焼いて、ひっくり返して、皮を上にして電子レンジで二分半、焼い ...
珈琲を一口啜って誤魔化す
そんなあなたがもう許せない
こうして向き合って座るのは
何度目のことだろう
カップを離した口元が
なんとも愛惜しく映る
この一瞬のときめきが
永遠に続くことはな ...
今日という名の旅をはじめる
まずは朝をはじめるコーヒーを一杯
不思議な夢をめざめドアを開けて通る
妻が起きていてもう仕事している、ありがと
休日予定なく、一抹の幸いを抱く
...
昔みた夢を忘れられない朝
あたたかいだいだい色の朝日が染める街
いつも同じ時間に同じ橋を走る人
知らない彼にシンパシーを感じ
けれど新しい自由を求めて走る
いつか ...
夜がこわくて炬燵でほっとしている
酒がこわくて酒飲みはやさしくて
パチンコ屋の横のコンビニは儲かるだろうなあ
愛を源泉として妻は歌づくり
妻が作業着洗ってくれてうれしい
...
戦士エイソスも、敵の二番隊長を難なく倒した。
ラゴスの国王、アウゼル・ローガンテは、わずかに顔を曇らせた。
すでに三人の騎士のうち、二人が破れ去ってしまったからである。
そして、最後に登場したの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
机の下
水宮うみ
川柳
0
22/1/10 17:29
雨が降り続ける
坂本瞳子
自由詩
2*
22/1/10 16:06
詩の日めくり 二〇一九年一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/1/10 15:38
未来
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/1/10 13:05
14
末下りょう
自由詩
2*
22/1/10 10:23
日記 2022.01.10(月) 祝日
田中恭平
散文(批評...
3
22/1/10 9:24
自由律俳句 2022.01.10(月) 祝日
〃
俳句
0
22/1/10 8:08
眠ってるイザベラに思いを寄せて
ジム・プリマ...
自由詩
1*
22/1/10 6:48
Drive falcon
TAT
自由詩
3*
22/1/10 2:58
初月
soft_m...
自由詩
1
22/1/9 22:21
ウィザムたち
朧月夜
自由詩
1*
22/1/9 21:27
ヨースマルテの真実
〃
自由詩
1*
22/1/9 21:24
泥
あらい
自由詩
0
22/1/9 19:15
自由律俳句 2022.01.09(日) 夕べ
田中恭平
俳句
0
22/1/9 19:02
ふたり、からませ愛
秋葉竹
自由詩
2
22/1/9 18:48
冬 三題
黒木節子
自由詩
6
22/1/9 17:19
探り吹き
壮佑
自由詩
10*
22/1/9 14:54
まずは釘で傷をつけてから
ただのみきや
自由詩
4*
22/1/9 13:37
夜明け
はるな
自由詩
4
22/1/9 13:18
帰っていく
ひだかたけし
自由詩
9*
22/1/9 13:04
或いはもう捕らえられているのかもしれない
末下りょう
自由詩
0*
22/1/9 9:47
巨像
〃
自由詩
2*
22/1/9 9:45
空はすべてを受け入れてくれる
秋葉竹
自由詩
2
22/1/9 9:42
日記 2022.01.09(日)
田中恭平
散文(批評...
4
22/1/9 9:23
ジリ貧の毎日
ジム・プリマ...
散文(批評...
3*
22/1/9 8:44
あともう少し
坂本瞳子
自由詩
1*
22/1/9 8:00
自由律俳句 2022.01.09(日)
田中恭平
俳句
1
22/1/9 6:05
宝石の虫
秋葉竹
自由詩
2
22/1/8 21:53
自由律俳句 2022.01.08(土) 夕べ
田中恭平
俳句
2*
22/1/8 18:03
戦いの結末(四)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/8 18:02
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
加筆訂正:
まずは釘で傷をつけてから
/
ただのみきや
[22/1/9 17:45]
修正
3.8sec.