夕べに小雨、
待ち人あらわれず
肉は冷え切り
床に伏し
深い眠りに
底は抜け
聖なる宇宙の
内よりぽっかり
今宵限りと
銀河をわたり
輝く恒星のうた
耳澄まし ...
元気には
少し遠くて
寂しさとは
距離を置いた
前にも
後ろにも
道はあるのに
ここはどこなんだろう
穴の空いた下着でも
歩ける場所なのかな
本当は不安で
いっぱいな ...
○「一つの言葉」
一つの言葉で傷つき
一つの言葉で励まされる
言葉は魂である
○「セルフレジ」
無人販売店の弁当を盗まれるテレビニュースが
また流れてきた
人件費節約のためにやってい ...
胃の中の血が身体中の肉に溶けていくのを感じる。
差し伸べられた手に俺は噛み付いた。
噛みちぎられた指を俺はかまずに呑み込む。
指は食道に引っかかって、俺はひどい痛みを感じる。 ...
最終便の窓に
輪郭をすて
崩れる夜をみつめ
泡だつ雲に
色をさがす音が
ビルの光にあつまる
Y字路で仔犬が
左右に別れたり
黒板に隠れた
誰かが消されるたび
触れたい、これ ...
朝に雨、やみ
空気、冷気を孕み
熱持つ体、気だるい一歩
人々は駅へと集積し
多淫な花々は身を隠し
岬の断崖に打ち寄せる高波、
泡立つ潮の激したうねり、
通勤快速内の無言の厚化 ...
長考す棋士の顔して編むメニュー
取って食う蛇の顔して見る5ちゃん
詰みました? 思いつつなお探す奇手
ウケている。多様性これ多用せい
こだわりの加味のみそ汁、狂気あり
...
ネオン管に伐りまかれ
純粋にとり込まれた艀や汀
ほんとうには離れるつもりないんでしょ
こころから落ちてくゆるひらの
退屈さ
におい感じた
猫のように
丁寧にたたもうと
手荒くまるめ ...
愛はこわくなる
ぬいぐるみはいいものだから
人の手によるなぐさめ
こころをうばわない
あまく昏いひとみの理想
ここのことばをそこなうって
とおざけられても
しらぬ間にそだつ 雲みたい ...
水曜日の頬肉を柔らかく仕立てるには、鉄条網も注射針もコンポストにもどこにもつながらない、
濡れ落ち葉だけが氾がる、オモチャの兵隊だけど、/畳縁より注意してみる。深夜に及ぶ偏頭痛、
モンスターの危機 ...
黒い鳥を探してるんだ
みんなが見たっていうから
どこを探しても
残りがみたいなものばかりで
ひょっとしたら
そんな鳥なんていなかったんじゃないかと
思ったりもし ...
引き
裂
かれた
路傍の草
むっとする湿気
雨 アメリア アメリカナイズ
憂鬱な空は
したり顔した無意味の羅列
その重苦しい隙間から
ぽっかりと
浸出しはじめた
ひとつの ...
雨が
少しばかり
降った夕、
庭の裏手から
ぬっと現れる
太陽、
凝視する
私を笑う
海、
青に黄金に
風は吹き
こんな寒い日には
古いカフェに行って
温かなアイリッシュコーヒーを飲みたいな
店で流れているのはジャズで
可愛い制服を着た
アルバイトの女の子がいて
その子が温かなアイリッシュコーヒーを
...
おまえと向き合い 対峙する
玄明をおもえ
機械ではない というなら
暁のはじまり 風のない
すべてを包みこむ 巨大な闇空
十二月 ひとつの満月
裸足のまま突っ立っていた
...
何か 詩(うた)は ないのか
さびしくて せつなくて むなしくて
ならんのだ
たましいの 飢えを 満たす
詩(うた)は ないのか
どこにも ないのか
詩(う ...
雑木林の木々から
ひらひらはらはら
葉が舞い落ちる
もう次から次に
舞い落ちる
病院からの帰り道、
バス停に立つ
僕の頭上を
ひらひらはらはら
黄色い群れ、高曇りの空
...
スーパーの広場で夜市行われ子供喜ぶイベントもある
中心街離れた場所に次々とショッピングモール最初だけ混む
お洒落な海岸通り良い風が絶えず吹き抜け居心地がいい
昨日まで暑かったのに急激 ...
記憶を思っている
遠い昔の 景色に見えた
その 見知らぬ国のテーブル席で
通り過ぎる子供たちの姿の前で
僕はちり紙を取り出していた
鼻をかむわけでもなく そして
かむべきちり紙を置いたまま ...
水につけておいた
電気釜の内釜と玉子焼き器と茶碗を洗う
内釜の底にへばりついている
もち米を爪でかき取る
それらを石鹸で洗って
温水で洗い流す
洗い物はそこまでで一旦、止めて
部屋に ...
○「ファン」
負けた時に
応援してくれるファンこそ
真のファンだ
○「夫婦愛」
仲のよい老夫婦ほど
幸せに見えるものはない
長年の風雪に耐えた愛が
漂っている
○「滝公園」
...
ドラモリに車で出かけて
ホットドッグやら
おにぎりやら
お菓子やら
色々、買ってきて
食べ散らかした
紙巻タバコもあるし
氷入りのコーラもある
それなのに
なんか憂鬱な気分だ
...
ぬぬぬ
塗壁
宇宙の思考に
生の感触確かめて
光の閃き意味喪失
明るむ明るむ意識の地平
ぽっとイメージすっとぽっと
水晶の海に
安らいで
生の世界
宏大な開け
〇
...
成功したり
お金をもうけるより
大切なことがある
人間としてどうか
それだけだ
何を語るのか
どんな夢を持っているのか
幼い中身に釣り合わぬプライド
ご都合主義のリアルでっち上げて
半径五十センチ以内の総統
自己満足で貫き通すライフ
ライツ・ナウ
おまえはチヨットヴィシャス
勝てない喧嘩は大人の対応 ...
僕は未来のために鐘を鳴らす
何度でも何度でも
命の音がかき消えないように
願いも祈りも一緒くたに
愛の音が僕の胸から消えることはない
まだ見ぬあなたに出会いたい
あの星まで届いて
僕の音 ...
二〇二二年八月一日 「海東セラさん」
あしたは高木精神科医院に行く日だ。
ワールズ・ベスト1965『時のはざま』5作目は、ウィリアム・F・テンプルの「時のはざま」ゴッホのいる時代にタ ...
(束の間のみじかい停車時間
(眠りというひとり無人の駅で
(いつも見るのは 過去の人たちのまぼろし まぼろし
社会から
宇宙(そら)へと飛び立つ
乗り継ぎの銀河鉄道へとこのまま一気に ...
堕とされて
涙もかってにこぼれちゃう
《純の道》は遠くて険しい
悲しみの
数だけいつかはしあわせに
なるという嘘、だけ、信じるわ。
《純》がまっすぐに
立 ...
薄暮に滲んでいく
空の色、哀しいね
今日、無限の空の青
透き通り
たゆたいながら
のがれていく
あおくすきとおるそら
なにかがいる
さっきからさかんに
よぶこえは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
待ち人
ひだかたけし
自由詩
4
22/11/30 19:43
大丈夫
ミナト 螢
自由詩
0
22/11/30 18:29
独り言11.30
zenyam...
自由詩
2*
22/11/30 17:53
柔らかな硝子
暗合
自由詩
1
22/11/30 15:08
窓
soft_m...
自由詩
1
22/11/30 13:09
通勤快速
ひだかたけし
自由詩
3*
22/11/30 11:29
ひまだむ
りゅうさん
川柳
0
22/11/30 3:37
猫のように
soft_m...
自由詩
2
22/11/29 21:54
ぬいぐるみ
〃
自由詩
0
22/11/29 21:47
綾錦とするための朽葉
あらい
自由詩
0
22/11/29 21:24
ロックバンドに献上したい
うし
自由詩
1
22/11/29 20:11
道標
Giovan...
自由詩
2*
22/11/29 19:09
宇宙の秒針
ひだかたけし
自由詩
5*
22/11/29 18:20
「詩的な夢想」
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/11/29 15:27
玄明
湯 煙
自由詩
2*
22/11/29 12:46
詩(うた)は ないのか
ダンテ カフ...
自由詩
1
22/11/29 12:14
ひらひら はらはら
ひだかたけし
自由詩
4*
22/11/29 11:28
戸惑う
夏川ゆう
短歌
1
22/11/29 5:26
白い思い出
番田
自由詩
1
22/11/29 1:03
「俺の家のゆうげ」
ジム・プリマ...
自由詩
3*
22/11/28 18:59
独り言11.27
zenyam...
自由詩
1*
22/11/28 18:24
「初冬の夕暮れ」
ジム・プリマ...
自由詩
2*
22/11/28 16:57
ヌリカベ
ひだかたけし
自由詩
4*
22/11/28 16:30
_
渡辺亘
自由詩
0
22/11/28 16:08
チョットヴィシャス
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/11/28 13:20
命と愛と僕の音
かんな
自由詩
0
22/11/28 8:12
詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
22/11/28 0:03
タイムマシーンにお願い(光速の彗星より)
本田憲嵩
自由詩
4
22/11/27 22:03
全開、純式ッ!
秋葉竹
自由詩
0
22/11/27 21:15
世界の此処にて
ひだかたけし
自由詩
3
22/11/27 20:44
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
加筆訂正:
「罪と罰」その読書感想から
/
ただのみきや
[22/11/29 14:14]
修正
3.79sec.