元旦。白い息。噛み砕く雲。
レコード台の上で回るレコードを
いつか止まるメリーゴーランドのように
うっとりと眺めていた午後に降り積もる
粉雪のダンスを君と見ていた気がする。
詩人さんが仕事するなら公認道化師はどうかな?
使用する言葉の固定枠は何もありませんし、嘘
をいっぱいついてもいいのです。肩もみぐらい
(為政者の)あるかもしれませんがぁ諜報活動あ
ha ...
元旦 寝たり起きたり忙しい
お元日からとなりのこどもが泣いている
初夢は明日かなと蒲団をなおす
妻未だもどらず、日向ぼこ
ありがたく新年の陽を受ける
食べるもの ...
青空が広がり
底無しの彼方が口を開く
眩暈する、
シンギュラリティが地平に
(ああ、右手の老婆と左手の子供
ハンドルをどちらかに切らなければならないとしたら?)
海百合が揺れ
...
一緒に過ごした日のこと
もう絵にはならないから
空へ返す時が来た
水色の風で包まれた
泣き顔ひとつ
元に戻せずに
魔法の中で
目を閉じたかった
僕たちは
違う方向に扉を作 ...
福島県の郡山市に
「青い窓」という児童詩誌がある
半世紀を超えて続く誌面には
児童の純粋な想いと願いがある
僕らも子どもの頃
青い窓から空を見上げていた
詩は創作の核であり
それに足 ...
2022年の元旦
いつものように
「今年の目標」を書いた
11項目書いた
書いて壁にはった
年を取っても
目標は大事だ
世の中いろいろ騒がしいが
結局は置かれた状況の中で
どう生きる ...
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた
何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ...
ワンワンと走る一月一日に
ドーナッツ どうなったって 遠い夏
ドレミは逸らし 奴隷の身はソラらしい
文末の先で生まれる未来の木
クールラントとレ・スペラスとは、幾度も戦を交えたことがある。
レ・スペラスとは、オーク(巨人族)の支配する軍事国家である。
レ・スペラスはクールラントの北東に位置している。
しかし、魔法素子を始 ...
祭司クーラスには譲れない野望があった。
それは、クールラント一の魔導士になるということである。
しかし、それを邪魔するものがあった。エインスベルである。
祭司クーラスは彼女に嫉妬し、彼女を恐れた ...
魔法石とは、魔法素子を集めた結晶のことだ。
この魔法石がなければ、人々は魔法を使うことが出来ない。
今は科学が廃れ、人々はもっぱら魔法を駆使して生活している。
ほんの小さな子供でさえも、火を起こ ...
お正月だけどまだトンネル抜けずに
馬ッ鹿みたいになやんでいる
生きることにさえもはや真剣に悩んでいる
忘れられない鼓動を感じる心臓を持って
忘れられない夜をいつまでも覚えていて ...
1990年
三歳のコンスタンチン君が
サハリンから北海道に来て
火傷の治療をしたことが
大々的なニュースになっていた当時
実は同じ頃に
精神病院に思春期の女性が
サハリンから
治療 ...
全てを覆い尽くすほどの光がさすとき
私の影は私自身にほかならない
落書きの女は次々に書き足されてなお
靴がなかった
迷子の光が
真夜中に閉じ込められたとき、
公園の街灯がそれをほお張っ ...
視界の先
点滅する赤信号
落ちていく雨粒たちが光る
黒い道路に飛沫が跳ね
倒れ無残に横たわる傘
ライトに無言の姿を晒す
タイヤは容赦なく泥を投げ
道路の闇へと消えていく
も ...
「もうない」とつぶやく誰かがいないので「ない」がどこにもまだなかった日
十億年、と言わず千年くらいでも離れて見れば消えてなくなる
視点だけならどこまでも行けるので私が見えなくなるま ...
ひとつしか照らさない灯りを手に持って
人通りの途絶えた通りを歩いている
日にちの変化や、年号の変化
様々な冠が世界を駆け巡るけれど
実際のところ、それはただの節目に過ぎなくて
ひとつしか ...
書棚の肥やしになっていた15年前の文庫の小説を
読み返して
僕は変わってしまったのか
正確に言うならば
僕は老いてしまった、これからも失くしてしまっていくのか
そうやって氷の気分になって
...
音程のない記憶
短い温度を重ねて、夜は
こんなにも深く、洗われた
斜度の、
おぼろげな周期の指は害意だと思う
なにもかも透明な世界のことだった
AとBの色のない ...
自称詩人の管に
空気を送り込んで
殺害しようとしたが
空気を送り込み過ぎて
血管が
風船のように膨れ上がり
そのまま風船おじさんになって
飛んでいってしまいました
年忘れとはよく言 ...
○○はデリヘル界の黒船だ
騙してなんぼ、が常識だった業界で、
逆張りで殴り込んできたのである
僕の最後の(ってなんども言ってるような、でもいいんだ)炎は燃え上がる
あんな子や
こんな子
あ ...
洗面所で顔を洗って
何度も
口を嗽いでた児玉が
「オレ、梅毒になんかなりたくねぇよ。
まだ女も知らない童貞なのに。」
トロミを付けたおつゆも
刻んだオカズも
お粥に混ぜ混ぜにして ...
まぼろし
まるい
地球の影におおわれ
冬を
むかえた空から
宇宙がよく見えた
黒い雲のすき間から
着陸灯をかかえた旅客機が
旋回しながら
渡り鳥を
一羽
また一 ...
雪の降る
私鉄のホームで
自称詩人の死に方について
考えている
自称詩人だけが苦しんで
苦しんで、苦しんで
苦しみ抜いて
他の一切の人が
誰も嫌な思いをしない
死に方────
ビー ...
今日は後払い通販で買ったコーラがあるので
砂糖入りのインスタントコーヒーと
氷入りのコーラを交互に飲んでいる
昨日、買った紙巻タバコのシケモクに
火をつけて紫の煙を吸い込む
荒れ果てた部屋は ...
ちいさくひかる無数の燐、
むねいっぱいの芳春と川を獲る
疎開地へ
朝餉のほど縊る、
人目ごまかし、
あちこち故郷に散る、
おしなべて
物の凹凸、
広い野原の中央に、静か ...
少しの埃が気になって拭き取ると
さらに向こうの埃も気になって
通路の埃も
隣の部屋の埃も
普段開けることのない襖を開けては
その奥の埃も気になって
普段は目を瞑ってしまう窓の桟や
箪笥の ...
年が変わる、と云うことに怖れだってあって
気が急ぐ年の瀬はよく御茶を飲む
急いでしかたない日向歩いてゆく
ひとり年をこすことになり咳きこんだ
妻の化粧品の埃ぬぐっている
...
嘘が本当を含んでいた
感情論に任せた自らを責めても
雪は降り積もる
白い世界に
雑言ぽつり
(この雪が根雪になればいいのに)
嘘に蓋をして
忘れた頃に芽吹く
泥にまみれ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メリーゴーランド
杏っ子
自由詩
3
22/1/1 18:01
Are you willing to assist on a ...
足立らどみ
自由詩
4+*
22/1/1 15:21
自由律俳句 2022.01.01(土)
田中恭平
俳句
1
22/1/1 14:39
謹賀新年、おめでとう(一つの見取り図)
ひだかたけし
自由詩
10*
22/1/1 14:29
change
ミナト 螢
自由詩
1
22/1/1 13:59
青い窓から見えた雲
イオン
自由詩
3*
22/1/1 13:45
元旦
ホカチャン
自由詩
1*
22/1/1 12:26
星 座
塔野夏子
自由詩
19*
22/1/1 11:23
一月一日
水宮うみ
川柳
3*
22/1/1 10:30
レ・スペラスとの戦い(一)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/1 9:49
祭司クーラスの野望
〃
自由詩
1*
22/1/1 9:48
魔法石
〃
自由詩
2*
22/1/1 9:47
初詣で
秋葉竹
自由詩
1
22/1/1 8:56
通訳士のキムさんのこと
板谷みきょう
自由詩
3*
22/1/1 4:16
喫水線
茶殻
自由詩
1
22/1/1 1:53
傘
宣井龍人
自由詩
6*
22/1/1 0:20
「ない」 五首
いる
短歌
1
21/12/31 23:53
ひとつしか照らさない灯りを手に持って
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
21/12/31 23:21
ルコに宛てて
茶殻
自由詩
0
21/12/31 23:01
sway
ねことら
自由詩
1
21/12/31 22:01
円広志
花形新次
自由詩
2
21/12/31 21:03
年の瀬2021
はだいろ
自由詩
1
21/12/31 20:55
「看護は母性です。」
板谷みきょう
自由詩
1*
21/12/31 19:48
まぼろし
soft_m...
自由詩
3*
21/12/31 15:34
自称詩書く暇があったら首括れ
花形新次
自由詩
1
21/12/31 13:46
「騙されてはいけない、真実を見ろ。」
ジム・プリマ...
自由詩
3*
21/12/31 13:20
解体品
あらい
自由詩
0
21/12/31 12:06
埃
坂本瞳子
自由詩
1*
21/12/31 11:00
自由律俳句 2021.12.31(金)
田中恭平
俳句
1
21/12/31 10:04
根雪
TwoRiv...
自由詩
9*
21/12/30 23:46
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
5.09sec.