病み患う少年の
皮膚の裂け目から
沸き溢れる膿、
「うう臭いなあ」と言いながら
自らの口にて吸い取る

白い少女、

想い出す。

あの娘は少女のまま沼に沈んだ
あの娘はその白い ...
都市は病んでいる
と書いて見せ
私達は辛苦の最中にある
と言って聞かせ

日常に埋没したなにか
を探しては
月夜の喧騒と静寂の間
をさまよって

どれだけ尽くしても
どれだけ時間 ...
悲しい夢から すこしだけ引きちぎって
明日の夢に混ぜこんだ

切ないメロディーそのままに
きみはただ 涙に濡れて


差しだされた傘
背を向けて入る
傘は渡されて
僕と入れ替わ ...
   ✴︎サルルンカムイ

 丹頂鶴って、アイヌの人たち神様て呼んできたんやね。
 湿原の神!高貴やんなぁ。

 池を模った浅いプールで一羽が まかれて有る小魚を 
 黒い足先添えながら長 ...
クラブで踊りたい
度数の高いアルコールあおって
熱すぎる台詞を くれりゃもうしあわせ
わたしは肌をやわく見せる
誘っているの 誘ってないの
それくらいで見逃して 今夜
私のほうがそこま ...
僕だって箱入り息子でしたのに

自戒もない改悛もなく慈悲もない

弱き者、汝の名ばかり女なり

生前に言えない君はまた屈す

偶像は人に被せし幻想を
私は何者でもない大人から
どこにでもいる大人に
成長したよ
初めて触れた彼女の素足は
子供のように小さくて
すべすべとしてなめらかで
指が六本あったけれど
幸せを運んでくるための
六本目なんだと
そう言ってくれた彼女の笑顔が
愛らしいことこの上な ...
閉じかけた本の中に、切れ切れのラジオの電波に、街路にこだまする無数の生業の中に、隠れている、隠れている、引き攣った神経の残響に、レールを軋ませる列車の速度計に―伝令は駆け巡る、宛先も無いのに、沢山 ... トラクターについてくる

テクテクたくさんついてくる

イモムシくわえて

ムクドリ真顔

真顔で忙し

本気の焼肉バイキング
不可解に捻れた獣道を作り出した、薔薇線の手招き
青々とした雜葬の絨毯を噛みしめ、これら花瓶のお囃子

夢見るピエロだ
裸足の花園だ 
中空廃園だ

ぼぉたちの綿毛ら 黄昏時の川の流れに。 ...
人々、生活の人生の速度 生きていく
此処に一つ、秘められた生 在るにもかかわらず

人々、生活の人生の速度に 費やしていく
此処に一つ 秘められた生活 在るのに気付かず

相克の一瞬、葛藤 ...
町の外れに歩道橋ができた
町道の行き止まりのあたりで
民家はほとんどなく
小さい子供がいる地域でもない
町長の公約だから
それだけでできた歩道橋だった
町長は毎朝早くから
歩道橋の掃除を ...
斜光が
千年(ちとせ)の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

やっと夕暮れ、

道端に座り
さっきまでずっと
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に ...
幻想が消えていく

私の人生を彩っていた 夢の中の人々

私のために 私が作った 私の家族たち

さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる

私は泣きながら立っていた



窓 ...
時を隔てて人は変わる
人が変わると街が変わる
街が変わると想いは募る

変わるのは人の心なのかそれとも街なのか
思い出は深く胸に刻まれ
けれども風景は変わっていく

思い出してごらん
...
自由詩の「枠」に苦しんでいるから
定型詩ほどわかり易くないからこそ
常にとらわれている型に苦しむから

詩人は毎日を自由に生きることができる

と、思っただけのことを書いてみた
響きの世界で
すべて直観する
透明な呪いの声、
定着した意味突き破り
生の死の恐怖の向こう岸、
ひたすら哄笑し新たな扉開ける

日々の快楽に安逸に忙しさに溺れる人々
透明な呪いの声、
...
島々が海の表情和らげるただ青いだけではない多島美

あの歌を聴けばあの頃蘇る匂いも風も空気に混ざる

コーヒーの苦味はいつも大人びて経済誌よみ頭が痛い

ベトナムの中部に出来たリゾート地新 ...
その澄んだ表面は
世界は 翠の侵蝕 または神域
一冊を綴じた、現実から外れていくそのものが
解いたセーターよりあおぞら、
扉が閉まり身だけを残して   
フルーツパフェより魅力的でなけれ ...
繰り返す日々の中、

一点眼差すおまえの瞳

何処にも属さず全てに属し

新しい街にて新しい仕事 始める
 {ルビ十重奏=デクテット}な鈴虫の競い鳴きに
 飲んだアイスコーヒーのグラスもそのまま微睡む 
 日暮れ前

 曇りならば昼間でも鳴く
 それは{ルビ八重奏=オクテット}から{ルビ七重奏= ...
好みの女優の舞台の相方を見て
美男過ぎて僕の入る余地はないと思う
終了

学校での校則から叩き込まれるのは
重要なのは地頭ではなく
理不尽でも従わねばならぬルールなのだ
ということを知る ...
黒いズボンに白いシャツ
僕はパンダぽくなれたと思う
のに のだが 
誰もわかってくれない

シュッとして見えるせいかなって
足を上げて見せたら
足が短いってびっくりされた

びっくり ...
 クラスメートのMさんは
 その日も
 大学生の彼氏の自慢話ばかりする
 そんな彼女と近頃
 廊下でたまにツーショットだったS君とが中庭で二人
 待ち合わせて下校する姿を見てしまう

  ...
いくたびも ここに来て
温める 心はいつも

君を想う 魂くらり
ゆらり 揺れて

ああ  また
この感じ
溢れちゃうわ
心から

拾ってよ それ
アタシの
まだ 見ちゃ ...
何に意味を持たせよう
何に意志を抱かせよう

熱をおびた心は
その手を待ってる

心が訴える 在り処を
受けとめよう 心ごと

刻みこめば 愛が見える
夜になれば 星になって・・・ ...
夢で逢えたら
今度はいつ逢える?
目が覚めた時
また逢えたらいいね
○「適応力」
人間の一番の能力は
適応力だろう
人間はどんな状況にあろうと
適応しようとする
戦争時でも災害時でも重い病でも
適応しようとする
この適応力があるからこそ
人類はいくつも ...
もう もどっては こないよって

あいつは いった

ぼくのことなんか ほっといてよって

あいつは いった

ツチノコ ツチンコ シタリガオ

また どこかで会えるって? ハ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いきかた(改訂)ひだかたけし自由詩2*23/5/17 16:30
それからヌヌヌ自由詩123/5/17 16:25
SOSがきこえない 2013年10月11日 ㈮の作品  20 ...ルルカ自由詩023/5/17 9:44
At The Zoo ①リリー自由詩2*23/5/17 9:01
即決して 2013年9月9日のもの  2023年5月17日発 ...ルルカ自由詩123/5/17 7:43
落花流水りゅうさん川柳2*23/5/17 6:46
変わらない成長リィ自由詩1*23/5/17 6:08
六本目坂本瞳子自由詩3*23/5/16 23:20
照準鏡の軋む声をホロウ・シカ...自由詩0*23/5/16 22:14
ムクドリ日朗歩野自由詩1*23/5/16 21:07
pupaあらい自由詩123/5/16 21:02
シャウトひだかたけし自由詩223/5/16 19:14
歩道橋のはなしたもつ自由詩223/5/16 17:47
道端の神様(改訂)ひだかたけし自由詩523/5/16 16:23
さよならも言わず短角牛自由詩8*23/5/16 1:13
雑踏にて久遠恭子自由詩323/5/15 23:42
詩人は自由なんだ足立らどみ自由詩4*23/5/15 23:06
言葉ひだかたけし自由詩1*23/5/15 18:36
コーヒー夏川ゆう自由詩323/5/15 17:51
煙突と風窓あらい自由詩123/5/15 17:37
ひだかたけし自由詩3*23/5/15 16:34
アンサンブルリリー自由詩7*23/5/15 15:28
酔いどれ船りゅうさん自由詩5+*23/5/15 14:39
なりたい自分になる日朗歩野自由詩4*23/5/15 12:53
ある星リリー自由詩3*23/5/15 9:30
次の恋への引きね  2013年9月9日頃のもの  2023年 ...ルルカ自由詩0*23/5/15 7:52
輝きが降りてきた 2013年9月9日頃のもの 2023年5月 ...自由詩2*23/5/15 7:31
もう一度リィ自由詩023/5/15 7:14
独り言5.15zenyam...自由詩3*23/5/15 7:04
ツチノコ ツチンコ シタリガオ。田中宏輔自由詩12*23/5/15 0:46

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加筆訂正:
あかいふうせん/本田憲嵩[23/5/17 15:15]
修正。
ムクドリ/日朗歩野[23/5/17 8:01]
最後の1行修正いたしました。
酔いどれ船/りゅうさん[23/5/15 15:10]
自頭→地頭に訂正
生死の花束/ただのみきや[23/5/15 8:47]
修正
7.45sec.