紫軍は勝てなかった
水色の汗を吸い終わり
またからからに乾き切ったグラウンドで
キミのバトンはキリキリと舞い
ボクはハードルの決勝で転倒した
ふたりのうちどちらかでも完走出来ていたなら
...
密林にようこそ
ラジオが歌ってる
モールス信号に訳したら
またすこし世界が近づく
そう思おうと決めた
薄い砂の膜に包まれて
ゆびを十字に重ねて覗く
あれを撃てと
撃って羽ばたく
...
彼女は誰かが楽しんでると
もう、辛抱ができない
あれって何が楽しいかわかんないの!
コップを叩きつけて
ミルクのこぼれたテーブルにも悪態をつく
”なんだか毒みたい”
彼氏は上の空で ...
うすぐもり
ベランダから
なにを見ているんだろう
虫
鳥
雲
それとも
窓
ひとだけに
不自由がはびこる
気づくと
いつ死んだかわからない
カタツムリの
はりつめたよ ...
騒々しい想像小僧と象襲う 創造心を掃除しようと
シーソーの思想 小象と僧のゾーン 深層心理早々に沿う
暗く湿った歩道
街灯の灯りに照らされて
所在無げな影が時折長く伸びる
ゴム底の足音は小さく
重さを感じさせない
薄暗い公園の前で
ほんの少し立ち止まる
何かが気になったのか
そ ...
傾いた沈黙を落下していた
喉が黒くなるまで回りながら
部屋と丘を繋ぐのはひかりの澱
落ち葉の形をした唇が震えながら捕まえる
どんな苦労を積んでここまで無口になったのか
愛する人との別れを ...
見上げてる、言い訳よりも高いビル
空が似合えばいいのにせめて
カップ持つ見慣れた仕草、指先の
とまり木だった、旅立ちだった
少しだけ、ほんの少しだけ九月から
淋しい風が吹くは ...
罪の震える夜でした
街はしじまでその路地に
猫がみゃぁ〜と泣きました
星も降らない秋の鈴
どこで鳴るのか胸の奥
今夜こんなに光る月
罪は震えて紅葉色
...
一番初めに考えるのは
パイずりのことなんだけれど
それと言うのもね
昔、友達(新郎)が結婚式の
二次会の終わりに
「今日から毎日パイずり出来るぞー!」
って叫んでいたのが
とても印象に残 ...
貧乳に涙一筋秋を待つ
貧乳に衝撃受けて浜日傘
理由もなく
ただ休みたい
生活の音を
聞きながら
ゆっくりと
過ごしたい
パジャマのままで
目玉焼きを作るから
僕の代わりに
世界を見て来て
薄っぺらいパンに
寂 ...
腰の曲がったおばあさんは
下から世界を見上げます
澄んだ眼で街行く人を見つめます
そしてひとりゆっくり歩を進めます
生きる静かな執念です
腰の曲がったおばあさんは
昼間ヘルパーさんに家 ...
キッチンの茶色いテーブルの下を
小川が流れます 黒い水
ちょっとおかずをね
落としたから
(母さんの作ってくれた
お煮物のほぐしたの)
足元に小さな魚が集まって
たいへんです
箸で掬 ...
陽だまりに七つの罪と添い寝して
このうちどれが私を救う?
何度でも好きだと言える友だちの
後ろカーテンゆらゆら揺れて
口癖も忘れて次は中指で
眼鏡を直す角度を消して
空っぽの容 ...
いきすぎて
過去を忘れた
老いたせんにん
初動は
小脳にすら
届かぬまえか
カニカマを
メカニカル間に
引き裂かれたと
訴える
ノアの方舟
からの伝言
事実は覆うべくもない
寄り添う人の穢れのない
後ろ姿
また急に
無条件で嘘だと思ったら
むしばまれる右も左も
シとかして
イトでむすぶひとへ
マドのところへ
なにかおおきな記憶など、 ...
糸で吊るされている
そうして自分の涙も拭えない
そんな大人になってしまった
操り人形にしようとする者なんて
最初からいなかった
貴女も
自分の足で歩くのは
こんなにも楽で
こん ...
うすい殻は
かなしみを透過して
だれかのために
破れようとしている
壊れながら
守ろうとする
消えることで
在ろうとする
正しくないと 知りながら
知ることで 許されよう ...
二足歩行者にはない美的側面が 視界のすみを唐突にふちどると
信号まちから一転して青に旅だち 横断歩道へと車輪をころがす
ハンドルを握る停止の瞳を 優雅な回転にまきこみながら
視界の赤道をなぞる太 ...
昨日とは思いたくない風もあり
時限爆弾、歯ブラシの横
民の息、草木の息に猫の息
23区に雪降り積もり
さよならのくせにグッバイってな顔じゃ
明日になる頃には卑怯者
...
どこかにそれがあるんだよ、きみが欲しくてたまらないときには
決まってきれいに隠れてしまうそいつ、油断大敵
見つけようなんて間違っても考えちゃいけない
探せば探すほどどこにあるのかわからな ...
限界と神経衰弱、表にし
歯の裏側で私と思う
網棚に手を伸ばしつつ「Hello」の字
哀しくシャツが揺れて揺らいで
万華鏡、回す手を止め虹の果て
声を失くした神様になる
...
遠く
激しい雨が降りしきる夜、
官能の感覚の快楽を味わい
性愛も死の願望も体験し尽くし
肉の充足の限界に至って
虚無が虚脱が私の魂を痛打する
遠く
痛みの雨が降りしきる夜、
...
僕が指を差した花に
君が名前を付ける
花は揺れながら
頷いたり
首を傾げたり
調べれば分かることも
そのままにして
柔らかい君の声が
聞きたかっただけ
この道の先で
い ...
乾いた空気は異国の情緒を含む
日本のそれには湿気が含まれ
夢見ることさえ忘れそうになるけれど
現実的なことを言いたくもなる
ほんの束の間の逃避行を
澄んだ空の下で味わうことが
できるだろう ...
バナナが
バナナでなくて
何だろう
何だろう
黄色い顔して
艶やかで
人を
人間を
斜めに見ている
少し小馬鹿にしたように
鼻でふふんと笑いながら
愛嬌など微塵も見せ ...
宝石のような羊羹にフォークを入れる
思い出の栞に突き当たる
透明だった羊羹が揺らぎ始めた
深夜3時のアスファルト
波打つ海の深い色
リハで使ったスタジオの匂い
あの頃の君は君のまま ...
古窓の向こうに貼り付く蔦の葉に
監視されているようで
居心地の悪い部屋の中
しばらくは身動きもせず
ただ辺りを見回している
微かに聞こえるのは犬の遠吠え
否、渡り鳥の羽ばたきだろうか
...
あの、もと運動部特有の、「皆で同じ方を向いて同じように頑張る」みたいな考え方あるじゃない、いや考え方っていうかもうただのクセみたいな感じなんだと思うんだけど、もう思考の領域じゃないようなさ、ああい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
はつ恋
soft_m...
自由詩
0
22/9/9 4:16
いのちある限り
〃
自由詩
0
22/9/9 4:15
どっちも狂ってた
竜門勇気
自由詩
1*
22/9/9 1:12
薄い殻
七
自由詩
12*
22/9/9 1:07
soo zoo sea
水宮うみ
短歌
0
22/9/9 0:02
時が溶ける
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/9/8 22:23
ひとの こころ
soft_m...
自由詩
1
22/9/8 22:03
頑張って書いてみました。
妻咲邦香
短歌
0
22/9/8 21:02
今夜こんなに光る月
秋葉竹
自由詩
1
22/9/8 19:58
きみが貧乳でなかったら
花形新次
自由詩
0
22/9/8 19:48
梅竹せつ子「自称俳句集5」
〃
俳句
0
22/9/8 19:27
無言の朝
ミナト 螢
自由詩
0*
22/9/8 19:14
腰の曲がったおばあさん
ひだかたけし
自由詩
3*
22/9/8 18:40
キッチンの茶色いテーブルの下を
オイタル
自由詩
2*
22/9/8 15:25
もっと書いてみました。
妻咲邦香
短歌
1
22/9/8 10:01
今日の夕飯はカニカマ食べたいと伝えること(旋頭歌)
足立らどみ
伝統定型各...
2
22/9/8 8:29
アマリトヲクマデ
あらい
自由詩
0
22/9/8 7:40
_
小原あき
自由詩
1
22/9/8 5:23
透過
はるな
自由詩
2
22/9/8 1:17
車輪の美的側面
菊西 夕座
自由詩
0
22/9/8 0:59
さらに書いてみました。
妻咲邦香
短歌
0
22/9/7 23:10
欲望のピープサイト
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/9/7 22:24
短歌を書いてみました。
妻咲邦香
短歌
1
22/9/7 19:52
告白・表明
ひだかたけし
自由詩
4*
22/9/7 19:20
花唄
ミナト 螢
自由詩
0
22/9/7 18:24
ほんの小躍り
坂本瞳子
自由詩
0
22/9/7 15:33
バナナ
妻咲邦香
自由詩
0
22/9/7 8:34
羊羹
XIAO
自由詩
1
22/9/7 7:58
向こう側は
坂本瞳子
自由詩
0
22/9/7 7:06
Let's roll
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
22/9/6 23:19
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
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464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
3.5sec.