ジャミラの故郷は地球
のフランスはパリから汽車で三時間
五十歳にして
日々の生活に老け込んでしまった母と
婚礼を間近にひかえた ひとりきりの妹
湖 ...
○「他人事」
自分の身は
自分で守らないといけないのだけど
病気も事故も
自分の身に起きるまでは
他人事だ!
○「挑戦」
挑戦する機会は与えられている
僕が望めば
今年は初日の出 ...
夜の夜中に散る花は
氷のような冷たさで
涙のように儚くて
子猫のように鳴いていた
ちいさな川に落ちたとき
あっ、
とかすかに声をあげ
そしてそのまま沈むとき
...
この石がどれだけの歳月を過ごしてきたのか誰も知らない
私がどれだけの歳月を過ごしてきたのか
誰も知らないのと同じく――
誰も知らないままで時は流れて後方に追いやられ
私は体験を繰り返して石は記 ...
子供の見る世界は
活発な栗鼠のように目まぐるしくて
全てが産まれたての星星のように瑞瑞しい
けれど
その月日の流れる公転の速度は
その身体のなかにある地軸の回転は
じつは樹木の成長のように ...
ずんずんずん、
歪む脳髄かかえ
夜が更けゆく
横たわる、
私は巨大な恒星を視る
光の鼓動、
闇の胎動、
悪は善と成り
善は悪と成る
光と闇、善と悪
ひとつの均衡 安らぎ ...
ベランダに椅子を出して
登録を削除する わたしは
暗闇に見つめられて
もう何年も目にしなかったような
みじかい 朝で
あなたの頬の中
時々 何かがつぶれる音を立てた
そんな時も人 ...
十八の終わりの頃はホ|ムレスみたいに橋の下で寝ていた
ゆれる 梢があって
旋回する 翼があって
時に 空を見ていると
無性に 突き立てたくなる
動けるものを
動けなくするため
叫びたくなる 裂けるほど
ちぎられた 雲があって
焦が ...
聞こえなくても 揺れは
しずかに からだを
くすぐる
鈴の数だけ 徳をつみ
旅してきた といううわさ
お前 りりん
音に連れられ
クロスワードで
世界を助け
ファッションシ ...
月夜の晩に犬を連れて散歩に出た。
境川という神奈川と東京都の県境に流れる川の畔を歩く。
橋のたもとまで来ると何やら小さな生き物が何匹も橋の隅をぞろぞろ
動いている。アメリカザリガニだ。向こう岸に ...
小さな啄木鳥が
枝のむこうに
隠れて鳴いている
霜に白く
苔に覆われた墓石の上に
戯れる小栗鼠
韜晦する記憶のメレンゲ
青い雫
仄かに紅く冷たく
かじかんだ耳たぶに
触る
...
布団の中で
縛り付けられたように眠る
右も左も
空いているのに
真ん中が好きだ
甘えるのが苦手だから
逃げるのが嫌いだから
シーツの中心に
皺を寄せて
文字だとか
書い ...
次々と
完膚無きまで
叩き潰し
肉の断片まで踏み潰し
俺を裏切った人間ども、
無へと掻き消す
夢見した、血塗れ
悪夢、一晩延々
充満する憎悪と憤怒
右の拳だけで
殴り続け
両 ...
死なないでと言われた命
ここにある。
死なないでと言ってくれた
あなたの気持ちは
天より高い
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
もう一度だけ
手紙を渡す機会があるなら
ひかりあれ、と書くだろう
そんな資格も
余裕もないけど
だからこそ
とは言えないか
闇あるところに光が
なんていう噂ではないか
...
低い天井に音楽が響く
裸の天使の鳥籠のよう
ひりひり見開く傷口
冷凍肉のかたまりに
ガラス金属プラスチック
カラフルな鋲をボウルいっぱい
焦点を拒む視線
ただ瞳の中にゆれる灯が
焦 ...
そこに朝陽がさすころに
とても醜いできごとを
かき消したいと
希うのだ
わずかに残った悲しみを
それでもスプーンでかき混ぜて
苦いけれども我慢して
そーっと舌に
の ...
冬の月
凍った音色で泣くくせに
地上に夢を降りそそぐ
その小道には
深夜から
降りはじめていた粉雪が
うっすらうっすら残ってる
いまは止み
みあげた夜空に浮かぶ月
キラキラ ...
数多の反戦映画は
興行でしかなかったか
ウクライナ侵攻
エネルギー危機で
原発反対運動を再稼働意識が
侵食し始めたか
重なる不安が
定年を働けなくなる迄に再定義した
老後の楽し ...
○「僕は生きてきました」
僕は生きてきました
昭和平成令和と古希まで生きてきました
笑ったり泣いたりしながら
真面目に生きてきました
特に賞もなく罰もなく生きてきました
これからも普通 ...
お肉が高い
国が憎い
そうなんだ
かかってる
吊るし上げろー
もう一度敗戦
してほしい
僕
GHQ
やってあげるから
もう一度開国
してほしい
僕
黒船
やってあげ ...
ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあxxxxxxxxx
俺のせいじゃない
おれのプライドが
夢に出る
せめて自我がなければ
え
お前に
自我はないのか?
ああああああ ...
夢や希望の曲線美から形を得て
泳げもしない、音符と休符
無謀と勇気の不可視化はとても春
浮いたり沈んだり
気まぐれなお月様
見上げたり、貶めたり、目を瞑ったり
わたしたちの動力はと ...
ときどき
胸がつまるような感覚に襲われ
苦心して 小さい毛玉を吐くのです
それから少し楽になって
ソファの 昨日と同じ場所に
まるくなります
窓の外が
この頃妙に明るいと思ったら ...
ピーナッツ食い散らし
焼酎ちびちび飲んでたら
いつのまにか
肉体の熱、戻り
でも何かが変、
脳髄痺れたまま
意識、鮮明に
向かいの家の橙の灯り、点り
今夜、音楽に浸らず
自ら ...
川辺にて
女達の洗濯する
波紋が広がり
空の青に
染まる、
輪っか輪っか
ただ楽しげに眺めている、
神様が いる。
肉体の
ドクドク脈打つ
鼓動に冷え切り
迎える、
この夕べ
意識、鮮明
世界はこの白い小部屋
だけ
誰かチャイム鳴らす
チャイム鳴り続ける
なんだろう
私のなかで
何か ...
つい言ってしまう
それが口癖なのだろう
寒い冬の時期は
つい寒いと言っている
一日に何度も言っている
寒いから寒い
素直に出てくる言葉
今日は銀世界
明日はどうだろう
銀 ...
○「問題解決」
問題にぶつかったら
そのまま突き進むか
立ち止まるか
後退するかである
僕はこの頃は
後退することが多くなった
水が低い方へ流れるように
○「セクハラ」
介護施設 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジャミラ(ウルトラマン)
角田寿星
自由詩
2*
22/12/18 10:36
独り言12.18
zenyam...
自由詩
0*
22/12/18 7:08
夜の夜中に散る花は
秋葉竹
自由詩
0
22/12/18 6:15
石の歳月
岡部淳太郎
自由詩
5
22/12/18 0:23
栗鼠の惑星より
本田憲嵩
自由詩
7
22/12/17 23:53
夜更けの安らぎ
ひだかたけし
自由詩
3
22/12/17 22:54
ひかり
soft_m...
自由詩
2
22/12/17 21:32
十八の
TAT
短歌
0
22/12/17 20:37
そら
soft_m...
自由詩
2
22/12/17 20:32
母の手あそび
〃
自由詩
1
22/12/17 20:25
月夜の晩に
shura
散文(批評...
1
22/12/17 20:12
冬のレモン
〃
自由詩
4
22/12/17 20:04
シングルベッド
ミナト 螢
自由詩
0
22/12/17 17:57
邪悪なるもの
ひだかたけし
自由詩
3*
22/12/17 17:46
※五行歌「死なないで」※改稿版
こしごえ
自由詩
3*
22/12/17 16:05
ひかりの手紙
やまうちあつ...
自由詩
1
22/12/17 15:00
すべてはじめから
ただのみきや
自由詩
2*
22/12/17 14:23
夢のうた
秋葉竹
自由詩
0
22/12/17 13:54
聖夜に夢よ降りそそげ
〃
自由詩
1
22/12/17 10:32
2022年出発侵攻
イオン
自由詩
1*
22/12/17 10:23
独り言12.17
zenyam...
自由詩
2*
22/12/17 7:02
悲観五首
りゅうさん
自由詩
3
22/12/17 5:53
嗚呼
えこ
自由詩
0
22/12/17 5:19
タイドプール
あらい
自由詩
1
22/12/17 0:34
薄明
Lucy
自由詩
11
22/12/16 20:21
瞬間の裂け目に、澄む。(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3*
22/12/16 20:14
神様が いる
〃
自由詩
4*
22/12/16 18:42
五行歌、この夕べ
〃
自由詩
3
22/12/16 17:33
冬の口癖
夏川ゆう
自由詩
3
22/12/16 12:30
独り言12.16
zenyam...
自由詩
1*
22/12/16 9:46
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
6.19sec.