流れ星のように
想いに、
ことばが降ってくる
それを書き留めようと
ことばを反復する
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ‥‥
――ちがう、
そんなことばじゃない
もっと赤く ...
社会的自立とは
人に頼らないで生きていくということではなく
「助けたり助けられたり」しながら
生きていくということであろう
つまり支え合って生きていくということである
自分だけ良ければとか
...
名を知らぬ
野辺に寄り添う
花ふたつ
凪いでも鳴かぬ
やがて泣きぬる
告げるもの
聞こえぬふりの
母の手の
彼岸の先の
蒲の穂の
しとりしとりの
虹の向こうの ...
「廃墟/光」
その人は
十月の淡い光がこぼれている
窓際に立っていた
下生えを啄む鳥たちが
驟雨の後に立ち去った庭で
透過性の
グラン・ジュテ
軽々と
その人は
超えてゆく ...
上辺1下辺2の台形がある
XからYに行くためには
台形を通過しなければならない
クラスメートは、
みんな上辺を選択して
ぼくは下辺を選んだ
ぼくは30年かけて
Yにたどり着いた
...
起きたらいつもの天井でした
妻を起こさぬよう朝のあれやこれや
暖房つけるか迷う 着替えおえて
雑事終えてペンを握る
死ねば終わりの 死なないでいる
さりとてすること ...
(どうせ、あたしは、毒毒しいのでね……)
咲かないと身を縮めている彼岸花
(いまはテレビの中くらいでしか、みないから)
あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ
(しとし ...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
でも わたしたちは
見たかった
泡の果て
像の裏
種子のはじける刹那
言葉も 体も
役目を終える
意味も理由もなく
世界がやって来る
やって来て 去っていく
必然の ...
水を打ったように静まり返るとは、このような時に言うのだろうか。私はひどく硬直するのを感じた。ここは病院である。
私はこれからコロナワクチンというものを体の中に入れるのである。率直に不安。十字架を忘 ...
殺しに行く
戦闘機の航跡雲が
──とても美しい
朝の、晴れた空に
罪はない
美に関係性はない
あるのは
自分でも分からない
シンプルな
本当にシンプルな
感覚だけなのだ
「叔母上、貴女はこれから幽閉の身となるのです」
エインスベルは、ミーガンテの結界を解きながら言った。
「それだけは……、耐えられない」そのミーガンテの言葉に、
「母はそれに耐え抜いてきたのです」 ...
「エインスベル、なぜ我が味方とはなってはくれぬのか?」
「奴隷としてわたしを売りに出した、貴女が言うことではないでしょう」
「すべてはオスファハンがいけなかったのだ。彼も殺しておくべきだった」
...
黒髪の少女の瞳が真っ直ぐに語るチカラに慰安のほろほろ
エーテルをその目でみたという電波ちゃんと強めに信じていますよ
しんしんと雪の子の名をささやいて二月の夜空は星浮くみ ...
薄日の差し込む朝に
解放する、
深い夢から目覚めて
根無しの不安と歓喜を
うっとりと溶けていきながら
うっすらと薄い膜を張りながら
句を書き落とす日々より一旦離れる
句作やめて朝の時間を大切にする
句作やめて夜の時間を大切にする
句作やめて妻との時間を大切にする
句作やめて独りの時間を大切にする
...
もしも死者が定型ならば、
生者は不定形ということなのか
水に浸かった流木が沖に着くとき
ぼくのなかに存った永遠という辞がすべて、
駅という一語に置き換えられるのはいったいなぜ ...
来たるべき日の訪れを 縋るための妄執で うちにまぎれる
ひざまずき蕾に授けるための失念 白昼夢の天球は一部分で
カモフラージュの雨月かも。計画は順当に、
ともしびと ...
襟足に──
一滴の雨が流れる
金沢八景駅
バス停
午前八時二十分三十二秒
見ているのは
世界中で、ひとり
それは
恐ろしいことだ
鍵がない
財布もない
めがねはどこかな
ひたいの上だ
屋根がない
伴侶とはなに
価値観ということばに空まわり
焦ってなくしてばかりだよ
知らないものは伝えようがない
感じないもの ...
二〇一九年四月一日 「?」
烏丸御池の高木神経科医院に行って、睡眠誘導剤やら精神安定剤を処方してもらって、隣のビルの一階にある、みくら薬局で薬をもらったあと、いつもいく河原町のバルビル近く ...
斜めに射す陽が影を落としていた
鍵は壊してしまって、
わたし
しぬかも、あした、
閉じていく
排気口のような喉ごと
告白が流れ落ちて
そうかな そうなら
傷ついた背中に額を ...
大地から切り離されていたタマシイが
朝に新たに覚醒スル
妙な浮遊感、
冷たい大洋に浮かぶ裸木のよう
(そして耳許に残るサウンドに陶然として)
長い一日という荒野に戻っていく
全部ア ...
狂気はずっと、咆哮を循環させる、それは海のように満ちていて、激しい雨のようにいらだっている、冷たいフローリングに、架空の血液が滴る音がする、白昼夢の中だけの失血死、蒼褪めた肌は寝不足のせいだけでは ...
まざまざとした、さまざまな夢たち
九時間眠りすっきりとして朝を迎えた
脳の疲れうすれ今朝はペンを握る
まだ暗いうちよりパンを喰らう
冬も麦茶の正座しつつ飲む
五錠 ...
咲かないと身を縮めている彼岸花
あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ
寂しくてひとり国道歩いた夜
あの街を忘れられない冬の朝
自由って ...
私にとって詩は、研ぎ澄ませるものではなかった
周りで誰も描いていなかったから、やるだけで飛び抜けた
書くこと自体は好きで、たくさん書いた
随筆のように、物語のように
毎日書いた
ある ...
「エインスベル、止めよ。一緒にこの国を導いて行こうではないか」
ミーガンテは結界の中から叫ぶ。しかし、
「叔母上、無駄ですよ。もうゴーストは一体も残ってはいません。
貴女はこの国を治めることに ...
ゴーストたちは炎の魔法によって、エインスベルを攻撃してくる。
それに対して、彼女は冷気の魔法をもって応戦した。
魔力同士の戦いでは、いかに相手の攻撃を無力化するかが鍵なのである。
その一方で、ミ ...
「絵は省略なり」
という画家の言葉を聞いて
小学高学年のときからの
疑問が解けた!
もっと早くこの言葉に出あっていたらなあ!
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ことば
atsuch...
自由詩
4*
22/2/1 10:40
社会的自立とは
ホカチャン
自由詩
1*
22/2/1 10:28
いり
AB(なかほ...
自由詩
3
22/2/1 10:07
秋〜冬/短詩群
ちぇりこ。
自由詩
9
22/2/1 10:03
ぼくの30年間
足立らどみ
自由詩
5
22/2/1 8:03
自由律俳句 2022.02.01(火)
田中恭平
俳句
1
22/2/1 7:32
痛々しくも、怖じ気づいてしまったぜ、ふるさとに
秋葉竹
自由詩
1
22/2/1 5:50
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂7)
ひだかたけし
自由詩
6
22/1/31 23:14
瞬き
はるな
自由詩
4
22/1/31 22:58
ワクチン接種
幽霊
散文(批評...
1
22/1/31 22:33
感覚
花形新次
自由詩
5
22/1/31 21:56
ミーガンテ対エインスベル(八)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/31 21:53
ミーガンテ対エインスベル(七)
〃
自由詩
1*
22/1/31 21:52
いちばん綺麗な
秋葉竹
短歌
1
22/1/31 21:32
モーニング・ベル
ひだかたけし
自由詩
5
22/1/31 21:03
自由律俳句 2022.01.31(月) 夕べ
田中恭平
俳句
1
22/1/31 20:23
the beach boys strikes again
中田満帆
自由詩
7
22/1/31 19:40
手放したわけでも
あらい
自由詩
1
22/1/31 19:38
一瞬
花形新次
自由詩
3
22/1/31 19:28
なくしもの
soft_m...
自由詩
2
22/1/31 18:13
詩の日めくり 二〇一九年四月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
15*
22/1/31 15:15
pianissimo
星染
自由詩
1
22/1/31 14:17
この朝に
ひだかたけし
自由詩
5
22/1/31 12:21
カオスの中のブレス、そして永遠のグルーブ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/1/31 11:54
自由律俳句 2022.01.31(月)
田中恭平
俳句
1
22/1/31 6:07
痛々しくてもふるさとは
秋葉竹
自由詩
2
22/1/31 3:39
あの時の詩に寄せて
短角牛
自由詩
1
22/1/31 0:30
ミーガンテ対エインスベル(六)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/30 21:53
ミーガンテ対エインスベル(五)
〃
自由詩
1*
22/1/30 21:26
大疑問
ホカチャン
自由詩
1*
22/1/30 20:00
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
3.93sec.