まだ少し肌寒い今日だから
笑顔がうまくつくれないのは
緊張しているからではなくて
頬で受け取る冷たさのせいで
もう少し気持ちが上を向けば
きっと口角を上げられるって
そんな風に思って前進す ...
 エンジンをかけ今日に乗り込んでいく。表情筋を圧え、酸方向から成る光明をひとつづつ引き剥がし片付けていく。そして今今。作業効率は右から左へ乗せられるだけ満ち欠けだらけの罅を修復するよう、ちいさく折りた ... 自称詩とは
私の造語です
自称なんたらとは
通常自分が何者であるかを
指し示すのであって
自分=何者の"何者"を自称する
のです
従って自称詩人はあり得ても
自称詩 ...
すべての欲望から
逸脱し溢れてゆく声
すべての欲望を
手なずけ暖か哀しい声



言ノ葉 散らし響かせ

言葉、最初は
歌 だったんだよ

と、

音響 声に委ね証し。
...
くちびるからうなだれながら
なにかが、細かく砕かれ
くたびれた風にとばされて
不穏に小枝をゆらした
若い葉の裏側を通り
ささやきながら去っていった

あらゆる事が既にそこにあって
なま ...
カルピスを紙コップで
ほどほどに凍らせて
お風呂で
シャクシャク崩しながらたべます

北極ですー
遭難しますよー
シャクシャクシャク

流氷ですー
たいへんたいへんー
シャクシャ ...
   


まだ
緑の生い茂った頃につく花梨の実は
毎年のように
手が届かないところについていて
酒に漬けると美味しくなるとか
蜂蜜を加えたら喉の薬になるとか
はす向かいのKさんは毎 ...
とおくのびていく
声、
ういういしくかなしく

しずかさの相貌を帯び

わたしは待機し
ふるさとを想う

ふるえながらふるえながら

明日のことは
誰にもわからないから

...
どうやってそう思おうか そう思う 鏡は顔の棺と思う  今夜は生ハムのサラダで
 軽めの赤ワイン
 Cotes du Rhone を開けて乾杯といこう
 仕事をあがってから一人で
 デパ地下のデリカフロアへ出掛けてみた

 五月のゴールデンウ ...
勉強しているといいことがある、と滅多に気づかないのは
日頃、勉強をしないせいだ。

この間、アートをみて、とんちんかんなことをぐるぐるぐるぐる考え始めてしまってどん詰まることがありました。悪気は ...
熱く燃える中華鍋が激しく振られ
僕はチャーハンを待ちながら
卓上に置かれた
油まみれの醤油差しを睨みつける

それは宇宙の黒と同じで
僕の心臓の真ん中にあるものと繋がっていた
チャーハン ...
俺は一般人として
ここに参加している
自称詩人では勿論ないし
新興宗教に入れあげてもいないし
変な政治集会にも出たことはない
普通の正規雇用の労働者で
女房はずっと専業主婦だから
食うに ...
屋根裏に灯を持て行けば子猫かな 髪屋から
すきぴの匂い
小春日の
自称詩を語る己が
何者であるのか?
それが最終的に
問われるのであって
クソ自称詩になんか
何の価値もないのだよ
それが分かってないから
実生活では姑息な自称詩人として
振る舞っていな ...
アイネ・クライネ・ナハトムジーク弥生尽 イヤフォンは有線で
曲がり切れない孤独が
頭の中で渦を巻いた

長いノイズは
トイレにも流せないし
寂しい未来を想像する

ずっと信じて来た人に
感謝されたい訳じゃなくて
ただ愛さ ...
すこしだけあさく ゆるくこぼれるさむけを
ありふれた小細工を 折り紙でしたため
拭うようなテンポで 春を眩クラっている
つじつまを合わせた かぎ針を用いている
工程も比重もない、チェックメイト ...
雨が
少しばかり
降った夕、

円に閉じ込められ
濡れそぼった
喧騒の街が

内側から
破裂しそうに
なりながら

青に黄金に
風は吹き
吹き続け

一日の針を
進め ...
 高架橋の手前で母子とすれ違う
 歩道へ吹き出してくる走行車の反響音
 二車線道路が湖岸の県道まで下っていた

 すれ違った時
 赤子はカラフルな膝掛けに包まれていた
 ちょこっとだけ小首 ...
溌剌と
朝の風、
ひんやり受け
ふわり進む

陽の光に照り輝く
公園の緑、生い茂る葉に
排気ガスの白煙もんわり
車列は続く、街道の奥まで
陽の光の下歩く僕、
騒音と静かさの狭間を
...
物体や
さまざまな存在に
役目という命がある。
私の万年筆には
書くという役目の命がある



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
仕事で硬化した私は
社会に消費されて一日を終える
駅からの帰り道
我が家に近づくと
三階の角部屋に灯りがともっている
この部屋こそが妻と子の部屋
この灯りに膨大な愛が集約されている
この ...
アハッ


雨のなか、走ってきたよ

出された水をぐっと飲み込んで

プロポーズした

でもきみは

窓の外は目まぐるしく動いているから

せめてわたしたちはこのま ...
シヲカキマスシヲカキマス

ソレシカデキマセン
 
 
現実は、
当然あるものでも不可知なものでもなく

掴み取られるものだ、

知覚と思考で あるいは 直観で。

そしてその営みは続くのだ、

死ぬまで肉体滅ぶまで

その手前、かろ ...
夜の上水を歩く時に目の前の暗黒と後ろの暗黒の継ぎ目がなくなる
ごうごうごう、と発電機が鳴る場所の街灯はずっと夜のままだ
欅の大きな木が暗黒を作っていた、そうわかったのは月が見えたからだ

塾の ...
翼はあげないよ
と鳥がいった

人は進化の頂点ではないし、そもそも退化かもしれないので

と考えている間にも世の中は刻々と変化する
美味しく生きよう

昼前は肌寒かった
ごろごろしな ...
 その日の空は画用紙に、水彩絵の具の青を薄めに溶いてから
 ほんの少し白を混ぜて丁寧に塗った様な色だった。
 山裾を走る県道の側に建つ総合病院で、予約の外来診療を終えた僕は
 急な傾斜が緩やかに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
はじめの一歩坂本瞳子自由詩1*23/4/4 22:31
疎隔した生き物あらい自由詩1*23/4/4 22:28
自称詩とは花形新次自由詩523/4/4 22:11
Songs Of Surrender *ひだかたけし自由詩3*23/4/4 21:49
小枝山人自由詩2*23/4/4 20:21
カルピス北極日朗歩野自由詩5*23/4/4 20:08
夕焼けが足りない 4 (枝垂れ)AB(なかほ...自由詩6*23/4/4 17:43
帰郷(改訂)ひだかたけし自由詩6*23/4/4 17:03
鏡は顔の棺暮田真名短歌223/4/4 11:31
化粧室リリー自由詩2*23/4/4 10:06
無意識ではないことを知りたい、その背景。白書易散文(批評...123/4/4 0:41
チャーハンを待ちながらmiyaki自由詩323/4/3 23:45
俺は一般人だ花形新次自由詩4+23/4/3 22:57
誕生まると俳句023/4/3 19:59
アロマ系シリコン無し頭髪洗浄剤民二郎俳句123/4/3 19:51
薄汚い自称詩人花形新次自由詩223/4/3 19:24
弥生尽るー俳句323/4/3 18:23
LOVELESSミナト 螢自由詩1+23/4/3 18:21
とつおいつあらい自由詩2*23/4/3 17:07
宇宙の秒針2ひだかたけし自由詩7*23/4/3 17:04
高架鉄道リリー自由詩6+*23/4/3 12:15
今日の命ひだかたけし自由詩5*23/4/3 11:39
※五行歌「役目という命」こしごえ自由詩3*23/4/3 9:30
窓の灯葉leaf自由詩223/4/3 3:52
RAIN SONG。田中宏輔自由詩15*23/4/3 0:28
ロボットさん墨晶自由詩1*23/4/2 23:35
リアルひだかたけし自由詩3*23/4/2 20:25
原君XIAO自由詩5*23/4/2 19:08
日曜日は、春だった。空丸自由詩823/4/2 18:28
白椿リリー自由詩8*23/4/2 17:43

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加筆訂正:
パルティータ/るー[23/4/3 18:27]
二句目を直しました
6.79sec.