お嬢様言葉を使うお嬢様
ひとごとのひとことことり ひとりごと
球体と雫が崩し解いた雪
きゅーたいとしずくがくずしといたゆき
サラリーマン川柳を書くサラリーマン
...
待っていたのは太陽光線を浴び始めた雪の結晶だった
億千の結晶の乱反射が
きら きら、きらと
生き物のように動きながら
わたしひとりの岳人のために
おびただしくひかりは踊っていた
駆り立 ...
わたしがまだ幸せの形をしていた頃、恋人と暮らしていた
春の夕暮れの匂いのする水槽の底で、わちゃわちゃと低砂をつつくコリドラスの口許にある二対のヒゲのように仲良く暮らしていた
彼は時おり水面から顔を ...
仮寓の蝸牛には
やり残したことがいっぱいあるのだが
奇遇という気球に乗って
無音の空の旅をしてみたかった
修羅場という修羅場がなくて
絵になる風景も知らずに
雑踏に紛れて遺伝子 ...
ツンツンとした妻ですがガラスのハートです
二夜連続のシチューを頂きます
つかれで指が痙攣している
落ちつけば静かなふたりの冬で
読む本もなくて断捨離は成功しました
風呂あ ...
気怠い声を
突き刺さる声を
遥かな地平に放ち
失われた故郷からの応答を待つ
懐かしい高曇りの大気の匂いに誘われ
剥き出される異邦の孤独が
両手を広げ帰っていく場所
振り絞るように ...
関西地方では
オ"ピー"コロン株
と放送されるらしい
所謂放送禁止用語だ
しかし、例によって
政見放送だけは
何を言っても大丈夫なので
コロナ問題に関しては
泡沫候 ...
エインスベルらの旅は、すでに四分の三の過程を終えていた。
周りは依然として、鬱蒼とした森の中である。
そこで、アイソニアの騎士が口を開いた。
「ここまでの旅は穏やかだったな。ワイバーンやドラゴン ...
エインスベルたちがその旅を始めてから、すでに五日の時が経っていた。
ファシブルへの道のりは、まだ半ばである。
というのは、ユーラディアの谷はうねうねと蛇行しており、
中には道なき道、という場所も ...
「今夜、付き合ってくれない?」
それ程
親しい関係じゃ無かった
けれど
それが最初の切っ掛けだった
カウンターに両肘を着いて
トロンとした眼差しを向けて
グラスを傾けながら
...
時は傷
風は闇
虚空に揺れる鞦韆
水の衣装の傾きをたどる手から
こぼれるやわらかい音符
三日月の尖端から滴る
蜜
( ( ((波 ...
酔いどれ身 不安な空を始動する
そら踊れ 素知らぬ顔で諳んじて
{ルビ白=しら}ソファー見れど知らんぞファミレスなど
そして空見ればどれもが霙みたい
今は、
検査は機械が
精密にしてくれる
が
検査結果の説明は
医者である
ここに医者の人格があらわれる
「患者一人一人の立場に立って
ていねいに分かりやすく説明してくれるかどうか」であ ...
「かかったらかかったで
その時に考えましょうよ」
いちいち不安がっていては
心が持ちません
感染拡大のテレビは
見すぎないように気をつけましょう
不安も拡大していきます
「正しく恐れる」 ...
曇天の懐かしい朝であるなぁ
妻怒るとしてかわいらしい
虚子の句を読み眼前のもの皆詩のたね
ため息のなかに沈みこんでゆく
古い歌を口ずさみ懐かしい島
暖房効いている 眠 ...
僕は無を感じ取る
僕は窓の外を見て 立っていることで
僕は一本のタバコの煙を吐き出そうとしていることで
僕は冬の布団に潜り込むときに
僕は寂しげな音楽を思い浮かべている
近くには寄ってはダメかもしれないよ好きになりそう責任とれるの?
うつ伏せで君が出てゆく音を聴く仕事に行くその背中はみない
まるで犬みたいだと思うなよでもね一緒に散歩は行 ...
大丈夫と云いつつ心穴あきっぱなし
絶望しつつ温かいシチューいただきます
百均で手袋買ってほんと良かった
癒えない傷の馬鹿になってゆく
さびしみ互い傷を抱えあっても夫婦
...
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく
残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る
(人生の椅子は失われ
...
朝市で良いものばかり見つけ買う買いたい気分にさせる話術
晴れと聞き朝目が覚めて雨だった楽しみだった遠足中止
ランドセル様々な色揃ってる三十年前黒と赤しかない
初夏の風暑すぎず今過ごし ...
ユーラディアの谷には、鬱蒼とした樹々が繁っていた。
もちろん、その道は昼間でも薄暗い。こんな道を通るのは、
人に見られてはまずい物を運ぶような、商人だけである。
その道すがら、エインスベルは様々 ...
クールラントの王宮で、戦士エイソスの祝賀会が開かれていた、
まさにその時、エインスベルらは復讐の旅へと出立していた。
エインスベルらの集団は、オークの傭兵が20名、そして人間が10名、
総勢30 ...
二〇一九年三月一日 「考察」
同じ密度で拡散していく。
二〇一九年三月二日 「箴言」
仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
...
若く美しいモデルもまた画家をみつめている
背景は色彩を分割する役割しか与えられず
一つの静物も足されない
窓からの景色はいつまでもあらわれることなく
...
たかがなんて言ってくれるな
そんな精悍な横顔で
辛辣な眼差しを向けてくれる方が
まだこの心は救われる
いがみ合うことで
扉は少しでも開かれるだろうか
この居心地の悪い空間は
なににつなが ...
寒戻る猫が隣に来ない夜
早春の辛口ワインフルボトル
午後三時テーブルクロスに春届く
花明り君のバイクの通り道
春夕焼いつかは止まる砂時計
ブリ ...
猛烈な冬の寒波に見舞われた
はるか上空の雪雲のなかで
ひっそりと生まれたのは
ちいさなちいさな
六角柱の結晶たち
雪雲の中を風に吹かれて
上昇したり落下したりと
いろんな雪雲 ...
いつつけたかわからない傷口が急に、
息をするように濁濁とさせた
特に痛みは感じないのに
意識が揺らいでいくのを、当然のように身を任せて
宵闇に細君は竹林と透かして、
永遠の処女に咥え ...
きみまつとひまより漏れしさゆる月とはず語りの風の音かな
あたらしき年むかふるを言祝げば吉事しけやと小松かざさむ
あらたまの年ふるごとにうつれどもみづ砥く岩に月ぞやどれる
春あさき ...
言葉を尽くしていたい、死力を尽くしていたい、とても簡単なラップ調の聞きざわりのいいフレーズだ、ばかみたいだね、産湯にひたるような薄い感傷、何かにいつもいら立っている、どうやったって黎明、並べただけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流転
水宮うみ
川柳
1*
22/1/26 6:01
稜線
山人
自由詩
10*
22/1/26 5:26
コリドラス
ちぇりこ。
自由詩
4*
22/1/25 23:12
蝸牛のうた
マークアーモ...
自由詩
18*
22/1/25 21:28
自由律俳句 2022.01.25(火) 夕べ
田中恭平
俳句
4
22/1/25 20:29
声
ひだかたけし
自由詩
8
22/1/25 19:44
オメコロン株
花形新次
自由詩
1
22/1/25 19:34
復讐への旅路(四)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/25 17:57
復讐への旅路(三)
〃
自由詩
1*
22/1/25 17:56
思い出のフラれ女
板谷みきょう
自由詩
2*
22/1/25 14:08
揺 曳
塔野夏子
自由詩
5*
22/1/25 13:50
ソファー見れど
水宮うみ
川柳
1+*
22/1/25 13:42
心医
ホカチャン
自由詩
0
22/1/25 9:49
コロナ感染情報
〃
自由詩
2*
22/1/25 9:40
自由律俳句 2022.01.25(火)
田中恭平
俳句
0
22/1/25 7:51
冬のオーディオ
番田
自由詩
3
22/1/25 0:35
だからため息
秋葉竹
短歌
1
22/1/24 21:43
自由律俳句 2022.01.24(月) 夕べ
田中恭平
俳句
2
22/1/24 20:30
光の午後は渦巻いて
ひだかたけし
自由詩
10
22/1/24 19:50
朝市
夏川ゆう
短歌
3
22/1/24 18:38
復讐への旅路(二)
朧月夜
自由詩
1*
22/1/24 17:05
復讐への旅路(一)
〃
自由詩
1*
22/1/24 17:05
詩の日めくり 二〇一九年三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
22/1/24 13:19
裸婦
末下りょう
自由詩
8*
22/1/24 12:47
かげろうだったろうか
坂本瞳子
自由詩
2*
22/1/24 12:31
抒情文芸2021夏号179号投稿分
あお
俳句
2
22/1/24 7:27
雪のさだめ
st
自由詩
8
22/1/24 5:57
座礁
あらい
自由詩
2
22/1/24 0:10
冬哥
藤原絵理子
短歌
1
22/1/23 23:39
僕らは何にもなることができない
ねことら
自由詩
5
22/1/23 23:19
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
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457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
加筆訂正:
記号を嗅ぐ
/
ただのみきや
[22/1/24 9:29]
修正
4.5sec.