いいたくても

言えなかった言葉

心の中じゃ

100回だって言えるのに

いざとなると

喉の手前まできて

声にならなくなってしまう

伝えなきゃって思うのに

心を通わせる一歩手前で

目をふ ...
 くるおしいと泣きながら
 少女はおんなを殺した
 触れていたいと叫びながら
 汚した手を嫌った
 繰り返した言葉を呪い
 耳を塞いだ
 
 くるしいくるしいと心が軋んで
 去りゆく少 ...
{引用=ツキが、
ツキがいないから
ぼくは今日ここで
闇にとけるんだ。


わからないことは、
知っているつもり。
うそだけは、
吐いてもゴミにならない。
すてられない。
...
‘刃渡りを阻止する事が出来ません’
そう言うと彼は
右眼の中に頭を擡げ静かに鍵を剥がした

果たして可能であったのだろうか
彼が弄りと氷と明日を前にして
正しい選択をする事は

横切ろ ...
 俺は改札を離れて、家へと向かった。いや、正確には、改札を離れてから家に帰ってきた間の記憶が、すっぽりと抜けているのである。俺が何を考えて、どういう経路で帰ってきたのか、全く記憶にない。とにかく俺は家 ...  眠りが浅くなり、自然と目を覚ます。腕の中に誰も居ない事に気付き、息が詰まった。俺は布団を跳ね除けて飛び起き、リビングに通じるドアを思い切り開け放った。
「どうしたの?」
 果たして、そこに女 ...
赤い血が時々生命を忘れて凝固して俺の血管はサビついたプラントみたい、尖った先端が劣化したチューブを内側から削いでいくんだ、砂浜をサンダルであてもなく歩いているみたいな… ...  白く濁った煙が、窓の外へと流れ出ていくのを、じっと見ていた。下腹部をウェットティッシュで拭き終わった女は、俺の横で椅子に座り、マルボロライトに火をつけた。
「ねぇ、さっき何ていいかけたの?」
...
深くため息をついて
指の軋みを聞きながら
風に捲れ上がる白と黒の

立ち止まっている時間の
やけに霞んだ太陽は
昔日の色をして

薄闇の縁側で見る
あなたの横顔は
丁寧に折るシャツ ...
ラウラ・ニーダーゼッセンは非-自由を求め続けている。
そしてそれを実行している。
彼女はあるシュパールカッセ信用金庫頭取の秘書だ。
仕事から帰ると彼女は、必ず初めにやることがある。
部屋の隅に ...
「自由党をば飲ませたいオッペケペーオッペケペッポーペッポッポー」
「待てど暮らせど来ぬ人を」
「メケメケ バカヤロー  情なしのケチンボ」
「おしりかじりむし」



私は明治に生まれた ...
分からないわ
何度そう言われても
私には分からない

分からないわ
そんなに泣いて頼まれても
私には分からない

分からないわ
だって別れる理由なんて私にはないもの
分かりたくない ...
「♪・・・」
「何の歌?」
「秘密」
それが呪文であったかのように、貴方が現れたことがあったわ

「雫のリズムに合わせているみたい」
オルゴールのようにカタカタと哀しい
「これからもっと ...
大人になるということ



そうか

もう、君に会えないということなんだな
甘い息を吐いてあなたがわらう

雨をつれてくる雲が
窓ガラスからはみ出すほど

声と恋に似た響きで
名前の知らない鳥が
海のほうから逃げるように

今までが嘘だったとは
言いたくな ...
四年に一度の祭典 鮭投げ選手権
世界中の荒くれ者たちが一同に介して
鮭という鮭を片っ端から豪快に投げまくり
飛距離や芸術点を競うというこの大会は
第一回大会以来年々集客数を減らして
今年はと ...
ポケットの中にビスケットがひとつある
これを叩くと二枚に割れてラッキーだが
ポケットの中に入れたまま叩き割るという方法は
ポケット内にビスケット屑が散らばるという難点があり
また均一な大きさに ...
私は学習塾を経営する44歳の独身男性です
先日、気心の知れた友人たちとの酒の席で
酔いに任せて自分の性癖を暴露したところ
その日以来友人たちとは連絡がとれなくなり
町内でも様々の蔑ろに遭うこと ...
責任は重大だが
昼寝
二度寝
全て終わらせた時には
あなたの匂いがいい

香水の名前に興味なんかないから

何度も迎えた朝焼けと
選べなかったリボンの夢
解けていくよりも絡まりながら

あたしいつの間にか裸足にな ...
「賤吏を甘んずるを
潔しとしなかった」


どうしても
納得がいかない
自らを前提と考えていたから

想像を超えた世界は
悔しくて苦しくて
このままいくといつかきっと
虎になってしまいそうで
いつ ...
曇り空のしたで花は

晴れているときよりも

色を立てている

匂いも溶けだしている

晴れているほうが

よいことになっているけれど

晴れだけでは

人生の春秋が富むこ ...
今は遠い貴女へ



身も心も離れた今でさえも
魂だけは
夜毎、貴女へと帰りたがって僕を離れて行くのです
僕を見捨てて貴女へと帰って行くのです


今夜もまた
僕は、魂の脱け殻となり
それでも貴女 ...
生きるほどに
すり減ってゆくとしても
僕は原石のままでありたい

たとえ自分の中に
トパアズやエメラルドみたいな
そんなきれいなものが隠れていても
僕は原石でありたい

たとえいびつ ...
Hey, Let it go!
夢の国へ
DCT
好きなあの娘と一緒

ソウメンが伸びちゃうよ
甘いとうもろこし
美味しい新種のみかん
ウメの塩漬け

おばちゃんに追われて
逃げ ...
乾いた指先は死の前触れ 曲がった爪が擦れる音は最後の扉が閉じる音
何故こちら側が地獄なの 内側が表だと信じていたの
息を止め耳を塞いでもひび割れた錯乱が体中を食い荒らす
私はもう限られてしまった ...
薄暗いクラゲのランプの中で
向かい合う僕ら

口の外に投げ出した落とし穴に
僕は嬉々として自ら落ちた

パフェエを食らう君のまつげが
パリンと跳ねて
雲のような肌に浮かぶ唇のふくらみが ...
悲哀の音色と光の乱舞が
互いを完全に打ち消しあって
零れ落ちた沈黙に
回転木馬の夜がくる


めぐり、とまる
とまり、めぐる


繰り返されてきた物語はその結末 ...
嘘を3枚出して
幸福を200g買って
涙のおつりを受け取った

涙のおつりを出して
愛を2個買って
嘘のレシートを捻り潰した

綺麗事を繰り出して
涙のおつりを買おうとしたら
...
君はいつも
留守勝ちで
玄関には貼り紙
「ただいま外出中
直ぐ戻ります」
いつまでも経っても
帰らない
温泉に行ったのだろうか
それとも
見知らぬ土地へ
しりこだまを抜きに行ったの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
キャッチボールモコ自由詩309/6/21 0:56
湖月自由詩209/6/21 0:45
指先ゆうと自由詩2*09/6/21 0:44
記 b井岡護自由詩1*09/6/21 0:35
面接(16)虹村 凌散文(批評...109/6/21 0:33
面接(15)散文(批評...109/6/21 0:32
今日が天気かどうかなんて本当はどうでもいいんだホロウ・シカ...自由詩3*09/6/21 0:32
面接(14)虹村 凌散文(批評...109/6/21 0:31
なし及川三貴自由詩109/6/21 0:17
panopticonケンディ散文(批評...0*09/6/20 23:40
「権利幸福嫌いな人に」榊 慧自由詩409/6/20 23:38
分からないわ友子自由詩109/6/20 22:54
ペシミスト蝶澤自由詩209/6/20 22:48
大人になるということ自由詩0*09/6/20 22:36
夕立ち瀬崎 虎彦自由詩109/6/20 21:48
鮭投げ選手権セガール、ご...自由詩309/6/20 21:08
思ったこと自由詩209/6/20 21:00
肺魚になりたい自由詩309/6/20 20:52
世界の果てとしての私吉岡孝次自由詩209/6/20 20:37
Sleeping beautymsz自由詩009/6/20 19:08
歳月記モコ自由詩0*09/6/20 17:41
変換吉岡ペペロ自由詩209/6/20 17:25
慟哭遊佐自由詩6*09/6/20 16:34
「原石」ベンジャミン自由詩6*09/6/20 14:44
Hey what are you doing?ペポパンプ自由詩3*09/6/20 14:33
優しい声kiri自由詩209/6/20 14:17
エロティック接近みぞるる自由詩1*09/6/20 13:36
回転木馬夏嶋 真子携帯写真+...19*09/6/20 10:20
お買物 (改)nonya自由詩6*09/6/20 9:50
河童フクスケ自由詩109/6/20 9:35

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